| カオスドラマZ |
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「 ―――百里ヶ原高等学校 体育館――― 」
[155568]「 ――――――――――― 」
[155567]「 美羽「ぷくく……あはは!!(理渦の切羽詰まった表情から解放され、その安堵さえ覚える嘆き方に思わず笑みが零れる)ん~☆美羽も遊んでくれて楽しかったよ、ありがと☆――うんうん、結局どんなところでも、一人で生きていくには寂しすぎるからね☆思い出、いっぱいつくろーね、理渦おにーさん☆(ぬいぐるみを大事そうに抱え直し、純粋な笑みを浮かべて歩いていく) 」
[155566]「 理渦「……でも、とにかく伝えときたいことがあって……(まだ気まずい様子で美羽の表情をうかがうように控えめに目線を合わせる)今日は……本当にありがとう。なんか、色んな風景を前の世界といろいろ重ねながら見ちゃって……今でも、なんか”別世界なんだな”って現実味なく感じてたんだけど、今日生まれた思い出に、俺を見てくれる涼風ちゃんが居てくれたから……ようやく、本当の意味でこの世界に立てた気がする。……俺、いつも引っ張ってもらってばかりで格好つかないから、今度は俺からも誘わせてくれ(照れくさそうにはにかみながら話を締めくくる) ……じゃ、本当に帰ろう。近くまで送っていくよ(美羽と並んで歩いていった) 」
[155565]「 理渦「ああ~~っっくそ!!わかった、わかったよ俺の負けだ!!(「もう耐えきれない!」といったふうに美羽と体を離し、ボフンという音と共に顔が真っ赤に染まる)もうほら!帰るぞ涼風ちゃん!こんなとこに居ちゃダメだ!!いつの間に迷い込んじゃったんだよも~~……!! 」
[155564]「 理渦「――――っ ………っ。 ………~~~~っっっ!!(平静を装い、脅すように美羽の瞳を見つめ続けていたが―――) 」
[155563]「 美羽「連れてってもいいんだよ♡分からないから、逃げる必要も無いんだし♡おにーさんの、お好きなように♡ヘタレな理渦さんに、出来るかな☆(これといって抵抗することもなく、ただただその姿勢で上目遣いで理渦の反応を伺い続けていた) 」
[155562]「 美羽「――(理渦のその密着を揺るがさない体勢、そして攻勢として捉えられる囁きを間近で受け)――ニィ―― 」
[155561]「 理渦「―――っっっ(白目 その示された桃色な施設を見て絶句する)(……こ、こいつ……絶対に”分かって”……! ……ダメだ、こんなこと。一度しっかり怖がらせてやらないと……! 昔を思い出せ……心を殺せ、冷静に、動じず―――)(断りもなく美羽の腰に手を回し、ぐいと強く引き寄せる。ぬいぐるみが彼女の胸の前にあることで正面から触れることは免れたが、距離は一気にほぼゼロへと縮まった)……いいのかよ。もう逃げられないぞ(顔を寄せ、低く脅すように) 」
[155560]「 美羽「理渦さんは、知ってるでしょ♡私は知らない♡ね、どんなところなの?入ってみる?入ってみたい?美羽と、一緒に♡(あからさまと言わんばかりの挑発的な態度。だが、その揶揄いの中には恥じらいもあり、この言動の真意は定かではないが、普段から紅潮を見せているその頬の濃度の比率は上昇していた) 」
[155559]「 示された場所、その入り口は上品とは言い難い、濃淡な桃色をしていた―― 」
[155558]「 美羽「~♪ならよかった~☆(その場でぬいぐるみと共に一回転する。その余力で理渦の隣に移動し、一緒に歩を進めていく)今までの場所は理渦さんも見覚えのある場所だったんだね……美羽ね、一つ、分からない場所があるんだ。理渦さんの元居た世界にもあったか分からないんだけど……どんなところか知りたいなって☆あそこにあるんだけど……(ぬいぐるみを抱えたまま、片方の手でその場所を示す) 」
[155557]「 理渦「ああ……そっか、そうだね。意識してなかったけど……そういえば、よく前の世界を思い出してた気がする。見慣れていたもの、やっぱ恋しくて……そこに居た人たちのことも、ちょっと思い出すし―――(夕日を浴びて輝く彼女の髪をぼうっと眺めながらぼんやりと返す)―――……っ!(と、いきなり振り向かれて美羽の目とばっちり視線が交わり、「思い出、作れた?」の問いに目を丸くする)(やっぱ、そうだったのか。優しいな、涼風ちゃん……)……ああ、いっぱい作れたよ。なんか……比べるのはちょっとアレだけど、前のとこの思い出より……ちょっと、特別かもしれない(心配させまいとやや大げさに、しかし決して作ったものではない笑顔 」
