カオスドラマZ |
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[153173]
「 沢山の祝福に包まれて生まれ落ちました。沢山の願いを託されてこの世界に自我を授かりました。 」
[153172]「 「生まれた! やった! 生まれた、思考している……自己認識を繰り返している!」 」
[153171]「 * * * * * 」
[153170]「 さァ、はじめよう… 悪意《 アーク 》 の意思のままに――――――――― 」
[153169]「 AI染惣OS助「 これもすべて、私 《 アーク 》 の結論通りだ 」
[153168]「 AI染惣OS助「――――――――――――(黒い拘束具を全身に纏い、更にその身を漆黒の拘束椅子に留めた男の姿が、あった。眼帯と対になるように曝け出された左瞼が緩やかに開かれ、この世の真贋を見透かすかのような、深淵よりも黒い"悪意"を孕んだ炯眼が、幻影たる世界を写し出す――――――――――――) 」
[153167]「 ピキ…ッ……パキ、キ…ッ……ビキッ……――――――― パ キ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! (アンドロイドを取り込んでいた漆黒の棺桶に生じた白い亀裂。そして盛大に砕け、黒いガラス破片と共に解き放たれたのは―――――) 」
[153166]「 オムニロイド「ドプドプドプドプ…ッ……グギュ、ギ…グブッ…ジュブグ、ブッ……―――――(機能停止したはずのアンドロイドが操られるマリオネットの如く無理矢理その体を引き起こされていく。体の関節があらぬ方向へと屈折する最中、白尽くめの衣装を覆い尽くす深淵たる「黒」が染め上げていく。靄のように不安定だった「黒」はやがて立体を帯び、四角い棺桶を成してその身を完全に閉じ込めた―――) 」
[153165]「 滅(アーク)「――――― フ ン ッ ! (―――― ド ギ ュ オ ォ ァ ッ ! )(次の瞬間、滅の体から打ち出された禍々しい黒い物体が、真っすぐにかのアンドロイドへと飛び出した。新たな依り代を得ようとそのアンドロイド素体に潜り込む) 」
[153164]「 滅(アーク)「言ったはずだ。この世に人間の"悪意"がある限り、私は何度でも蘇ると。正確には、ライダーシステムを維持するだけの力が、今の私には欠落していたに過ぎない。私は人工知能…こうして滅の身体を介していなければ活動することもできぬ程に、活動限界が生じる。だが、滅の肉体では私本来の力を引き出すことは出来ない…故に、私も新たな肉体を…加えてベクターのように強化を図らなければならない。来るオムニバスとの戦いに備えて、な…――――(するとその視線を、倒れ伏したアンドロイドへと向けた) 」
[153163]「 うちはオビト「……お前も無事だったのか。うちの滅の身体を使ったり使わなかったりしやがって…………ゼインの本体はあのベルトじゃなかったのか。あくまであのベルトも端末に過ぎず……本体は別にあると 」
[153162]「 ガレア「……!(再び滅に憑依した"悪意"の存在に振り返る)……お前…さっきの衝撃で消し飛んだはずじゃなかったのか……? 」
[153161]「 滅(アーク)「―――――― ギ ュ オ ン ッ (項垂れていた体が再び起き上がると、その眼光は"悪意"の光に包まれていた)……『異端者《アウトサイダー》』たち…よくぞ、「ゼイン」を倒したな。お陰で、お前たちの戦いを閲覧・学習していたベクターも大きな進歩を遂げた。礼を言うぞ。 」
[153160]「 滅「ああ…すまない、オビト… そうか……ゼインの脅威は、まだ完全に退けたわけでは―――― う ッ゛ ? ! (突然の頭蓋に過るような頭痛が走り、オビトから数歩退ていく――――) 」
[153159]「 五十鈴大智「なッ……?!ドライバーが……そんな…ッ……!?(慌てて駆け寄り、破裂したドライバーの残骸を拾い上げるが…もはや修復も復元も不可能なまでの有様に絶句した)……まさか……このドライバー自体が量産化されているのか…!?そして、万が一適合者が敗れてしまった際に、敵に回収されないように自爆するようプログラムされているのか…… 」
