生長の家会員の個人サークル

谷口雅春先生倶楽部

谷口雅宣総裁になってからの生長の家は、創始者谷口雅春先生の本来のみ教え

とは違うものを説くようになりました。そして、本来のみ教えを求める多くの人は教

団を去りました。昭和15年に生長の家が宗教結社になった時の教義の大要は次

のとおりです。

『国体を明徴にして皇室の尊厳を明かにし、各宗の神髄を天皇信仰に帰一せしめ

尽忠報国、忠孝一本の国民精神を高揚し、悪平等を排して一切のものに人、時、

処、相応の大調和を得せしめ、兼ねて天地一切のものに総感謝の実を挙げ、中心

帰一、永遠至福の世界実現の大目的を達成せんことを期す』

生長の家教団は、本来の生長の家の教えを説かなくなり、創始者である

谷口雅春先生の説かれた生長の家の教えが正しく継承されていくのか

危機感を抱いています。生長の家会員自らがその危機感を訴えていくと同時に

教団内において正しいみ教えを学んで行きます。

 

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生長の家「今昔物語」・ 理性篇の再掲示 <第六十九話> (947)
日時:2013年05月02日 (木) 07時59分
名前:信徒連合




生長の家「今昔物語」第六篇 理性篇



第六十九話(通算第395話)


 
Visualization(想念造形法)に就いて(2)

(『神癒への道』P.201−205)




<< そこで吾々は、自分の心の中に描くところの想念の自己統制を行なわなくてはならないのです。何を心に描くかという問題であります。

心に描くものが常に変化しているようなことでは、カメラぶれの写真の様に被写体がはっきり現れないで朦朧(もうろう)としてしまうのです。そこで吾々は、心にはっきり常に目的となる一事物を描いていることが必要なのであります。

まず心にはっきり描いたものが現れるのは、科学的発明でもおなじことであります。漠然(ばくぜん)朦朧(もうろう)と描いた設計は、現実の機械を構造することは出来ないのであります。はっきり描いて正確に図面化したものだけが具体的な機械になるのであります。

 まず夢を描くと言う事が必要であります。やがて来るべきものは、なお現在に於いて感覚的に現れていないものでありますから、想像力を駆使するより外仕方がないのであります。

想像力によってはっきりと心に描いたものが、それがやがて具象化して出てくるのは、心に描いた形がこわれた大理石の一片から浮き出してくるのと同じであります。これをメンタル・サイエンスでは、visualizationといっております。

心に幻のようにはっきりと思い浮かべる意味であります。まず何を欲するかを決定するのであります。

自分の欲するものがわからないようでは、それを具象化することはできません。一片の大理石があっても、それを「裸婦」に彫刻しようか、「天使」に彫刻しようか、心にはっきりした目的がなければ、その大理石は一定の形をとらないでありましょう。

「君はなにになりたいんだね」と尋ねられて、「さあ、何になりたいのかわかりません」などといっているのでは、凡(およ)そその人は何事をも成就することはできないのであります。

もし自分が何を欲するかわからなければ、まず、それを見出さなければならない。希望をもつのである。夢を描くのである。そして、その夢を把持して前進するのであります。


 次に必要なのは、その夢をできるだけはっきりと心に描くことである。

ホルムス博士はこう書いている。ある貧しき博士の知人がメンタル・サイエンスの法則を知って、外の町で極めて美しい邸宅をもっている自分自身をはっきり描く様にしていたのであります。するとそれが実現したという話を書いているのです。

「彼は目をつぶって、目の裏にはっきり新しい立派な家の玄関から階段を上っていく所の自分自身の姿をはっきり描くようにしていました。やがてドアが開かれる。そこは広い広間になっていて、立派な暖炉が一隅に据えつけてあり、そこから暖かい気持のいい光が彼を迎えるかのように輝いている。立派な服装をしたお客さまが招待されてやってくる。彼はそれを平和の象徴である白色の礼服を着て出迎える」――こういうような幻を毎日毎日はっきり心に描いて、それをみつめるようにしていたのであります。

数ヶ月の後に、彼はその通りの邸宅を持つことができました。つづいて彼はなお一層大きな邸宅を心に描くようにしましたら、終にロスアンゼルスに素晴らしい大邸宅を得て今はそこで大いに幸福に暮らしている、という話が書いてあります。


 心の力は修練によって増大するのであります。

『貴下の見えざる力』の著者であるジュネーピープ・ビーレンド女史の体験には、彼女が海外に旅行するに必要なる二万ドルの旅費をば思念によって得た所の物語があります。

彼女は間断なく「神の無限の力が常に今あるよりも自分が幸福になるように動きつつあるのである」という思念を心から離さないようにしていたというのであります。彼女は常に「一そう良くなる」という思いをもって、宇宙の心と直結していたのであります。

だから宇宙の心は彼女のためにそれを実現するために一切のものをうごかしていたのであります。

彼女は毎日「大宇宙の力が自分と協力して、その目的を達するために活動してくれ、すでに自分は旅行費二万ドルを持っているのである」という思念をつづけていました彼女は自分の心の中から、あらゆる不安と心配とをとりのぞいて、すべての重荷を神に委託したのであります。そしてこれを神が必ず成就し給うのであると信じました。

彼女は「法則というものは、自分自身を通じてのみ働くものであって、自分が活動しないのに天から牡丹餅(ぼたもち)のように降ってくるものではない」という事を知って、まず自分に萌(きざ)して来るなすべき所のものを着々実行していきました。かくて彼女は遂に自分の欲した所の二万ドルを獲得したのであります。


 或る年のこと、ホルムス博士がカリフォルニアのロングビーチという所で、メンタル・サイエンスの人生相談所を開いていた時のことであります。一人の婦人が人生相談にやってまいりました。

彼女は自動車業をやっているのでありましたが、収入が殆んどなく家賃が払えない始末でした。段々家賃も滞ってきて、家主はその支払いができなければ、法律上の手続きを踏むというのでありました。もし彼女のもっているところの自動車をひっくるめてすべての資産が競売にふせられたならば、彼女は路頭に迷わなければならないのでした。

ホルムス博士は彼女と共に神想観をして宇宙の叡智に接触して、事件が無事に解決するように思念したのであります。

神想観を終って、二人はこう話しました。――この仕事を引き受けて、旨く経営するような人が現れてこの店の老舗(しにせ)を買ってくれれば都合がよく行くのですがね。二人のこういった言葉が実現して二十四時間以内に、しきりにその老舗を買いたいという訪問客が現れました。

その中にパサデナからきた二人の紳士がありました。その中の一人はその店の位置が大変気に入ったようでしたが、もう一人はそうではないようでした。そこで婦人は又ホルムス博士の所へ相談にきたのです。そしてこう言いました。

「ただいま、二人連れの人が私の店の老舗(しにせ)を買いたいといってきているのですが、どうぞその人に思念を集中して買ってくれるような気持にならせてください。」(つづく)>>






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