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私の勉強は17歳で

私は17歳で病気になった。
だから他の人のようにそれから後は勉強していない。
大学には一応行ったけど通うのが精一杯だった。
だので専門的知識もなければ英語もできない。
フランス語も英語とどっこいどっこいで両方とも話せない。

だが言葉は不思議なものでそのレベルに応じてコミュニケーションはできるのだけど。
つまりフランス語は喋れなくても辞書を引きながらであってもメールは書けるし英語も話せなくても友だちもできるし心は通じた。外国語が話せないのはパーキンソン病が関係しているように思う。つまり発病後に外国語を習うと話せないが発病前なら話せるようになるのではないか。というのが私の仮説だ。ほかにも私の仮説はある。54年もパーキンソン病だった成果かもしれない。

だからAppleで英語の論文をいくつか訳したのは全く初めての経験だった。
何が言いたいかというと、勉強というのは試験や資格で測れるものではなく、どんなレベルでも人生を豊かにしてくれるのだということ。
音楽もそうだ。私はピアノがすごく下手だったけど、バッハを発見しグールドの演奏を楽しむことができた。そういえばピアノも外国語も共通しているのは時間がかかること、下手=不器用なことか。これは明らかに病気のせいだ、もう一度言うが、外国語もピアノも私の世界を豊かにしてくれた。私は本をそんなには読んでいないがこれもまた私を豊かにしてくれた。文章を書くたのしさを
、それによって何よりも大切な生きるための自信と誇りを私に与えた。