[153158]「 ビキッ、バキッ…――――― パ キ ァ ァ ア ン ッ ! (オビトがゼインドライバーを手に掛けようとした、その瞬間…あれほどの脅威の強さを秘めたゼインへの変身を可能にするはずの変身デバイスが、跡形もなく木っ端微塵に破裂したのだった――――) 」
[153157]「 ノイン「戦闘終了…我々の勝利… ベクターの育成強化に多大な貢献を実感 (ベクターを引き連れながらやってくる) 」
[153156]「 イペリ「はーーーーー、案外なんとかなるもんだね~~~……って、もうあの野郎のツラ見るのはごめんだけどさぁ 」
[153155]「 キコ「ガレアちゃんもみんなも…よく頑張ったね…♪お姉ちゃん、よしよししてあげる…♪(ガレアの腕へと抱き着く) 」
[153154]「 うちはオビト「無理はするな滅。……最初に出てきたゼインの変身者は分からんが、明らかに癖が違っていた。今回突いた弱点はアレには通用せんだろう。……そ、そうだ!!今のうちにベルトを拘束して…… 」
[153153]「 滅「……オビト……そして、お前たちも…よく、やった…… 「ゼイン」の適合者が違っていたとはいえ、奴を倒したのは大きな進捗だ……(脇腹を抱えながらオビトの傍へ歩み寄る) 」
[153152]「 仮面ライダーナッジスパロウ → 五十鈴大智「…これがアークの導き出した予測演算によるものか…しかし、まさか本当に迎撃に成功するとは…(変身を解除しながらガレアとオビトのもとへ歩み寄る)……他にも変身者がいたみたいだね。彼はずいぶんとおしゃべりだったが、最初に出会ったのは寡黙だった……あれの正体は更に脅威なんだろうね。(眼鏡をかけ直す) 」
[153151]「 ガレア「……フゥゥゥー……ッ…―――――(張り詰めていた重圧感を一気に噴き出すかのように口辺から白い吐息を吐き出し、敵の最期を見届けてついにガジェットを背に閉った)………通りでな… 以前に比べて歯応えがあまりなかった。やはり…『中の奴』が違っていたのか……(機能停止したルドボーン…を象ったアンドロイドを見下しながら呟く) 」
[153150]「 うちはオビト「……いくら強力でも、使い慣れていない道具を使えば思考と行動の間に決して無視できないラグが生じる。そこを突けばこんなものだ……(ガレアの一撃を前に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられたゼインをそう吐き捨てて見下す) 」
[153149]「 仮面ライダーゼイン → ルドボーン(オムニバス)「―――――ガ、ハ……ァ゛……ッ゛…… ! ? (土煙に覆われながら壁に深くめり込んでいたゼインの具現者が儚げにその光を失い、変身が解除される。曝け出された本来の体からドライバーは音を立てて地面へ落下し、その身を前傾させながら尚も抗いの意を示そうと立ち上がるが……)……この、わた、し…g……ア……Moも、モ…し…wA…ケ、け……あり、マ…… ド シ ャ ッ … … ズ シ ャ ア ァ ァ ァ ン … ッ ―――――――(破面を象った機械人形はその役目を終え、事切れたように膝から崩れ落ちてうつ伏せに倒れ伏した―――――) 」
[153148]「 だがこいつはおそらくこれが『初変身』。明らかにベルトの操作に慣れていない。ベルトを操作する時わざわざ自分のベルトに視線を送っているのがその証拠。それそのものが大きな隙━━━ 」
[153147]「 仮面ライダーゼイン(オムニバス)「―――――― ッ゛ ! ! ? ( しまった――――― ッ゛ ! ! ? )(オビトによって裁断しようとしていた手が完全に拘束され、呆気取られたのも束の間…既に視界に迫ったガレアの大太刀が眉間に差し迫り――――)――――― ズ ッ゛ ガ ア゛ ァ゛ ア゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! ! (声にもならない絶叫と共に額から頭部へと迸った想像遥か絶する大打撃によって、ついに――――正義の仮面を被った独善者が吹き飛ばされ、壁へ盛大に激突した) 」
