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[155292]
「 改原「俺の見た目を変えても、結局見てくれる相手が……(歩き出した彼女の背を目で追い、ため息ではないがまさかの事態に対して息を一つつく)ご、ご教授お願いします……(諦めたように肩を落とし、紫の後をついていく)あぁ、服屋か……緊張する……この空気、なんか、慣れないですね…… 」
[155291]「 紫「別にいいでしょ、どうせ一緒に買い物するんだし。シンタローの服見るのだって変じゃないでしょ?(驚いて唖然とする彼の表情が少し面白く、肩を竦めながら笑う)ま、ファッションにこだわんないって気持ちも分かるし尊重するけど……やっぱ見た目の印象ってあるからさ。ここはひとつ、あたしの好奇心ってことで(くすりと笑い、「ほら行くよ」と手で合図して服屋へと歩き出す) 」
[155290]「 改原「……?え、えぇ。いつも制服です。如何せん、服は着れればいいので(ぉ)(そ、そうだ。イメージトレーニングしてきただろ。まずは服を褒めて――)え!?お、俺の服をですか!?久遠先輩の買い物じゃ――(出鼻を挫かれたためか、紫の声色に相反して、口をДの形にして驚きの表情) 」
[155289]「 紫「(Σ何を言ってるこの後輩!?)(汗) あんた夏休みまで制服なわけ? や、別にそれがダメっていうんじゃないけどさ~……(むむ……と改原の装いを見ながら腕を組む)……よし、決めた。服屋いくよ、服屋。あたしが選んであげるから(呆れたように言いつつも、どこか楽しげにも聞こえる声音) 」
[155288]「 改原「!!(紫の姿が見えるや否や、眼を見開いて呼吸を整える。両手で帽子を調整し、目元に陰を作って口元をぎゅっと結び、気合めいた表情を取る)待っていません。久遠先輩をお待たせするわけにはいきませんので(どこか矛盾した返答)――(夏の日差しの中に、甘い香り。それは16歳の青年にとっては、あまりにも刺激的だった)……は、はい……どうされましたか?(紫の突き刺すような視線を受けて、若干表情が崩れる。何かしてしまったのかと思い、自身も身なりを確認する) 」
[155287]「 紫「―――はっ、はっ……!(小走りで駆け寄り、肩で呼吸を整えながらシンタローの前に立つ)や、シンタロー……今からベタすぎること言うけど、ごめん、待った……!? あたし10分前には間に合ったと思ったんだけど、遠くからシンタロー待ってるの見えて……!(申し訳無さが混じった声で言う。白のノースリーブシャツに濃いめのデニムショーパンを合わせた、夏らしく軽やかなコーデ。あらわになった肩と健康的な脚がすらりと映え、改原の近くでふわりと柑橘系の香りが舞った)…………てか、シンタロー……(じ……と彼の姿を頭からつま先までジト目で見る) 」
[155286]「 改原「(人通りの多いエンクローズドモール。涼し気な冷房が、自動ドアの開閉の度に抜けてくる。その横で、表情や仕草は冷静そのものの男が『制服姿』で待っていた)――(**(確認後掲載)、ベースボールキャップ、夏制服)――(端末も見ず、ただ今か今かと、待ち焦がれていた) 」
[155285]「 ―ショッピングモール 入口広場― 」
[155284]「 リビングから聞こえる声「慎太郎!うるさい!!!(ドタドタ音に一家の母と思われる声が響き渡った) 」
[155283]「 改原「――(洗面所、鏡の前。端末を耳元から降ろし、自身の映る鏡と向き合う)――(跳ねた赤髪を手で押さえつけ、目元を隠すように前髪を下ろす。行動自体に意味はないが、そうしないとやってられないという風に)ドタドタドタドタ!(その一室から抜け出し、階段を駆け上がり、部屋へと戻っていった) 」
[155282]「 紫「―――うん、10時ね。わかった。それじゃ明日……約束だからね。……ばいばい(通話を切る一拍の間の言葉を呑み込み、短く締めくくって終話ボタンを押す)……っは~~……(スマホを枕元にぽいっと放り投げ、大の字に手足を広げる)……誘っちゃった、な…… 」
