生長の家会員の個人サークル
谷口雅春先生倶楽部
谷口雅宣総裁になってからの生長の家は、創始者谷口雅春先生の本来のみ教え
とは違うものを説くようになりました。そして、本来のみ教えを求める多くの人は教
団を去りました。昭和15年に生長の家が宗教結社になった時の教義の大要は次
のとおりです。
『国体を明徴にして皇室の尊厳を明かにし、各宗の神髄を天皇信仰に帰一せしめ
尽忠報国、忠孝一本の国民精神を高揚し、悪平等を排して一切のものに人、時、
処、相応の大調和を得せしめ、兼ねて天地一切のものに総感謝の実を挙げ、中心
帰一、永遠至福の世界実現の大目的を達成せんことを期す』
生長の家教団は、本来の生長の家の教えを説かなくなり、創始者である
谷口雅春先生の説かれた生長の家の教えが正しく継承されていくのか
危機感を抱いています。生長の家会員自らがその危機感を訴えていくと同時に
教団内において正しいみ教えを学んで行きます。
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生長の家「今昔物語」・霊界篇の再掲示<第七十五話> (1077) |
- 日時:2013年05月15日 (水) 14時06分
名前:信徒連合
生長の家「今昔物語」第五篇 霊界篇
第七十五話
先祖供養、および個別霊の供養(その18)
特に、中絶児供養について(4)
(『流産児よ、やすらかに』・楠本加美野偏著
戦争も人類の自己処罰である
<< 唯物論の人生観は、物質は有限であるから自分が裕かになるためには他から奪わねばならない。かくて弱者は強者の犠牲にならねばならない。弱肉強食の闘争的人生観は唯物論から来るのである。
唯物論を根本的に破摧(はさい)しなければ世界に平和などは来るものではない。また戦争は人類の罪悪観念から来る自己処罰の結果からも来るのである。
胎児暗殺などを平気でやっていると、現在意識は平気かも知れないけれども潜在意識は、それが殺人行為であり、罪悪だということをよく知っている。そして「罪ある者は苦しみによって贖(あがな)わねばならな」という贖いの観念は全人類の潜在意識に横たわる。人工流産した者が度々それを繰り返すのも、自己をを罰するために堕胎手術を繰り返し、ついに自分の欲する頃に、子宝を得ようと思っても得られなくなる。
米国の精神身体医学の泰斗(たいとう)カール・A・メニンジャー博士は、罪悪観念による自己処罰のために、幾度でも自分の肉体を毀傷(きしょう)する手術を繰り返す患者の実例を無数に、その著『おのれに背くもの』に掲げている。
多くの妻は人口流産のあと、或る程度のノイローゼに罹る。子供に対する愛が満足できなかったことと、胎児を兎も角、自分の合意によって殺したという罪悪の念による自己処罰である。それらの罪悪観念が、自己処罰として、手術による「自己毀損」を行い、「臓器の自殺」として内蔵の病気を起し、精神的煩悶によるノイローゼを起すことは個人の不幸についての社会問題であるが、カール・メニンジャー博士は、その著『おのれに背くもの』の中には次のように書いて、戦争もまた人間の罪悪観念から来る自己処罰であることを「劇的に証明するものだ」と言っているのであります。――
『----------いやしくも、物を考える人にとっては「戦勝」なるものは存在せず、勝てる者も敗れし者と同様に、償いのつかぬ損失を蒙るという点について疑念の余地がない。この意味において、まさしく戦争は実質的な自己破壊である---------時として、その反対現象であるかのように見えるにしても----------。国民がこのような自殺的傾向を示すとき、世界の如何なる国の内部にもこの傾向を冷酷に指示しようとする分子が存在する。
彼等の国際組織は、恐るべき奇態な癌である。この癌は、それによって破滅の淵に追いこまれる人々から大っぴらに培養されて繁殖する。第一次世界大戦当時、ドイツ人は自国ドイツ製の信管を装置された手榴弾によって殺され、英国の戦闘艦は、トルコに売られた英国製の機雷によって撃沈されたのである。ジェットランド沖海戦では、ドイツ海軍は、その艦砲を製作したと同じ会社で作られた、つまり自国製の防御装甲板に向かって砲弾を叩きつけたのである。