[153146]「 ガレア「――――――― ぅ ぉ ぉ ぉ お お お お ら ァ゛ ッ゛ ! ! ! (オビトがゼインの手を掴み止めたその瞬間、既に大太刀を大きく振りかぶった青年がゼインの視界を覆うようにすぐそこまで迫り――――その張りぼての"善意"の仮面に目掛けて、勝ち割る勢いの強烈な一撃を炸裂させた) 」
[153145]「 ━━━この前現れたゼインの変身者は何度か慣らし運転をしていたのか、ベルトの操作や能力の発動が実にスムーズだった。使い慣れた機械は人に馴染む。車を運転するのにわざわざシフトレバーを見ないように、タイピングするのにわざわざキーボードを見ないように、使い慣れた機械はノールックでも使えるものだ…… 」
[153144]「 うちはオビト「慣れないことをしているせいか?(瞬時に間合いを詰め、レバーを操作しようとした手を掴んで押さえ込む)ベルトの操作に集中しすぎて、動きが鈍くなっているぞ? 」
[153143]「 うちはオビト「お前も『そのベルト』を使うのは初めてだろう?(ニヤリと笑い、ゼインにそう問いかける)ぶっつけ本番、慣らし運転も無しで実戦投入なわけだ…… 」
[153142]「 仮面ライダーゼイン(オムニバス)「 ッ―――――(小賢しい真似を―――――)――――― カ シ ョ ン ッ (一瞬の隙を見てなんとかカードをドライバーへと装填。次のシークエンスとして左側のレバーに手をかけようとするが――――) 」
[153141]「 キコ「――――行って、ガレアちゃん…っ!! 」
[153140]「 イペリ&ノイン『うっせえ眼鏡ッ!言われんでもやってやるよッ! / 了解…ガレアを先導するッ…!(二人の少女が交互を描くような高速移動で前線へ復帰するや否や、ガレアを左右から追い抜くように、彼の直線状に立ち塞がる一切の雑兵を斬り伏していく)』 」
[153139]「 仮面ライダーナッジスパロウ「――――やれやれ…やられっぱなしは性に合わないからねッ…!イペリ、ノイン!ガレアを援護するんだ! \MONSTER STRIKE /(モンスターバックルを押し込みエネルギー纏ったグローブで星型の衝撃花を放って兵団を殴り飛ばしていく) 」
[153138]「 ガレア「――――― 邪魔だぁぁぁああああーーーッ!!!!(カードの装填がなされない、即ち、現在の兵団は本来の弱さを露呈したまま。ならば潜り抜けるのは造作もない。勇猛果敢に兵団を押しのけて突撃していく) 」
[153137]「 仮面ライダーゼイン(オムニバス)「 バ ッ ――――― \ ヴォイド / (ついに抜かれた四枚目…それは、神をも屠る雷神の剣を携えた青年を描いたカードだった。しかし―――)―――――!?(兵団を文字通りすり抜けてきたオビトの登場に不意を突かれ、咄嗟的にカードの装填を中断。身を翻して黒棒の先端から免れるが―――) 」
[153136]「 ガレア「(――――― ! )(アークの予測が導き出したその「結論」を耳にした時、大きく目を見張った。その道を示したアークが吹き飛ばされ、消滅していく光景を横目に…彼の意思を継ぐと、相対するゼインを睨みつけた)……オビトと言ったな。失敗は許されねえからな……――――― 行くぞッ!!(信じ切れていないオビトとの初のツーマンセル、それを実行に移さんと大太刀を背中に乗せ、低姿勢で駆け抜けていく) 」
[153135]「 うちはオビト「こ、これはナルトの……!!(咄嗟に透過を発動。神威の能力でそれらをすり抜け、ゼインへと走り寄り)あの力をオレの前で……こんな形で使うんじゃあない!!(猛攻をすり抜けながら手から黒棒の刃を取り出す。ゼインのベルトを目がけ、それを破壊せんと突き出す) 」
[153134]「 仮面ライダーアークゼロ → 滅「―――――― ぐッ……! (空中に吹き飛ばされたアークゼロが戦闘維持困難によって強制解除され、そこからアークの憑依から解放された滅が落下しながら横転した)……ぐ……ッ……アーク……オビトたちに、何をさせようと……ッ……!(地に這い蹲りながら、ガレアとオビトの背中を見上げるしかできなかった) 」