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[155409]
「 シュオル「さらってしまうのは悪ものですね。でも、さらわれるのも悪くないって思うわたしも、きっと悪い子なのでしょうね!(ブイブイ)……どうしてそこまでわたしを心配なさるのかはわかりませんが、わたしは元気です。そして、嫌なこともされてません。蒼葉さま、どうか元気になってほしいです(座り込んだ蒼葉の頭に手を添える。そうすれば元気が出ると思い込んだ、少女の純粋な思考から出た行動であった) 」
[155408]「 蒼葉「シュオルちゃん……(シュオルの言葉に、ほっとしたような表情を見せる) ……でも、そうだよね。これは解決じゃない……単なる一時しのぎに過ぎない。君のお父さんの言うこと……僕にも分からないけど、何かヒントになるのかな?(その場に座り込み、むむ、と考え込む) ……いっそ僕に、君をさらって匿えるような力があれば話が早いのにな……なんて。それじゃ僕が悪者か、ハハハ(どこか乾いた笑みで) 」
[155407]「 シュオル「解決、とか、そういうわけじゃないんですけど、なんというか……うれしいことだとおもいます。シュオルは視線を受けて、信仰を集めることをうれしくおもいますが、それとはべつに、私を『見て』そうしてくれたんだなっておもえると、うれしいなと、思います! 」
[155406]「 シュオル「(スッ、と人差し指を立て、蒼葉へとそれを突き立てた)物語の本質に自身が望む結末を展開するには、本懐に嘘偽りを持たせず、染まらぬ事――と、お父様がわたしに教えてくれました。正直、なんのことかわかりません(ジトー)きっと、今の蒼葉さまにも向けられた言葉にもきこえます。意味はわかりません!えーっとですね。蒼葉さまは、わたしがよくない目で見られ、よくない目にあっているから、私をつれてきた。それなら、それは私をおもってくれたってことなので…… 」
[155405]「 蒼葉「……ごめん、僕にはまだ……その司祭さんの言うことが本当に正しいのか?その答えは持ってない。もしかしたら僕が知らないだけで、本当に良いことなのかも…… でも、今日の君は……良くない目で見られていた。もしかしたら、君を害することになるかもしれない……そんな視線だ。そういう視線もあるってことなんだ……僕は……ただそれが、我慢ならなかったんだ。もし君が何かに利用されているのなら……何も知らない子供の気持ちを悪用するなんて、僕は……(首を横に振る) 」
[155404]「 シュオル「?(蒼葉の発言の真意を量れず、顎に手を当てて考え込む動作)……女神様への信仰をあつめる神聖な行い……そう司祭様はおっしゃっていました(反発でもなく、ただただ自身の行いが教わったものだということだけを提示する)……ですが……蒼葉様は、私のことをかんがえて、よくないと思った。と、いうことですよね?(彼を見上げつつ、考える所作を解除する) 」
[155403]「 蒼葉「(成仏しろよ……)(黒猫をそっとバッグにしまう) ごめん、その……何て言えば良いか……(バツが悪そうに頬を掻きながら目線を外す) ……とにかく、良くないと思ったんだ。シュオルちゃんはそれを望んでるのかもしれないけど……君みたいな女の子が、あんなふうに男たちの視線を集めて、っていうのは……その、良くないんだ。本当に……(無垢なシュオルにどう説明したら良いものか?探り探りな様子でたどたどしく答える) 」
[155402]「 蒼葉「() 」
[155401]「 シュオル「ひぃ……ひぃ……(全身で呼吸をしつつ、抱えた猫を下ろそうと地べたに座り込んで解放する)――あ!!(ぐったりとした黒猫を見て汗汗)え、えと……蒼葉様、どうされたんでしょうか。あの場で急に走り出して……(呼吸を整え、ゆったりと立ち上がる。その背格好は、蒼葉が初めて会った時と然程変わりはなかったが、横のスリットは目立つものであった) 」
