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人を支えるもの |
投稿者:あーもんど
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「人間という存在」 完璧な人間はいない。私はほとんど病気の一生を送ってきたので、病気と言うことにずっと悩み続けたと思う。若年性PD患者は社会の中で圧倒的少数であり例外的存在であった。自分が社会のスタンダードではないと言うことがどんなことかスタンダードな健康な人には絶対にわからないと思う。社会の中で占める位置がない、これは辛かった。アイデンティティがない事は絶対的な自信のなさにつながる。自信がようやく持てたのは50歳近くになってから. 文章を書きだしてからである。文章を書くことは楽しかった。考えてみればそれまで文章書いたことがなかった。手紙もろくに書いたことがなかったから書いたことがなかった。本は読んでいた。結構読んだ方かもしれない。高校の時に読んだパスカルのパンセやギリシャ悲劇ものがたりが記憶に残る。 文章を書くことは楽しかったし好きであった。 それに私にはできることがあると言うことで嬉しかったのかもしれ。自分にできないことを考えるより、できることを考えるのが楽しいに決まってる
。まわりの人が文章を褒めてくれた。 びあ 自信ができると言う事はどんなにか素晴らしいことだろう。そういえばパーキンソン病は私からすっかり自信と言うものを奪ってしまっていたのだ。
(2021年02月13日 (土) 01時37分)
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