洲本パールラインが航路休止届 ３月末で廃止
神戸新聞2007/01/16
洲本-関西国際空港間の高速船「洲本パールライン」を運航する洲本市などの第三セクター「淡路開発事業団」は十五日、国土交通省神戸運輸監理部に航路の休止届を提出した。航路を継承する事業者が見つからない場合、四月一日以降に廃止するという。
同ラインは二〇〇一年の就航以来、高速バスとの競合が激しく、昨年四-十二月の乗客数は五万九千六百二人と低迷、一便平均では一四・二人。同市は毎年一億円程度の赤字を補てんしており、基金が底を付いたため航路継続が不可能になった。
淡路航路をめぐっては、一月一日に明淡高速船（岩屋-明石）が休止し、淡路ジェノバラインが事実上航路を引き継いだほか、南海淡路ライン（津名-泉佐野）が今月限りでの休止を届け出ている。（直江 純）
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000216436.shtml