[155400]「 蒼葉「(死……!?) 」
[155399]「 黒猫「(ぐったり) 」
[155398]「 蒼葉「────ひ~っ……追ってこない……かな?(路地裏で周囲の様子を伺いながら) ごめんねシュオルちゃん、いきなり呼び出しちゃって……(シュオルの方を向いて、申し訳なさそうな笑みを浮かべる) 」
[155397]「 聖職者「ちょ!シュオル氏~~~!いなくなってはこまりま――あ!皆さま!受付後でやります!だから帰らないで、帰らないでーーー!!! 」
[155396]「 がやがや……(その場にとどまっていた人々は、信仰の対象が消えたかのように群れを解消していく) 」
[155395]「 怪訝そうな男性「――あれ?あーあの子いなくなっちゃったじゃん。見世物みたいなもんだったけどあれか、お兄ちゃんが来てくれたのかな……(突如、興味を失ったように散っていく) 」
[155394]「 シュオル「あれ、蒼葉様……?そちらは視線があつまらない……(自身に課せられた使命と、蒼葉の善意とも読み取れる行動を天秤にかけ)……(僅かな葛藤を残し、表情を曇らせる。妙な違和感はあるものの、知り合った蒼葉が意味も無くこのような行動に自身を巻き込むはずがないと思い)……!(猫を抱えたまま、彼についていった) 」
[155393]「 黒猫「ムギュ……ジタジタ……(シュオルに抱き抱えられ、圧迫されている) 」
[155392]「 蒼葉「うっ……しっかりバレてしまった……!(駆け寄るシュオルとそれに気付いた聖職者を見て顔がひきつる)でも、迷ってる暇はない……!シュオルちゃん、こっちこっち!(シュオルに手招きし、路地裏に入り込む) 」
[155391]「 聖職者「神への莫大な信仰は誠意を見せてこそ。ささ、皆さまここは何卒――あれ?あ!シュオル!どこ行くんだ!!! 」
[155390]「 シュオル「――?(足元の違和感。首を傾げながら、眼を大きく開けて黒を見つめる)……!(かわいい!とでも言いたげに、眼を光らせて猫を抱きかかえる)わぁ~~!!(口を輪のように開き、キラキラとした目線で猫を自身の目元までの高さまで抱き上げた)わかりました!(だが、意図は汲み取っていたのか、黒猫を抱きかかえて蒼葉の元へと群衆の眼もくれず、駆け寄り始める)いらっしゃったんですね、蒼葉様! 」
[155389]「 黒猫「……(しゅるりとバッグから出てきて、ため息をつくように見える仕草をした後に駆け出す) スッ、スッ────(人々の足元を縫うように躱しつつ、シュオルの足元まで静かに駆け寄る) ……クイックイッ(シュオルのソックスを噛んで引っ張り、蒼葉の方に顔を向けて"あっちいけ"と言いたげにする) 」
[155388]「 蒼葉「くっ……めっちゃ可愛い……!でもそういうことじゃない……!(がくっと膝をついて) ……ねこ、頼める……?(スクールバッグを開け、囁く) 」
[155387]「 聖職者「入信はこの後、受付を設けます。ご決断はお早めに――(少女と青年のやり取りに眼が行っておらず、熱心に信者になりえる人々に演説を続けていた) 」
[155386]「 シュオル「――~♪(蒼葉であることを改めて認識すると、無邪気に手を振り始めた。その手招きの意図は分かっておらず、手を振られたものだと思ったのか、元気さもお淑やかも兼ね備えた少女らしい手振りを見せた) 」
[155385]「 蒼葉「────!(シュオルと目が合ったことを確認し、周りをきょろきょろと見渡して小さくシュオルに手招きする) (こんなことしても、シュオルちゃんは喜ばないかもしれないし……僕にどうにかできる自信も無い。だけど、このまま何もしないでは居られない────シュオルちゃんが上手く抜け出せればいいけど……) 」
