生長の家「本流復活」について考える(続したらば版)

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旧・生長の家「本流復活」について考える(したらば版)

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「女系天皇公認」が左翼思想というのは男系支持派の誤解です。天皇を尊崇する何人もの保守派が「女系天皇公認」を主張しています。天皇、皇室を語るには慎みの気持ちと謙虚さが必要、に共感しました (36832)
日時:2020年12月15日 (火) 21時47分
名前:tapir

「女系天皇公認」とは、母が天皇であれば父が一般国民であっても、皇位継承者になれる、女性宮家についても、宮家の当主である母が天皇の家系であれば父が一般国民であっても、その子の皇位継承が可能であるという考え方です。

「女系天皇公認」は、奇しくも男女平等思想に一致している点がありますが、実は、シナ文明の男尊女卑思想が日本に与えた1000年以上に亘る長年の影響から、大きく脱皮して、男性・女性どちらも等しく尊い存在であるとする、日本神話以来の古代の伝統に回帰する思想です。

それ故に、何人もの日本の伝統を重んじる保守派や天皇を尊崇する愛国団体の代表が、女系天皇容認・公認を主張してきました。

女系天皇容認・公認派は、男系支持派に比べて、おおむね礼儀正しく、慎み深く、静かに主張されることが多いので、国民にその声が届きにくいのですが、尊皇心の厚い優れた方々が名を連ねています。


トキさまに、『皇室典範改正への緊急提言』という本を薦めていただき、読了いたしました。(大前繁雄著、中島英迪著『皇室典範改正への緊急提言』新風書房)

https://7net.omni7.jp/detail/1107135103

著者の中島英迪氏は「日本は女系天皇を公認すべし」という立場、大前繁雄氏は「女性宮家創設と旧宮家復帰を同時に!」を提案するという立場です。筆者の大前繁雄氏は元衆議院議員、中島英迪氏は文明批評家という肩書です。

中島英迪氏の経歴は、兵庫県立高校で30年間、英語科教諭を勤められ、その後、日本教師会副会長*、兵庫県教職員連盟委員長を歴任されたとのこと。

県立高校の英語教諭のご経験からか、学生のテキストのような、とても読みやすい文章です。

*日本教師会は、昭和三十八年二月、教育正常化以上に、我が国の歴史・伝統にふさわしい教育の推進を目指して結成された会です。後述の、田中卓(たかし)氏は初代会長です。
http://nihon-kyoshikai.org/


皇室典範改正を考える人にとって、男系男子維持の問題点がきちんと押さえられ、女系天皇公認の理由についても、要点が非常によくまとまっている好著です。皇統継承の問題に興味のある方には、必読書の一つだと思います。

女系天皇容認・公認を主張する著名人(学者、愛国団体の長)について、中島英迪氏は、以下の通り述べています。

☆☆☆

“男系主義の理論については、メディアでは「産経新聞」、「正論」、「Will」、「諸君!」、「Voice」などで発表され、国民運動でも、「日本会議」、「神社本庁」、などがこの十数年主張を続けていますので、国民の知る機会は多く、右派の論客も多数が支持していることが多く知られています。しかし一方の女系容認については余り国民一般の眼にふれる機会がなく、確固とした理論など無いのでは、と思われているかもしれません。

けれども、学問的には、里見岸雄氏『憲法・典範改正案』では昭和三十年代から主張がなされてきて、現在ではその流れを汲む川本学嗣郎氏や金子宗徳氏が月刊誌「国体文化」で健筆を揮っています。また京都産業大学教授を長く務めた小森義峰氏も「紀要」などで容認の論文を何本も発表してきました。

さらに、平成十六年頃、皇位継承論が盛んになってからは、拓殖大学客員教授であった高森明勅氏が、『歴史で読み解く女性天皇』『皇室論』『天皇「生前退位」の真実』など多くの著書で、また京都産業大学教授の所功氏も、『近現代の女性天皇論』『皇位継承のあり方』『象徴天皇「高齢譲位」の真相』などで女系容認の主張をしています。そして皇學館大學教授であった田中卓氏も、雑誌で同大学教授の新田均氏との論争の後、『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』で論陣を貼りました。
また、東京大学教授の酒井信彦氏は『シナ男系主義』からの訣別を主張して、京都大学名誉教授の市村真一氏も『皇室典範を改正しなければ宮家がなくなる』を発表しました。

この間、三島由紀夫氏率いる「楯の会」の憲法改正草案に「皇位は男系に限らない」の一項があり、話題を呼びました。近年では漫画家・小林よしのり氏は『新天皇論』や『女性天皇の時代』などで強烈に信念を吐露しています。"(pp52~54)

(大前繁雄著、中島英迪著『皇室典範改正への緊急提言』新風書房)

☆☆☆

上記の中で、私が読んだのは以下の著者の書ですが、中島氏が名前をあげた他の著者の文章についても、これから少しずつ、学んで参りたいと思います。

田中卓:『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』
(*田中卓氏は、前掲の日本教師会の初代会長です。)
中島英迪・大前繁雄:『皇室典範改正への緊急提言』
高森明勅:『歴史で読み解く女性天皇』、『天皇「生前退位」の真実』
小林よしのり:『新天皇論』『女性天皇の時代』

上記の各著者に共通しているのは、「天皇の意向がどうなのかを知ることが第一である」ということです。

「女系天皇」は天皇のご意向と推察されるが、そうでなかったと分かったら、いつでも天皇のご意向に従う「承詔必謹」が、「女系天皇容認・公認」派の、共通認識であり、決意でもあります。中島英迪氏は、「天皇に聖断をいただきたい」とまで、書いておられます。

一方、男系支持派は、天皇の聖断に反対の者が多いとのことです。男系支持派は何を守りたいのでしょうか。

『男系派の論客の中には、この天皇の聖断に反対の者が多いようですが、多分「女系天皇」の容認を表明されたら一大事と思っているに違いありません。』

(中島英迪・大前繁雄:『皇室典範改正への緊急提言』123ページ)


また、次の中島氏の文章にも、深く心打たれました。

「天皇とは日本国民にとって畏れ多い存在であり、日本の至宝・至玉であって「畏敬」の念をもって仰がれて然るべきなのです。」
「国民が天皇や皇室を語ったり論じたりする際には、慎みの気持ちや謙虚さが必要」(前掲書119ページ)

さらに次の、中島氏の文章は、読んで大いに反省させられました。

「非礼な言葉、傲岸不遜な態度が尊皇心と両立しないのは当然です」、
「皇室に関する議論を戦わす時も……相手を罵るといったことも控えねばなりません」、「相手側を非難するあまり『国賊!』『売国奴!』『朝敵!』といった激語を投げつけるようではとても慎みのある態度とは言えないでしょう。」(前掲書119ページ)

どんな相手でも、天皇は平等な姿勢で対します。反天皇の人でも、天皇に失礼な言葉を投げかける人でも、誰もが等しく、「天皇の赤子(せきし)」なのです。そのようなご姿勢でいらっしゃるので、天皇制に反対する人々が、直接お目にかかることで、すっかり天皇のファンになってしまうということが、実際に起こるのでしょう。

他の国民を、自分の方がものを知っているという傲岸な態度で罵ることは、自分自身を罵ることであり、天皇の大御心を悲しませることなのだと、私自身、反省いたしました。

政府は「皇統継承の問題で、国を二分したくない」と繰り返し述べています。

双方に天皇陛下の大御心に従うという「承詔必謹」の姿勢があり、国会議員がきちんと皇統継承のことを学べば、国が二分するはずがないと思えるのですが、感情的なもつれがあるのなら、より冷静に議論を進めなくてはなりません。そのためには、双方が「慎みの気持ちや謙虚さ」を持つ必要があります。

正しいと思うことを主張するのは必要ですが、自分の意見のみが正しく相手が間違っていると頭から決めつけるような傲岸な姿勢にならないよう、また相手を過剰に罵ることのないよう、皇統継承について語る時には「慎みの気持ちと謙虚さ」を忘れないようにしたいです。先ず、自分から、そう努めようと思います。

双方に、天皇陛下の大御心に従うという「承詔必謹」の姿勢があれば、国が二分するはずがありません。国を「二分しない」ために、双方に、慎みの気持ちと謙虚さを備えた、冷静な議論が望まれます。



「聖断」は既に下っている―高森明勅氏ブログより (36836)
日時:2020年12月16日 (水) 11時25分
名前:tapir


昨日、中島英迪氏が「聖断をいただきたい」と述べられたことを投稿しましたが、期せずして、今朝高森明勅氏のブログに、昨日の投稿に呼応するが如き文章が掲載されたので、ご紹介いたします。(全くの偶然です)

https://www.a-takamori.com/post/201216

高森氏は、『「聖断」は既に下っている』と述べておられます。

☆☆☆

『先日の私らの緊急シンポジウムで、会場から「天皇陛下の聖断を仰ぐべきではないか?」との質問があった。

皇位継承の在り方について、基本的に陛下ご自身のお考えが最優先されるべきなのは、当然だろう。


しかし一方、皇室典範改正の“具体的な”在り方について、陛下に公然とお考えを示して戴くことは、憲法上、出来ない。


何故なら、典範の改正はもっぱら国会マターとされている(2条)ので、これに直接、関わられるのは、憲法が禁じている国政権能(4条)に当たるからだ。

しかも、「聖断」は(憲法に抵触しない形で)とっくに下されている、と受け止めるべきだろう。


平成28年8月8日、上皇陛下は国民へのビデオメッセージの中で、以下のように仰(おっしゃ)っていた。


「このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました」と。


陛下は「皇室がどのような時にも国民と共にあり」

「象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」

とお述べになっておられた。


これは、皇位の安定継承と皇室の存続を切実に願われるお気持ちの、率直なご表明以外の何ものでもない。

その上で、国民が衆知を集めて、最善の方策を速やかに決定し、実施するよう、陛下は“バトン”を国民に渡された。


にも拘(かかわ)らず、徒(いたずら)に躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)するばかりか、改めて聖断をお願いするなど、国民の責任を放棄する「甘え」と言う他ない。


側室が不在で、非嫡出による継承が排除された条件下において、皇位の安定継承を可能にする具体的な方策は、無用なノスタルジーを排し、理性的・論理的に考えれば、自ずと決まって来る。答えはもう出ている。


