さい銭も景気回復の兆し
伊弉諾神宮「叺開き」
淡路市多賀の伊弉諾(いざなぎ)神宮で5日、元日から4日までの間に訪れた初詣で客のさい銭とおみくじ料を勘定する「叺(かます)開き」があり、白衣姿の淡路信用金庫の職員たちが手際よく数えた。
毎年、叺開きは淡陽信用組合と淡路信用金庫が持ち回りで行っており、今年は同信用金庫の田所英司・郡家支店長ら職員11人が参加。午前8時半から、ザルに硬貨を入れ、ふるいにかけてゴミなどを取り除いた後、社務所に持ち込んだ計数機3台で集計。お札は1枚ずつ手作業で数え、午後3時過ぎまで作業を行った。
同神宮によると、正月三が日の参拝客は約14万8000人で昨年より約8000人増加。さい銭の合計も、元日から5日までの集計だった昨年より少し上回り、今年はお札の多さが目立ったという。
今年初めて作業に立ち会った田所支店長は「日本経済は好調だが、地域経済はまだまだ。淡路島の景気がよくなるように祈りたいですね」と話していた。
(2007年1月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news004.htm