367 IOWのDVD最高でした
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北国のレコードコレクター
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男性 51-55 北海道 p1198-ipad301sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
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私も、本日到着したIOWのDVDを早速見ました。 まずこのDVDを見て、74年の日本公演を見ることの出来なかった、長年の悔しさを、やっと払拭することが出来ました。 日本では、ライヴでの実力について、何かといわれることの多かったムーディーブルースですが、ライヴが個性的で良くなければ、英米であれほどの人気を得られるはずがない、その確信は間違っていませんでした。 彼らはやはり素晴らしいライヴバンドでした。 マイクのメロトロンがサウンドの核であることが、映像を見てますますはっきりしたのはもちろん、ジャスティンが爪弾くエレキギターの美しい音色、夕暮れに溶け込んでいく哀愁のヴォーカル、ジョンの見事なハイトーンのコーラスに、センス抜群のベース演奏と見どころはとても多く、なにより、賞賛されることは少ないけれど、ライヴサウンドにダイナミックな息吹を与える、グレアムのパンチのきいた力強いドラムの魅力が映像ではっきりと確認できます。 マイクのメロトロンと抜群のコンビネーションで、要所要所に響くレイのフルートも素晴らしく効果的で、彼のステージアクションも見栄えが良く、とても楽しいものでした。 彼らならではの魅力溢れる、素晴らしいライヴサウンドと映像です。 解説に、当日演奏された何曲かの映像が残っていない、(というよりは使い物にならないと言う意味でしょうか)と書かれていましたが、それを証明するかのように、「Sunset」ではタイトルに引っ掛けて、日没時の会場の様子の映像が流れるだけで、演奏場面は全くありません。 「Ride My See Saw」にも、「ライヴアットモントレー91」や「レッドロックス」などからの映像が、かなりの割合で流用されていました。 しかし、「Are You Sitting Comfortably」の映像が、インタビューの合間にかなり使われていましたし、「Minstrel's Song」の演奏場面もほんの僅かですが見ることができました。 20分のドキュメンタリーには、70年のIOWフェスについての話や、ヒッピー達の騒動話などもありましたが、メロトロンについてのマイクの興味深いコメントや、メンバー達の最近のインタビューもあり、たいへん興味深く見ました。 メロトロンを中心にした独特の演奏形態と、個性的な4人の歌と多彩なコーラスワークを誇った、この時期の彼らのステージの映像をやっとこの目で見ることが出来、私は大満足です。
2009/05/30/(Sat) 22:19:01
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