カオスドラマZ |
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[155221]
「 ドンッ!!(瞬間、ひったくり犯の身体に衝撃が走る。前方の誰かとぶつかったようだ────) 」
[155220]「 ひったくり犯「はっ、はっ……(歩く人たち、時には騒ぎを聞いて止めようとする人もいる────が、それらを縫うようにかわして走っていく) 待てって言われて誰が待つかよ……(勝ち誇るように後ろを振り向く) 」
[155219]「 森ノ宮「(歩きスマホか、まあこの辺も平和ってこ……と……)……あっ、まず………(男の不審な出で立ちに気付き、動こうとするも一手遅く)―――言わんこっちゃない!なにも無いと思ったらすぐこれだ!!(走り去る男に向かい、狙いを定め……)"紫電"で一歩で、ってのには遠すぎるな、走るか……!(一瞬で男の元へ、とは行かずとも、男のそれを一気に上回る速度で駆け出す!)――おい、待て!!! 」
[155218]「 OL風の女性「きゃああぁっ!?(カバンを奪い取られた衝撃で声を上げる) あっ────ど、泥棒!!ひったくりです!!止めてぇっ!!(追いかけようにも、既に離れてしまって女性の足では追い付かない────) 」
[155217]「 怪しい男「─────(OL風の女性に後ろから近づいてくる、帽子を目深に被った男。後ろから女性を追い抜く瞬間─────) グイィッ! ダダダダダッ────!(女性のカバンを奪い取り、素早く走り去っていく) 」
[155216]「 OL風の女性「…………(森ノ宮の目線の先、離れたところでスマホを見ながら歩いている。スマホを持つ手と逆の手にはカバンを緩く掛けている) 」
[155215]「 森ノ宮「(確かこの通りは………あ~、そうだ……向こうの道を挟んで、駅から出てくる客が見えるんだったか……これなら難波辺りに見張らせても大丈夫か)ブツブツ………っと、駄目だな……全然違う用事で歩いてるのに、仕事の癖が抜けやしない。久しぶりに、仕事丸投げしてるってのに(とある道路。道行く人々に紛れ、ぽつぽつと一人で歩いている) 」
[155214]「 ゼン「そうかい。そいじゃあおっちゃんたまにここを通ろうかな。冥華さんの型、マジで綺麗だから気に入っちゃってさ(たははと笑いつつ、コンビニ袋を改めて持ち直す)まぁでも、今度はお茶でもしながらにしよう!おっちゃんは帰るから……刺客には気を付けてね。言われるまでもないか!んじゃあね~(ひらひらと手を振って、公園から出ていく) 」
[155213]「 冥華「ん?あぁ……まぁそうだな。毎回ここに居るわけじゃないが、人目につかん方が落ち着く。ここは夜は人通りが少なくていい(改めて辺りを見回して) 」
[155212]「 ゼン「……(腕組んだままだと余計視線が釘付けになるのはわかってやってんのかな……)流石におっちゃんも人外を相手にしたことはないよ。化物の相手は化物でやってくれるに限る。つか絡まれても困るしね(頬をぽりぽりと掻きながら)体術じゃあ限界があるけど、まぁそれでもやれるところまで戦うのが武道家の性なんだろう(冥華さんの型は剛柔どちらも両立されていたな。俺も参考にしてみようかな……)……冥華さんは普段は施設から離れてるっつったね。この公園で型をしていることが多いのかい? 」
[155211]「 冥華「視線を外していても相手の目線を感じ取れないようでは戦えん。まぁ正直見られることには慣れている、意識してどうにかできるものでは無いのだろうし気にするな(腕を組んだまま) ハハハ、私は格闘ならそうそう負けん自信はあるが術を使うようなトンデモ人間の相手は手に余るぞ。そういう相手が出てこないことを祈ってくれ 」
[155210]「 ゼン「何?千里眼でも持ってんの????(白目)いやまぁ……体躯に沿って考えるなら不釣り合いの物量といいますか……いや多分ね、慣れたら自然と紳士的な視線配置になります。はい、ありがとうございます(拝ませてくれることの許諾を得て、深々と礼をする) まぁ、裏組織の連中に関して縁があるってのは……今更なことだしな。でも確かに、冥華さんの横のつながりから急にやってくるかもしれないし……そん時はお互い助け合いましょうよ。主に俺が助けられる側になるだろうけど!!!! 」
[155209]「 冥華「あぁ、私だけなら問題ないんだが……とち狂って周りに手を出さんとも限らん。まだ薄いとはいえ私と縁を持ってしまったからな、少し用心すると良い(腕を組んで) ……しかし、そんなに乳が気になるものか?さっきはお前の為と思って窘めたが、私自身は別に見られたところで気にしない。こそこそ隙を窺って盗み見する必要はないぞ(ふぅ、と息を漏らして) 」
