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【LIVE】 第55回 三島由紀夫氏追悼の集い『憂国忌』[R7/11/25] (74297)
日時:2025年11月25日 (火) 07時41分
名前:アクエリアン

https://www.youtube.com/watch?v=rL1kc0plst8

本年も御命日に三島由紀夫氏追悼会「第五十五回憂国忌」が下記の要領で開催されます。地方在住の皆様、ご都合のつかない皆様のため、今年もチャンネル櫻で実況中継を行います。

今年は三島・森田両烈士の没後五十五周年にあたりますので、乃木神社による鎮魂祭を執り行います。次の神道儀式は六十年祭までおこなわれませんので、是非とも、玉串奉奠に御参加下さい。

とき:令和七年十一月二十五日(土) 午後二時(一時半開場)

ところ:星陵会館大ホール(千代田区永田町)

総合司会 佐波優子

第一部 鎮魂祭 (乃木神社神官による。祭主=執行草舟)
  (休憩 舞台装置変換のため20分の休憩をはさみます)

第二部 各界代表追悼挨拶 村松英子、富岡幸一郎、西村幸祐、水島総、三浦小太郎ほか

閉会の辞  松本徹(前三島由紀夫文学館館長)
「海ゆかば」合唱(予定。インフルエンザ流行のためBGMだけの場合があります)

ーーーーーーーーーー

三島由紀夫氏は、自決の直前に、決行を共にした四人の楯の会会員に「ただひとり谷口先生だけは自分たちの行為の意義を知ってくれると思う」と語ったそうです。

谷口雅春先生はそれを後に聞かれて、『愛国は生と死を超えて』という三島由紀夫氏の行動哲学を論じた本を書かれたということは、皆様ご存じだと思います。

私も谷口雅春先生の『愛国は生と死を超えて』を拝読して、三島由紀夫氏の著書を読むきっかけを与えられて、それを通して、日本の抱える様々な、そして根本的な問題とは何だ、ということを考えるようになりました。

ですから、11月25日という日は、私にとっても、特別な日となっております。

谷口雅春先生著「占領憲法下の日本」序文「本書に寄せる」

三島由紀夫

 谷口雅春師の著書『生命の實相』は私の幼時、つねに病める祖母の枕元に並んでいた。燦然たる光明の下に生命の芽の芽生えるその象徴的デザインは、幼い私の脳裏に刻まれてゐた。

 それから四十年、俄かに身近に、谷口師に私淑してゐる人たちをみいだすやうになつたのである。つい先頃も、「生長の家」の信仰を抱く二三の学生が、私の自衛隊体験入隊の群に加はつたので、親しく接する機会を得た。かれらは皆、明るく、真摯で、正直で、人柄がよく、しかも闘志にみちみちた、現代稀に見る好青年ばかりであつた。そして、「もし日本に共産革命が起きたら、君らはどうする?」といふ私の問いに、「そのときは僕らは生きてゐません」といふ、最もいさぎよい、もつともさわやかな言葉が帰つてきた。これだけの覚悟を持ち、しかもかういふ明るさを持つた青年たちはどうして生まれたのだろうか、と私は愕いた。現代の汚れた常識人は、そんな青年は物語の中にしかゐる筈がないと笑ふであらう。又、敗戦後に生まれた現代青年が、無視し、あるひは避けてとほる天皇の問題についても、この人たちは、素直な、実に自然な受容の態度を示してゐた。天皇は日本民族の存立と自立の自明の前提として理解されてゐた。

 私は再び問うた。こんな青年がどうして生まれたのだらう?彼らは谷口雅春師に対する絶対の随順と尊崇を抱いてゐた。私にはどうしても、師のおどろくべき影響力と感化力、世代の壁をのりこえた思想と精神の力を認めざるをえなかつた。私どもがいかに理論をもつて青年を説いても空しいのである。

 私も亦、言葉により文字によつて世を渡る人間の一人である。もし谷口師の著書だけによつて師に近づけば、当然疑ひも生じたであろう。しかし現実に、その信仰と思想の生きた結実を見せられると、もはや疑ふ余地を失つた。

 なぜなら信仰とは、個人の魂の内部に起る「全体」との融和感合一感であるから、その個人の魂の個的自覚を経過しない人間には、信仰者の外側にあらはれた行動の形でしか、判断しやうがないからであり、キリスト者の殉教は、そのやうな意味を担ってゐたのである。

