感染性胃腸炎:55人集団感染、ノロウイルスか−−南あわじ「さくら苑」 /兵庫
南あわじ市は9日、同市福良丙、市養護老人ホーム「さくら苑」(定員100人)で、入所しているお年寄りと職員計55人がノロウイルスとみられる感染性胃腸炎に集団感染したと発表した。50人は既に回復しており、残りの5人も生命に別条はないという。市健康福祉部によると、昨年12月30日に入所者2人がおう吐症状を最初に訴え、これまでに入所者45人、職員10人が感染した。
9日現在、うち入所者40人と職員10人は回復している。まだ、入所者5人が下痢などの症状を訴えており、うち3人は入院しているという。
同施設では現在、短期入所のショートステイで1人を受け入れているが、新たな受け入れはやめている。11日に検便結果が出る予定。【登口修】
〔淡路版〕
毎日新聞 2007年1月10日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070110ddlk28040323000c.html
23日の文教厚生常任委員会で
あれほどノロウィルスの脅威が叫ばれながら、阻止できなかったのは遺憾であります。
議員各位は以下の条項について、市当局がきちんと措置していたのかどうか、追及していただきたい。
■南あわじ市養護老人ホーム条例施行規則
第12条第4項
調理及び配膳に当たっては、衛生上必要な措置を講じなければならない。
第13条 所長は、入所者の保健衛生及び施設の環境衛生の向上に努めなければならない。
2 所長は、前項の目的達成のため次の事項を励行しなければならない。
(1) 毎年定期的に入所者の健康診断を実施すること。
(2) 居室、静養室及び食堂の衛生に努め、便所の清掃並びに消毒を実施すること。
(3) 常に、老人ホーム内外を清潔に保つとともに、毎年1回以上大掃除を実施すること。
(4) 入所者の被服及び寝具を常に清潔に保つようにすること。
第14条 所長は、医師の勤務日を定め、毎週定期的に入所者の診察を実施しなければならない。
2 所長は、入所者が発病したとき又は発病のおそれがあるときは、前項の規定にかかわらず、直ちに医師に通報し、その診察を受けさせなければならない。
続報:南あわじ・老人ホームの集団感染:ノロウイルス検出 /兵庫
南あわじ市養護老人ホーム「さくら苑」で、入所者と職員が感染性胃腸炎に集団感染した問題で、同市健康福祉部は12日、検便した10人のうち女性の入所者と男性の委託調理員の2人からノロウイルスを検出したと発表した。【登口修】
〔淡路版〕
毎日新聞 2007年1月13日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070113ddlk28040366000c.html