[155556]「 美羽「~♪(夕日の差す帰り道、理渦の前を鼻唄でも歌うかのような楽し気な表情で歩いている)楽しかった~☆(猫のぬいぐるみを抱え、満足気に抱き着いたまま身体を揺らす)理渦さんって、いろんな場所に対して、前の世界の風景を重ねてたよね~☆やっぱり似たようなところってあるんだ~☆(お出かけの際中、理渦が常に呟いていた数々の固有名詞を記憶していたのか、その背景に興味を示した)どう?前いたところみたいな思い出、作れた?(くるりと振り返り、彼に対して上目遣いで今日の出来事に不満がないかを確認する。その表情は、普段の挑発的なものではなく、ただ純粋に心配気な側面を持ち合わせていた) 」
[155555]「 そうして様々なスポットでの交流を終え、帰り道… 」
[155554]「 理渦「ハハ、また失敗。結構難しそうだね―――え、ええっ?俺が……!?(汗 側で一緒にUFOキャッチャーを見ており、おねだりされてたじろぐ)~~~……わ、わかった、やるよ。ゴールドソーサーでやったことあるのと同じだよな……よし、いけっ 」
[155553]「 美羽「ちょ☆☆取れないんですけど☆☆☆(UFOキャッチャーをプレイしているものの、ネコのぬいぐるみが取れずにいて「むむむっ」となっている)ね~理渦さん☆美羽のためにこれ取って♡おねがい♡(両手を合わせて、おねだり)取ってくれたら~、お礼してあげるから♡ね♡ 」
[155552]「 ― ゲームセンター ― 」
[155551]「 理渦「(す、すっげえ~~~~!!!カルン埋没寺院で発掘されるような値打ち物ばっかりじゃないか!!うわ、うわうわ!なんだこの細工~~~!!いつの時代のものなんだ、ケイオスの歴史は知らないが保存状態が神がかってることだけはわかる!!)(鼻息荒く両手をワキワキとさせ、目を爛々と輝かせて展示物を食い入るように見ていたところ、美羽に話しかけられてそちらを向く)えっ?ああ、ミイラだから包帯ぐるぐる巻き……され―――……や、やめときなさい(想像してしまったのか、汗を浮かべ頭から若干の蒸気を出しながら) 」
[155550]「 美羽「普段こういうところって来ないけど、なんだか賢くなった気分だね…☆(様々な展覧物の中、場所を弁えた声量で、それでいて際限なくきゃぴきゃぴと女子高生らしい声色を奏でる)ミイラって怖いよね…☆包帯ぐるぐる巻きでしょ…?……されてみたいかも……☆(デートとしての雰囲気は全くないが、ミイラとその棺桶の展覧物を前にして、ニシシと笑う) 」
[155549]「 ―博物館― 」
[155548]「 理渦「水棲生物を鑑賞できるのか……内装とか、サスタシャ浸食洞の趣きに近い感じが――(ゆったりと視線を彷徨わせていたところ、美羽に話しかけられて近寄って同じ水槽を覗き込む)――ははっ……そうかもな。俺とヒトデと涼風ちゃんで、お揃いだ 」
[155547]「 美羽「ヒトデって全然動かないね~☆アルバイト中の私もこんな感じ~☆(ヒトデのいる水槽に、顔を付ける勢いでべったりくっついている)理渦さんもベンチに座ったらこんな感じでしょ~☆お揃いだね~☆ 」
[155546]「 ―水族館― 」
[155545]「 理渦「おぉ……(思わず感嘆し、広がる色彩に目を奪われる)確かにすごく綺麗だな……まるで絵画みたいだよ。グリダニアで見たグレートローム農場にも引けを取らないと思う―――(くるくると回る美羽を視線の端で追う)(楽しそうだな……花、好きなのかな) 」
[155544]「 美羽「見て見て理渦さん☆すっごく綺麗☆やっぱりガーデニングって見ていると癒されるよね~☆(まず来たのは植物園。その中での花畑の道を歩み、四方八方に広がる様々な色彩の中、くるくると回りながら理渦に案内をする) 」
[155543]「 ―花畑公園― 」
[155542]「 理渦「お、俺の……っ す、涼風ちゃ~~ん……大人をからかうのも大概に―――!?(彼女に手を引かれ、たたらを踏みながらベンチから起きる)(手……っ!)(突然の接触にあからさまな動揺が表情に浮かぶ)……わ、分かった。そういう約束だったもんね。あ、あっちかい?―――(美羽のからかいに汗を散らしながら百面相するが、最後には静かで柔らかい微笑みを浮かべ、彼女に手を引かれるまま歩き出す) 」
[155541]「 美羽「……~♪(脚についての言及があり、ニシシと笑う)そりゃそーだよ~☆理渦さんのいろんな顔が見たいから、美羽、身体張ってるんだよ~☆(「あはは!」と笑いながら、理渦の両手を手にとり、彼を引っ張り上げる)はい!それじゃあ行こ☆美羽がいろんなところ連れていってあげるから☆(そうして片手を離すと、スマホを取り出してマップを開く)確かあっちに~☆(マップで探索するその片手の指は、これからの楽しみに対して従順に動いていた) 」
