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[579]人民元はどうするか 投稿者:KEI

投稿日:2010年08月21日 (土) 15時20分



中国共産党の内部で「孔子」の肖像を据えた五百元札(日本円換算約6400円)の発行が検討されている、と知り合いの中国人エコノミストから聞いた。
現行の人民元札の「顔」は一元札から百元札にいたるまで、毛沢東である。国内より海外で重宝される高額の札には、国際的に残忍な独裁者のイメージがつきまとう毛沢東より世界的に尊敬されている聖人君子を前面に掲げ、人民元を世界に普及させるもくろみだ。そのからくりは何か。

 教科書流に言えば、通貨の国際化とは、為替市場の変動と大量の資本の流出入の双方を自由にすることが前提条件になる。
ところが、中国は通貨も資本も、がんじがらめに管理する制度を堅持している。

 国際化の好機を提供したのは、2008年9月の「リーマン・ショック」である。以来、中国は人民元をドルにくぎ付けにし、市場介入によって強制的に固定してきた。
同時に、人民元を貿易などの決済通貨として国際的に浸透させる政策に本腰を入れてきた。
そのためブラジル、韓国、ロシアと通貨交換協定を結んで人民元を相手国に供給したり、国有商業銀行をアジア地域に進出させ、人民元を融通している。
中国企業と人民元建てのビジネス決済に踏み切る日本や韓国の企業も、相次いでいる。

 米国議会の反発を受けて6月下旬、人民元相場の「弾力化」に踏み切った中国だが、その変動許容幅は極めて小さく、人民元は基軸通貨ドルに対し超安定の状態を続けている。
人為的な操作とはいえ、安定した通貨は企業にとって為替変動リスクを回避できるメリットがある。外部からの直接投資は安定し、輸出競争力も維持できる。その中国のやり方をみて、他の主要貿易国も追随してくる。(中略)

それだけではない。中国は国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)に人民元を組み込むよう協議中だ。
SDRとはドル、ユーロ、英ポンド、日本円の「4大国際通貨」を合成した通貨バスケットで、その中に追加されると人民元は世界各国の支払い準備用通貨として認知されたことになる。

 人民元のマネー総量(金融用語では現預金の合計額『M2』と定義される)は4年間で2倍以上も増え続けており、すでに米国を約100兆円も超え、世界一の規模である。

 人民元が国際通貨になれば、ドルや円に替えなくてもよい。人民元パワーは海外でも全開になるわけで、東京・秋葉原での買い物どころの騒ぎではない。不動産や株式、企業買収に加速がかかるだろう。
何よりも中国の国有企業が人民元によって直接、石油をはじめとする資源を購入する道も開け、米国の監視の網が張り巡らされるドルに頼らなくても済むようになる。






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