政府も、明らかに“正解”を理解しているようにしか、見えない。

だけでなく、既に国民の多数がそれを支持している事実がある。

だから、真に求められているのは、政治(政府・国会)の“当たり前”の判断だけだ。


あとは、国民がそれをどれだけ後押し出来るか。



もう一度、言う。

聖断は既に下っているのだ。』

(高森明勅公式サイト https://www.a-takamori.com/post/201216

☆☆☆


「皇室がどのような時にも国民と共にあり」

「象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」

〇皇室がどのような時にも国民と共にある

〇象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続いていくこと

これが、上皇陛下の聖断であり、今上陛下も上皇陛下と一つの御心であること。


「どのような時も国民と共にある」ことを陛下は願われ、

「国民が周知を集めて、最善の方策を速やかに決定し、実施するよう、陛下は”バトン”を国民に渡された」


そうだった、陛下から国民に渡された”バトン”を、私もしっかりと手にして、今、自分のなすべきことをさせていただこう、との決意をあらたにいたしました。


国費負担という意味において、皇族の数が少ないことは悪いことではない (36837)
日時:2020年12月16日 (水) 11時42分
名前:tapir

旧宮家系男子に皇室に入っていただく案について考えていたとき、秋篠宮殿下の、過去のお誕生日に際しての記者会見の、次のお言葉を思い出しました。


「国費負担という点から見ますと、皇族の数が少ないというのは、決して悪いことではない」、

「皇族の数が少ないことは国費負担という意味において悪くない」


秋篠宮殿下は、国民の負担ということに、いつも気を遣われています。大嘗祭のときも「身の丈にあった」というお言葉で、国費負担を増さないようにとのお気持ちを表わされていました。


☆☆☆

「皇族の数が今後減るということについてですけれども,これは確かに今まで皇族が行ってきたいろいろな仕事,それから役割が,だんだんそれを担う人が少なくなるということはありますけれども,国費負担という点から見ますと,皇族の数が少ないというのは,私は決して悪いことではないというふうに思います。」
(文仁親王殿下お誕生日に際し(平成21年)、宮内庁ホームページ
https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/03/kaiken/kaiken-h21.html

「私は以前に皇族の数が少ないことは国費負担という意味において悪くはない,ということを申しましたが,この考えは今でも変わっておりません。一方,現在の皇室というものをそのまま維持していくためには,やはり一つの集団というか,ある一定の数というのは当然必要になってくるわけです。国費負担の面,一方で,今ご質問にもありました,活動の幅,継承,そういうことを合わせて,それにふさわしい数というのは多分あると思いますけれども,それは私には分かりません。」
(文仁親王殿下お誕生日に際し(平成23年)、宮内庁ホームページ
https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/03/kaiken/kaiken-h23.html

☆☆☆


男系支持派が主張する、養子を迎えるなどして、男系男子の継承に限定する方針を採用するならば、宮家の数は、単純に計算しても2倍以上、必要になります。それでも各宮家が、何代か経た後まで、男系男子の跡継ぎに恵まれる保証はありません。

(恐れ多いことですが)世間では、眞子様のご結婚の一時金について、「国民の税金」なのに、という声が聞かれます。新型コロナの害により、国民の生活は苦しくなっています。国民の生活の苦労に思いを寄せられ、秋篠宮殿下もお心を痛めておられると思います。


しかし、2倍の宮家を増設し、維持し続ける国費負担は、今回のご結婚の一時金の何十倍にもなります。長期に見ればもっと多いかも知れません。


皇室の人数に極端な増減をもたらさない、女性天皇、女系天皇の方針に切り替える方が、国費負担の面からも理にかない、「どんなときにも国民と共にありたい」、との天皇陛下の願いにも、かなっていることと存じます。

 (36839)
日時:2020年12月16日 (水) 13時36分
名前:素朴な疑問

>政府は「皇統継承の問題で、国を二分したくない」と繰り返し述べています。


何処の政府ですか、
お手数ですが、繰り返したその文言を2〜3揚げて教えて下さい。^^

「国論が二分」されているは自民党の政府関係者の見方です (36842)
日時:2020年12月16日 (水) 15時35分
名前:tapir

素朴な疑問さま

「国を二分」→精確には「国論が二分」が報道された言葉で、「国論は二分されて」いる、「国論を二分する危険性もある」が、自民党の政府関係者の見方との報道が過去にありました。

2020年11月7日【共同通信】と2019年11月29日【産経新聞】から、引用いたします。

++++++++++++++
共同通信

皇位継承策、見送り論が強まる 女性宮家など次善対応焦点に

(2020年)11/7(土) 21:07配信

 国会が速やかな検討を求めている安定的な皇位継承策に関し、政府内で結論提示の見送り論が強まった。複数の政府関係者が7日、明らかにした。男系維持か女性・女系天皇容認かで国論は二分されており、政府として明確な案をまとめるのは時期尚早との判断に傾いた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/119b90444e4f7a8ae084016e74aad11155632f4a

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産経新聞

波紋広げる自民幹部の女系天皇「容認」発言 重鎮「不勉強だ」
2019.11.29 19:08
「皇位継承のあり方をめぐって、自民党幹部から「女系天皇」容認論が飛び出し、波紋を広げている。」
https://www.sankei.com/politics/news/191129/plt1911290078-n1.html

「もっとも、皇位継承に関し、党の公式見解は定まっていない。「男系維持」を訴える声が根強いものの、議論が紛糾すれば国論を二分する危険性もあるだけに、表だった党内議論には慎重になっている。」

https://www.sankei.com/politics/news/191129/plt1911290078-n2.html
+++++++++++++++++++

合掌

 (36844)
日時:2020年12月16日 (水) 20時21分
名前:素朴な疑問


教えて頂きありがとう御座いました。
国論が二分以前に政権党内や政権支持者でも二分しているようですね。慎重にならざるを得ないと判ります。

再拝

女系になっても皇室は別物になりません。女系公認が必須となった「側室制度の廃止」は2000年の歴史に無かった、初めての改革でした (36853)
日時:2020年12月17日 (木) 11時59分
名前:tapir

[女系になっても皇室は別物になりません。]


昨年の産経新聞の記事で、女系天皇、女性宮家を創設したら、「皇室が別物になる」との言葉を目にしました。そういうことを考えている人が、自民党議員重鎮の中に、まだいるのだなあと、不思議に思いました。


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『こうした中で、党幹部から女系容認論があがったことに対し、ある党重鎮は「女系になったら皇室が全く別ものになってしまうことを知らないのか。不勉強だ」と苦言を呈す。』
https://www.sankei.com/politics/news/191129/plt1911290078-n2.html

++++


申すまでもなく女系天皇、女性宮家が創設されても「皇室は別物」になりません。日本の、先祖が伝承してきた神話、そして日本の歴史を、古代から誠実・丁寧に学べば、「女系になったら皇室が全く別ものになる」と思い込む人こそ、よほど不勉強であることが分かります。

歴代の女性天皇において、神功皇后、推古天皇、皇極天皇・斉明天皇、持統天皇などの御事績、男性天皇と遜色ないご活躍ぶりを学べば、日本は双系社会で、女性も男性に遜色なく活躍してきた国であり、これから活躍できる可能性を持っている国であることが分かり、期待に胸がふくらみます。

古代のように女性が生き生きと活躍できる時代が、もう一度復活すれば、日本は一段と活気づき、男性も女性も、共に幸福度を増し、国中が、新しい息吹に満たされると思います。その扉を開くのが、女性天皇の実現であり、女性宮家創設であると思います。


126代の天皇の父方をたどると、一番遠くても五世離れた男性天皇の子孫であるというように、父方をたどれるというのは、そのとおりです。女系の天皇を認めれば、「母方しか、たどれなくなる」ことになり、歴史始まって以来です。

だから、不安であるという気持ちはよく分かります。誰でも、初めてのことに恐れと不安を感じるもので、その気持ちは理解できます。

しかし、新しいことを恐れて縮こまって、改革しなければ行き詰まることが分かっていながら、それを行わないのは勇気がないということです。勇気の無さを、実行しないことの言い訳にしてはなりません。踏み出す時には、思い切って踏み出さないと、新しい時代を切り開くことはできません。

明治以来、あるいはその前の時代でも、日本の皇室は、伝統を重んじつつも、必要とあらば、斬新な改革・革新を、躊躇することなく、実行してきました。



[歴史始まって以来の側室制度が廃止された結果、「女系天皇公認」が必須となりました]


昭和天皇は女官制度(側室制度)を断固として廃止されました。それを反映して、現皇室典範では、庶子(正妻の子でないお子様)による皇位継承を廃止しました(1947年)。

それまでの2000年間、日本の歴史上の天皇の約半数は庶子でした。側室制度を廃止されたのは、まさに歴史始まって以来のことです。

日本建国の神武天皇の時から、奥様は複数いらっしゃいました。偶然、奥様がお一人の方もあったかも知れませんが、制度としても、複数の奥様をお持ちになることは、昭和天皇の時代までは、当り前のこととして、公認されていました。

昭和天皇がそれを敢然と廃止されたのは、日本の2000年以上の歴史の中で、まさに初めてのことでした。

男系男子の継承を維持し続けようと思うのなら、側室制度を前提とした庶子による継承を復活しなければなりません。しかし、それはどう考えても無理です。

現皇室典範を制定するに当たって、当時の吉田茂首相は次のように説明しています。

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「天皇陛下は国の象徴、国民おのおのの象徴として、則ち国民道義の儀表(手本)たるべきお方であるのでありますから、その御地位に即かれるお方も正当の婚姻によって生まれた方に限りたい、これが提案の趣旨であります。」(昭和21年12月6日、衆議院本会議)

+++++

当然と言えば当然ですが、国民のお手本でいらっしゃる天皇陛下が正妻のお子様でないということは、国民感情に照らしても、国際的に見ても、あり得ないことです。今さら、とても採用することはできません。

「側室制度の廃止」は2000年の歴史に無かった初めての改革であり、その結果、「女系天皇の公認」が必要になったのは、極めて自然なことなのです。


皇婿(こうせい)を迎えると姓が変わるのではないかという懸念について―皇室に姓はないので心配ありません (36854)
日時:2020年12月17日 (木) 12時14分
名前:tapir