[155540]「 理渦「い、犬扱いかい……!?(汗 『ちゃんと待てたんですね~』と言われ、瞼をわずかに伏せた半眼で美羽の姿を直視できず、耳がやや赤らんでいる)(くッッッッ……!!肩だの脚だの軽率に見せやがって……!!服だってちょっとタイトで体のラインが――でもそれが、彼女の振る舞いに合っているというか、らしさが出て……ここは素直に、すごく似合ってるって言おう―――)―――あ、脚ちょっと出しすぎじゃないか!もう少し丈伸ばしたほうが……その、だな……!(あれ!?こんなこと言いたいんじゃ!?) 」
[155539]「 美羽「お待たせしました☆(ノースリーブにミニスカート。まさしくこれからお出かけしますというような私服姿で、理渦の腰かけるベンチの前で身体を前に預けるような姿勢で目元にVサインを作り、ウインク)どお?おにーさんから見て似合ってるか聞きたいな☆(体勢をすぐに戻し、後ろで手を組みながらニヤニヤと笑みを崩さない)待ってる間、ちゃんといい子にしてた?えらいえらい☆ちゃんと待てたんですね~☆ 」
[155538]「 ―しばらくして― 」
[155537]「 理渦「えっ……! べ、別にこれから出かけるんだったら、着替えなくたってそのままの格好でも―――……行っちまった……(慌てて呼び止めようと手を伸ばしたが既に遅く、彼女の背を見送る)……(気、遣わせてるndarouよな……俺が頼れる人がいないって話をしたから……優しいな、涼風ちゃん) 」
[155536]「 美羽「……み♡ こーしょーせーりつー☆(腰かける意味を理解してか、理渦と入れ替わるように自身はベンチから離れるようにヒョイッと立ち上がった)理渦さんはそこで休んでてね☆今から着替えてくるから☆(カバンを両手で持ち、自身も回転しながら振り回す)どっか行っちゃわないでね?ちゃんと戻ってくるから☆(そう言ってスマホを顔元に近づけ、手を振る要領で理渦に合図を送る)~♪(上機嫌さを隠すこともなく、公園を出て行く) 」
[155535]「 理渦「……そっか!じゃあ別にいっかぁ!!(ド迫真返し) ……っ……(み、右に……左に……くそ情けねぇ、年下の女の子になんて目を向けてるんだ俺は……!)(額から汗が伝い落ちる。視線はどうしても、甘い言葉と一緒に揺れて主張する彼女の身体へ引き寄せられてしまい―――慌てて手のひらを顔にかざして視界を遮る。そして僅かな逡巡の末に……)……ほ、ほら。横ちょっと詰めてよ涼風ちゃん。譲ってくれる約束だろ(ジャケットを美羽と自分の体の間に挟み、ベンチに腰掛けることで”肯定”とした) 」
[155534]「 美羽「美羽は勉強しなくていいの!だってやったところで分かんないんだもん☆☆☆(ド迫真)アルバイト入れようにも、ガッコーの近くだからセンセイに見つかっちゃうんだよね☆だから理渦さんとお出かけ☆デート♡(左右に揺れながら、理渦の反応を見て楽しんでいる事が分かるような笑みを浮かべる)する?しない?してほしいな♡(徐々に半身を揺らすように、腰かけたまま身体を左右に傾ける。カーディガンで締め付けられた身体は、大きく弾けることはなかったが、その重量は遠心力が掛かって揺れる) 」
[155533]「 理渦「お、お願いにはお願い。そりゃ確かに筋は通っちゃいるが……(ど、どんな無理難題を……ッ!!)(汗を浮かべ戦々恐々とした顔になる) ―――って、お出かけ?(ぽかんと目を丸くする)……お、お出か↑け!!?(二度言い、声が裏返る)―――ていうか涼風ちゃんは?(ん?と追及するようにやや瞼を下ろし)キミはそのテストに向けて勉強しなくていいのか? 俺はそういうの疎かにしてたから、偉そうなことは言えないんだけど…… 」
[155532]「 美羽「え~☆美羽にお願いするなら、美羽のお願いを聞かないとだよね~☆おにーさん☆(目を閉じ、口元に手を当ててニシシと笑う)もうちょっとでテストなんだけど☆皆真面目に勉強してて遊びに付き合ってくれないんだよね☆私とお出かけしよ♡そしたら席譲ってあげるよ☆(ブイ) 」
[155531]「 理渦「あ、あのねぇ涼風ちゃん~……(低く声を絞り出し、彼女と空いたわずかなスペースを交互に見やる)ほんのちょっと横にずれてくれるだけでいーんだけどね……ほらそこ、ちょっとゆとり持って俺が腰掛けられるくらいはあるから……!だ、ダメかなぁ~お願いなんだけどなぁ~……!歩き通しで足パンパンなんスよ~……!(空いたスペースを指さしながら情けないシナシナ声で訴えかける) 」
[155530]「 理渦「…… …… ……。(彼女の眼差しの先―――ジャケットを腕にかけたまま立ち尽くし、彼女が指で自分の膝をなぞる仕草に汗を浮かべて喉を鳴らし、さながら蛇に睨まれた蛙のように動けないでいた) 」