[155281]「 紫「荷物持ち?ううん、そんなつもりじゃ……(とは言ったものの、シンタローが持ってくれるなら……それはそれで助かるか……)(後輩の厚意に甘えておくことにした久遠紫(17) ) 」
[155280]「 改原「10時に現地集合で、ど、どうでしょうか!(妹の発言にはほぼ意識は行っていないが、そのまま洗面台まで歩きぬいた) 」
[155279]「 望海「10時の方がいいよ。朝準備に時間かかるから 」
[155278]「 改原「明日ですよね。は、8時ぐらいに現地集合で―― 」
[155277]「 望海「あ、お兄~。明日買い物付き合ってよ~(階段から降りてきた兄と遭遇するも、視点も定まらない視野の狭い眼で廊下を歩き回る兄を見て呆然とする)うわ…… 」
[155276]「 改原「も↑、もちろんです。荷物持ちなら、小さなころから母にやらされていたので、自信あります(廊下から階段を下りる。やや足早に、狭い階段を、下りていく) 」
[155275]「 紫「ん、さっきからそう言ってる(『二人で出かける』に平坦に返し、ぼふっとベッドに倒れ込んで両足をぱたぱたと動かす)うっさいの(白目を剥いたタクマがうっすら映る)居たらゆっくり見られないし、シンタローとだったら気楽だしいいかなって……駅近くのモールに行きたいんだけど 」
[155274]「 改原「忘れていませんよ。ちゃんと覚えていま……す……(立ち止まり、またまた瞳孔はピクセルレベルにまで凝縮する。この誘いが、部活を通じたものではない希望が、確信は持てずとも転がり込んできたが故)――もしかして二人で出かけるってことですか??(ガチャリ、と部屋を出る。耳元に端末を当てたまま、家の廊下を歩き始めた) 」
[155273]「 紫「(……!) そ?良かった――(口元が思わず緩んで声に安堵が乗り……)ぶか……ち、違う違う。そういうんじゃなくて……個人的なやつ。……前のとき趣味とかそういうの、付き合うよってシンタローが言ったんじゃん。……忘れたわけ?(気づけるか気付けないか微妙なラインで声が落ち、むぅ……と拗ねるように口をとがらせながら) 」
[155272]「 改原「――買い物ですか。明日ですよね。はい、暇です。いけます(徘徊を辞めず、部屋を既に何週もしている。そんな中、スケジュールも碌に確認せずに紫へと返答する)あ、部活動に必要なものですか?それだったら経費が落ちるはずなので、南郷顧問に連絡した方が…… 」
[155271]「 紫「ううん、部活休みだよ。でさ、明日も休みじゃん?(前髪に指を通してくるくるともて遊びながら)シンタローって明日ヒマ? 良かっ \ガンッ/ ……(なんの音?え?)……たら、買い物でも付き合ってくんないかなって 」
[155270]「 改原「どうしましたか?もしかして今日、部活動あったんですか……?ウロウロ……(部屋の中をぐるぐると回る。声色は平然さを取り戻していたが、対極的に動作は落ち着きとは程遠いものであった)ガンッ(動きすぎて箪笥の角に小指をぶつける、だがその痛みは最早感じる訳もなく、全神経が耳にいっていた)ウロウロ…… 」
[155269]「 紫「 ! (あ、出た―――)……おす。いま平気?(普段よりもほんのり固い声色になっているが、涼やかさはなんとかキープし通話に返す) 」
[155268]「 スマートフォン「はい、改原です(淡々とした口調の中に、浮ついた語尾。だが、毅然とした後輩の声が紫の耳元で電子音として伝わってくる) 」
[155267]「 改原「――(普段、電話によるやりとりをしていないためか、なんの音か一瞬分からず周囲を見渡し、机の上の今にも落ちそうな隅にあったスマホに視線を置く)――――!!!????(『紫先輩』と書かれた着信画面に瞳孔が凝縮し、ヘッドフォンを投げ捨てる)すいません先輩、親フラなんで抜けます!(ゲームをぶった切ってスマホに手をかけ、呼吸も整えぬままそのアプリを起動する) 」