女性天皇の夫(皇婿(こうせい))を迎えると姓が変わるのではないかという懸念について―皇室に姓はないので、何の心配もありません。

男系支持派は、女性天皇の夫(皇婿(こうせい))について、姓が変わるとか、家系が変わるのではないかという懸念を持っている人があります。皇統が、配偶者の家系に移ったと、観念されるというのです。

1947年、旧典範の「男系男子」限定が、明治時代の典範から受け継がれる根拠になったのが、このことでした。当時、法制局がまとめた「皇室典範に関する想定問答」に、こう書かれています。

++++

「女系が問題になるのは、その系統の始祖たる皇族女子に皇族にあらざる配偶者が入夫(にゅうふ)として存在しその間に子孫がある場合であって、此の場合、女系の子孫は仍(すなわ)ち皇族にあらざる配偶者の子孫で臣下であるといふことが強く感じられ、皇統が皇族にあらざる配偶者の家系に移ったと観念されることを免れない」と。

+++++

父親が皇族ではないので、その子孫は皇族ではない、一般庶民であると見られてしまうことが、懸念されたということです。


一般庶民の生活に置き換えて、国民がどのような感覚を持つかは類推できます。

一般庶民でも、老舗や、旧家、政治家の家系などで、家名を継ぐということはよくあることです。入夫(にゅうふ)する男性は、女性の姓に改名して、その家を継ぎますが、その子孫が、入夫した○○家の子であるということに、誰も疑問を持ちません。お父さんが○○家の人ではないから、○○家が、父方の家系になってしまったとこだわるという話は、聞いたことがありません。

同様に、庶民の感覚では、皇室に入られた方が、男性であっても、男性は入り婿になって実家の姓を離れているのですから、その子が父親の家系であると意識することが、むしろ不自然です。

一般庶民と皇室を一緒にするなと、重鎮の自民党議員からお叱りを受けそうですが、「国民と共にある」という天皇陛下の御心からしても、そこに区別を設ける理由は何もありません。区別を設けて、皇室を別世界だと強調することの方が、国民を皇室から遠ざけることになるのでは無いでしょうか。

また、先ほどの想定問答は、美智子様のご成婚前であることにも注目すべきです。民間人の美智子様とのご結婚にも、当時は激しい反対意見がありました。


皇室の場合は、「姓」が無いので、入夫される男性は、「姓」がなくなり、皇族になります。

元の姓が、皇室に影響を及ぼすことがないのは、美智子様、雅子様が皇太子妃、皇后になられても、正田家や小和田家が、皇室に何の影響も及ぼしていないのと同じことです。何も問題になりません。


それが問題になると思う人は、どこかで「女性というものは、男性の言いなりになるひ弱なもの」という、時代遅れの先入観があるのではないでしょうか。

男系支持派で、眞子様のご結婚に反対する某著述家は、「眞子様は悪くない、小室さんが悪い」と言っているそうです。眞子様は女性だから、男性を見る眼が無い、と言いたいのでしょうが、人を見る眼のある無しに、男性も女性もありません。それは「女性は男性のいいなりになるもの」、「女性は男性に騙されるもの」という、俗な先入観によるものだと思います。

天皇陛下が選ばれた伴侶、秋篠宮殿下が選ばれた伴侶を見れば、天皇、上皇、皇族の人の本質を見抜く眼が確かであると信じることが出来ます。秋篠宮殿下ご夫妻が手塩にかけて育てられた眞子様も、これから女性宮家の当主となられる方々も、必ず人を見る眼を育てておられると思います。それを信じないのは、女性に対する偏見があるからではないでしょうか。


女性天皇の夫(皇婿(こうせい))を迎えると皇室の姓が変わることはあり得ません。夫が女性天皇に影響を与えることで問題が起こるというのも、まったく根拠のない杞憂です。美智子様、雅子様が皇后として天皇の良きパートナーとして、天皇を御支えして来られたことが、何よりの証(あかし)です。


参考資料:

高森明勅著『歴史で読み解く女性天皇』ベスト新書

 (36856)
日時:2020年12月17日 (木) 13時03分
名前:添載

🔴全ては、「男系」の皇統を御護りするために!真の愛国者がここにいます!

日時:2020年04月29日 (水) 23時37分
名前:千葉教区青年会会員

今度は、7月5日付で追加のお知らせ≠ニいう本部通達が出されました!
日時:2019年07月06日 (土) 17時09分
名前:破邪顕正

表題の通達には、こうあります。

〈早速ですが、表題の件につきまして、同方針を周知するために推奨する方法、及び周知するために行ってはならない方法について7月3日付でお知らせしました。

その後に新たに確認した点を追加してご連絡を申し上げます。〉

3日付の通達を出したばかりというのに、5日付でまた追加の通達を出す…。

矢継ぎ早に、こうした「通達」を出さなければならなかったということは、それだけ、今回の「通達」が急ごしらえだったからなのでは…?

7月3日の参議会を前にして、案外、こんなやりとりがあったのでは…。

総裁…「今度の参議院選挙についてはどうするの?何の方針も出さないの?」

参議長…「えっ?出さないつもりはないのですが、与党支持せずの方針には、これまでにも色々と難色を示す信徒もいましたので。」

総裁…「今さら、何を気にしているの?安倍首相打倒こそが生長の家の使命でしょ。方針に従わない信徒には辞めてもらっても結構。三たび、与党支持せずの方針を出してください。」

参議長…「はい、分かりました。早速、その方向で通達を出すように検討させていただきます」

そんな光景が、何か目に浮かぶようです。

ともあれ、次から次と、参議院選挙に向けて、事細かく、周知徹底のための「通達」を出すということは、それだけ、教団も必死だということでしょう。

それを思うと、今回の参議院選挙は絶対に負けるわけにはいきません。

何としても勝利して、教団の間違いを徹底して正していかなければなりません。

「政治文書」を三たび出して信徒を叱咤激励しても、それでも与党に惨敗する…。

それを見せつけられたら、いかな信徒でも、鼻白む思いがするでしょう。

それをきっかけにして、尊師・谷口雅春先生の教えに回帰するうねりを巻き起こしていかなければなりません。

すべては、「男系」の皇統を御護りするために!

すべては、尊師・谷口雅春先生の御悲願、正統憲法実現への道を切り開くために!

皆さまの熱い篤いご支援を何とぞよろしくお願い申し上げます。<



想像力逞しき真の愛国者様の御紹介が投稿されていました!

関係があるのは、わずか一行だけですね (36857)
日時:2020年12月17日 (木) 13時45分
名前:tapir


添載さま

ご投稿ありがとうございます。


>>すべては、「男系」の皇統を御護りするために!<<


長い文章の中で、関係があるのは、わずか、この一行だけですね。この一行の、中身を知りたいところです。

千葉さんが、ご自身の言葉で、くわしく中身を語られることに期待いたします。




 (36858)
日時:2020年12月17日 (木) 14時30分
名前:添載

尊師・谷口雅春先生の教えに回帰するうねりを巻き起こしていかなければなりません。

すべては、「男系」の皇統を御護りするために!

すべては、尊師・谷口雅春先生の御悲願、正統憲法実現への道を切り開くために!<



尊師・雅春先生は「男系」の皇統維持が御悲願なんですかね。

トキ管理人サンのスレから (36861)
日時:2020年12月17日 (木) 15時52分
名前:添載



雅春先生の御教えを学んだ結果です (36860)

日時:2020年12月17日 (木) 14時45分
名前:千葉教区青年会会員

教団は雅春先生の御教えを学べません。だからこそ、総裁に疑問を抱いているはずの自称「青年会」までもが、反自民党の「反国家的政治扇動」をしているのです。

トキさんも、総裁が環境問題に取り組むこと自体は間違っていない、と言っています。私たちは、そもそも環境問題がユダヤの謀略であり、エコロジー運動は新左翼の隠れ蓑であると述べています。

あまむし庵様も言っている通り、『生命の実相』哲学を本当に学んでいるならば、環境問題に取り組むのはむしろ悪いことであると気付くはずです。

>生長の家は、「現象と物質が非実在である事を解き明かし、生命の実相を明らかにすることによって、全ての問題を解決する」ところに、本質的意義があります。ところが、現総裁の谷口雅宣氏は、「環境問題」を盛んに説いています。一般の方々からすると、「環境問題を説く事は別に間違ってはいない」と思う方も多いと思います。ところが、生長の家の「生命の実相哲学」から見た場合、「環境問題を説く」事は、必ずしも正しいとは言い切れませんし、却って「生命の実相」の悟りから遠ざかることにもなってしまいます。<
https://56937977.at.webry.info/201712/article_1.html

>共産主義思想、リベラルの人々の多くは、既存の国家、伝統的社会制度、文化、宗教を、緩やかに文化的に破壊する方法として、「地球環境保護」運動の美名の元に活動しています。国家、国境、伝統、文化を越えた「地球環境保護」という視点を利用した、「伝統、文化破壊」が世界中で進んでいるのです。この「地球環境保護」運動も、「唯物論」を根源とする一種の政治運動なのです。<
https://56937977.at.webry.info/201801/article_1.html

また、今の自民党は、女系天皇に反対している「唯一の」政党です。

他の政党を支持すると、女系天皇が誕生してしまい、日本は亡びます。同性婚まで合法化されるかもしれません。雅春先生の御教えを学んでいたら、どうして自民党以外の政党を支持できるのでしょうか?<


トキ管理人サンの返信と、
tapirサンの意見と、別個に御聞きしたい為こちらに添載しました。

主題に関連するのは、この2行だけですね (36867)
日時:2020年12月17日 (木) 22時08分
名前:tapir

添載さま

添載いただいた中で、主題「女系天皇公認」に関連するのは、以下の2行だけですね。

それ以外の、谷口雅宣先生も、その環境問題も、女系天皇容認・公認には、まったく関係がありませんので、ここでは、コメントいたしません。


>>女系天皇が誕生してしまい、日本は亡びます。<<


>>雅春先生の御教えを学んでいたら、どうして自民党以外の政党を支持できるのでしょうか<<


すなわち、こう言いたいのでしょうか。

>>谷口雅春先生の御教えを学んでいたら、どうして(女系天皇を誕生させないという)自民党以外の政党を支持できるのでしょうか<<


谷口雅春先生のお考えを推察しますと、先生のお考えは、極めて簡単だと思います。真の尊皇心がある、谷口雅春先生ですから、これ以外のお答えはあり得ません。


『現人神にまします、天皇陛下の大御心に従います。

天皇が、女系天皇を支持されれば、謹んで、その通りにいたします。

別のお考えだと分かれば、謹んで、その通りにいたします。』


私の考えも、谷口雅春先生のお答えと、全く同じです。


私は、色々なことを総合して、どう考えても、天皇陛下、上皇陛下、秋篠宮殿下が「女系天皇容認・公認」としか思えないので、それを支持しています。

私の考えが、天皇陛下と違うことが明らかになれば、謹んで、天皇陛下の大御心に従います。


千葉さんは、天皇陛下が「女系天皇容認」だとしても、それを否定して、男系支持にこだわるおつもりですか?

