生長の家会員の個人サークル

谷口雅春先生倶楽部

谷口雅宣総裁になってからの生長の家は、創始者谷口雅春先生の本来のみ教え

とは違うものを説くようになりました。そして、本来のみ教えを求める多くの人は教

団を去りました。昭和15年に生長の家が宗教結社になった時の教義の大要は次

のとおりです。

『国体を明徴にして皇室の尊厳を明かにし、各宗の神髄を天皇信仰に帰一せしめ

尽忠報国、忠孝一本の国民精神を高揚し、悪平等を排して一切のものに人、時、

処、相応の大調和を得せしめ、兼ねて天地一切のものに総感謝の実を挙げ、中心

帰一、永遠至福の世界実現の大目的を達成せんことを期す』

生長の家教団は、本来の生長の家の教えを説かなくなり、創始者である

谷口雅春先生の説かれた生長の家の教えが正しく継承されていくのか

危機感を抱いています。生長の家会員自らがその危機感を訴えていくと同時に

教団内において正しいみ教えを学んで行きます。

 

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生長の家「今昔物語」・ 理性篇の再掲示 <第四十四話> (704)
日時:2013年04月03日 (水) 11時16分
名前:信徒連合




生長の家「今昔物語」第六篇 理性篇



第四十四話(通算第370話)

 
生命の實相とダーウィンの進化論

(人間の生命は如何にして顕現したか) <その五>




何故突発変異のみ遺伝するか

(『生命の謎』P.255−256)


<<どうしてこういう様な突発変異が遺伝するのであろうか。どこに遺伝の原動力がありどこにその形を子々孫々につたえる所の不思議なる知性又は記憶が宿っているのであろうか。

それは物質的方面からみれば染色体であるとか遺伝因子であるとかいわれているのであるが、もし染色体または遺伝因子に於ける変化を新しき安定状態に継続することができればその形の遺伝は継続することができるのである。

然しながらその染色体または遺伝因子を構成している分子原子等を一定に変化なき状態に持続するのは何の力であるのであろうか。

またそのような生殖細胞が出来たのは人間に於いては思春期以後であるのであるが、その生殖細胞が思春期以前のことを印象しており、更に物質的には何らのつながりもない数代前の祖父の性格を遺伝したりするのは、物質そのものに遺伝さるべき性質が印象せられているのではないと云わねばならない。

ここに到るとどうしてもその遺伝さるべき記憶が物質の原子分子の力であるということはできないのである。そこには何か精神的な力があって、それらが或る時期が来ると、生殖細胞の一定の位置に遺伝因子の分子原子をあるべき様に把握してそれを持続しているのであると考えなければならないのである。

ある光線又は熱処理によってある植物またはある動物の色を変化させることは出来るのであるけれども、外界の変化によって植物の形を色々変化してみても、その変化を遺伝さすことには失敗したのである。

ここに於いて遺伝は外界から発得(ほっとく)したものではなく、外界の或る条件を契機として内界の「理念」の展開したものと云わなければならないのである。>>




遺伝しない場合の突発変異

(『生命の謎』P.257−260)


<<所が、ここに光線栽培の特別の例外の場合があらわれて来たのである。それは或る植物の種をX線で照射した場合に異なる品種の如き植物が生ずるということであったのである。

その大部分は遺伝しなかったのであるけれども、ある種族のものはこの変異を遺伝することができたのである。最近においてはある化学薬品に種子を浸すことによってもこの種の「突発変異」がおこるということが実験せられたと報じている者がある。

 そもそも遺伝因子なるものは、これを物質的方面から観れば、ある物質の分子原子が特殊の配列をなしたものであると思われるが、これに対してX線を放射すれば一体なぜ突発変異がおこることが可能なのだろうか。

X線や、電子や、アルファ粒子やガンマー線のごときものは、極めて微小なるエネルギーの弾丸の如き働きをなすのである。そして遺伝因子を構成している原子分子のある部分に局所的に命中すると考えられる。

だからX線は遺伝因子の一部分に命中してそれを傷つけ遺伝因子の原子分子の配列に前とは異なる状態をひきおこすのだと思われるのである。

ある場合には染色体はX線によって大いに破壊せられ或いは一部破壊せられる。ある化学薬品によっても同じ結果を生ずるとするならばやはり遺伝因子の構造の変化から、その遺伝形態が変わって来るということが出来るのである。


 この様な実験よりして突発変異がおこるのは、原子、アルファ粒子、X線、またはガンマー線又は宇宙線の如き極めて強力なるエネルギーの微小弾丸ともいうべきものによって遺伝因子の構造が偶然に変化するのであるとも云えるのである。

 放射物質はアルファ線を放射している。紫外線は、その放射の強度はアルファ線に比べると、きわめて微小であるけれども、亦それに似た所の効果を有するのである。

然しながらその大部分は空中を通過する際に吸収されて生殖腺の遺伝因子を変化せしめるまでには至らないのである。宇宙線は強力ではあるが大気を通過する時ほとんど全く吸収されてしまうのである。

ただその第二次的三次的に発生する所の宇宙線が吾々に影響を与えるのだと云われているのである。


 ともかく突発変異のおこる原因を物質的にこれを解釈して行く場合には、生殖細胞内に配列せられた遺伝因子の並び方が宇宙線の如き強力なるエネルギーの弾丸によってその一部分が射ちぬかれて構造が変化するによるのだと解釈せられるのであるけれども、それによっておこった人工的な変異は殆んどすべては遺伝しないで、単にそれは一代きりであって、唯特殊の極く僅かな場合にのみ遺伝するのである。

それは遺伝因子の内部構造を元の完全なかたちに復元してしまう所の不思議なる力「理念」が存在するのであるということを却って証明しているということにもなるのである。

そしてたまたまかくの如き人工的に突発変異をおこせしめ得た場合にはそれは概ね劣性又は退化する方面に変化するのであってそれはむしろ進化ではないことである。

そしてもしかくの如き突発変異が遺伝する場合には遺伝因子という物質が遺伝するというよりも、条件が異なる状態になったとき、新たなる「理念」が天降って来て、その染色体の構造変化にも現れて来たものであると認められなければならないのである。

何故なら、染色体そのものの物質的構造が、それが単に物質的構造である限りに於いては、その単なる物質的構造のなかに、色々の花の形や昆虫の形などを形成する所の「精神的構図」がそこに内在し、その構図に従って、あとから形成される細胞を順序よく配列する精神的力を見出すことはできないからである。

しかし物質的遺伝因子がなければ遺伝は行なわれない。この場合、遺伝因子は「理念」の世界と「形の世界」とを連絡する所の電話の中央交換局の如き働きをするのであって、遺伝因子を通して「理念」の世界に存在する形が、物質の世界に於ける形にまで翻訳されて現れて来ると認められるべきであるのである。>>






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