| カオスドラマZ |
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[155870]
「 コーディ「……(はぁ~、と大きくため息をつきながら、眼を伏せて帽子を深々と被りなおす)人間の本質、感情という媒体を通じて形成される基盤の変化は老若に関わらず訪れるもんだ。方向性に疑念を抱くが故に、その根源が一体何を示すのかを解読していく行為は……理に適っちゃいるけど……まぁいいか。いいよ、取り繕うつもりはないから、全部応えてやるよ(そういいつつ、口元にカップを近づけ、一つ口に含んだ) 」
[155869]「 オセ「……なので、あなたの人柄を測らせていただきたいと思いましてね。なに、簡単な質問にお答えいただくだけです。……よろしいか?(再び両肘をテーブルにつき、ゆっくりと手を組みながら) 」
[155868]「 オセ「…………詳しくはお話できませんが、……そうですね。(仮面の奥の視線が微かに揺れ、コーディを正面から見据える)……最近の閉宮先生の行動には、些かの懸念を抱いております。彼女は元来、あのように頻繁に外出を繰り返す方ではありませんでした。ましてや、外部の人間を部屋に招くなどと。……私は考えました。あなたが……閉宮先生に、何らかの”変化”をもたらした可能性を。……それも、望ましくない形でのね(硬質な声音で突きつけるように言い、手元のグラスの縁を指でなぞる) 」
[155867]「 コーディ「ま、ママオプションね……そうね……いいよね……(クッソ乾いた返事) ……そらまた随分な厚遇ですな。まぁ他職員さんにどうこう思われるのもなんだから、その認識が通ってくれるのは助かるよ。ガキんちょ共とも遊べるし……んで、もう一つは?きっと、そっちが本命なんだろ。聞かせてくれよ(先までの雰囲気を払拭するべく、声のトーンを落として真面目な視線を彼に送る) 」
[155866]「 オセ「ええ、まあ場所はどこでも良かったのですが……最近はこのお店が気になっていたのでね。ママオプションが特にイイ。良い機会でした。呼び出した理由については2つ―――……まずひとつめ。コーディさん。あなたは閉宮先生より、大切なご友人であると伺っております。それゆえ当施設への一時的な出入りについて、管理責任者として特例的な許可を与えようと思いまして。 」
[155865]「 カチャリ「萌え萌え♡ご主人さまの愛情オムらいす♡を2つですね~。はぁ~いかしこまりましたっ♡ 少々お待ち下さいませご主人さま~!(っしゃ!!やっと注文取れた!こんな席さっさと離れるに限る!!ばいばーい!!!)(ササーッ2人の席から離れていく) 」
[155864]「 コーディ「(乃々愛さんの伝手って時点で結構心配だな。つーかやっぱりまたこんなんだったわ。こんなん。面白いけどこえーよこの集団) 」
[155863]「 コーディ「……それをもう一つお願いします……(一緒に食うと言った手前、白目を剥きつつも注文する) ――……あ~……いや、連絡手段であることには変わりないんだ。知り合いの伝手で集まるなんてザラだったので、気にしないで欲しい(最早敬語は解け、ほぼほぼ自然体の口調でオセに返答する)だけど一体なんだってんだ。こんなところに呼び出して……別に依頼ってわけじゃないだろ?(腕を組んで怪訝そうな目元を残し、口をとがらせる) 」
[155862]「 オセ「―――さて……今日は急な呼び出しにも関わらず応じてくださり、誠に感謝する。そして閉宮先生を通じて勝手にあなたの連絡先を入手した非礼も、ここに謝罪しておきます 」
[155861]「 オセ「ふむ………コーディさんがそう言うのであれば、そろそろ決断するとしよう……そこの赤髪のママ。この萌え萌え♡ご主人さまの愛情オムらいす♡を。まったく世話の焼ける……ママをなんだと思っているのか。コーディさんもそう思うだろう(?) 」
[155860]「 カチャリ「あははぁ~……仮面のご主人様はシャイなんですねぇ~…………ほなさっさとお選びやがりくださいませご主人様方ぁ~……!!(心底だるそうに) 」