それが、貴方の思う、谷口雅春先生の御教えですか? そうだとしたら、根本的に間違っています。


なお、自民党のみが憲法改正を掲げているというのも、千葉さんの勉強不足です。国民民主党も、改正草案を作り始めています。

世の中はどんどん、変わっていく、その変化についていけない人は、時代に取り残されます。


「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし」

これまでのような、かたくなな習慣を打破して、普遍性のある道理に基づいて進め。


(「五か条の御誓文」より)


五か条の御誓文は、いまでも、生きています。「維新」は、今も続いています!!


女系天皇は、普遍性のある道理にかなっています!!
 


C教区青年会とH君の「密告」騒動の原因となった文章 (36869)
日時:2020年12月17日 (木) 22時58分
名前:「観よ」

K教区のH教務に「最近、グループにH君が載せた文章、あれはよいね。雅春先生の教えを理解している」と言われてから数年。

その頃のH君は自分の投稿に反対のコメントをしたC教区の人を「スリーパーセルだ!」と言っていましたが。

今はもう時効と思いますので、転載します。H君本人にもここに投稿して議論をしてほしいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【谷口雅春先生の教理は「女系天皇」を容認している】

皇位継承問題で男系か、女系かの議論は収まる気配を知らないが、最近一水会常任顧問の四宮正貴先生の文章を呼んで気付いたことがある。
一言でいうと、四宮先生を始め生長の家系の一部の人間は雅春先生が女系天皇を否定していないことを承知しておきながら、勝手に「男系絶対」へと「教義改竄」を行っている、ということである。
まずは四宮先生の文章を長文にはなるが、引用する。

『生長の家では最近、「法燈の継承」といふことが、強調されてゐるやうである。その是非は別として生長の家が世襲制であることは前々から決まってゐたことである。
谷口雅春先生は『日本の危機を救うもの』といふ著書(昭和三十七年十二月一日生長の家本部発行)で、次のやうに論じてをられる。
「最近、生長の家の青年部の實相研鑚會があったとき、四宮君といふ熱心な青年學徒が、創価學會機關誌編輯係の一人だといふSとかいふ或る男を逆折伏に出掛けて往って色色議論をして來たといふのである。その熱心さには頭がさがった。…創価學會のS君が生長の家についての攻撃の矢を向けた問題として傳へたところは、『生長の家は総裁が世襲になってゐるから邪教である。創価學會は會長は選擧によるのであって、最も適する人が選ばれる。これが正しい教團のあり方である。釋尊も決して、その教への後繼者(あつつぎ)を自分の子とせずに、最も教へを理解し得たものを法嗣者(はふししゃ)としたのである。この釋尊の嗣法の仕方と異なるから生長の家は邪教である。』といふのですが、これはどのやうに答へるべきですか──といふのであった。私は決して釋尊は完成した宗教を説いてゐない。…生長の家は釋尊の教へよりも一歩も數歩も進出してゐるものであって、釋尊の通りでないから邪教だといふ理由は成り立たない。既に釈尊の世は去って彌勒如来の世に移らうとしつゝあるのである。釈尊の教と異なるところに未完成の佛教の完成があるのである。…『秘められたる神示』の中にも『久遠皇統連綿としてつゞくのは、實相世界の常住不滅の姿が現象世界に影を映すのであって實相世界の御心の天になる状態記号≠ェ現象世界に影を映すと、さうなるのである。實相久遠常住の生命が現象世界に歪みなく影を映すやうになれば、各人の家系も連綿として一系に續くやうになるのである』といふ意味が示されてゐるのであって、國家でも家庭でも團體でも、連綿としてその主宰者が一系に續かないのは、迷ひによって、常住一貫の姿がゆがめられてゐて、そのために國家では、王や大統領や國家首席などの交替が始終行はれてゐるのである。釋尊の如く一系の血統(ちすぢ)に法燈がつがれないのは、一系の血統に生まれた者の迷ひ深くして法燈をつぐ資格がなかったからであって、決してそれは稱(ほ)めるべき出來事でも、眞似るべき出來事でもない。…實相の完全な姿が現實世界にうつれば、教組の教へが歪みなく教祖の血統につたはり、血脈法脈一體となりそのやうな見苦しい權力争奪戰がなくなるのである。そのやうに實相世界の久遠終始一貫の常住性が生長の家には現象界に歪みなく影を映すやうになってゐるから、法脈は血脈と共に一貫して傳へられることになってゐるので、それが傳はらないやうになって選擧などで司配權力の奪ひ合ひが行はれるやうになってゐる方が、寧ろ邪まに歪んで『迷ひ』が深いのである──このやうに説明したら、列席の皆皆、悟りを深めて、日本國の皇統連綿の事實を讚歎する目が一層明らかにひらかれることになったのであった。」と書いてをられる。
ここに登場する「四宮君」とは小生のことである。昭和三十七年のことであるから、小生はまだ高校一年生であった。「世襲制」については小生自身の疑問でもあった。
その頃は、谷口雅春先生のお答に納得したが、今この文章を読み返してみて、生長の家といふ宗教団体の「法燈の継承」「法脈の継承」を、皇位の継承といふ、日本國體・上御一人に関はることと同列に論じてゐることに疑問を持つ。小生は、皇位継承を、宗教団体の後継者決定と皇位継承を同列に論じることはまことに畏れ多いと考へる。
また、谷口雅春先生のこの論議を敷衍すれば、谷口雅春先生は、「男系による皇位継承でなければ皇統は断絶する」とは考へてをられなかったといふことになる。それどころか、先帝の皇女が皇后となられれば、その婿が皇位についても、皇統は継承されると考へてゐたと類推することも可能である。何故なら、第二代総裁であられた谷口清超先生は婿養子であるからである。しかし、雅春先生はそこまでは考へてをられなかったと信ずる。』

この最後の部分に注目していただきたい。

『谷口雅春先生のこの論議を敷衍すれば、谷口雅春先生は、「男系による皇位継承でなければ皇統は断絶する」とは考へてをられなかったといふことになる。それどころか、先帝の皇女が皇后となられれば、その婿が皇位についても、皇統は継承されると考へてゐたと類推することも可能である。何故なら、第二代総裁であられた谷口清超先生は婿養子であるからである。しかし、雅春先生はそこまでは考へてをられなかったと信ずる。』

これを要約すると、
1.雅春先生の文章の論理を推し進めると「皇位継承は男系でなければ断絶する、という訳ではない」という結論になる。
2.しかし、雅春先生はそこまでは考えていなかったと信ずる。
ということになる。
ここで「1」は雅春先生の文章を素直に読んだ結果であり、「2」はそれに対する四宮先生の想像である。
しかも四宮先生は「2」の想像について根拠を示していないから、それは何の根拠もなく四宮先生が勝手に雅春先生の心中を想像しているに過ぎない。
多くの神道系の宗教団体は男系の血統を重視しているが、雅春先生に関してはそうではなかったのである。その是非は置いておくとして、客観的事実としてこのことを認識しておかなければならない。
四宮先生は学ぶ会に近い人間であると聞くが、彼らは雅春先生の教理を推し進めると「女系天皇容認」になることを判っていながら、勝手に「雅春先生はそこまでは考へてをられなかったと信ずる」と、妄想しているだけなのである。
「宗教団体の後継者決定と皇位継承を同列に論じることはまことに畏れ多いと考へる」と言うのも四宮先生独自の考えであって、雅春先生の考えではない。四宮先生が自分の勝手な考えで雅春先生の御教えの論理を否定しているのである。
教団内部にも男系固執論者はいくらか存在するが、同じ過ちを行っていないか、他山の石として認識すべきである。

朝敵ですね (36870)
日時:2020年12月17日 (木) 23時31分
名前:STEVE

雅春先生の御教えを改竄しています。この「観よ」さんも日野本人ではないですか?

この後、「観よさんに呼ばれました」と言って日野本人が登場するのが目に見えていますよ。

尊師は男女の区別は明確にすべきことをご指導くださいました。『眞理』「女性篇」にはこうあります。

「男女同権に執われて、あまりに男性化して中性に近づいて了ったものは美しくないのであります。女性に生まさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」

これを読んで女系天皇に賛成する人は、御教えに反している人です。

日野のなりすましは置いておくとして (36875)
日時:2020年12月18日 (金) 09時55分
名前:千葉教区青年会会員

この、雅春先生の御教えについてのtapirさんの見解を聞きたいものです。

「女性に生まさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」

STEVEさま、コメントいただきありがとうございます (36876)
日時:2020年12月18日 (金) 11時50分
名前:tapir

合掌ありがとうございます。

コメントいただきありがとうございます。

>>これを読んで女系天皇に賛成する人は、御教えに反している人です。<<

谷口雅春先生のご文章をご紹介いただきありがとうございます。

ご質問にお答えする前に、2点、おたずねします。

「男女同権に執われて、あまりに男性化して中性に近づいて了ったものは美しくないのであります。女性に生まさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」

〇『真理「女性篇」』からの引用ということですが、何ページでしょうか? 前後の文章を確かめたいので、掲載ページを教えてください。

〇引用された谷口雅春先生の御文章に、誤字があると思われる個所があります。ご確認の上、ご訂正ください。

谷口雅春先生のご文章ですから、眼光紙背に徹する思いで拝読したいと存じます。


再拝

「観よ」さんへ (36880)
日時:2020年12月18日 (金) 12時48分
名前:まともな青年会

仮に君が日野でないとしたら、四宮先生よりも日野が正しいと思った根拠は?

