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小説掲示板

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タイトル:(削除) ホラー・怪奇

投稿された方の依頼により、2009年06月16日 (火) 20時31分に記事の削除がおこなわれました。

このメッセージは、設定により削除メッセージに変更されました。このメッセージを完全に削除する事が出来るのは、管理者の方のみとなります。

システムメッセージ 2009年05月16日 (土) 21時32分(152)
 
題名:実験体、一印〜九印

「裏戸教授・・・。この子達は・・・・・・?」

「ああ。実験体だよ。・・・・・まあ。そこらへんにいた捨て子だがね。何事も無く消えるより、何かあって消えるほうがこの子達にはいいと思ってね。確か名前は・・・・・。」

・・・・・男の人の声が聞こえる。もう自分の名前なんて思い出せない。ただ、覚えているのは・・・・・この人と他の八人の人が私と一緒にいるということだけ。

「・・・・・だったはずだ。しかし、この子達には今の名前を忘れてもらわなければならない。一人ずつ名前をつけると・・・・・・」

な・・・まえ?どうでもいいや。そんなこと・・・。

「この子が八印。そして・・・この子が九印だ。・・・では、名前を刻み付けておけ。話はそれからだ。」

そのまま私達は、変な部屋に連れて行かれた。そして、左腕に焼き付けられる。『九印』と。

痛みなんてどうでもいい。死ぬコトだって覚悟できている。私は・・・悔いは無かった。
・・・・・・このときは。

○零架○ 2009年05月16日 (土) 22時03分(153)
題名:廃墟ビル・全員の顔合わせ

・・・・・・・・・・・・・・・・記憶が飛ぶ。何があったか覚えてない。
・・・・・さっきまで何があった?覚えてない。オボエテナイ・・・。

「・・・・・腕のこれ・・・?何だろ・・。『九印』・・・・・?」

それが私の名前・・・・・か。そう認識した後、周りを見渡す。

私と同じ、腕や足に名前がある人達が倒れている。女が私を入れて五人。男が四人。
既に男の一人は起きていた。名前は・・・・・・『三印』・・?

「・・・・・起きたか。えと・・・九印、か。俺もさっき起きたばっかでわかんねーだけどよ。ここは・・・・・廃墟ビルらしいな。」

「そう・・・。」

名前が刻み込まれているのは私と逆の右腕。そこに青でくっきり『三印』、と・・・・・。

「・・・・・あ。他のやつらも起きだしたぜ。後ろ、見てみろよ」

三印に言われたとおり、後ろを見る。・・・・・全員が起きだした。

「んあ・・・・?こっこは・・・・?」

『一印』が喋った。一印は女だった。右目に赤で『一印』と刻み込んである。

「えと・・・あの・・・。」

『二印』が慌てている。二印は右足に赤で名前が刻んである。女の子らしい女の子。一印とは真逆の性格である。

「アノ場所からココに移動かよ・・・。」

『四印』は男で、結構冷静にしている。左目に青で『四印』と刻まれている。一印とは逆の場所に刻まれているの・・・・・か。

「何処ココ・・・?」「何処?ココ・・・?」

『五印』と『六印』は双子らしかった。五印は右頬に、六印は左頬に赤で名前が刻まれている。

「・・・・・・・」

『七印』は黙ったままたっている。左足に青で『七印』と刻まれている。七印も同じく二印と逆のほうに刻まれている。

「廃墟ビル・・・・・か。」

最後、『八印』。八印はキョロキョロと一印たちを見回している。首に青で『八印』。

・・・・・・・・これで全員。

○零架○ 2009年05月16日 (土) 22時32分(154)
題名:感染ウイルス『X−33K』の被害者1

・・・さて。全員の紹介が終わったところで、いまの状況を確認する。

廃墟ビルの・・・二階ぐらい。周りにあるのは、瓦礫、テレビ、ソファである。

「おぅ!くいーん!ちょいこっちー!」

『一印』が話しかけてくる。

「あのさー。置手紙があったんだけどー。全員起きたらテレビつけろって!」

「テレビって・・・・・これ?」

確かにテレビはあると言った。でも・・・つくのか?

「とりゃー」

一印がテレビをつける。そこには・・・・・あの時いた、『裏戸』と呼ばれていた教授がうつっていた。

「はいはーい!全員しゅーごー!」

一印が全員をテレビの前に呼ぶ。全員が集まると、裏戸教授が呼びかける。

『こんにちは。私は裏戸時冶と言う。君達にはこれからある、『実験』の・・・・・言わば実験体になってもらう。まあ、その実験はある『ウイルス』をこれからそこにまく。そのウイルスから五日間の間、生き残ればいい。』

生き残る・・・?