 このたび谷口雅春師の『占領憲法下の日本』といふ、憂國概世の書を読むに当たり、私は殊に、その「生命体としての日本国家」の章に深く感動した。これこそは久しく私の求めてゐた国家像であり、生命体としての個的自覚と、生ける全体をつなぐ唯一の橋が、ここに語られてゐると思はれた。

 現代に政治を語る者は多い。政治的言説によって世を渡る者の数は多い。厖大なデータを整理し、情報を蒐集し、これを理論体系化しようとする人は多い。しかもその悉くが、現実の上つ面を撫でるだけの、究極的ニヒリズムに陥るやうな、いはゆる現実主義的情勢論に堕するのは何故であらうか。このごろ特に私の痛感するところであるが、この複雑多岐な、矛盾にみちた苦悶の胎動をくりかへして、しかも何ものをも生まぬやうな不毛の現代世界に於て、真に政治を語りうるものは信仰者だけではないのか?日本もそこまで来てゐるやうに思われる。

 『占領憲法下の日本』には、幾多の政治的事象がとらへられ分析されてゐるけれども、それらは決して現象論でもなければ情勢論でもない。すべては烈々たる精神の顕現である「生命体としての日本国家」に集中してゐるのである。私はこの書によつて自信と力を与へられたと感じ、この書がただ「生長の家」の信仰者ばかりでなく、ひろく江湖に迎へられることを望む者である。

昭和四十四年四月


<「理想世界」誌昭和四十四年一月号に発表。後に『占領憲法下の日本』に収録。三島由紀夫氏が「これこそは私の久しく求めていた国家像である」と絶賛した。>

以下、三島氏が感動し絶賛した「生命体として日本国家」より抜粋

国家も一個の生命体である

 以上、臓器移植についてやや詳しく述べてきたのは、実は、私は、国家を一個の生命体として観る場合に、日本国家の「生きたる命令系統の中枢」にあたられるところの、”統治の大権”を祖宗に継承せられて国家の元首にましますところの天皇は取り換えることができないということが言いたかったのである。そして日本国家の「顔」に当たるところの国家の本来のあり方、すなわち「日本国独特の国体」はこれを取り換えたり、アメリカ国家の「顔」であるところの「民主主義」や、ソ連国家や中共国家の「顔」であるところの「共産主義」とは取り換えることができないのであり、もしこれを取り換えたら、その人の脳髄や顔に、他の人の脳髄や顔をもって来て移植するようなものであって、本人がもう本人でなくなる如く、日本国が日本国でなくなるという否定し難き事実を皆さんに訴えたかったのである。日本国の天皇主権のあり方と、その独特の個性ある国体とは、日本民族が三千年を通して創作した個性ある生命体であり、個性ある芸術品であり、マルクスやソ連や中共の作った作品を継ぎ合わしたりして移植しても健全に生きていることができないものだということを宮崎信夫君の死を見て切に感ずるのである。

日本国家の基本構図

 日本の国は海外の諸国とは、国の成り立ちが異なるのである。
天照大御神の大御心の中に、「豊葦原の瑞穂の国は世々わが子孫(うみのこ)の王(きみ)あるべき地(くに)なり」という国家設計の基本構図を示し給うたその理念に従って顕現したところの理想的国家が日本国なのである。

 その理想は、人類が創作したところの理想ではなく、宇宙神なる天照大御神の創作せられた国家の基本構図に基づく理想であるのである。

アクエリアン様 (74298)
日時:2025年11月25日 (火) 08時00分
名前:志恩

>【LIVE】 第55回 三島由紀夫氏追悼の集い『憂国忌』
[R7/11/25]

https://www.youtube.com/watch?v=rL1kc0plst8

本年も御命日に三島由紀夫氏追悼会「第五十五回憂国忌」が。


とき:令和七年十一月二十五日(土)二時より<


志恩ー
貴重なお知らせをありがとうございます。
ライブ中継があるのですね。
ぜひ、観たいと思っています。

十一月二十五日 午後二時よりは、
土曜日じゃなくて、本日の火曜日の、午後2時からでは?

