素敵な絵をありがとう!
園さん、今日はありがとう。
また「歌舞伎座へ」に出会えて嬉しかったです。
やはり大きな作品は見応えがあります。
でも小さな作品も好きです。
今回は「猫とパンジー」がよかったですね。
園さんは今回、5点出品。受付のすぐ前の壁面がすべて園さんでした。
「人形」は、ご自分の古いロシアの人形をほぼ等身大に描いたそうです。清楚な感じがしました。
「オンフルールの午後」は、フランス旅行での港町のスケッチを元に、着衣のモデルを描いた作品。民家の窓の四角やヨットの帆の三角の並べ方がとても面白い。教会の尖塔は遠くにかすみ、海にはさざなみが・・色づかいが素敵。
「静物」は、茶色のテーブルに置かれた花やカボチャなど。先生に敷物を描き加えたらとアドバイスされて、水色のテーブル敷を描いたら明るくなった、と裏話も聞きました。たしかに茶色よりも水色がかぼちゃの黄色が引き立ちます。
アドバイスする先生の眼も的確だけど、それを素直に聞き入れて、その効果を見事に描ける園さんに感心!なかなか忠告を受け入れられないものよ。
もう一点の「猫とパンジー」は、黄色と紫をテーマにして描いた作品を並べたコーナーにあります。
同じ黄色と紫を使ってもこうまで違うか、というほどさまざまな絵が並んでいます。その中でも園さんの色はまた個性的。
でも今回はその黄色と紫の色はもちろんだけど、パンジーの花と並んでいる(花を見ているという風情ではないのだけど)猫が面白い。可愛いっていうんじゃないのがいい。