[155859]「 コーディ「す、すいません店員さん!!あはは!まだ決めるの躊躇しちゃっているみたいで!!ははは!!! お、おい、早く決めてくれよ!俺も叫びたくて叫んでる訳と違うんだよ!ここがどういうカフェなのかわからねぇけど、良さげなの頼めって。俺も一緒に食うから!(小声。だが、声量とは裏腹にそのツッコミに重きを置いた声色は近くで聞く分にはうるさかった) 」
[155858]「 コーディ「思わねーよ!!!! 」
[155857]「 オセ「――――遅いッッッッッ!!!!!(爆音)店を予約したときに言ったはずだ、”ママオプションをつける”と!ママならば我々を甲斐甲斐しく世話するべきだろう! 注文を取りに来るなど基本中の基本なのだぞ、コーディさんもそう思うだろう!!(突然のバチギレ。そしてコーディの全力の叫びをフル無視した無茶振りをする) 」
[155856]「 カチャリ「あ、あの~ご主人様ぁ~~……? いい加減にご注文を―――(コーディとオセが座る席へ歩み、にっこりと営業スマイルで話しかけ……) 」
[155855]「 カチャリ「………………ビクッ!(汗汗汗)(コーディの騒音に肩をびくつかせる、とある悪の組織の参謀。慢性的な金欠のために、メイドカフェでも働いていた)(なんなのあの席~~……!? メイドカフェであんな重い空気出せるの何なの~~……!? あの銀髪ハットは……まだ良い! うっさいけどコーヒー注文したから! 問題はあの鉄仮面野郎よ……はよ注文しろっつーの……!!)…………ああもう、こっちから行くしかないわね……! 」
[155854]「 コーディ「んだよここは!メイドカフェってどゆこと!?!?ちょっと、マネージャーさん居る?お話したんですけど!!!(対面で鎮座するオセとは裏腹に、騒がしい程に大きく口を開けて身を揺るがしていた) 」
[155853]「 コーディ「(その儀式の中、目を伏せ、安らかそうな表情でコーヒーを堪能していた。香りと味に満足が云ったのか、手元からカップを下ろし、オセへと視線を向ける)…………いや、おかしいだろ(ぐにゃ~~~~っと音を奏でるように表情が一気に崩れる) 」
[155852]「 ――――……(コトリとカップが音を立て、その人物の小さな吐息が一つ宙を舞う。その空気はさながら、静謐を守るための儀式のようであった) 」
[155851]「 オセ「――――――――――…………。(無言。両肘をテーブルにつき、仮面越しの口元で手を組んでじっ…………と無言を貫いている。相対する人物との同席してから、すでに5分は無言のまま過ごしていた) 」
[155850]「 ――― 数日後、とあるメイドカフェ(!?) ――― 」
[155849]「 コーディ「……(ペコリと会釈をしながら、片手を胸当たりまであげて挨拶を済ます。そうしてやり取りを終えようと振り向き、コツコツと足音を鳴らしながら指示通り廊下を歩み抜けた)ただの保育施設の人間が、あんな武装と装備するわけねぇよな~……(ヘッと口を曲げた笑みを浮かべ、考え過ぎか、とため息をついて施設をあとにした) 」
[155848]「 オセ「……さて、長く引き止めてしまいましたね(静かに一歩、後ろへ身を引く)出口はそこの廊下を右へ。そのまま進んでいただければ外へ出られます。気をつけてお帰りください。……良き夜を(目線のみで礼を払い、そのまま外套を翻して廊下の奥へ歩いていった) 」
[155847]「 オセ「(弔い事務所……フィクサー? 耳慣れぬ言葉だ。しかし、教主代理(乃々愛)が……個人を招いただと……? 一体どのような意図で……)(興味深げにコーディを見つめていた)お褒めの言葉、痛み入ります。穢れなき無垢を守り、律をもって正しき選択へ導くことこそが我々の務めですので。もしそのような日が訪れれば、その時はぜひ当施設へ。心よりお待ちしております 」