楯の会会員たりし諸君へ (74303)
日時:2025年11月25日 (火) 12時30分
名前:アクエリアン

志恩さん、いつもご丁寧なコメントありがとうございます。

鈴木邦男さんの『夕刻のコペルニクス』の中に、三島さんの楯の会会員宛ての遺書が紹介されています。それを以下にご紹介

三島由紀夫の最後の指令

 昭和四十五年11月25日、三島由紀夫は市谷の自衛隊で森田必勝と共に自決した。三島は「最後の演説」を「楯の会」会員にも聞かせようと思い、隣の市谷会館に召集していた。会員は決起のことは知らされず、いつもの例会だと思った。しかし班長は誰も呼ばれなかった。「犠牲を最小限にとどめる」ためだった。

  三島は秘密裡に決起の準備をした。それも実に周到に。自衛隊への体験入隊の他に、都市ゲリラ戦の訓練もした。突然召集して任務を与える。変装して集合させる。そして決起の三ヶ月前には、こう言った。これから三回の例会をやる。どの人間がどの例会に呼ばれ、何の話をするか、それは一切秘密裡だ。秘密保持のための訓練だから会員同士で話してもダメだ。忘れるな。これは訓練だ! そう言われたら従うしかない。そして班長は誰も呼ばれなかった。30年がたち、倉持清は、「楯の会」会員に宛てた三島の遺書を公開した。以下はその全文だ。三島の最後の指令だ。また、これが会員のその後の人生を変えた。以下、三島の遺書。

楯の会会員たりし諸君へ

 諸君の中には創立当初から終始一貫行動を共にしてくれた者も、僅々九ケ月の附合の若い五期生もゐる。しかし私の気持としては、経歴の深浅にかかはらず、一身同体の同志として、年齢の差を超えて、同じ理想に邁進してきたつもりである。たびたび、諸君の志をきびしい言葉でためしたやうに、小生の脳裡にある夢は、楯の会全員が一丸となつて、義のために起ち、会の思想を実現することであつた。それこそ小生の人生最大の夢であつた。日本を日本の真姿に返すために、楯の会はその總力を結集して事に当るべきであつた。

 このために、諸君はよく激しい訓練に文句も言はずに耐へてくれた。今時の青年で、諸君のやうに、純粋な目標を据ゑて、肉体的辛苦に耐へ抜いた者が、他にあらうとは思はれない。革命青年たちの空理空論を排し、われわれは不言実行を旨として、武の道にはげんできた。時いたらば、楯の会の真價は全国民の目前に証明される筈であつた。

 しかるに、時利あらず、われわれが、われわれの思想のために、全員あげて行動する機会は失はれた。日本はみかけの安定の下に、一日一日、魂のとりかへしのつかぬ癌症状をあらはしてゐるのに、手をこまぬいてゐなければならなかつた。もつともわれわれの行動が必要なときに、状況はわれわれに味方しなかつたのである。

 このやむかたない痛憤を、少数者の行動を以て代表しようとしたとき、犠牲を最小限に止めるためには、諸君に何も知らせぬ、といふ方法しか残されてゐなかつた。私は決して諸君を裏切つたのではない。楯の会はここに終り、解散したが、成長する諸君の未来に、この少数者の理想が少しでも結実してゆくことを信ぜずして、どうしてこのやうな行動がとれたであらうか? そこをよく考へてほしい。

 日本が堕落の淵に沈んでも、諸君こそは、武士の魂を学び、武士の錬成を受けた、最後の日本の若者である。諸君が理想を放棄するとき、日本は滅びるのだ。

 私は諸君に、男子たるの自負を教へようと、それのみ考へてきた。一度楯の会に属したものは、日本男児といふ言葉が何を意味するか、終生忘れないでほしい、と念願した。青春に於て得たものこそ終生の宝である。決してこれを放棄してはならない。

 ふたたびここに、労苦を共にしてきた諸君の高潔な志に敬意を表し、かつ盡きぬ感謝を捧げる。

天皇陛下万歳!