多くの人は四宮先生と同じ感想だと思うよ?

このページでしょ (36881)
日時:2020年12月18日 (金) 14時11分
名前:千葉教区青年会会員

日本教文社版の242頁の「人間が結婚しなければならない理由」でしょう。

千葉教区青年会会員さま、私の最初の質問の回答、および谷口雅春先生のご文章引用の訂正をお願いいたします (36885)
日時:2020年12月18日 (金) 18時30分
名前:tapir

千葉教区青年会会員さま

>日本教文社版の242頁の「人間が結婚しなければならない理由」でしょう。<

STEVEさんに替わって、ご回答いただきありがとうございます。(お二人は一心同体のように、気が合っておられるのですね)


私の質問へのご回答をいただいておりませんが…

>>千葉(教区青年会会員)さんは、天皇陛下が「女系天皇容認」だとしても、それを否定して、男系支持を続けるおつもりですか?<<

それから、谷口雅春先生のご文章の、誤字の訂正も、まだありません。(これはSTEVEさま?)

谷口雅春先生のご文章は、一言一句大切にしていただきたいので、あえてもう一度おたずねいたします。どうぞよろしくお願いいたします。


誤字? (36890)
日時:2020年12月18日 (金) 23時49分
名前:STEVE

引用に一文字も誤字など無いのですが。

STEVEさん、一文字でもおろそかにしないで! ご質問は、意味不明です。 (36902)
日時:2020年12月19日 (土) 22時30分
名前:tapir

STEVEさま、千葉教区青年会会員さま


誤:女性に生まさせられているうちは、

正:女性に生れさせれられているうちは、

一文字ですが、まったく違う意味になります。

せっかく、谷口雅春先生のご著書を引用していただいたのに、意地悪を言ってスミマセン。

+++

>>「男女同権に執われて、あまりに男性化して中性に近づいて了ったものは美しくないのであります。女性に生まれさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」

これを読んで女系天皇に賛成する人は、御教えに反している人です。<<

???

まったく意味不明です。どこが谷口雅春先生の「女系天皇反対の理由」になるのですか???

谷口雅春先生のご文章と、「これを読んで…」の間に、STEVEさんご自身の解釈が入っているのだと思います。その解釈を説明してください。


それと、STEVEさんにも、千葉教区青年会会員さんと同じ質問をさせてください。

☆STEVEさんは、天皇陛下(今上陛下)が「女系天皇容認」だとしても、それを否定して、男系支持を続けるおつもりですか?

++++

千葉教区青年会会員さま

千葉教区青年会会員さんには、2度、お尋ねしましたが、まだご返事がありません。

千葉教区青年会会員さんに対して、同じ質問が3度目になります。

今回、ご回答が無ければ、千葉教区青年会会員様のお答えは、私の書いた通り、すなわち下記の通りであると認識いたしますので、ご承知置きください。

[千葉教区青年会会員氏は、『天皇陛下が「女系天皇容認」』だとしても、それを否定して、男系支持を続けるつもりです。]


STEVEさんにも、この質問にお答えいただきたく、よろしくお願いいたします。

今上陛下の大御心に謹んで従う、それが私の「女系天皇支持」のすべてです (36913)
日時:2020年12月20日 (日) 13時27分
名前:tapir

「女系天皇支持」の根拠について、前にも書きましたが、今上陛下の大御心に謹んで従う、それが「女系天皇支持」のすべてです。

「男子男系支持」派の心情は、長年、続けてきたことが、変わってしまうことへの不安が大きいのだと思います。その心情は、理解できます。

明治時代にも、生活様式の変革にいのちがけで抗議した人々がありました。

明治天皇が、初めて牛肉を食された年(1872年)には、それに抗議する御岳行者10名が皇居に乱入して、4名が射殺、1名が重症、5名が逮捕される事件が発生したそうです。(Wikipedia)

「天皇が食してしばらく後の1872年(明治5年)2月18日、御岳行者10名が皇居に乱入し、そのうちの4名が射殺、1名が重傷、5名が逮捕される事件が発生し、後に「外国人が来て以来、日本人が肉食し穢れて神の居場所が無くなった為、外国人を追い払うためにやったのだ」との動機が供述されている。」
(Wikipedia、日本の獣肉食の歴史、明治時代から太平洋戦争前まで)

明治時代に、牛肉食という食事の改革にさえ、命がけで抗議した人がありました。


「皇統継承」という重大事になれば、心配でたまらなくなる心情はよく分かります。

それでもひとたび、天皇陛下の「改革・変革」のご意思に拠るものであることを知れば、私心を捨てて、陛下のご意思に従ってきたのが、明治時代の臣下であり、国民でした。

その臣下、国民の「承詔必謹」の支えによって、歴代の皇室は、伝統の核となる部分を護り伝えつつ、改革・変革を断行して、新しい伝統を築き、時代を切り開いて来られました。


何をかくそう私自身も、2005年に、小泉政権の「皇室典範に関する有識者会議」の発表を、初めて目にしたときには、天皇陛下が「女系容認」であることを知らなかったので、強烈な反対の念を抱きました。

谷口雅春先生の古事記神話を、私流に解釈して、「女系天皇まかりならん」の自論を「自由版 日時計日記」に、数ページにわたって、書きつけました。

その後、各識者の愛国心、戀闕の心あふれる「女系天皇・容認論」を読み、自分の経験と照らし合わせて、精一杯、思考を巡らした後、天皇陛下のお考えが「女系容認」に、ほぼ間違いないと確信いたしました。

それから、自分の懸念や反発心は横に置いて、陛下の大御心のままにすべてが実現しますようにと、意志的に、心の方向をコントロールしました。最初はそれでも、しばらくの間、心の底から湧きおこる抵抗を抑えてのことでした。心に沸き起こる各疑問を、その都度、解きほぐして、今日に至りました。

今上陛下、上皇陛下、秋篠宮殿下の数々のお言葉を拝読して、思考と祈りを重ねた上で、「女系天皇容認」が道理に適い、人情にも適い、歴史的に見ても、天皇陛下の御叡慮であると、拝察できるからこそ、「女系天皇容認・公認」を支持しているのであって、決して私的感情の「女系天皇ありき」が先立つものではありません。


先ごろ、2005年小泉政権の「皇室典範に関する有識者会議」を再読いたしましたが、よく検討された上での結論であると思いました。

いずれにしましても、私にとって、今上陛下の大御心がすべてです。もしも、天皇陛下が「男系男子による継承」を推奨されることがあれば、いつでも、大御心のままに従うという、決意でおります。

今上陛下の大御心に従う、それが、すべてです。

「天皇の大御心に従いますか」という3度の質問に回答をいただけなかったので、「天皇陛下の大御心に従わない」のが「谷口雅春先生を学ぶ会」会員たる千葉教区青年会会員氏とSTEVE氏の信念であると断定させていただきます (36914)
日時:2020年12月20日 (日) 13時42分
名前:tapir

皇位継承を男系男子に限定し女系天皇に断固反対する、という意見を熱心に述べ続けている「千葉教区青年会会員氏」に、12月17日から12月19日まで、3度、同じ質問をしましたが、回答をいただけませんでした。


>>質問は3度目になります。今回、ご回答が無ければ、千葉教区青年会会員様のお答えは、私の書いた通り、すなわち下記の通りであると解釈いたしますので、ご承知置きください。

[千葉教区青年会会員氏は、『天皇陛下が「女系天皇容認」』だとしても、それを否定して、男系支持を続けるつもりです。]<<

この最後通牒に対して、いつでも、速やかに反応する、千葉教区青年会会員氏から、丸一日経て、まったく回答が来ていません。

そこでお約束通り、私の書いた「天皇陛下の大御心に反しても、男系支持を続ける」のが千葉教区青年会会員氏のご回答であると、断定させていただきます。

いつでも、打てば響くように回答されるSTEVE氏にも、同じ質問をしましたが、丸一日たっても回答がありません。

お二人は同一人物のように息が合っているので、STEVE氏も
「天皇陛下の大御心に反しても、男系支持を続ける」
との考えであると断定させていただきます。

さらに、お二人は熱心な「谷口雅春先生を学ぶ会」の支持者であり、副代表の破邪顕正氏の熱烈な支持者ですから、皇統問題に関しては、破邪顕正氏も、同氏が副代表を務める「谷口雅春先生を学ぶ会」も同一の見解であると考えてよいと思います。

すなわち、破邪顕正氏が副代表を務める「谷口雅春先生を学ぶ会」も、

「天皇陛下の大御心に反しても、男系支持を続ける」

が、信条であると断定いたします。

「谷口雅春先生を学ぶ会」の、愛国思想の源は「日本協議会」であり、「日本会議」なのでこれらの団体も、

「天皇陛下の大御心に反しても、男系支持を続ける」

が信条であると断定いたします。

さらに「谷口雅春先生を学ぶ会」は、本流派を主導する中心的な宗教法人ですから、「本流派」も

「天皇陛下の大御心に反しても、男系支持を続ける」

が信条であると、推量いたします。

ただし「本流派」は、いくつもの団体が加入しているので、別の考えがあるかも知れません。別の考えであるという方は、どうぞその旨、お知らせください。

以上のことに、異論がある方は、どうぞ、お知らせください。

「男系男子支持」の各意見に対する考察と反論 (36915)
日時:2020年12月20日 (日) 14時03分
名前:tapir

「男系男子支持派」の学者等の意見は、つきつめて考えると理屈に合わないものばかりで、既に破綻しているとしか思えません。それでも、まだ信じている人があるようなので、ここに取り上げさせていただきます。


男系支持派=女系天皇反対派の主な意見は、次のようなものです。

なお、御皇室のことを、物質的な染色体とかゲノムに関連づけて語るのは、私としては、気が進まないのですが、男系男子支持派が話題にしているので、やむを得なく、取り上げさせていただきます。

