ここは、盟華学園、中等部。1年3組の教室。 まだ、朝自習の時間で、先生はいないからか生徒は、遊びまくっている。 ・・・まあ、先生がいない教室は生徒のものだ。
この教室は、少し違う。 担任のキャラが濃いからだ。 黒板の上には、学級目標が。 そこには、[まず、ボケよう。そして、遊ぼう。3分の1の割合で勉強しよう] と書いてある。 ボケようって、ボケるのが優先?3分の1って、何の3分の1? とまあ、突っ込みたくなるが心の中で治めようとしているのが このクラスで唯一普通な人間、佐々木遼加。 前から、2番目で廊下側から3番目。 (ホント、可笑しいよね) と肘付いて思っていると、カンカンという音が近づいてきた。 ガラ とドアが開く。 [おめえらさ、本当うるさ過ぎて脳みそぐちゃぐちゃになっちまうぞ?] 最初の発言がそれかよ!!!おい、それかよ!!!そう思った遼加だが、 あきらめる。 [しかもさ、佐々木だけ自己紹介してたけどさ、お前のなんか求めてねえよ!!どっちかっつーと、俺のが必要じゃね?] [センセ!!!アタシも必要だよね?!] 挙手したのは、宇美尾沙子。一番、ボケる奴。 [いらねえよ!!] [レギュラーメンバーじゃん!!] [勝手にそうなってるだけじゃん!!] [必要・・・] [・・・自己紹介なんかもう求めてない!!!] [センセ・・・] 続く
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