生長の家会員の個人サークル
谷口雅春先生倶楽部
谷口雅宣総裁になってからの生長の家は、創始者谷口雅春先生の本来のみ教え
とは違うものを説くようになりました。そして、本来のみ教えを求める多くの人は教
団を去りました。昭和15年に生長の家が宗教結社になった時の教義の大要は次
のとおりです。
『国体を明徴にして皇室の尊厳を明かにし、各宗の神髄を天皇信仰に帰一せしめ
尽忠報国、忠孝一本の国民精神を高揚し、悪平等を排して一切のものに人、時、
処、相応の大調和を得せしめ、兼ねて天地一切のものに総感謝の実を挙げ、中心
帰一、永遠至福の世界実現の大目的を達成せんことを期す』
生長の家教団は、本来の生長の家の教えを説かなくなり、創始者である
谷口雅春先生の説かれた生長の家の教えが正しく継承されていくのか
危機感を抱いています。生長の家会員自らがその危機感を訴えていくと同時に
教団内において正しいみ教えを学んで行きます。
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生長の家「今昔物語」・霊界篇の再掲示<第二十四話> (527) |
- 日時:2013年03月19日 (火) 09時08分
名前:信徒連合
生長の家「今昔物語」第五篇 霊界篇
第二十四(通算第265話)
霊界とは、どのようなところか?(その五)
<注釈・コメント>
現代社会における自殺者対策について
ある投書(平成22年2月10日・産経新聞・東京都在住Y氏42歳より)
<<政府は真剣な自殺者対策を!―――施政方針演説で「いのち」を強調した鳩山由紀夫首相に特にお願いしたいのは、自殺者数を何とか減らしてほしいということです。自殺者数は12年連続で3万人を越え、自殺率は先進国で最悪という極めて深刻な状況です。滅多に電車に乗らない鳩山首相はご存知ないかも知れませんが、各地の鉄道では「人身事故」(飛び込み自殺)が頻発しています。先日、私は栃木県に出掛けました。そして夜、上野駅に着いてから帰宅するまでの一時間弱の間に、電光掲示などでその日首都圏で人身事故が4件も起きたのを知りました。正月三が日も人身事故は起きていました。別に調べたわけでなく、駅の掲示やラジオの交通情報で知っただけでそうです。政府はこの異常な事態を直視し、危機感を持って対処してほしいと思います。「いのち」重視を言葉だけでなく、現実のものにしていただきたい。>>
この投書に書かれている如く、日本の自殺者数は、毎年3万人を超えておりますが、政治行政面からの対策としては、生活費の当座の援助や心の相談窓口のカウンセリング強化・拡充が精一杯でありましょう。政府等の行政面での対策の範囲は限界があります。
また、自殺者は社会の犠牲者とする考え方も正しいとは云えないのであります。現代社会の一大欠陥は、すべての問題を唯物的(物質世界の範囲内だけ)に捉えて、物質世界の領域を超えて考えない事が社会の大勢となっている、と云うことであります。
現代教育は唯物的(物質世界の範囲内だけ)教育が中心で、眼に見えるものや科学的計測器で確認できる事柄以外は非科学的として信頼しないのが普通であります。
この世界(眼に見える現象世界)に起こって来る事柄は、何の理由もなく突然に、或いは偶然に起こって来ることは一つとして在りません。すべて100%が、“原因・結果の法則”に基づいて起こって参ります。
このことは、仏教ではお釈迦さまの説かれた「因果律」のことであり、正確には「因縁果の法則」のことであります。宇宙の一切の現象には、必ずその元になった“原因”が存在してその原因が“一定の条件”が整った時(これを“縁(えん)と云う)”に眼に見える現象と云う“結果”が現れる。此れは“法則”ですから、地球上の人類すべての人々に適応されるのであります。
また、“原因”と一口にいっても、その中には根本原因(第一原因)と中間原因(第二原因、第三原因-----)というものがあり、“結果”はまた次の原因や縁となって循環し発展・展開して行くのであります。
このような形而上的観点から自殺者対策を構じなければならないのであります。
(1)自殺の原因と現代社会が認めているものは、生活苦・人間関係における絶望・将来への絶望・極端な厭世思想・極端な現実逃避・来世へのあこがれ等々であります。
(2)自殺者の共通点は、人間は死んで此の肉体が灰になれば一切のこの世の悩み苦しみは無くなる。病気も生活苦も無くなる。或いは、現世では到底自分の希望は叶えられないので悩み苦しんで苦労して生きて行くよりも早く死んで(天国・極楽という)幸せな世界へ行きたい、(来世に)生まれ替りたい。と云う考えであります。
(3)以上のような、自殺の原因は根本原因ではなく、自殺の“動機”であって因縁果の法則(因果律)の中の“縁”であるのです。
(4)では、自殺の根本原因(第一原因)は何かと申しますと、自殺者本人の持っていた「人間観」・「人生観」であります。更に云えば「世界観」・「宇宙観」であります。人間とは一体何なのか? 人間は父母が勝手に生んだのか?この世に生まれてきた目的と云うものがあるのだろうか? この世には何故多くの苦しみや悩みがあるのだろうか? 世界には多くの人々がいるが全部が自殺するわけではない。何故一部の人だけが自殺をしなければならないのか? 人間の幸不幸の原因はどこにあるのか? 一部の人達は生まれ替り(輪廻転生)を信じているが本当だろうか? 人間は死ねば自分の存在も含めて自分に関する全ての事が消えて無くなってしまうのではないか? 等々に関して正しい答えを見出せず間違った考え方を持っていた事が根本原因(第一原因)であります。