楯の会々長 三島由紀夫

起て!紅の若き獅子たち  (74307)
日時:2025年11月25日 (火) 12時45分
名前:アクエリアン

https://www.youtube.com/watch?v=vLtZC76Zpdg

起て!紅の若き獅子たち (楯の會の歌) 昭和45年5月

作  詞 三島 由紀夫
作編曲 越部 信義 
歌 唱 三島由紀夫と楯の會


夏は稲妻 冬は霜
富士山麓に 鍛え来し
若きつはもの これにあり
われらが武器は 大和魂
とぎすましたる刃こそ
晴朗の日の 空の色
雄々しく進め 楯の會
 
憂いは隠し 夢は秘め
品下りし世に 眉上げて
男とあれば 祖國を
蝕む敵を 座視せんや
やまとごころを 人問わば
青年の血の燃ゆる色
凛々しく進め 楯の會
  
兜のしるし 楯ぞ我
すめらみくにを守らんと
嵐の夜に逆らひて
よみがえりたる 若武者の
頬にひらめく曙は
正大の気の旗の色
堂々進め 楯の會


たった今、ライブが始まりましたよー。 (74309)
日時:2025年11月25日 (火) 14時01分
名前:志恩

【LIVE】 第55回 三島由紀夫氏追悼の集い
『憂国忌』[R7/11/25]

新日本文化チャンネル桜

https://www.youtube.com/watch?v=rL1kc0plst8


今年は三島・森田両烈士の没後五十五周年にあたりますので、
乃木神社による鎮魂祭を執り行います。
次の神道儀式は六十年祭までおこなわれません。

とき:令和七年十一月二十五日

ところ:星陵会館大ホール(千代田区永田町)

総合司会 佐波優子

第一部 鎮魂祭 (乃木神社神官による。祭主=執行草舟)
  (休憩 舞台装置変換のため20分の休憩をはさみます)

第二部 各界代表追悼挨拶 村松英子、富岡幸一郎、西村幸祐、水島総、
三浦小太郎ほか

閉会の辞  松本徹(前三島由紀夫文学館館長)

志恩ー
途中、20分間の休憩時間がありまして、
午後3時から第二部が始まるそうです。
私は、第二部も、視聴します。

午後4時20分に終了しました。
追悼挨拶された方々のお話も、すべて、心に沁みる
いいお話をされてました。

もしも、谷口雅春先生がお元気で生きていらしたら
追悼挨拶にご参加されるだろうな、
と思いながら、拝聴しておりました。

アクエリアンさま、貴重な
第55回 三島由紀夫氏追悼の集い
『憂国忌』のご案内、ありがとうございました。

【討論】生誕100年 現代日本にとって三島由紀夫とは何だったか?[桜R7/11/18] (74321)
日時:2025年11月26日 (水) 09時19分
名前:アクエリアン

https://www.youtube.com/watch?v=6lRsLAn995M

この前、三島由紀夫さんについてチャンネル桜で討論会がありました。
なかなか面白い、刺激的な討論でした。

ご興味のある方、視聴してみてください。

【目 次】
00:00:00 準備画面
00:02:08 番組開始(テ−マ概要、パネリスト紹介)
★生誕100年 現代日本にとって三島由紀夫とは何だったか?
00:04:39 【宮崎正弘】死後も成長する作家
00:07:29 【浅野正美】若者にとってタブーじゃなくなってきた
00:09:24 【執行草舟】人類・日本人の予言書!?
00:11:51 【富岡幸一郎】ジャンルを超えた存在
00:17:11 【三浦小太郎】長生きして欲しかった
00:21:06 【澤村修治】政治的発言に重要な観点
00:26:36 【討  論】仮想現実の世界と現実
00:31:14  −【宮崎正弘】江藤淳と石原慎太郎、生成AIの話題
00:35:13  −【執行草舟】本当のカッコよさ論
00:38:41  −自決の意味論
00:46:18  −【浅野正美】三島文学を評価した文学者
00:47:26  −【澤村修治】革命はカッコイイ!?、平和とリアルポリティクス論
00:55:13 【討  論】三島由紀夫の文学
00:57:55  −折口信夫・釈迢空・折口学の影響、死への過程
01:05:31  −反グローバリズム思想、言行一致の姿勢
01:18:22  −【三浦小太郎】文化大革命、文化構想論、豊饒の海
01:26:46  −中上健次の話題
01:38:58 【討  論】何が終わったんだろう
01:42:41 【討  論】文化と芸術と美
01:46:31  −【宮崎正弘】文化防衛論、三島由紀夫『古事記』の評価
01:48:40 【討  論】三島由紀夫がこれからの日本に与える力
01:59:27 コマーシャル