[155208]「 ゼン「あぁ~なるほどな……まぁ博打は当然あるだろうし、人的資源も経済力も絡んで手配書行きになるのは必然なのか……(冥華が目を閉じている。特段意識をしているわけではなかったが、それが隙であると本能的に感じた。それ故、彼がとった行動は)――(壮大な山々が入ってくる視線からの情報を、許す限りの刹那の時間楽しむことだった)ゴホンッ!でも結局、そういう世界ならその世界なりの掟なり道理があるはずだ。君が気に病むようなことではないし(気に病んでいる感じはしないけど)相手はその災難を受け入れるべきだろう。そう簡単にはいかないんだろうけど 」
[155207]「 冥華「ふむ……そこまで知っているなら別に話しても良いか。その地下闘技場だよ、以前闘士をやっていてな(あっけらかんと答える) 私が直接殺めるようなことはしていないが、私が原因で大きな損害を被った者も多い。実力も伯仲すれば手加減などできるはずも無し、闘技者としては再起不能にまで追い込んでしまったこともある。それなりに恨みを買っているというわけだ(目を閉じて) 」
[155206]「 ゼン「……その~、裏ってのが気になるね……格闘技団体の連中とのいざこざとか?意外と密輸の場になったりするんだよな、地下闘技場とかは公的組織の目は合っても暗黙が存在するから、意外とやりたい放題で――ごめん、職業病でたわ……話したくないなら別に大丈夫だぞ(自責するかのように、手を目元に当ててため息をつく)冥華さんは”それ”しかないっていうけど、それだけで生きていくのは一般的にみたら凄まじい苦労だよ……誇っていい。誇っていいぞ……(謎目線) 」
[155205]「 冥華「なに、苦労というほどでもない。何せこれしかないからな ……ゼン。禅、か。良い名じゃないか(うんうんと頷く)私のことは知っているようだが……焔 冥華(イェン ミンファ)だ。よろしく……とはいえ、あまり私と深く関わらんことをお勧めする。表も裏も敵が多くてな、迷惑をかけるかもしれん 」
[155204]「 ゼン「若い頃、知り合いがそこにいてね。そいつの武芸も冥林寺仕込みでそら参った参った……――チャンピオンの過去はある程度耳にしていたが、孤児だったのか……当時、身寄りがあったことは何よりだよ。寺のお師さんだからな、滅私奉公で律するところはあっただろうし、あぁ、色々苦労したんだな、冥華さん……あぁそうだ。おっちゃんは雨谷ゼンっていうんだ。よろしくな(特に握手などの動作もなく、手のひらを見せてひょいひょいと顔付近で左右に揺らす) 」
[155203]「 冥華「(目をぱちくりとさせる)ほぉ、そこまで分かるのか。いかにも、その冥林寺だ(うむ、と軽く頷く)私は戸籍の無い捨て子でな 、幼い頃に師父に拾われた。13になる頃までは置いてもらっていたよ、だが女の体になってしまって皆の修行に差し障るということで寺を出た(笑いながら語る) 」
[155202]「 ゼン「し、失敬……決して身体のことではなくて、その型の動きのことを言いたくて……あぁ別に身体も――駄目だこれ以上口開いたらバカになる。聞かなかったことにしてくれ(白目)寺……(冥華の先までの型の一部が瞳の裏で残像を纏いながら再生される。掌底の力強い動き、八卦掌から、流れるような弓歩の構え、太極拳へと繋ぐ洗礼された動き)――元の出は冥林寺か?いやでもあそこは女人禁制のはずじゃ…… 」
[155201]「 冥華「艶とかコシとか……女を褒める台詞にしては誤解を招く表現だな(呆れたようなジト目) あそこは私にとってはかえって居心地が悪い。最新のトレーニング施設も、リラクゼーション施設もあるが……私は幼いころは寺暮らしで粗衣粗食、寺を出てからは山籠もりだ。どうも落ち着かないもので、しょっちゅう外に出ているというわけだ 」
[155200]「 ゼン「(え、貫禄やば。かっこいい)いやいや、邪魔も何も……飯よりいいモン見れてるから、なんかお腹いっぱいになっちまって。うどん食おうと思ったら、こしがあるもんと艶のある表面が目に入ってきたから(意味不明ではあるが彼が認識したものをただそのまま伝えているだけで嘘は言っていない)……でもなんでこんなところで型を?身寄りがないとは言え、財閥の寮とか良い施設なんじゃないのかい 」
[155199]「 冥華「私より弱いからといって卑下するものでもない、なかなか大したものを感じる。それに、私には"これ"しかない。あいにく身寄りも学も無くてな、私より強いやつがそうそう居ては困るよ(ハハハ、と腕組みをしながら笑う) ……そういえば、飯はいいのか?飯の入った袋を持っていただろ、邪魔して悪かった 」
[155198]「 ゼン「……(拳が離れると、「はぁ」と安堵や疲労の籠った大きなため息をつきながら、肩を落とす)あ、あっはは……いや、すんません、なんもいえないっす……(俺がイケないのはそうなんだけどモロバレじゃねーか。日佳さんの時も実質バレてるようなもんだったし俺の目線そんなアレか。下劣か)総合格闘技団体の王者様のお眼鏡に適ったならなによりでございますよ……まぁもう衰えに衰えきってるけど、多少覇気みたいなもんは出てるのかな(自傷気味に自身の掌を見つめ、これまたため息をつく)でも俺の全盛期を以てしても君に挑もうなんて思わないよ。つえぇもん。今見ても分かる(震え声) 」
