淡路人形浄瑠璃が「ユネスコ優良事例」入賞
神戸新聞2007/03/14
約五百年の歴史を誇る淡路島の淡路人形浄瑠璃が、財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU、東京)の「コミュニティにおける無形文化遺産の活性化の優良事例コンテスト」に入賞した。十三日、南あわじ市内で、人形浄瑠璃継承団体の関係者らが発表した。
コンテストは、二〇〇六年発効のユネスコ「無形文化遺産の保護に関する条約」の普及を目指すもの。今年二月、消滅の危機にひんするアジア太平洋地域の無形文化財活性化の取り組みを対象に、千葉市内で国際審査会が開かれた。
優良事例には淡路人形のほか、秩父屋台囃子(ばやし)(埼玉)など、日本とタイから六例が入賞した。
淡路島内唯一のプロ団体・淡路人形座の坂東千秋支配人は、「保存伝承活動が評価されてうれしい。さらに一生懸命に取り組んでいきたい」と話している。(大森 武)
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/aw/index.shtml