1、 男系を維持するために旧宮家の子孫に、皇族復帰していただく案がベストである。

2、 女系天皇になると、男性にしか無いY染色体を受け継ぐことができないから、皇室が別ものになる。

3、 男性は種で、女性は畑である。種が変わると作物が別物になってしまう。皇室も同じである。

4、 古事記のイザナギ、イザナミ神話に、結婚の時は、女性が男性に先に声をかけてはいけないという話がある。女性が男性に先立ってはいけないというのが、日本精神である。だから、夫に従うように生まれついている「女性」なるものは、天皇になれない。


【男系支持派の推す案の考察と反論】

1、 男系を維持するために旧宮家の子孫に皇族復帰していただく案について

@ 旧宮家の子孫に政府は打診しましたが、これまで復帰希望者は一人もいませんでした。「特攻隊に志願するようなもの」と述べた人もありました。

A 旧宮家の竹田恒泰氏(臣籍降下した竹田宮様の孫)は、生まれて間もない赤ちゃんを養子にと主張しているようですが、養子には数々の問題があります。

   〇皇室の中のどの宮家が養子を受け入れられるのか、受け入れ側の宮家の御意思を無視して、そのような政策を決めてよいものかどうか。

   〇成人した養子が、離縁(養子関係解消)する例が、一般人でも3分の1ある。赤ちゃんの時に、皇室の養子になっても、3人に一人が離縁を申し出る可能性がある。

   〇成人した自分たちが皇室に入りたくないのに、生まれたての子供を手放す親があるかどうか。子供の意思を、親が勝手に決めてよいものかどうか。子供は親の道具ではない。

   〇一般家庭においては養子になった子供の成育環境は、皇室に入るほどの生活の変化はありませんが、皇室は、人権の制限がある特殊な世界です。皇室のような特殊な世界に養子を出す場合、本人の意思確認がないのは、大きな問題があると思います。 


A 旧宮家は、男系男子の系統といいますが、600年前の天皇の子孫です。その上、一般人になってから70年以上経っているというのは、日本の歴史始まって以来の、現在の皇室とはるかに縁の遠い、男系男子の子孫が皇族復帰する例となります。

過去の歴史においては、皇籍離脱してから3年目で復帰(宇多天皇)の事例がありますが、離脱して70年以上で、代も孫やひ孫の代になっている復帰の例は、まさに前代未聞で、まったく前例のないことです。

それに固執するのは、「臣籍降下した皇族の復帰は認めない」という、明治時代に制定された皇室典範の原則に、真っ向から対立するものです。


【女系天皇反対論に対する反論】

1、女系天皇になると、男性にしかない「Y染色体」を受け継ぐことができないから、皇室が別ものになる。

@ Y染色体は、ヒトゲノム(遺伝子)の運び屋に過ぎません。飛脚の屋号のようなものです。

A 運び屋たるY染色体(歴代天皇の)を持っている男性は、日本中に多数現存します。臣籍降下した(皇族が一般国民になった)人々の子孫です。多くの一般男性が、歴代天皇のY染色体を持っている可能性があり、旧宮家の子孫の特殊性を担保しません。

B Y染色体の元をたどれば、神話の世界では、天照大神(女性神)につながります。結局、女系の祖先神が、日本人の信じて来た、皇室の始祖ということになります。

C 生物学的に言えば、Y染色体は、アフリカに誕生した、人類最初の男性に行きつきます。

D いずれにしても、Y染色体が子孫に受け継がれていることを、尊ぶ理由は、どこにもありません。

 *上記@~Cは生物学者 福岡伸一氏の説です。(『皇室典範改正への緊急提言』100~102ページ)


2、 男性は種、女性は畑である。種が変わると作物が別物になってしまう。皇室も同じという説。


@ きわめて非科学的な、生物学に反する、古代の迷信です。


畑にオシベを蒔いたら、作物ができるでしょうか? できません。オシベとメシベがなければ、肝心の「種」になりません。

人間の受精卵は、父親と母親のヒトゲノム(遺伝子)を半分ずつ継いでいます。

恐れ多いことですが、一般女性が天皇の配偶者になられた今の皇室と、一般男性が女性天皇の配偶者になられることの間に、何の差異もありません。お子様が、父親から半分、母親から半分のヒトゲノム・遺伝子を継いでおられること、継がれることにおいては、まったく同質です。

A 種と畑のたとえは、男性を通してのみ、特殊な「気」が子孫に受け継がれるという、古代シナの伝承に基づくものであって、日本人にとっては、ただの迷信に過ぎません。非科学的な迷信を根拠にするのは、愚かなことです。

3、 古事記のイザナギ、イザナミ神話に、結婚の時は、女性が先に誘ってはいけないという話がある。女性が男性に先立ってはいけないというのが、日本精神である。

@ 女性が男性に先立ってはいけないというのは、女系家族が主であった日本古来の思想ではありませんでした。

古事記が成立した頃には、シナの男尊女卑思想が、日本に浸透し始めていました。古事記の、婚姻の時に、男性が先に声をかけるべきであるとの話は、その影響を受けたものです。

「日本書紀」の一書には、女性神が先に声をかけて、淡路島、蛭子(ひるこ)を生んだ後に、海、川、山、木の祖、草の祖、を生み、日の神(天照大神)を生んだという話があります。 男性神が先に声をかけるということが、国生みの必須条件だったわけではありません。

A そもそも結婚という人生の一大事は、男性が声をかけても、女性が声をかけても、2人が心を一つにして、家庭を営む共同作業を行うという、2人の決意から始まるのであって、どちらが先に声をかけるかという、古事記神話の一節を根拠に、男女の役割を「男性優位でなければならない」と決めつけて、固執する必要はないと思います。*

B さらに、これは家庭生活の心構えだとしても、社会生活のすべてに敷衍できるものではありません。そんなことをしていたら、女性社長も、女性閣僚も、女性議員も、皆、男性の上に立てないことになって、社会生活が成り立ちません。

*女性と男性の特性の違いから、女性が男性を包み込むような愛情表現が、家庭生活を円滑にするということはあると思います。しかし、それは両性の優劣や、どんな時でも男性を先に立てなければならないというような硬直化したものではなく、愛情に基づくもので、時と場合に合わせて、融通性があるものだと思います。

参考資料:

中島英迪著、大前繁雄著『皇室典範改正への緊急提言』新風書房

事実と異なる報道を繰り返す『週刊新潮』―私には祈ることしかできません (36930)
日時:2020年12月21日 (月) 10時28分
名前:tapir

宮内庁が、「週刊新潮」12月24日号の記事について、事実と異なる報道をしたことを指摘し、抗議しました。

なぜ、「週刊新潮」はこのよう事実と異なる報道を繰り返すのかと憤りを覚えます。偽りの報道が、美智子さま、皇室のみなさまを苦しめることを、何とも思わないのでしょうか。

皇室のみなさまは、普通人と違って、事実と異なった報道があっても強くご抗議できません。そのことを承知の上で、商業主義に走って、平気で捏造記事を載せる週刊誌に対して、私たちも賢く、情報選択する眼を養わなくてはならない、マスコミの情報をうのみにしてはならないと、あらためて思います。


+++++++++++

「週刊新潮12月24日号の記事について(令和2年12月18日)
令和2年12月18日
宮内庁

週刊新潮12月24日号は「小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒」と題する記事を掲載し,12月17日の朝刊に上皇后さまのお写真と共に大きな字で「宮内庁長官を動かした上皇后」との広告を載せています。

この記事は,宮内庁長官の12月10日の記者会見における秋篠宮眞子内親王殿下のご結婚に関する発言について,「もっぱら上皇后さまの強いご懸念が影響しています」とし,また,「上皇后さまのご意向を受け,宮内庁トップが代理人を皇居内に呼び出し,最後通牒を突きつけた」と報じています。

先般,長官は上皇上皇后両陛下に本年度補正予算のご報告に上がっていますが,その折,上皇后さまは報告をお聴きになるだけで,ご発言は皇室の皆様のご健康についてご無事を問われることだけでした。眞子内親王殿下のお話は全く出ておりません。今回の記者会見での長官発言は,記者質問に応じて,長官としての考えを述べたものであり,また,小室さんの代理人と会ったのも,長官自身の判断によるもので,事前に上皇陛下や上皇后さまのご指示を受けたとか,お諮りをしたとか,あるいはご意向を汲んだといった事実は全くありません。

眞子内親王殿下をめぐる週刊誌報道については,既に宮内庁ホームページで二度にわたり,上皇上皇后両陛下が首尾一貫して一切の発言を慎まれていること,また,上皇后さまの名の下に様々な事実に反する報道がなされていることに上皇上皇后両陛下も深く傷つかれ,お心を痛めておられることを説明してきました。86歳というご年齢でご自分も病いを持たれながら,上皇陛下のお世話を唯一の務めとして過ごしておられる上皇后さまに対し,このようなことが引き続き行われていることは誠に遺憾であります。」
(「週刊新潮12月24日号の記事について(令和2年12月18日)、宮内庁ホームページhttps://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/taio-r02-1218.html

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「先般,長官は上皇上皇后両陛下に本年度補正予算のご報告に上がっていますが,その折,上皇后さまは報告をお聴きになるだけで,ご発言は皇室の皆様のご健康についてご無事を問われることだけでした。眞子内親王殿下のお話は全く出ておりません。今回の記者会見での長官発言は,記者質問に応じて,長官としての考えを述べたものであり,また,小室さんの代理人と会ったのも,長官自身の判断によるもので,事前に上皇陛下や上皇后さまのご指示を受けたとか,お諮りをしたとか,あるいはご意向を汲んだといった事実は全くありません。」

つまり、記者会見の内容も、小室さんの代理人に会ったことも、西村宮内庁長官の考えを述べたものであり、長官ご自身の判断によるもので、上皇陛下、上皇后陛下のご指示を受けた、お諮りをした、ご意向を汲んだ事実はまったくなかったのでした。

週刊新潮が上皇后陛下の名の下に様々な事実と反する報道がなされ、86歳というご年齢の病をもたれている美智子さまをどれほど苦しめたかと思いますと、胸が痛みます。

こういう報道、事実に基づかない心ない報道を目にするたびに、「日本人は皇室を戴く資格があるのだろうか」と、天を仰いで嘆きたくなります。


それでも、上皇后陛下のこれまでのお言葉を拝読しますと、心が静まり、清められます。

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「家族の中に苦しんでいる人があることは、家族全員の悲しみであり、私だけではなく、家族の皆が、東宮妃の回復を願い、助けになりたいと望んでいます」