[155197]「 冥華「(少しきょとんとしたような表情を浮かべ、拳をゼンから離す) そうか……すまない。鍛え込んだ実力者に見えたから、またぞろ生意気な女を叩きのめして名を上げてやろうという手合いかと思った(腰に片手を当てる姿勢を取る。Tシャツ姿なのもあって胸元やボディラインが艶めかしく映る) ……まぁそれは誤解にしてもだ。私は特に不快にはならないが、視線には気を付けた方が良い。私でなくとも女は男の視線を気にしているものだ、今までも大概バレてると思えよ(ジト目) 」
[155196]「 ゼン「――――ぇ……(いや、待て。俺は確かに型の範囲外に居たはずだが……)……は、速すぎんか……?(足跡すらない。型の最中に踏鳴で……そんな繊細な事出来るか普通……?)あ、あー……挑戦も何も、既に参りましたって状況なんだけど、あは、あははは(引きつった笑みで震えながら両手をあげている)……あぁ、そうか……CFCの……え~っと、貴方の型を外から除き見てて、あまりの美しさに寄ってしまって~……決して型破りしにきたーとかそういうわけじゃないんだ(上げた両の腕以外、微動だにさせず冥華を見下ろしたまま視線を下ろす)(でか……) 」
[155195]「 冥華「────何の用だ?私は路上での挑戦は受けないと明言している筈だ(何か勘違いしているのか、鋭い目つきでゼンを見る) 」
[155194]「 ────ひたり。軽く開かれた上向きの拳が、ゼンの頬に当てられる。途切れぬ型の動きの中で、それを崩したと認識する間もなく、"いつの間にか接近を許していた" 」
[155193]「 冥華「…………(ゼンからの声かけが聞こえているのかいないのか、と思えるほどに顔色一つ変えず、流麗な型を披露し続け────) 」
[155192]「 ゼン「ン"ッン"ン"!……(公園の外から、しばらく彼女の型を眺めた。ただただ興味本位であり、それ以上のことはなかったのだが)……(ザッザッ、とわざとらしい足音を立てながら、冥華の型の範囲に入らない位置取りまで摺足で近づく)こんばんは。内家拳の総取りかい?随分と綺麗な動きだね 」
[155191]「 ゼン「~♪(鼻唄混じりに帰路につく。アルバイト先の廃棄が仰山に詰められたビニ袋を片手首に通し、ポケットで揺らす)今日はうどんだ、うどん。コンビニの廃棄とはいえど、最近のビニ飯はバカに出来ないんだよ。力強いこしのある麺、艶のある表面を流れ往く汁!(楽しみで舞い上がり過ぎて、夜空を見上げながら子供のような声色で独り言を呟く。その最中、ふと肉体で風を切るような音が耳を撫で、表情を変えずに冥華の舞が視線に映る)そうそう、まさしくこの舞のような――(その型の力強さ、そして美しさが瞳の中で交差する)ち、力強いこしと艶のある表面……ッッ!?(自身が楽しみにしていたうどんが圧倒的敗北する) 」
[155190]「 それは少し知るものなら察しがつく、太極拳や八卦掌に由来する型だ。彼女の動きは緩やかで、途切れぬ水の流れのよう。舞踊のように優雅でありながら、力強さも感じさせる動きで、自然とまた流れるように次の型へ、次の型へと移っていく──── 」
[155189]「 冥華「────……(静かな夜の公園で一人、舞うように手足を動かしている) 」
[155188]「 ──── とある公園 ──── 」
[155187]「 セリネア「…………で、そういえば。私さっき目合わないのムッとするって話、したわよね? したね?うん(声色の温度が下がり、ジト……と横目で睨みつける) 買うわよケンカふつうに(目が合わないことを心底不服そうにしながら蒼葉の隣で歩を合わせた) 」
[155186]「 セリネア「あれはなかなかお目にかかれない逸品だった、お世辞なんかじゃないからね(味を思い出してどこかうっとりしながら) 」
[155185]「 蒼葉「アッハイ……もちろんです。その……褒めて貰えて嬉しかったので、あはは……(照れ笑い) アッじゃあ行きましょうか、確かこっちですね、こっち……(セリネアと目を合わせないようにスマホの画面を凝視しながら歩きだす) 」
[155184]「 セリネア「 ! (予想外のお誘いに目を丸くし、ぱちりと瞬きをする)いいわね、ぜひ寄らせてもらうわ。私の買い物は生モノないし、このまま一緒について行ってもいいかしら?(驚いた様子はすぐに笑みに変わり、抑揚が少なくともやや弾んだ調子が分かる声色で) 」
[155183]「 セリネア「(こいつっ……!) 」
[155182]「 蒼葉「スイィィ~(露骨に視線を逸らす) アッその……クッキーを焼くのに、小麦粉と砂糖を買いに来てまして……以前セリネアさんには喜んでいただけてたようですので、それでですね、はい……よろしければ買い出しの後にでも、お店に来て頂ければなぁ~~~と……(モジジ) 」