カオスドラマZ |
[ Chaos Drama wiki ]
[ It's Rule ]
[ Back home ]
[154245]
「 語り部「あなたは、彼女の遺志を継ぐつもりなのですか? この世界は霧に包まれています。濃霧は随分と前からこの世界を包み、妄者たちを生み出しました。 あなたが、霧を払う炎を灯したいのなら……そこの篝火は、役に立つでしょう 」
[154244]「 名も無き剣士「…………………(自分のせいだ、と語る。情けない気分だ。自分は生かされただけ。……だけれど、生かされたことには意味があると信じたいと) 」
[154243]「 心折れた剣士「……はぁ……そうか、騎士王サマはくたばったかぁ……心折れそうにない奴だったんだが……その緑瓶も、もしかして騎士王サマのかい?そいつは役に立つぞ…… 」
[154242]「 コルベット「────ピク(アルトリアが死んだことを耳にし一瞬反応、それは悲しみとは違う……)ケッ! いくら強いからって、ひとりで無茶しやがるからだ! 前から気に入らなかったんだよあの女は……本当に……バカが(バツが悪そうにしながらまた酒をかっくらう) 」
[154241]「 語り部「…………(老婆が会話に入って来たことに視線を少し送りながらも、再び名も無き剣士を見つめ)……そうですか。アルトリア様はもう帰りませんか。……アルトリア様は勇敢で素晴らしい騎士でした。火を灯そうとする勇気ある、選ばれし不死の一人でした。わざわざ彼女の治める国から、この霧に覆われた国にはるばると。そのアルトリア様が貴方を生かした。それは間違いないのですね 」
[154240]「 名も無き剣士「…………(こういう時は、心中を隠さないものだろう。彼は話した。自分の身に何が起きたのか) 」
[154239]「 躯纏う老婆「ヒッヒッヒ、下手な妄者より「らしい」ババアが住み着いちまっとるがのう。(会話を聞きつけて一足早くこちらに腰を落ち着けていた老婆が姿を表す。天狗のような鼻、ひしゃげた顎、金や銀が混じった歯。何かの動物の骨を首飾りや杖、顔を覆うローブに身に付けたいかにもといった風貌) ――――(名もなき剣士の様子を見、首を横に振って丸太に腰掛ける)そうかい。一層寂しくなるねェ 」
[154238]「 語り部「どうされましたか? 」
[154237]「 名も無き剣士「………………………(篝火、妄者の寄り付かない安全地帯。それに、「寄る辺の跡」という名前はアルトリアも言っていた。自分は、無事そこに辿り着けたようだ。しかし……) 」
[154236]「 語り部「あそこに見える篝火を拠り所に出来るのもあって、ここには多くの人々が集まります。特に……使命や目的を持った不死人が、多く 」
[154235]「 語り部「先も言いました通り、ここは『寄る辺の跡』と言います。かつては、多くの人々で賑わった、少し古い宿舎がありました。……今はこの通りですが、その時の名残なのか、ここには妄者が寄り付きません 」
[154234]「 名も無き剣士「……………(気が抜けるような集まりだ。問うべきことは沢山ある。ここはどこだ?と、彼は問いかけた) 」
[154233]「 ガサツな騎士→コルベット「おいテメェ!勝手に人の名前をバラすんじゃねえ!!(ソーラムに怒鳴りつつ)……あー、クソ。調子狂う奴がもう一人増えやがったクソ! 」
[154232]「 少女「あれ?新人さんですか!(トトトと走ってきて)初めまして! わたし、ソーラムと言います!こちらはコルベットさん。ちょっとガサツですけど、基本的にはいい人ですよ!(青髪サイドテールの元気な少女は他のメンツとは違いかなり友好的な微笑みをたたえながら自己紹介する) 」
[154231]「 名も無き剣士「…………(素直に剣を降ろす。敵でないのなら、わざわざ殺す意味もないだろう。話を聞こう) 」
[154230]「 ガサツな騎士「ふん、お前に名乗る名前なんてねえ!(ふんぞり返るように睨みつけていたが) 」
[154229]「 ???→心折れた剣士「えぇ……そこで俺たちに振るかよ。俺は……俺はもういいんだ。そこのそいつと違って追い剥ぎとかする気力もねえ。出来る事と言えば……話し相手くらいで……(何処か名も無き剣士の着ている鎧に似ているが、顔の露出した鎧を着た男が、自嘲するように笑う) 」
[154228]「 ――― 寄る辺の跡 ――― 」
[154227]「 ???→語り部「私はこの『寄る辺の跡』の案内人……『語り部』とでもお呼びください(名乗った彼女は柔らかに微笑む)……彼らは…… 」