★現代日本
02:07:25 【討  論】果たし得てゐない約束
02:21:08 【討  論】我が自主防衛の話題、間接侵略、日本語読めない
02:34:26 【討  論】皇室問題、この国は誰のもの…
02:45:50  −文化防衛論の話題
02:52:27 【討  論】三島由紀夫の文学には笑いが無い!?
03:01:52 【討  論】もう一度、天孫降臨
03:13:13  −小説とは何か
03:18:29 【各パネリストコメント】
      −【澤村修治】連日性と再帰性
03:19:41  −【三浦小太郎】価値相対主義
03:21:48  −【富岡幸一郎】十代の思想
03:25:02  −【執行草舟】日本人が失ったもの神話
03:27:52  −【浅野正美】新生の文化
03:28:47  −【宮崎正弘】虚栄心
03:29:35 エンディング

執行草舟さんと松本徹さんの対談の一部をご紹介します。

前三島由紀夫文学館館長の松本徹さんは92歳になるんですね。これは凄いです。敬服します。

松本徹 三島由紀夫が今年生誕百年となります。没後は五十五年ですが、このような作家の存在は、マレもマレ、奇跡な存在と言ってよいかもしれませんね。

執行草舟 そうですね。生誕百年を祝ってもらえる作家はあまりいないですよ。これは「憂国忌」でも話したことがありますが、三島由紀夫は年を経るごとにどんどん、マグマのように日本民族の中でその胎動が高まってきています。
  芥川龍之介も谷崎潤一郎も、今、若い人はほとんど読んでないです。僕はいろいろな人に文学論を吹っかけますが、ほとんど読まないですね。埴谷雄高も読まないし、高橋和巳も読まない。
  でもね、年とともに三島由紀夫だけは、読んでいる人も増えているし、本を読まない人もとにかく「かっこいい」と言うんです。これは重大なことだと思っているんです。今年百周年からは、間違いなく三島由紀夫が徐々に神話になってくるというのかな。

松本 なるほど、あなたの言い方では神話か。

執行 神話に入っていくと思っているんです。間違いないと思っています。

松本 近代の文学者で、日本の神話を正面から問題視した作家はいるのかというと、残念ながら正面から神話とぶつかっている作家はいないんですね。近代という時代の枠が、われわれをがんじがらめにしていたと思うんですよ。

執行 僕もそう思う。変な意味で科学的になり過ぎてしまったんです。科学というものを、音楽とか絵画とか、それこそ文學にも当てはめてしまっている。科学は事実認識ですから、もちろんある程度は必要だけれど、歴史や文学は、やはりロマンティシズムだと思っている。詩だと思っているんですよ。ポエムです。
 歴史は民族の魂の系譜ですから、魂の系譜ということは、極端に言えば、湊川の戦いでもなんでも、われわれ日本民族にとっては魂の問題なんですよ。もちろん歴史的事実を押さえることも必要だけども、歴史的事実の上に、人間がどうしてそういう生き方をしたか、なぜ死んだのか、そういうことの積み上げが民族の本質だと思うのですね。
 文学も同じですよ。内村鑑三という僕の好きな明治のキリスト者で有名な哲学者が、「文学を失ったら民族は滅びる」と言っています。そのぐらい文学は人間の心に、歴史としても一番くるものだと思うんです。

松本 僕らが誰かに言ってほしいような言葉ばかりをあなたが言うじゃないですか。(笑)  

執行 内村鑑三が書物に書いていますから。大文學がその民族の生き方を決めると言っている。文学を失ったら民族は滅びるとはっきり書いています。
  では文学とは何かということです。今は変に科学的になり過ぎていますが、文学はやはりその民族の神話から生まれた魂だと思うんですね。言葉としては、その民族が誕生したときの最も純粋な初心、われわれ人間も初心が一番大切だと思うんだけど、例えば大恋愛したときとか結婚したときとか大学に受かったときとか、すごい喜びがきますよ。それが初心です。そういうものが民族にとって一番重要だと思っている。
  それが各民族の文学に落とされているんです。特に、ヨーロッパと日本の文学は優れています。その、文学に落とされた魂を継承している民族だけが、強い民族というか、民族として立ち上がることを、内村鑑三が言っているわけです。
  その数少ない戦後の文学の中で、日本民族が立ち上がるための文学、神話から受け継いでいる文学が三島由紀夫だと僕は思っているということです。

