生長の家会員の個人サークル

谷口雅春先生倶楽部

谷口雅宣総裁になってからの生長の家は、創始者谷口雅春先生の本来のみ教え

とは違うものを説くようになりました。そして、本来のみ教えを求める多くの人は教

団を去りました。昭和15年に生長の家が宗教結社になった時の教義の大要は次

のとおりです。

『国体を明徴にして皇室の尊厳を明かにし、各宗の神髄を天皇信仰に帰一せしめ

尽忠報国、忠孝一本の国民精神を高揚し、悪平等を排して一切のものに人、時、

処、相応の大調和を得せしめ、兼ねて天地一切のものに総感謝の実を挙げ、中心

帰一、永遠至福の世界実現の大目的を達成せんことを期す』

生長の家教団は、本来の生長の家の教えを説かなくなり、創始者である

谷口雅春先生の説かれた生長の家の教えが正しく継承されていくのか

危機感を抱いています。生長の家会員自らがその危機感を訴えていくと同時に

教団内において正しいみ教えを学んで行きます。

 

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生長の家「今昔物語」・ 理性篇の再掲示 <第五話> (140)
日時:2013年02月23日 (土) 09時22分
名前:信徒連合




生長の家「今昔物語」第六篇 理性篇


第五話(通算第331話) 


光明思想家とマルキストとの対話(4)



社会主義か資本主義か生長の家か<その一>

(『解放への二つの道』P.128−131)




客:

日本の資本主義経済が行き詰まっていると云うのは、どう云う訳でしょうか。



主:

大体、日本の国は人口に比例して国土がせまい。そして資源が乏しいのです。だからその資源を得るために戦前は大陸に進出し南洋に資源を開拓していたのでありますが、戦後はそう云う植民地的なところから資源を持ってくることができないので、外国から材料物資を買わなければならなくなったのです。材料物資だけではなく、米、麦、粉等の主要食料品も海外から買わねばならぬ。買うだけでは借金になるから、何か原料物資に加工して売らなければ、日本の貿易は成り立たない。日本の貿易が成り立たなかったら、日本は外国から食糧を買うことが出来ないので国民は飢えて死ななければならぬ。そこでどうしても輸出をさかんにしなければ仕方がない。輸出をさかんにしようと思っても、日本の製品の値段が高すぎたら海外で買い手がない。そこで製品の値段を下げるためには生産費をさげねばならぬ。たいていの高価品の原料は外国から買うから原料費は下がりようがない。加工賃を下げるしか仕方がない。ところが加工賃は、賃上げ闘争でますます上がる一方です。そうしたらどうするかと云う問題が起こるのです。賃金は上げたが、それでは会社の経営がなりたたないので、ついにつぶれてしまった尼崎製鋼のような会社があります。こう云うように、日本の資本主義経済は行き詰まっているのです。それを行き詰まらせないようにするにはどうしたら好いと思いますか。



客:

会社の機械設備をもっと能率の好いものと取り替えれば好いので、そして外国に負けないようにするとよいでしょう。



主:

もっと能率のよい機械は大抵国内で生産できない。そこで外国から買わなければならぬが、外国から買う金がないのに一人宛ての賃金を増しながら、その会社の会計を成り立たすようにするには、人数を減らすより仕方がないでしょう。そこで今はその人員淘汰ということが、産業合理化の線に沿うことになって行なわれているのです。所謂首切りですね。そうすると又、首切り反対運動闘争という奴が出て来る。そして「首切り、自殺、・一家五人心中、これでよいか、資本家は怪しからぬ。」と言って、責任を資本家にもって行く。しかし、資本家としては、どうもこうも仕方がない。原料は外国から買うからそれ以下に原料費は下げようはない。賃上げ闘争で働いている行員や社員に要する人件費は、それ以上あげようはない。むしろ定期の賃上げ闘争で上げるより仕方がない。そこで、自分が首切られない社員や工員はそれだけ増賃金を貰って大いに得になるけれども、その一部の人の得は、実は、産業合理化のために首切られた人の「首」を食っているようなものですよ。賃上げ闘争をして、増賃を喜んでいる工員たちは、この首切られた人の「首」を食い、生き血をすすっている鬼みたいなものですよ。



客:

それでは私たちも、その鬼の一人ですかな。



主:

そうですよ。若しあなた達が、労働者たる同胞を愛するために闘争するのだったら、首切り反対闘争をすると共に、その産業が成り立ち得るように、「自分の賃金収入の一部をその産業に献納しよう」即ち、「今より安い賃金で働きましょう」と云うようにならねばならないのです。それなのに、賃金は上げてくれ、首切りは反対だ、能率を上げる新機械を買う金はない。そして毎年定期の賃上げ闘争と云うことになると、産業はもう両方からの板挟みに陥って、どうもこうも出来ない。これはもう産業を潰すより仕方がない、と云うことになっているんです。この一国の産業を潰して社会不安を増大し、国内不安と国内分裂を起してソ連の衛星国にしてしまおうと云うのが国際共産党の覘(ねらい)なんですよ。その覘は一寸かくしておいて、「君達の賃金が上がり、待遇が改善される方法を教えてやる」と言われると、実際はそうではないのに、そうかと思って引っ掛かって多くの人が賃上げ闘争に参加する。利をもって誘って実は墓穴をほっているのですよ。







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