「はっきり言うと、五日間、このウイルスから逃げればいい。そのウイルスの特徴を教えよう。そのウイルスにかかったAがいる。そのAは三時間後、消える。Aから半径3メートルにいなければ、かかる心配は無い。・・・・・・・ついでに、私はその子にウイルスをもうかけた。」

もうって・・・・・じゃあ、誰かが・・・・・?

「その子はあと2時間で消える。・・・・・はっきり言うと一時間半だ。」

「つまり・・・・・どういう意味ですか?」「つまり・・・・・どうゆう意味ですか?」

五印と六印がしゃべる。

「30分。その子の近くにいれば必ずかかる。・・・・・・さて、自分のことを知らないまま消えるのは流石にかわいそうだと思って、自分のことを教えることにしている。」

つまり・・・・・本当の名前やどうしてこうなっているかと言う事が・・・・わかるのか・・・。

「では・・・・・教えるよ。名前は・・・・・・・」

一瞬の沈黙。全員が緊張している。自分が最初の『被害者』・・・・・・かと。

「・・・・・二印。君だ。」

「・・・え?私・・・?!」

○零架○ 2009年05月16日 (土) 22時51分(155)
題名:二印の正体

「本名、青的菜穂子。中学三年生の女。一印の親友。」

○零架○ 2009年05月16日 (土) 22時52分(156)
題名:感染者アオマト・ナホコ

「君は平凡で幸せな日々を送っていた。でも、ある日、君の家が火事になり両親が亡くなってしまうという事態になった。君は逃げて逃げた。親友である一印も巻き込んで。・・・・・そして、私が拾った。」
一印は裏戸を睨みつけながら聞いていて、菜穂子は口を手で塞いだまま聞いていた。
「では、一時間・・・いや、後30分。せいぜい生きててくれ。」
プツッ・・・。テレビの電源が切れる。
「・・・・・・。30分。お前はどうするんだ?菜穂子。」
八印が話を切り出す。菜穂子は少し考える顔をして、決意を決めたように言った。
「私は・・・一印ちゃんと一緒に残りの時間を過ごしたい。一印ちゃんと話して、他の皆とも話したかったけど・・・伝えたい事があるから・・・・・・・。お願い。」
菜穂子は少し微笑みながら・・・・・いや、悲しそうな微笑をして・・・、コッチを見た。
「・・・・・分かった。・・・でも、九印は15分立ったら、一印を菜穂子から離してくれ。」
「・・・・・・りょーかいよ。」
こうして、全員一階へ降りた。二階には私、一印、菜穂子がいる。
「・・・・・菜穂子。私に話したいことって?」
「・・・。私が覚えてる事、先に話すね。」
菜穂子は中学の名前やどういう家族構成など話した。
・・・・・・そして時間はあっという間に過ぎて・・・残り5分。
「でね、一印ちゃん。それでー・・・・・。」
「いいよ。本題に入ろっ。私に大切な話を聞きたいの。」
菜穂子は話を止める。少し下を俯き・・・・・そして
「私ね・・・謝りたかったんだ。ごめんなさいって。」
「・・・・・・・え?」
菜穂子が謝りたい事がわからなかった。
「拾われる前、私一印ちゃんと約束したんだ。『何があっても生きようね』って。・・・・・でも・・・・・。」
「そ・・・そんな約束・・・?」
「私にとってはそんなじゃないよ。だって一印ちゃんは・・・・・・・。」
菜穂子は間を空け、ニコッと笑った。
「とっても大切な親友だもの・・・。」
その言葉に、一印は少し揺らいだのが分かる。体がじゃない。心だ。
そういったとき、約束の時間になる。
「あ・・・一印!行こっ。時間だよ!」
「やだっ!菜穂子といるっ!」
そう言って菜穂子の手をとる。
一印は泣いている。親友を放したくない・・・・・か。
そう思っていると、菜穂子は一印から手を離し、私のほうに押す。
「だめだよ。一印ちゃん。一印ちゃんは『約束』まだ守れるんだから。」
「なほっ・・・・・・。」
一印が叫ぼうとしたとき、菜穂子が一印の口を押さえた。
そして・・・最後の微笑を見せた。悲しくない寂しそうではない、とても楽しかったような微笑を見せて、最後に継げた言葉
「私・・・・・まだ生きたかったな」

○零架○ 2009年05月20日 (水) 20時14分(158)


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