投稿日:2011年01月05日 (水) 00時32分
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2011年の新春“初夢”重大ニュース!!
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 平成23年 昭和86年 大正100年 春
2011年の大予測(新春“初夢”)をお届けします。重大ニュースです。基本的に、ビッグイベントが目白押しの2012年に対し、2011年は面白みに欠けます。
しかし、すべて一寸先はヤミ! 平穏な年が予想されているとはいえ、何が飛び出すか、分かりません。細心の注意が必要です。
超円高のあと、超円安に! 円相場は瞬間的に、1995年4月19日の高値(1ドル=79円75銭)を突破するでしょう。 この結果、円売りポジションは全滅、中小のFX業者の経営破たんが相次ぎます。 だが、この局面では財務省・日銀が円売り・ドル買い介入を断行、日銀は資産買い取り基金(5兆円)の増額(10兆円程度に)を決断します。
超円高の背景はユーロ不安に加え、中国・人民元の切り上げ、新興国の資本流入規制などを受けてのリスク選好の低下でしたが、3月中旬にはこの流れが一変、当局の円高阻止に対する強い姿勢と相まって、その後は円安に振れます。
年後半は円の独歩安です。
1ドル=100円超の円安が出現するでしょう。
原油価格が100ドル台乗せ! 原油価格(WTI)は新興国を中心とする旺盛な需要と供給面のネック(産油国の民族主義の高まり→開発資金の不足、イージーオイルの枯渇、海底油田の急増→コストの上昇)が重なってジリジリと値上がりし、WTIは1バーレル=100ドルの大台に乗せ、110〜120ドルの高値を示現するでしょう。
2010年は金が主役でしたが、2011年の主役は原油です。
民主党分裂&政界再編! 国会は大荒れとなります。 ハプニング的な衆院の解散・総選挙があり、民主党は惨敗、分裂します。
ただ、政局の混迷は政界再編の引き金となるでしょう。
民主党の右派と自民党が連立を組み、そこに公明党が加わり、「挙国一致政権」が誕生します。
1989年以来の衆参ねじれ現象は解消されます。 これによって、「失われた20年」の克服に向けての施策(法人税の引き下げ、TPP、FTA協定、加盟交渉の加速、円高是正)が次々と打ち出され、これを好感し、株価は大幅高になるでしょう。 年末の日経平均株価は1万4000円台に乗せます。
日本株復活の第1歩です。
欧州財政危機がスペインに波及! “ドミノ倒し”的な欧州財政危機がギリシア、アイルランド、ポルトガルに続いてスペインに波及、リーマン・ショック以上の衝撃が世界の金融マーケットを襲います。
なにしろ、スペインのGDPは1兆4600億ドルと、前述3カ国のGDP(約7800億ドル)の2倍近くあるのです。
スペインの救済には1兆700億ユーロが必要です。
欧州金融安定化基金(7500億ユーロ)ではとても足りません。
しかし、常にパニックは政策の母!です。
最終的にはドイツ、フランスが追加支援を決め、アメリカ、日本、中国、さらにはイギリス、スイスなどもスペイン国債の買い入れに踏み切ります。 この結果、ユーロ不安は沈静化に向かいます。
このほか、朝鮮半島での南北軍事衝突、中台(国民党と中国共産党)“合作”、アメリカ同時多発テロ10周年(新たなテロ攻撃?)などがビッグニュースになるでしょう。
さらに、スケジュール的には地上波デジタル放送完全移行(7月)、九州新幹線全通開通(3月)、FX取引証拠金倍率が25倍以内に(8月)、東京スカイツリーが竣工(12月)などが注目材料です。
一方、個別企業ではマルハニチロが和歌山にクロマグロ養殖施設開業、エルピーダメモリが台湾の株式市場に上場、任天堂が「3DS」を発売、アップルがiPod2発売、B787機が全日空に引き渡し、双日が豪州でレアアースの生産開始(ライナス社)、国際石油開発が豪イクシス開発に2兆円を投資、富山化学が画期的なインフルエンザ薬を開発―などが関心を集めるでしょう。
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