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私の天使 |
投稿者:あーもんど
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考えてみると私の夫は天からの贈り物だった。 17歳で病気になった私は大学に入ったものの、ますます歩きにくくなり人にはかろうじて異常がきづかれないぎりぎりだった。 ふつうの男の子は足が悪い=歩けない女の子を好きになったりしない。 私の夫は本当にわたしが好きになったのだ。
私が普通の女の子であるかのように。
歩行困難の私を大学の中庭から早稲田の地下鉄の駅まで追いかけてきた。映画館の外で待ち伏せしていたこともある。 彼は私をいろんなとこに引っ張りまわした。
鎌倉の近代美術館にパウロ・クレーを観に行き草月シネマテークにも行った。 私は普通の女の子のように恋を経験し、23で結婚した。 彼がいなかったら私は恋も結婚もしていなかっただろう。 そして今の私はなかったと思う。 実家にいて兄と地獄のような暮らしをしていたかもしれない。
夫は私の天使だった。 天からの贈り物だった。
(2017年06月06日 (火) 05時29分)
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天使も歳をとる |
投稿者:あーもんど
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| 夫は70歳になる。 初めて出会ってから50年以上経った。 初めて会った時からタバコを吸っていた彼は未だヘビースモーカーだ。 血管年齢が90歳と言われた。
最近体の不調を訴える。 天使も歳をとるのだ。 遠くないうちに命の灯も消えるだろう。 私を見つめる彼の眼差しには力がなくなった。
(2017年06月06日 (火) 16時26分)
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おててつないで |
投稿者:あい。
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| おまえ100まで わしゃ99まで
・・・いやそういうわけにはいかん
おまえが100までならわしゃも100まで
はっはっは・・・
(2017年06月07日 (水) 05時44分)
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ありがとう |
投稿者:あーもんど
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| あなたもまた私の天使。
(2017年06月07日 (水) 07時57分)
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