生長の家「本流復活」について考える(続したらば版）

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旧・生長の家「本流復活」について考える(したらば版）

生長の家「本流復活」について考える(続したらば版）

生長の家「本流復活」について考える（せっかく版）

悟りの眼 (49734) 日時：2022年03月24日 (木) 21時33分 名前：本音の時代 「生長の家」誌　昭和４９年８月号　碧厳録解釈　第２３則から 　生長の家の教えは（略）物質に偏りすぎた医学に対して、敢然起って反対論を唱えて来たのである。これは釈迦がバラモン教に対して敢然起って異説を主張したのと同じことである。併し、やがて仏教の中に観世音菩薩の働きがあらわねばならない。バラモンに対しては、バラモン教徒とあらわれて道を説きたもうた観世音菩薩のように、物質医学者に対しては物質医学者の如くあらわれて、その学説と調和しながら、生命の真理を説かなければならない。その説き方の一つとして、精神分析を説き、精神身体医学を説き、食物の陰陽を説き、時にはビタミンその他の栄養物質の必要も説き、新しい医学と調和する生命の真理を説いてきたのである。生長の家はあまり物質否定の哲学を説く如く見えるので、どこからか強圧力が加わって、已むを得ず物質医学肯定の生命の真理を説き出したのかと思って、心配して下さって色々手紙を寄越された人もあるが、何処からも強圧も圧迫も着たのではない。これはバラモンに対してはバラモン身を現じて得度せしめる観世音菩薩の慈悲のハタラキである。 『医学も神が作ったものではないか』という問は『医学に仏性ありや』の問と同一である。『無』と答うる場合には『神は病気を作らない。随って医薬も作らない。医薬は迷妄の産物だ。そんなものに頼るな』と言うことに当る。 　ところが、『医薬も神が作ったのだ。神即ち生命が、動物の臓器その他の生活力を通して、その神癒の力が物質化されて顕されているのが医薬だ。医薬を適当に使うことは、神のめぐみをその儘素直に受けることになる』 　と答うることは『医薬に仏性あり』と答うることにあたる。 　この二つの答えは問者の心境に応じていづれも正しいのである。医薬を単なる『物質』と観ている問者に対しては、物質には生命なきが故に『医薬に仏性なし』と答えて正しい。これに反して医薬を神の愛念、製薬者の愛念、医師の愛念等―『愛』の具象化と観ている問者に対しては、『医薬に仏性あり』と答えるのは正しい。悟りの眼を開いて見れば、物質このまま仏である。 　『分明』はハッキリ分かった真理である。その『此処がこのまま妙峰山上』という真理が『一切衆生悉有仏性』の真理も、それを与えようによって薬にもなれば毒にもなる。誰にこの悟りをどのようにして与えるかが問題であるというのが、『誰かに附与せん』である。『薬に癒す力がある』と言い過ぎると、あまり薬ばかり頼り過ぎて、自己内部の生命力の偉大さを忘れてしまって、自然療能力を萎縮させてしまう。『薬は物質で、物質は死物だから仏性（いかすちから）がない』と言い切り過ぎると、折角隣人や医者の愛念で患者を癒しつつある力を殺してしまうことになる。そこで真理というものは、誰に附与するかということによって、その相が相異して来るのである。 　ここがこのまま穢土であると言うのも正しく、ここがこのまま浄土であると言うも正しい。此の身は迷いより生ずると言うも正しく、此の身このまま仏身だというのも正しい。物質は迷いの産物だというのも正しく、物質そのまま神に生命の顕現だと言うのも正しい。よくよく分別して、真理に執して其の毒に当てられないようにお願いしたい。 注目投票をする(129)