[154226]「 ???「……失礼。身構えなくて構いません。お待ちしておりました(静かにお辞儀をする。透き通るような印象を受ける少女。ゆっくりと名も無き剣士に近づき、抑えてその剣を降ろさせる) 」
[154225]「 ガサツな騎士「ゲッ!!(名も無き剣士が起き上がるのを見て飛びのき)お、俺のせいってかあ!? おいおい、待て待て待て、待てってオイ。そんな身構えなさんなってへへへ冗談キツイぜ(焦ったように名も無き剣士をなだめつつ) 」
[154224]「 名も無き剣士「…………(物騒な台詞が聞こえた気がする。咄嗟に、握っていた剣を構え直し) 」
[154223]「 ???「とか言ってるうちに起きちまったぞ……お前が物騒なこと言ったからじゃないのか(気だるげに、ガサツな騎士へ) 」
[154222]「 名も無き剣士「ッ!!(周りの声が、ようやく鮮明に聞こえる。意識を取り戻して飛び起きる。目覚めると、そこは……何かの跡、廃墟のようで……それでいてなぜか安らぐ、不思議な場所。その中心には、篝火があった) 」
[154221]「 ガサツな騎士「おいおい、いいのか? それよりよぉ!こんだけ頭数がいるんだ。ここでボコボコにして身包みはいじまおうぜ。大丈夫だ。どうせろくでなしだよ。ひっひっひっ。 」
[154220]「 ???「…………彼が起きるようですよ。 」
[154219]「 ???「……あの騎士王サマが死んで戻って来るってんなら、それはそれで笑ってやったんだが 」
[154218]「 ???「…………確かに、アルトリア様は帰ってきていません。砦跡に向かったのなら、今頃形はどうあれ帰ってきてもおかしくはないのですが 」
[154217]「 ???「……彼もここまで来れた貴重な不死です。選ばれし者と呼ぶに相応しい人間なのは間違いないでしょう。丁重に扱って差し上げたいのですが(それをあまり好意的に思っていないガサツな騎士ともう一人を手で制止し、『それ』を抱き起そうとする)……炎と龍をあしらった鎧…… 」
[154216]「 ???「……新入り?どこのどいつだよ。てかそっち、騎士王サマが行ってた砦跡の方じゃないのか。……また面倒が増えやしないか? 」
[154215]「 ガサツな騎士「おい、何してんだ(酒を片手に???の背後からやってきて)────へっ! まぁた邪魔者が増えやがったのか?(終始不貞腐れたような態度で酒を呷り、足先で『それ』を小突く) 」
[154214]「 ???「また一人、落ちてきたようですね。使命を背負った不死が、また一人……(鈍い音を立てて落ちてきたそれに、野次馬が集まって来る。と言っても、人数は少ない。三、四人ほどの人影が、乱暴に降りて来た彼を見下ろす) 」
[154213]「 ────────ドサ。(穴の底に落っこちた。音を立てて落っこちた。冒険の始まり。ああ、落下とは、旅立ちと縁が深い。) 」
[154212]「 ―――CHAOS SOULS――― 」
[154211]「 * * * * * 」
[154210]「 いかりや長介「(母ちゃんコントの格好で)今から新しい催し物が始まるんだってね?! 」
[154209]「 ―――――― To be continued 」
[154208]「 狼「 ガ ル゛ ル゛ ゥ゛ … ッ゛ ―――――――――――― グ バ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (抵抗する少女に容赦なく襲い掛かる獣だったが、ついに少女の腕を鼻先で弾く。無防備に曝け出されたその幼い顔面へと、獰猛な牙を突き立てて喰らいつく―――――――――) 」
[154207]「 ラタリア「 き ゃ ん ッ ―――――― ? ! (押し倒された衝撃で後頭部が足場に強打し、その衝撃で鎮静剤が奈落の底へと儚く落下しゆく。運悪く唯一のストックだったのか、必死に片手で自身の懐をまさぐるがそれらしい感触が定まらない) やめッ…て…ッ……! 劉狼…っ…!落ち着いて…ッ…!私……私だよ…劉狼ッ…!!(もう片方の左手で狼の顔面を押さえつけようと必死に抵抗するが、いくら抗おうと野生の力は科学のそれを予想外にも上回り、獣から爛れた唾液が自身の顔面に滴り落ちていく) 」
[154206]「 狼「ハァ…ッ……!ハァ゛……ッ゛…!!グルル゛…ッ、グォア…ッ゛!!ハァ゛…ッ゛ッ゛ ! ! (理性も理解も失った人狼は、ただ生まれた時のままの獣として、獲物を貪ろうと襲う。それが獣の性(さが)である。宿命である。そこに善悪も異常もない、ただ普遍的なままの自然の摂理―――――) 」