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私の母 |
投稿者:あーもんど
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母は私の自慢の母だ。 私たち兄妹が20歳と17歳で若年性PDを発症してからの50年余りの母の苦労を思うと、母の外見にはそれが全くと言っていいほど現れていないように私には思えるのだ。 今90半ばの母は常に私よりはるかにおしゃれで装いを気にかける人だった。 私の服装も素早く点検して何か一言感想を言う。 どちらかというとみなりをかまわない私にはちょっと怖い存在だった。 母はおしゃべりな私と違ってくちかずが少なかった。 長々と叱られたことはなかったような気がする。 こうしろああしろとも言わなかった。 ただ兄と私を同じように育てていると言うわりには兄には遠慮していると思った。 病気になって兄はときどき荒れるようになった。結婚していた私に母はまるで台風か地震のような天災のようにそのことを嘆いた。 あるとき私は言ってしまった。お兄ちゃんをそういう風にしてぃるのはママよと。母は黙ってしまった。 ずいぶん経ってから、あなたに言われたことはショックだったといったがそれ以上はなにも言わなかった。
長年の父と兄の確執について私が触れようとしたとき はははしずかにいった。「心臓がどきどきしてくるから 」私は慌てて口を閉じた。母はこのことについて何千回何万回となく考えたに違いない。 若年性PDはわたしたち家族にとてつもなく大きな不幸をもたらしたのかもしれない。母の外見には何も留めてはいなくても。
(2018年03月03日 (土) 23時51分)
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inevitable |
投稿者:あーもんど
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| 抱えきれないこと…はある。 自分の身は守らなくてはならない。だけどそれが自分の身に起きてしまったら?
世界は悲惨に満ちているのだ。人間には逃げられないことがある。 どんなに力が弱くても闘わねばならないことがある。
それしか自分の身を守る方法がなくて。 自分を守るために闘う敷かないことがある。
(2018年03月04日 (日) 15時58分)
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家の親父 |
投稿者:五十嵐
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| 親父1
家の父が古いフロッピーディスクを持ってきて、“ねえ、これ何処に入れるの?”だって。フロッピーディスクなんて、一体いつのものだろう。聞くと自分の履歴書がはいっているという。家の親父はあの世の関所には履歴書が必要だと考えたのであろうか。
2家の親父が連休中に兄貴を呼び出し、話をすると言う。 “私が死んだら、墓がないからそれdけのお骨をロケットで大気圏まで飛ばしてほしいんだ。”と“ほら、大気圏、越えたらら燃えて残んないからな。”って。 汁粉。
余 ここのメール機能って、どんな感じだろう。と思わず試してみる。 他意はない。
(2018年08月28日 (火) 00時51分)
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