舞台女優 村松英子(ひでこ)さんのこと (74324)
日時:2025年11月26日 (水) 10時39分
名前:志恩

昨日の三島由紀夫の追悼の集い『憂国忌』で、
追悼の挨拶をされた中に、村松英子さんがいた。
昔の時代、私の知っている知的な舞台女優であった人。

三島由紀夫が、「肘鉄(ひじてつ)の英子(ひでこちゃん」という愛称で
彼女のことを呼び、彼女主演の劇作を描いたことで、知られている。

あの日から55年経つ。
昨日は、娘の村松えりさんと二人で舞台に登場して、
三島由紀夫との思い出を短く語ってくれた。

Wikiで調べたら、英子さんは今、87歳、
55年前は、32歳だった。


ウィキペディアよりー
村松 英子は、
日本の女優・詩人。身長162cm、
東京都出身。父は精神医学者の村松常雄、母方の祖父は田部隆次.

実兄は文芸評論家の村松剛。

兄の友人三島由紀夫の弟子で、演劇活動を引き継いでいる。

娘に女優の村松えり。
生まれ: 1938年3月31日 (年齢 87歳), 東京都
子女: 村松えり
両親: 村松常雄
身長: 162 cm

昨日の三島由紀夫の追悼の集い『憂国忌』の続き (74325)
日時:2025年11月26日 (水) 11時13分
名前:志恩

あの事件が起きましたのは、
昭和45(1970)年11月。
あの日から、55年の年月が経ちました。


第一部では、追悼式が厳かに行われまして、

午後3時からの、第二部で、
来賓による追悼の挨拶にこられた方々は、
高齢になられた方々が多かったです。

村松英子  87歳
水島総   76歳
富岡幸一郎 67歳
西村幸祐 73歳
三浦小太郎 65歳
石平(せきへい)63歳

閉会の辞  松本徹 92歳(前三島由紀夫文学館館長)


石平さんは、中国生まれの中国人だそうですが、日本へ帰化して
今は、日本国の参議院議員(日本維新の会)。

昨日は、元中国人として、石平議員は、プログラムに
名前は載っていませんでしたが、
追悼の挨拶に、こられて、
「中国は間違っている高市首相は、正しい」と、
壇上で述べた。

三島由紀夫は、自決してから、55年も経ちますのに、
今でも、強力な支持者が多くいて、追悼式の会場は
1階も2階も、参加者で溢れていました。
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⚪︎【特別対談】生誕100年・三島由紀夫が予言した日本の危機
(執行草舟先生×富岡幸一郎先生)前編

藤井聡チャンネル『表現者クライテリオン』
9ヶ月前(2;o 4;46)
https://www.youtube.com/watch?v=Q5tJKJdCt70



⚪︎特別対談】三島由紀夫の文学と魂〜世間で誤解されている
三島の真の姿とは?(執行草舟先生×富岡幸一郎先生)後編

藤井聡チャンネル『表現者クライテリオン』
9ヶ月前(1;54;08)
https://www.youtube.com/watch?v=bHZLbNMKHWY
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おまけー

【『正法眼蔵』道元の説いた禅の世界を知る】
  執行草舟チャンネル【公式】
  16時間前に配信
 (24;29)
https://www.youtube.com/watch?v=85OozfyN5nM


Wikiー
「執行 草舟」は、
日本の実業家、著述家、歌人。本名は執行祐輔。
生命の燃焼を軸とした生き方を実践・提唱している生命論・人間論研究者。

菌酵素食品の研究・製造・販売の事業である鞄本生物科学研究所、
鞄本菌学研究所を経営。

また独自の美術事業を展開しており、
執行草舟コレクションを主宰、戸嶋靖昌記念館 館長を務める。

生まれ: 1950年6月26日 (年齢 75歳), 東京都
学歴;立教大学卒


[永遠の三島由紀夫」
執行 草舟著、2025/01/16初版 456ページ
2530円 アマゾンコム



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