[155846]「 コーディ「弔い事務所フィクサー、コーディです。超絶ベテランフィクサーです(嘘)……園長先生でしたか……(義体じゃねぇな。特異点でもない仮面。だがなんだ……底知れない違和感……)いい施設ですね。子供達が無垢にも笑顔で掛け合っている。自身に家族が居たら、きっと此方に信頼と共に子を預けるでしょう(ベタベタな誉め言葉を有しながら、自身も握っていた力を緩め、外套の中へと腕を収める) 」
[155845]「 オセ「…………。(表情が窺い知れない仮面の奥から冷えた視線でコーディを見つめ、無言の間が流れるが……)……閉宮先生の、ご友人でしたか(『構え』を解き、張り詰めていた空気が緩む)少々早まりました。何分、規律は守らねばなりませんので。ご無礼を(姿勢を正しながら低く言い、頭は下げないが謝意を告げた)しかし、職員の知己とはいえ部外者は部外者。失礼ながら、お名前だけでもお聞かせ願いたい。私はこの施設《ゆりかごの家》の管理責任者、オセ・マリスと申します。園長先生ですね 」
[155844]「 コーディ「こんにちは(軽めに挨拶を施しながら、手元の鞄に掛けた指に力を僅かに加える)閉宮さんという職員の方からのご厚意でお部屋に招待いただきました。契約や視察といった団体の人間ではないですよ。無論、争う選択肢も持ち合わせておりませんが(そうして鞄を持たない手を横に広げ、外套の中に何もないことを見せるように広げる) 」
[155843]「 コーディ「…………(金色おしゃぶり…………ぜってーこいつだろ…………) 」
[155842]「 コーディ「――……ん?(見上げた視線は、男を視界に納めていなかった。それ故に、声を掛けられた瞬間視線を水平に落とし、ゆったりとした動作で首だけで振り返る) 」
[155841]「 オセ「―――コツ(靴音の主は仮面の男だった。黄金色の意匠が縫い込まれた漆黒の外套をはためかせ、コーディとすれ違い―――)―――止まりなさい。(直後、半身だけ振り返りコーディの背に言を投げかける)この区画は職員以外の立ち入りが禁じられている。どういった用件でここに居るのか、お聞かせ願いたい。(チャキ、と微かに金属の擦れる音。ある程度の戦闘勘を養っている者には分かる、得物に手がかかったと勘づけるほどの気配が走った) 」
[155840]「 コツ、コツ、コツ―――(コーディが歩む向かい側から足音が響く) 」
[155839]「 コーディ「超至近距離からの声……他者に委ねる耳かき……(ゆりかごの家、その職員居住区通路の中、足音を立てずに器用に歩きながら自身の耳元を擦る)普段はコレ(イヤホンマイク)つけてっから耳の閉塞感とかは慣れたもんだったけど、あれは……腰に来るな……乃々愛さん子供にもあれやってんのか……?だとしたら目覚めちまうぞ、何かに……(「あれよかったな~」と言うような、少し蕩けた表情で天井を見上げながら、歩幅を緩めずに廊下を歩み続ける) 」
[155838]「 ――― 3分後 ゆりかごの家・職員居住区 ――― 」
[155837]「 乃々愛「―――……壊れてしまったかしら。(自嘲的に零した後悔が、虚ろな笑みとともに暗がりに溶けた) 」
[155836]「 吐き気がしました。 」
[155835]「 それが、永遠に曇ってしまうと。 」
[155834]「 しかし、過ってしまったのです。あの眩しい光を閉じ込めたら、きっと二度とその輝きには戻れなくなると。 」
[155833]「 私はいつの日か、この選択を必ず後悔するでしょう。また愚かに、惜しげもなく、爪を噛みながら『あの時、こうしていれば良かった』と。 」
[155832]「 鍵を、抜くことができました。彼の自我を、檻に入れておくことができました。けれど、そうはしませんでした。 」
[155831]「 乃々愛「はい、もちろんです♡ 次も乃々愛が勝って、またた~~~~っぷりお耳掃除してあげますから♡(きゅるん☆と効果音が鳴りそうなウィンクをコーディに投げかけ) こちらこそありがとうございました、帰り道お気をつけてくださいね。またお会いしましょう♡(コーディを見送る)…………。 」