(‘04年10月、70歳のお誕生日に際し、宮内庁記者会から皇太子妃・雅子様の長期静養についての質問があり、美智子さまが文書で回答された)

【解説】同年5月、皇太子殿下が会見で「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」とご発言。それをきっかけに、皇室をめぐってさまざまな報道や国民的議論がなされました。美智子さまはこの一連の騒動と、長期静養される雅子さまの苦悩について、それは家族の苦しみでもあるとお答えになられた。家族みんなで、雅子さまを支えていきたいというお気持ちだったのだと思います。
(pp53~54)

「祈ったり、時には子どもぽいおまじないの言葉をつぶやいてみたりすることもあります。
不思議に悲しみと不安の中で、多くの人々と無言のうちにつながっているような感覚を持つこともあります」

('93年9月から始まった皇室批判報道後、美智子さまは失声症となる。不安と苦しい日々の中、国民から寄せられた励ましの手紙などで心が慰められたと、後にこう回想されている。「寄りそう皇后 美智子さま 皇室の喜びと哀しみと」(宮崎貞行著/きれい・ねっと)より)

【解説】美智子さまは、悲しみと不安の中、「錯覚にすぎないのかもしれませんが」とことわったうえで連帯の感覚≠持たれたと同書には書かれています。そして「生きてきたことのご褒美のように思え、慰めと励ましを感じています」ともおっしゃっています。国民からの無言の励ましが美智子さまのお力になったのだと思います。
(pp87~88)

(松崎敏弥著『毎日読みたい美智子さま~愛が生まれるおことば81~』光文社)

++++++++++++++

私には祈ることしかできません。

このささやかな祈りが「無言の励まし」になって、美智子さま、皇室の皆さまに届いて、少しでもお慰めになりますよう、神さまがお導きくださることに、前もって感謝申し上げます。

STEVEさん、せっかく谷口雅春先生のご著書から引用していただいたので「STEVEさんのなりすまし」が、お答えいたします (36934)
日時:2020年12月21日 (月) 14時55分
名前:tapir

STEVEさま

せっかく、谷口雅春先生の聖典から引用していただいたのに、門前払いのようになってしまったので、気の毒に思っています。どうも私の性格が強すぎるようですね。


それで、意気消沈してしまった(?)STEVEさんになり替わって、問答をしてみました。

+++++

STEVEさんの御質問

>>尊師は男女の区別は明確にすべきことをご指導くださいました。『眞理』「女性篇」にはこうあります。

「男女同権に執われて、あまりに男性化して中性に近づいて了ったものは美しくないのであります。女性に生まれさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」

これを読んで女系天皇に賛成する人は、御教えに反している人です。<<

>>日本教文社版の242頁の「人間が結婚しなければならない理由」でしょう。

++++++

STEVE(になりすましたtapir)の解釈は以下の通りです。

女性天皇は、男女同権に執われて、男性化して中性に近づくので、美しくありません。女性に生れたのですから、天皇になるなどという大それたことを考えずに、一般国民の奥様になればよいのです。どこに生れようと、女性は意識的に女性的なる性格を養成して、その性格を円満にするのが摂理なのです。
だから、女性はゼッタイに天皇になってはいけないのです。

谷口雅春先生のここだけ、この部分のご文章だけを読んで、そのことが分からない人は、御教えに反している人です。

例えば、少し前の240ページに、「人間の霊魂そのものに性別はない」と、谷口雅春先生が書いておられますが、そこは一切無視するのが、谷口雅春先生の御教えを信ずるということです。

「人間は宇宙普遍の神の子であるから、人間の霊魂は本来、性別なく、引用未剖(みぼう)の神聖なるものである」というところが、「女性天皇でもよい」ということの根拠になるなど、ゼッタイに、口が裂けても言ってはいけません。それは谷口雅春先生の御教えに反します!!! 


以上、STEVEさんになりすましたtapir でした。

💛

今度は、tapirが反論します。

女性天皇が中性化するのですか? そんなことはないでしょう。肖像画を拝見しますと、過去の女性天皇は男装しているわけでもありません。御製を拝誦しても、神を祀るという、天皇としての強いご自覚を持っておられるのはもちろんですが、女性らしい優しさ、細やかさも感じられます。決して中性化していません。男女同権に「執われた」人だけが、女性天皇を支持しているわけでもありません。女性天皇は、女性らしい愛深い、包容力のある天皇になられるでしょう。女性的な、国民に寄り添い、弱い人をいたわる、愛深い性格を養成された方こそ、天皇にふさわしい方です。


『眞理』「女性篇」の、谷口雅春先生の他のご文章を見ても、女性が天皇になってはいけないという解釈には、結びつきません。


「新しい女性は。男子と競争するためでも角逐(力を争う)するためでもなく、みずからが人間としてその内部にある能力を完全に伸ばして行くために努力しなければなりません。」(p3)

「新しい女性は男性に寄生生活しないのでありますから、始終自己の能力を拡大しなければなりません。(p8)

「新しき時代の女性美は、知性に輝いた女性美でありましょう」(p9)



女性よ、神の子らしく、無限能力を発揮せよ! と励まされている感じがいたします。

以上が、tapirの解釈です。



STEVEさん「なりすまし」の書いていることが、STEVEさんご本人のお考えと違っていたら、ご遠慮なくお知らせください。

STEVEさんの本音が聞きたいです。

ありがとうございました。

 (36937)
日時:2020年12月21日 (月) 16時36分
名前:トキ掲示板参考資料引用班

称徳天皇は実際には潔癖な性格だったそうですね。道鏡も忠臣だったそうです。
https://www.sejp.net/archives/5208

道鏡事件は江戸時代の脚色が甚だしいというのが真実のようですね (36949)
日時:2020年12月22日 (火) 17時32分
名前:tapir

トキ掲示板参考資料引用斑 様

道鏡事件の記事のご紹介ありがとうございました。興味深く読ませていただきました。

男系支持派は、女性天皇反対の理由に、しばしば称徳天皇と道鏡の例をあげますが、事件の解釈と宣伝の仕方は、称徳天皇の評価をおとしめようという、でっち上げに近いもののようですね。江戸時代に特にそれが広まったと聞いております。

最近、NHKや他のテレビの歴史番組で、称徳天皇と道鏡のことについて取り上げられているのを見ました。最近の学者の説は、貴方様がご紹介くださった記事に近いものです。

称徳天皇が道鏡を「寵愛という私的な感情」で皇位に就けようとしたではなく、「公的な意味合い」において、中継ぎとして皇位に就ける案が浮上したけれども、宇佐八幡宮の御託宣を支持した和気清麿など潔癖な側近により、その案が退けられたということでした。 称徳天皇は側近の判断を尊重し、正しい選択により、きちんと天皇の役割を果たされたとのことです。

背景に道鏡が、天智天皇の皇子、志貴皇子の御落胤、すなわち天智天皇の孫だったという説もあるようです(いくつかの記録がある)。確かにまったく皇統と縁がなければ皇位に就くという案が浮上することは、考えにくいです。

それが真実であれば、今日話題になっている、皇籍離脱した旧宮家の宮様の孫が皇籍復活するのと同じ理屈になります。

つまり、宇佐八幡宮の御託宣、『「皇統を離れて一般人になった元皇族(道鏡の場合は天皇の皇子の子)が、60年以上を経て、皇族に復帰することはできない』というご託宣は、そのまま『皇籍を離れて一般人になった元皇族の子孫が、70年以上を経て皇族に復帰することはできない』という話に、むしろ当てはまります。


道鏡が本当に皇位簒奪を試みていたら厳罰に処せられたはずなのに、そうならなかったという史実を丁寧に追っていくと、道鏡は忠臣であり、天皇のご自覚が高く潔癖だった称徳天皇も、何ら道を外れたことは、されていないのが事実だと思われます。

称徳天皇の聖徳太子に習おうとした仏教重視政策により、利益が損なわれた藤原氏が自己保身のために、また天智天皇系の正当性を強調したい人々が、天皇崩御後にデマを流し、その後、江戸時代には「男尊女卑」思想を徹底するために、女性が天皇になるのはまかりならんとの宣伝に利用されたというのが、真相のようですね。江戸時代の「禁中公家諸法度」における「女性に家を継がせない」施策を徹底するために、利用されたのかも知れません。

江戸時代は武家支配を徹底するために、男尊女卑が頂点に達し、明治時代にも、富国強兵のために男尊女卑が続き、大東亜戦争を経ても、それが尾を引いて今日に至っているという感じがします。


一方、庶民感情として、女性の側でも、社会に出ると男尊女卑の逆風にさらされるので、家庭や地域を主な活躍の場として安住して来たという面もあり、逆に男性は、社会で苦労して妻子を養うという役割を期待されて、平均寿命が短く、妻に先立たたれると地域に居場所が無く、身辺のことも処理できず苦労するという面もあります。一概に、男女平等を唱える他国の方が幸福だとも言えませんが……。


それでも「心身ともに健康な女性が男子を産めないことを責め立てられて心を病んでしまう」異空間、「女性に生れたことで自分を責める」異空間が、いつまでも日本の中心にあるという異常事態だけは、何とかしなければならないと感じております。

ありがとうございました!