[155266]「 ~♪(スマホの着信音) 」
[155265]「 改原「(一方その頃、改原家)激ロー激ロー!先輩、ブラハやれます!いけるいけるいけるって!大丈夫いけますって!うおあ空爆きたしホライゾンウルトで安置潰されてます!やばいやばいやばいちょ先輩助けて!ちょ先輩バッテ巻いてないでカバーしてって!!先輩!!!死ぬ!!!やばい!!黒鉄先輩!!!!せんぱあああああああああああああい!!!!(自室にあるモニター、パソコンから繋いでいる通話アプリで、タクマと何らかのゲームを一緒にやっていた模様)助かりました。すぐケアするので待機していてください。あとは俺がやりま―― 」
[155264]「 紫「……はー、あほらし。後輩に声かけるだけで何ぐずぐずしてんのよ……!(「よっ」とベッドから体を起こしながら押したのは通話ボタン。改原にメッセージアプリから電話をかける) 」
[155263]「 紫「(夏休みの午後――電気を消した薄暗い部屋に、カーテンから西日が射し込んでベッドにオレンジ色の帯が描かれていた)……。(遊び終えたままのDSが転がっているベッドに横たわり、スマホの画面――改原とのトーク画面――をじっと見ていた)……『今日ヒマ? 明日 遊びに』……(文字を入力し、指を止めて画面をじっと見つめる)……うぅん……(眉を寄せつつ文字を削除)……『宿題 終わった? 手伝ってあげても』……ん~……(削除削除。唸りながら寝返りを打つ)(なんて誘えばいいのよ……いつもは周りの流れに合わせて過ごしていれば勝手に事が動いてたから、自分から誘うとか分かんないし……) 」
[155262]「 ――― 久遠家・紫の部屋 ――― 」
[155261]「 稔梨「う~ん、そうなんですかぁ……タイミングが悪かったのかな?コーヒーの味を見て欲しかったんだけどな……(走っていく蒼葉を窓から眺める) 」
[155260]「 森ノ宮「ああ~~、成程、そういう事か…………我ながら感覚が麻痺してたかもな………(蒼葉を無言で見送り)……いやまあ、失礼はしてない。大丈夫だ。トラブルも、まあ……ちょっとした偶然なんだが、ひったくり追い掛けてたらそいつが蒼葉にぶつかって……どうも、コケて怪我したみたいでな。いや、色々……悪い事したなぁ…… 」
[155259]「 稔梨「トラブルって─────あっ!(走り去っていく蒼葉を唖然と見る) ……えぇっと……わ、私なにか失礼なことをしちゃいましたか……?(戸惑った様子で皆を見て) 」
[155258]「 蒼葉「おぼっ、ぼぼぼぼっ、ぼぼっ!(更に笠間も来て限界まで震える) ─────ガタッ!(席を立つ)……し、失礼しましたぁっ!!(逃げるように……実際逃げているのだが……その場から走り去る) 」
[155257]「 難波「………………胡桃ちゃん、稔梨ちゃん、どうも…………稔梨ちゃん、知り合いやったらちょっと、こう……連れて帰ったった方がええかもな… 」
[155256]「 笠間「(稔梨の後、何拍か置いてからドアを乱雑に開けて事務所に闖入)うーーっす、あ、やっぱ稔梨ちゃん来てた。今帰ってきまぁしたぁ……………え?何すかこの状況?甲ちゃん何かやらかしたんすか? 」
[155255]「 森ノ宮「おお、稔梨か。いやちょっと、トラブルに巻き込んじまって……あれ?知り合いか?……お、おう、大丈夫か蒼葉 」
[155254]「 蒼葉「あばっ、あぶっ、ぶぶぶぶぶぶぶ……(唐突な女子の乱入に戸惑いを隠せずガクガク震え始める) 」
[155253]「 稔梨「────お疲れ様です~っ!(やや急いだ様子でガチャっと事務所のドアを開けて入ってくる) ごめんなさい、ちょっと遅くなっちゃって……あっ、お客様ですか?……あ~っ、黒羽くん……だよね?今日はどうしたの?(にこっと蒼葉に微笑みかける) 」