歌帖楓月 |
|
ガイガー管理官(25歳 男): こんばんはーー! 先週お休みした「IF」ですが、今週は再開! D.M.B.超番外編「IF」シリーズその1! 「ロイエルとエミリの役目交代! 於『ミスリルマインの紛争解決時』」
ではどうぞー!
:::::::::::::::::::::::::
キャラクター入れ替え編『もしもロイエルとエミリが逆だったら・・・』
DEEP METAL BATTLE [IF]1 第2話
「それで、オウバイは見つからないのですね?」 領主の館に、静かな低音の声が響く。声の発し主はゼルクベルガー中将。軍人らしいすきのない立ち姿と、軍人らしからぬ穏やかな表情が不思議に調和している。 「はい、中将」 先程酒場で怒鳴り散らしていたアンネ准将が毅然と答える。 中将が鋭い眼で准将を見つめる。 「3年間、ですね?」 「はい」 そう 応じたアンネ准将は、ふう、と、ため息をついた。 「まったく、情けないことですわ。」 中将が不思議な顔で問い返す。 「そうですか?」 「はい、過去、参謀長まで出向いているのに何故解決できないのかと」 中将がため息をついて静かに答える。 「仕方ありません。それが呪いの力なのでしょう」 「……いいえ、中将。少なくともソイズウ参謀長の件については……」 アンネは言いよどんだ。ゼルクベルガー中将は、首をかしげた。 「どうしました? 准将?」 アンネ准将は、言いにくそうに口を開いた。 「中将、これは、誰にも言えなかったことなのですが、……彼は、どうも、たった一人の少女に倒されたらしいのです。サシで」 「は?」 ゼルクベルガー中将は、怪訝な顔をした。 「少女に?」 アンネ准将は、ため息とともにうなずいた。 「ええ。中将、これは誰にも秘密にしておいたことなのです。この紛争を担当するのみが知り得る極秘事項なのです。あのとき、倒れていたソイズウ参謀長の身体には、ハイヒールの靴跡が。彼、表向きはオウバイの術で負傷したということになっているのですが、実は……」 ゼルクベルガー中将は、まゆを寄せてため息で遮った。げんなりしているようだ。 「口にしたくないことならば、それ以上はけっこうですよ、アンネ准将。私も、彼のうわさは知っています」 「まあ……。やはり、中将のお耳にまで、彼の趣味に関する噂は聞こえてらっしゃいましたのね」 アンネ准将は、ほっとして、それ以上口を開かなかった
:::::::::::::::::::::::::
ガイガー: はい。個人の趣味だからね、こういうことはね。そっとしておこうね。 ちなみに、本編においても、彼の趣味はそうなんだってさ。 本物のロイエルはよく無事で済んだね。運が良かったのかもしれないね。 あんまり言及すると、僕はまたゼルク氏からウータイあたりに拉致されてしまうから、このへんでもうやめとこ。
それではまたお会いしましょう! |
(85)投稿日:2004年09月04日 (土) 19時54分
|
|