[155384]「 シュオル「――♪(多くの視線が集まる。それだけ信仰が集まる。本質を疑うことのない、短絡的な思考。それがいま壇上に上がっている彼女を喜ばせていた)……(目を開け、その風景を眺める。そうして群衆の一部に視線を向けていると)――あれ?(蒼葉様……?)(見知った男の、その是としない表情が目に入った) 」
[155383]「 疑い深い男性「莫大な金取られるに決まってんだろこんなん。……まぁでも、この聖職者が本物だっていうなら、合法的にって話になるのか……なんだか魅力的な餌で釣られているように感じるけど、金払えばって話だしな…… 」
[155382]「 怪訝そうな男性「すごいな……合法的に小さな女の子の身体を見放題ってところだろ……?刺激すごいんじゃないか? 」
[155381]「 シュオル「――(いつもどおり、お祈りの恰好をして……嗚呼、今もこうして、信仰があつまっているんですね)(目を閉じたまま、その両手を握りしめ、視線を集めていることに自身の”宿命”を感じる。それがさも当たり前であるかのように) 」
[155380]「 蒼葉「……(チラッ)……!?(バッと二度見) (シュ、シュオルちゃん!?あぁ、そういえば確かに妙に黒尽くめではあった……けど……)(周囲の反応を見る) (やっぱり……好奇の目で見られている……と言えば聞こえの良い方かな……シュオルちゃんは疑問を持ってなかったみたいだけど、こんなの……少なくとも、まだ幼い子にさせることじゃない────)(様子を見ながら、目立たないように聖職者たちの死角を探る) 」
[155379]「 聖職者「信仰の数は多大であれば女神の生誕も早まる。女神の生誕を早めるためにも多くが御子を見つめ、そして御子もまた多くを『見せる』――さて、如何でしょうか。皆さま――(その邪悪な笑みは、信仰に纏わる聖職者とは思えぬ程、計算を尽くした邪悪を含んでいた) 」
[155378]「 聖職者「我々は到達しつつあるのです。皆が迎えし瞳に映る景色、それこそが女神に通ずる臨界点であると。して幸福は訪れ、人々の心に棲みし穢れは浄化される。この浄化は現界に於いて効力を発揮しきれるものではありません。我々黒衣の福音庁(サイレント・ノワール)の教会という理と切り離された世界でこそ、成りえる世界なのです 」
[155377]「 シュオル「――(壇上に上がった彼女の服装は、傍から見れば僅かではあるが露出が確認されるものであった。柔らかな黒衣にはサイドスリットの仕様が施され、その狭間から見える柔肌は、少女にしては肉付きがよく、視線が行くのはごく自然であった) 」
[155376]「 ざわざわと、その演説を聞いていた住民が何やら話を盛り上げていく。それもそのはず 」
[155375]「 怪訝そうな男性「あ、女の子が上がってき―― 」
[155374]「 シュオル「……(祈りを捧げる手元。目を閉じ、台座に上がる。その姿は幼き一人の少女でしかなかった。されど――) 」
[155373]「 怪訝そうな男性「 」
[155372]「 聖職者「――フッ――(ローブで隠れた目元。だが浮き上がる口角は、その者が邪悪な笑みを浮かべていたことを示唆していた)穢れし心身に“清浄”を施す。女神を通じた御子の言葉、そしてその御身に受けし輝きを、今ご覧にいれましょう(壇上と呼ぶにはお粗末な台座。それに手を振りかざし、住民の注目を集めようと口上を述べた) 」
[155371]「 蒼葉「────ん……あれって……(通りすがり、演説をする聖職者を見かける) (周りの人たちは怪訝そうな目で見てる……どうやら新興宗教かな。危ない集団とかじゃないと良いけど……)(横目に見ながらそのまま通り過ぎて行こうとする) 」
[155370]「 疑い深い男性「信仰やら宗教やら……ついにこの辺の街にも躍り出てきたかって感じ。んなもんに気持ち割けるかっての…… 」