この名前を聞いてなじみはないかもしれませんが、日本では「豚の角煮」で親しまれています。この「東坡肉」の発祥地は杭州、もちろん杭州の名物料理の代表格です。 今から1000年前の北宋の時代、当時杭州の地方官史だった蘇東坡(ソトウバ)が客人を招致するために大鍋に水を入れ豚肉の塊をつけていました。その後、書き物に夢中になった彼は何と3日3晩肉をつけっぱなしにしてしまいました。4日目に、気がついた肉は水を含んでパンパンに、一度は捨てようと思いましたがもったいなくて、調味料を入れて煮込んだところ、余分な油が抜けた豚肉はおいしい煮込み料理になっていたのです。 この料理は客人にも大好評で、次第に町中で評判になり、蘇東坡は作り方をみんなに伝えました。そこでこの料理は彼の名前にちなんで「東坡肉」と名づけられ、今も中国ではもちろん、名前は変わりますが日本でも親しまれる料理になったというわけです。
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