正義という言葉から全くかけ離れている
長男・成馬　（セイマ）　　23歳
緩くてまったりしている
次男・晴依　（ハルイ）　　20歳
お調子者で女好き
三男・平瑚　（ヘイゴ）　　18歳
七色声（セブン・ボイス）の持ち主で優秀
長女・來夏　（ライカ）　　16歳

この4人兄妹は実は大泥棒［king]だった！！
この4人vs警察
さて勝利するのはどっち？

［早く起きろって！！］

此処は朝倉家。
朝っぱらから、來夏の声が響く。・・・近所迷惑だよね。

［成馬！！平瑚！！起きろ〜！！］
［朝から、うっさいなあ・・・］
［成・・馬・・・、俺の服持ってきて・・・］
［俺もこの布団から出たくねえよ・・・］
［おい、そこ！！！はよ起きィ！！！］
來夏は2人を占める。

［・・・なんで、関西弁？］
成馬の疑問は、闇に消えた。


−学校−
［おはヨ！！］
［あ・・・那美ちゃん・・・。おは・・］
［朝からテンション低！！］
［あの馬鹿共のせいです・・・。］
［成馬さんと平瑚さんの事？］
［正解です！！！］
［いいじゃんかっこいいし。］
まあ、確かにかっこいいかも知れないが・・・
［性格くそ悪い！！］
［解った、解った。文句はあとで聞くから。］
［ほら、祐樹君通るよ！！］
祐樹君とは、ほら学校にアイドル的な男子いるじゃん。
あーゆー人。皆が大好き。（男子も先生も）
［あたし嫌いだから、先行くわ！！］
［・・・來夏は、本当に可笑しい・・・］
［じゃ、教室でね！！］

・・・。イケメンは、嫌いだ。
・・・、不細工も嫌いだが。
あの兄弟のせいだった。
　　　　　　　　　　　　　続く

［目に焼き付けてきた〜］
［そうかい、那美ちゃん。良かったな。］

そんなどーでもいい会話をしているときに、教室が騒ぎ始めた。
ドアには、あのさっきのアイドル、［祐樹君］が！！！

［來夏チャン、呼んでくれない？］
お得意のキラースマイルをしながらそう言った。

［はいッ！！來夏！！！］
［アタシ？］

［きました。］
［何か用っすか？］
凄い冷たい言い方で聞いた。
［あのさ、前から可愛いと思ってたんだ。・・・付き合ってくれないかな・・・］
そう［祐樹君］が言ったとたん、女子の悲鳴と男子のおお？という声が混じってうざったィ。
［ごめん。**。］
そういって逃げてやった

告られた日の夜。
那美ちゃんにありえないとずっと言われずっと叩かれ。
何か背中が痛い。
［ねえ？今日何処？］
來夏が成馬に聞く。
［そこんとこの、中沢さんち。］
［あれ、聞いた事あんな・・・］
・・・中沢・・・中沢・・・中沢・・祐樹・・・・中沢祐樹!!!!
うわ、アイドルさんちじゃん。
［うえ。］
［どした？12時前にはいかなくちゃイケね〜んだぞ。］
［まだ、2時間ある。］
［そーだがな。作戦会議すんだぞ］
［へいへい］
すごく、やる気は無いが、まあ収入源だししょーがない。
と着替えながら思う。

［じゃあ、始めるぞ。晴依、よろしく〜］
［ほい。えと、目標（ターゲット）は中沢家。50万盗み出せ。20万は近隣の方々に。
　で、盗み出すのはきっかり五分。多分今日も、警察居るからね。
スキはこっちから作る。こんなもんだね。］
［バズーカ・・・］
［却下だ。］
平瑚が言おうとした時、晴依が割って喋った。
［ひどいな・・・］

［じゃ行くぞ！！］
［ok！！］

屋根裏部屋から屋根に行き、屋根を辿って中沢家へ。
泥棒みたいだ。　　　あ、泥棒か。
そんで、到着。
近くの家と樹にそれぞれ配置する。
「いいか、12時ジャストに石投げろ。」
と、成馬。
「何か、地味だね」
來夏は、文句を言う。
「そしたら、晴依と平瑚は玄関から入れ。金庫を破壊して、金を取り出せ。
そんで俺と來夏は、爆弾を投げ込む。終わりだ。」
「了解」