 (37385)
日時:2021年01月07日 (木) 16時04分
名前:謎論

ナザレンコ・アンドリー


2020年11月20日
夫婦別姓は女系天皇と同じような罠。
女系天皇は存在し得ない、それは皇室とは無関係、別の家系の男。
別姓家族も存在しえない、それは一家を構えず単に同棲している男女。

あり得ない設定が可能かのように訴え、本質的要素を無くすことによって皇室と家族を滅ぼすことが狙い。破壊工作だ。

∻〜〜

破壊工作論を唱える御仁発見!
そうすると、、、女系天皇擁護論者は皇室を滅ぼそう
とする破壊工作員と定義されるわけですな、笑。
どうですかタピアサン。



日本の歴史を多角的に深く勉強してくださいと言って本を推薦します (37423)
日時:2021年01月09日 (土) 14時06分
名前:tapir

ナザレンコ・アンドリー氏は26歳のウクライナ出身の青年ですね。

私は原則として、眼の前にいない相手、対面でなくネット上でも私と議論したいという直接の申し出が無い限り、興味のない相手と議論しないことにしています。(こちらから興味があって議論を申し込む場合は別です)

もし彼から直接、上記のような質問をされたとしたら、次のように対応します。


貴方は日本の古代史をもっと多角的に深く勉強してくださいと言って、次の2冊を推薦します。

○田中卓著『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』幻冬舎新書
○大前繁雄、中島英迪著『皇室典範改正への緊急提言』新風書房


田中卓氏は、日本の古代史の専門家で、左翼の日教組と生涯、いのちがけで戦って来た学者です。中島英迪氏はその弟子です。 左翼の日教組に対抗する日本の教育をリードしてきた日本教師会の副会長でした。左翼と生涯、戦い続けて来た真正の保守派ですとの説明を加えます。

この2冊を読んで、日本のことをもっと勉強してください。それから話をしましょう、ということにします。


同氏のことをよく知らないのでこのように書くのは失礼に当たるかも知れませんが、若いイケメン、欧米系外国人、日本語ペラペラ、左翼嫌いは、自称保守の人々が広告塔にするのに、絶好のタイプです。

彼が自称保守の人々のただの操り人形であることに甘んじているなら議論をしても意味がありません。ただの操り人形でなく、真面目に真実を探求する人間なら、必ず私の推薦書を読んでくれると思います。


ところで謎論様はこのような意見についてどのようにお考えですか。よろしかったらお聞かせください。


ご投稿、有難うございました。

tapir様 (37426)
日時:2021年01月10日 (日) 04時25分
名前:志恩

私はSTEVEさんでも千葉教区青年会会員さんでもありませんが、
tapir様ご推薦の
田中卓著『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか  女性皇太子の誕生』  (幻冬舎新書)
は、私は、まだ読んでおりませんでしたので、今さっき、アマゾンコムへ注文したところです。

田中卓氏については、tapir様も書かれておられますけれど
この本のブックレビューのところにも、どういうお方かということが、記されていました。

《皇学館大学元学長で、タカ派ではあったが、女系天皇是認論を展開していた。
日教組批判など。

本書でも、占領憲法、ヤルタ・ポツダム体制批判の言葉もあるから、
世間一般から見れば、筋金入りのタカ派教授となろう。

ただ、書名からもわかるように、天皇陛下は男系に限るという立場は取らず、
女性天皇のみならず、女系天皇でもいいではないかという立場。
本書も男系に固執する学者や政治家を論理的に批判している。》
(2018年11月にご逝去)

志恩ー
われわれは、一つの意見に固執せず、様々なご意見を見聞してから、
物事を判断しないと、誤った判断をするということもあると存じます。

tapir様は、生長の家の谷口雅春先生の著書も、よく勉強されていらっしゃるお方ですが、
他の著書も多角的に勉強されている珍しいお方だと存じます。

色々と教えてくださいますので、新しい学びがあり、気持ちもリフレッシュ出来て
とてもありがたく思っております。ありがとうございます。





もう一冊の方は、メルカリで購入 (37427)
日時:2021年01月10日 (日) 05時13分
名前:志恩

メルカリの方がお安く購入出来ますから。まだ他にも数冊載っていますよ。
(私の場合は送料込みで500円で買えましたが、他のも500円代)

 (37429)
日時:2021年01月10日 (日) 07時08分
名前:迷論

>私は原則として、眼の前にいない相手、対面でなくネット上でも私と議論したいという直接の申し出が無い限り、興味のない相手と議論しないことにしています。(こちらから興味があって議論を申し込む場合は別です)

カッコイイですね。



26歳のあの統◎教◎青年には、タピアサンお気に入りの「本二冊の精読を勧める」。返答を有難う御座いました。

『皇室典範改正への緊急提言』の共著人らの本を読んだことも、
愛国掲示板に投稿の「漁夫の利」論を強固な信念とし、タピアサンの強烈な嫌中・嫌共思想を後押ししたんでしょうか。

志恩様、ありがとうございました (37489)
日時:2021年01月11日 (月) 19時37分
名前:tapir

志恩様、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。昨年中はいろいろとお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

田中卓著『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか  女性皇太子の誕生』(幻冬舎新書)と、大前繁雄、中島英迪著『皇室典範改正への緊急提言』(新風書房)をご注文いただいたとのこと嬉しく拝見いたしました。

田中卓先生の本は文章がやや難しいですが奥深い内容です。『皇室典範改正への緊急提言』はトキ様が薦めてくださった本で、教科書のように分かりやすい本です。今まで学んできたことがスッキリ整理されました。後書きには生長の家の懐かしい方々のお名前も出て来ます。和解ということを考えさせられる本でもあります。

幾度も書いて来たことですが、内親王方のご年齢を考えると、国会で今年中にぜひとも結論を出していただきたいと願わずにいられません。もう先延ばしはできないと思います。

一人一人の力は小さいかも知れませんが積み重なれば大きな力になります。皇室に関心を持つ人々が増えて、安定的な皇位継承についての理解者が増えて、最も良い方向に皇室典範が改正されることを願っています。

日本にとって皇室はかけがえのない宝物ですから、ぜひとも子孫に伝えたいですね。

ありがとうございました!!

迷論様、ご返信ありがとうございました (37490)
日時:2021年01月11日 (月) 19時47分
名前:tapir

迷論様、ご返信ありがとうございました。

直接議論したいと言ってきた人としか議論しないというのは、この掲示板での苦い経験を経て気が付いたことです。人生は長いようで短いですから、時間を大切にしたいと思います。


>>『皇室典範改正への緊急提言』の共著人らの本を読んだことも、
愛国掲示板に投稿の「漁夫の利」論を強固な信念とし、タピアサンの強烈な嫌中・嫌共思想を後押ししたんでしょうか。<<

私のことを「強烈な嫌中、嫌共」と書かれたのでびっくりしました。

「漁夫の利」の「漁夫」は特定の国や主義者を指したのではありません。
皇室を大切に思う尊皇心を持つ者同士での争いは避けようというのが、その主旨です。

そもそも「嫌○○」という考え方を私は嫌悪しています。国家間で感情的になったら問題解決できません。基本的にどの国とも平和友好を望んでいます。中国とは、長い歴史的な関係があり、儒教、仏教、漢字を日本に伝えてくれた国ですから、そのことを感謝しています。

国家の尊厳を保つ戦力保持は必要ですが、それは他国を嫌うからではなく、どの国とも自立した大人の友好関係を保つためです。

なぜ私のことを「強烈な嫌中、嫌共」だと思われたのでしょうか。自分で気が付かずにそういう表現をしていたかも知れません。教えていただくと言葉の使い方の勉強になります。

以前は、千葉教区青年会会員氏に「左翼」と言われたことがあります(笑)

 (55761)
日時:2023年02月09日 (木) 17時55分
名前:スレウォッチャー


善きスレを上げます上げます。

 (56137)
日時:2023年02月21日 (火) 16時24分
名前:閲覧中

tapir様元気ですごされてますか。

 (56151)
日時:2023年02月21日 (火) 20時50分
名前:るん吉



私もtapir様が心配です。


そう言えば (56153)
日時:2023年02月21日 (火) 21時09分
名前:志恩

最近、tapir様、お見かけしませんよねぇ。
tapir様は、お元気なのでしょうか。

女性天皇の実現を願っています&ただいま自宅療養中です (56163)
日時:2023年02月21日 (火) 22時16分
名前:tapir

スレウォッチャー様

スレッドを上げてくださり、ありがとうございます。お礼が遅れてすみませんでした。感謝感謝です。


漫画家の小林よしのり氏が『愛子天皇論』を「Spa!」に連載し、先週で6回目になりました。反響が続々です。いずれ単行本になる予定です。ギャクがありながら、中身の濃い、学びの多い天皇論です。
https://aiko-sama.com/archives/23418

「愛子天皇への道」サイトでは、男系派に対する「論破」の嵐が巻き起こっています。筋道が通っており、男系派の非常識が浮き彫りになっています。
7月には、「愛子様応援祭」が東京で開催されます。
https://aiko-sama.com/

「女性天皇実現」の新しい時代のうねりが感じられ、うれしい限りです。ファーストペンギンとしての私の役割は一段落したようなので、これからは全国の同志達と力を合わせて、できることをしていきたいと思います。

感謝合掌



閲覧中様、るん吉様、志恩様

ご心配いただき、ありがとうございます。昨年末から体調がすぐれず、1月には入院し、今は自宅療養中です。これまで「神の子無限力だい!」と、身体のことを気にせずに過ごしていたのですが、本格的に健康回復に取り組まなければならない時期のようなので、投稿を休んでいました。読むのは楽なので、掲示板は毎日読んでいます。谷口雅春先生の超物質的治癒について、また関連する書籍で、「治癒」について、学んでいるところです。生長の家の友人たちが祈ってくださっているので、心強く、有難く思っています。祈りの力は、素晴らしいですね。
友人たちの祈りで気力が戻ってきたので、短いコメントなら書けそうです。これからは、時々、投稿したいです。できれば、「治癒」について、「祈り」についての投稿も書いてみたいです。ご心配下さり、ありがとうございました。

感謝合掌

 (56186)
日時:2023年02月23日 (木) 00時01分
名前:るん吉

>>tapir
>>昨年末から体調がすぐれず、1月には入院し、今は自宅療養中です。

知らなかった・・・
どうか、ご無理なさらないでくださいね。

>>tapir
>>漫画家の小林よしのり氏が『愛子天皇論』を「Spa!」に連載し、先週で6回目になりました。反響が続々です。

>>「愛子天皇への道」サイトでは、男系派に対する「論破」の嵐が巻き起こっています。筋道が通っており、男系派の非常識が浮き彫りになっています<<


これ、ぜひ、読ませていただきます!

私も祈ってます!
必ずお元気に成られますよう。

でも、どうかどうかご無理なさらないでください。




tapir様 (56188)
日時:2023年02月23日 (木) 01時04分
名前:志恩

tapir
>昨年末から体調がすぐれず、1月には入院し、
 今は自宅療養中です。<

志恩ー
体調を崩されて入院され、今はご自宅で療養中で
いらしたのですか。存じませんでした。
どうぞ、お体お大事に、ご無理をされませんように。
回復をお祈りしています。



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