南あわじ市も警戒を!/洲本でナルトサワギク急激繁殖
■特定外来生物:生態系への影響危ぐ ナルトサワギク急激繁殖−−洲本 /兵庫
淡路島南部の洲本市から南あわじ市に通じる海岸べりの山の斜面に、特定外来生物に指定されている植物、ナルトサワギクが一面に咲き、山はだを黄色く染めている。
マダガスカル原産のキク科植物。海岸沿いに自生し、葉に毒があるとされる。島の各地で2、3年前から急激に繁殖しているのが確認されている。県は06年度からハマボウなどの希少植物が自生する洲本市由良の成ケ島で、住民団体の協力で駆除しているが、それ以外は放置されており、「繁殖力が強く、島の自然生態系に影響を及ぼすのでは」と危ぐする声もある。
洲本市畑田組の淡路島モンキーセンター経営、延原利和さん(52)は「2年ほど前から急激に増えています。個人では手の施しようがない」と話している。【登口修】
毎日新聞 2007年2月28日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070228ddlk28040485000c.html