楽天の片山投手がベンチ寄贈 母校三原中に
神戸新聞淡路版2007/01/16
プロ野球・楽天の片山博視投手(19)が、母校の南あわじ市立三原中学校(同市十一ヶ所)に野球部員が使用する屋根付きベンチを寄贈、十五日、同中で片山投手への感謝状の贈呈があり、後輩らからの応援の寄せ書き色紙も贈られた。
片山投手は、同中から報徳学園高(西宮市)を経て、二〇〇六年シーズンから楽天に。左ひじをけがし、不本意な一年目となったが、現在はけがを治して「今シーズンは二軍で結果を残して一軍の試合で投げたい」と調整を続けている。
片山投手はお世話になった母校に恩返しがしたいと両親や同校と話し合い、昨年三月にグラウンドの一塁側と三塁側に屋根付きベンチを設置。この日、感謝状を受け取ることになった。
スーツ姿で母校を訪れた片山投手に辻川一之校長(59)が感謝状を贈呈。部員三十二人の応援メッセージを書き込んだ色紙も手渡され、田中宏昭主将(14)が「片山投手の輝かしい実績を目標に努力していきたい。活躍を期待しています」とエールを送った。
後輩を前に片山投手は「三原中の活躍を聞くとうれしい。地元の子どもたちが自分を見てプロになりたいと思える選手でいたい。後輩ががんばれるように自分も飛躍したい」と今シーズンの活躍を誓っていた。(大森 武)
古里の温かさにグッと 加地選手、淡路で交流会
神戸新聞2007/01/20
昨年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本代表として活躍した、加地亮選手(27)=ガンバ大阪=が十九日、幼少時から中学卒業まで過ごした南あわじ市内であった地元後援会主催の交流会で、約二百人のサポーターと触れ合った。
スーツ姿で登場した加地選手は大きな拍手に笑顔でこたえ、「(W杯直前のけがの際)古里の小中学生が旗や千羽鶴を贈ってくれ、励まされた。今年はJリーグで優勝し、次のW杯を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
サイン色紙などの抽選会や握手会もあり、少年サッカーチームに所属している同市松帆の鴻原伶輔君(10)は「いつも注目している加地選手に会えてうれしい」と目を輝かせていた。(大森 武)
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