開戦から終戦に至るまで、交戦諸国の人民は、味方によって発明、製造され、そして敵方に配給された武器によって虐殺されたのである--------現に私がこれを書いている今、世界戦争の暗影はわれわれの眼前に大きく立ちはだかり個人的、ならびに国民的自己破壊をひっくるめて、1914年−18年の大戦よりも、さらに烈しい世界的自殺と置き変えようとして、ひきつるような努力をしているのだ。
かかる集団自殺が、嬉々として準備されている光景を眼のあたりに見れば、自省的な観察者は深刻な恐怖の念に襲われ、超大型の心臓の持ち主といえども、不安に戦(おのの)かざるを得ぬであろう。---------』
こう言って、メニンジャー博士は第二次世界大戦を予言したが、それは不幸にしてその予言通り実現したのである。しかもそのときよりも一層おおいなる「世界戦争の暗影は吾々の眼前に一層大きく立ちはだかっている」のであります。誰が、アメリカで発明され、そしてソ連のスパイによってその製造方法を盗用されて造られた原爆――それから出発した水爆弾頭をつけた大陸間弾道弾がアメリカを「死の灰」と化せないと断言し得るであろう。アメリカで発明された原水爆がアメリカを焦土と化するのは当(まさ)にこれ自己処罰にほかならないのです。
戦争は人類の罪悪観念による自己処罰より起こる、それは巧みに唯物論の世界観にからみ合い、弱肉強食の人生観から自然に生ずる奪い合い、殺し合い――その罪悪を潜在意識が知るがゆえに、その罪悪観念から来る自己処罰――それが次第に重積拡大して大量の自己虐殺となる原水爆戦争となろうとしつつあるのであります。
この際、迫り来る第三次世界大戦を避けるためには、
(1)唯物論的世界観を唯心論に変え――更にそれを一歩進めて唯神実相論の哲学にまで進展せしめ、
(2)人間は神の子の地上的顕現として、その生命を尊重すべきものである根拠を明らかにし、
(3)誰か犠牲が無ければ繁栄幸福が得られないというような闘争的弱肉強食の人生観を払拭せしめ、
(4)胎児等、苟(いや)しくも生き物を殺すような行為を恐懼(きょうく)して慎ましめ、「殺すものは殺される」の因果関係を断ち切り、
(5)人間は“罪の子”なりという、在来のあやまれる宗教観念を払拭して、罪悪観念の結果として来る自己処罰による、個人的自己毀損及び集団的自殺行為(戦争)の必要なきに至らしめるほかはないのであります。 これを為すためには、どうしても生長の家式の唯神実相論による人間神の子本来無罪の宗教を広く宣布して人類全体をして自己処罰の必要なく、横の人間関係に於いて奪い合い殺し合う必要なしに縦から神と人間との関係によって、神意を行ずることによって繁栄と幸福とをかち得るものであることを自覚せしめるほかはないのであります。
以上、谷口雅春先生は、唯物的人間観が最も極端な形であらわれた堕胎(だたい)という大量の殺人行為が、いかに大きな禍根を国家、人類の上にもたらすものであるかをお説き下さいました。
このほか、谷口雅春先生は別項に於いて、その後頻々として起こる風水害による多数の死者や、年々増加する一方の交通事故死についても言及され、これらも霊的見地からするならば、六千万胎児の悲しみの姿のあらわれであり、また民族の自己処罰の姿であると警告しておられるのであります。
因(ちな)みに、昨年から今年(昭和五十九年)にかけての異常な寒さ、明治以来の降雪も再び日の目を見ることのなかった優生保護法改正運動への霊界からの悲しみの顕われのように私には思えてならないのです。いずれにしましても、幼い生命を救い、流産児の魂を救う運動は、日本民族の為にも世界の平和の為にも、個人の幸せの為にも、今ほど大切な時はないのではないかと思うのです。>>(P.210−214)
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