[385]迷いの横顔 投稿者:葛西剛 メール HOME
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誰かに 愛されたいと思う そんな感情さえ 忘れていた あの頃は ただ無言で何かを訴えた それは 祈りの形に近かった
物事を把握するまでに いろんなものに押し潰されて 走る力も失っていた
迷いの横顔は 不安を募らせるだけで 偽りの笑顔は 不安を紛らわせるだけ 何も変わらない真実が 今も此処で 流れている
人ごみの中 ふと立ち止まり 時のリズムを 刻んでみたんだ いくつもの方程式を 並べてみても 解けないものを 見つけた
生きるも死ぬも自由だけど 行き止まりの壁をぶち抜いて ふざけ合った頃を笑いたい
あなたの横顔に 何を感じられるだろう 悲しみや迷いを 抱いてはいないだろうか それを分かち合えるものなら いつまでも あなたの傍に
投稿日:2003年11月16日 (日) 02時35分
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