妙な格好をした女性アーティスト
私を殺してほしいと歌ってる
「愛されたい　殺されたい」
詩から見れば彼女は孤独
なぜ歌うのか僕には分かった
この地で生きる不安と希望に
矛盾を感じてたんだろう

幾千の言葉を並べて　不安を掻き消すけれど
またどこからか　煙が沸いて出てくる
その煙を絶つ為に　僕はナイフを握る
もう歌わなくていいんだよ　楽にしてあげよう
永久の暗闇の中で　共に過ごそう
さあ　みんな待ってる　君は独りじゃない

人殺しなんて　正直したくない
本当に殺したいのは　僕自身
人を殺して世間が罪だと言うのなら
互いに罪を着せ合い　共に逝こう
共に逝こう