[428]都生まれ 投稿者:葛西剛 メール HOME
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棚に並べられた本の数だけ 学べるものがあって 生まれる人々の数だけ 愛の形がある
そんなありふれた世界で 喜びや絶望のニュースの裏に 密かに奏でられるミュージック この世の終わりを飾る無数の愛の歌は 誰の心に舞い落ちていくだろうか
疑い続けても答えは見えない 信じてぶつかっていけば いずれ 自分だけの何かが見つかる 理屈ばかりを求めても 心で負けては意味が無い
色んな余計な物が増えすぎて 輪郭を見失い 支配という名の橋の下 泳ぎ疲れていく
そんなありふれた世界で 孤独の部屋で欲望に浸かっては 生きる意味を追い求めて 抱えた悩みが生き甲斐へと形を変え 高い空へとリバウンドしていくんだ
都生まれは 天性苦悩の性 獣が群がる街角 そこに 無情にも産み落とされるんだ 星も無い夜空の中で ただひたすら戦っている
これは一応メロディーはついています。
投稿日:2003年12月04日 (木) 00時30分
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