(5)科学的合理性と云う現代社会の“理性”なるもので物事を判断する人は理解できないのですが、自殺の動機にはその人に関係ある今は霊界にいる人(死者)の霊魂の想いが影響を与えている場合も結構あるので在ります。このこと(憑依)も見落としてはならないのであります。
(6)以上の事柄を前提として、開祖・谷口雅春先生の御教えに従って、現代日本に於ける<自殺者対策>を考えて参りますと、
* 正しい人間観・人生観をもって生きること、そしてそのような教育を日本社会全体に広める事、
* 過去に於いて自殺者のある家庭に於いては、その自殺者の霊供養をその家の人が自分で毎日の日課として励行すること、例え、自殺者の無い家庭であっても、先祖供養は子孫の義務だと認識して毎日の日課として自分の家庭で家族自らが行う習慣とすること、
* 正しい霊知識を広く社会に普及すること、特に、自殺者は自殺しても生前の悩み、苦しみは決して無くならず、霊界で更なる悩み苦しみは増大して続き、自らの悔恨の想いが出てくるまで苦しまなければならない、それは生前の現世以上の苦しみである事を社会全般の常識となる事を目指さなければならないのであります。
* これらの“根本的な自殺者対策”は政府や行政機関では出来るものではありません。此処は矢張り宗教者の担当なのであります。宗教団体の本来の存在理由はここにあることを理解し、その方向へ強力に向かって行かなければならないのであります。
* 正しい人間観、正しい人生観とはどのようなものか?その要点をのみ記すれば、―――
(イ)人間の生命は神さまから生まれ出た。その神とは創造神即ち、唯一根元の神様・宇宙大生命であり、全てに於いて完全にして円満且つ無限の創造をなす存在である。人間一人一人は皆、神の自己実現即ち<神の子>である。
(ロ)神の自己実現たる神の子人間は完全なる想念の自由と云う特権によって本来持っている無限の完全円満なる内容を無限の想像力で以って宇宙のあらゆる天体を神の子としての実相顕現の“場”として活用(輪廻転生)する。この無限の実相顕現過程が現象界から見ると、個性生命(個性命)の霊魂進化の階梯(修行の梯子段)なのである。
(ハ)宇宙のあらゆる天体のうちから、今生は地球と云う天体を自らの意志(時には、宇宙の摂理)によって選んで地球と云う霊魂進化学校の制服=肉体(修行服)を着て生まれてきたのである。父母が勝手に子供を作ったのではなく、子供が今生の霊魂進化の為の人生学校として最も相応しい両親を選んで地上に生まれて来ているのである。
(ホ)かくして、此の世に誕生したのは、霊魂修行道場としての地球人生学校への入学であり、学校であるから卒業するまでには色々な課題(人生苦・悩み)が与えられるのは当然のこと、併し、与えられる問題(人生のテスト)の範囲はその人の実相顕現程度(今生での能力)の範囲内であり、必ずその人(個性命=霊魂)の解決能力で解答できるものであります。それなのに、此の課題解決の最大限の努力をせず途中放棄(中途退学)すること、此れが“自殺”なのである。人生学校におけるテスト(病・悩・苦)は、その人(霊魂)の進化向上のためには必修過程のテストであるから安易な途中放棄は絶対に許されない。形を替え、品を替えて合格(卒業)するまで与えられ続けるのである。そして努力してテストに合格して初めて上級学校(幸せな来世の人生或いは他の勝れた天体)への入学が許可されるのである。上級学校へ進むにつれ実相顕現の輝きは大きく(霊魂の進化は進み)魂の歓喜のレベルは更に高まって行くのである。
(へ)肉体と云う修業服を着て地球人生学校で学ぶ必修科目の一つが「霊供養」であり、代表的なのが『先祖供養』であります。先祖は父母を含めて“根”・幹は“自分”・枝と葉は“子孫”と云う霊的系譜の自覚を養うと共に<先祖と父母あっての自分の存在>と云う事実への素直な絶対的感謝の大切さを学ぶのである。また、霊界で修行中の身近な人(個別霊)の供養の大切さを自己の人生苦を通じて自分の霊魂は学び修業して行くのであります。
以上の事柄が<自殺者対策>の根本なのであります。政府も他の行政機関も誰も気がついていないことであります。
なぜか?それは冒頭で指摘させて頂いた如く現代人の90%以上が唯物的思考であるからであります。
宗教団体でも此の事を明確に指摘しているのは『幸福の科学』教団のみ?、
吾が『生長の家』教団に於いては開祖・谷口雅春先生が明確に説かれているにも拘わらず、三代目・雅宣総裁は“霊的なことについては宗教間の<合意>が出来ていない、霊的なことは霊界へ往ってから考えなさい、現世では霊的な事柄は、解からないし、霊的なことは危険が伴うから『今の教え』では採用しません”と言って炭素ゼロ運動や趣味と芸術センスを磨く誌友会の方向付けを採っているのは、明らかに宗教本来の使命の放擲であるのみならず、現代社会に対する背反行為でもあります。
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