歌帖楓月 |
|
D.M.B.34話 のぞき見D.M.B.
ガイガー管理官(男 25歳): いらっしゃいませー!
アインシュタイン(男 ??歳): いらっしゃい。
ガイガー管理官(男 25歳): えーと、今回は、僕とアインシュタイン君の二人でお送りしていきたいと思います。 僕、今回の話とか、どうでもいいんだけど。
アインシュタイン(男 ??歳): お前ら本当に仲悪いよな。
ガイガー管理官(男 25歳): そうでーす。でも仕事だから頑張る。なんて真面目なんだろう僕。
アインシュタイン(男 ??歳): はいはい真面目真面目。
ガイガー管理官(男 25歳): えーと、じゃあ、最初っからいこっかな。 情報管理部の七面倒くさい描写です。 ほんっと面倒くさいだよ。 部の職員でも仕事場に行くのに、この面倒を超えないといけないの。 僕が仕事に行きたくない気持ち、わかってもらえるよね?
アインシュタイン(男 ??歳): 俺は研究院側の人間だから、こんなこと必要とせず、お前やアストンの所に転移できるけどな。
ガイガー管理官(男 25歳): いいなあ。アインシュタイン君は特別扱いされてる側で。 あーあ、木っ端役人は辛いなあ。 えーと、ゼルク君がアストン君のとこに辿り着くまでの描写は、もう、無視しちゃっていいです。 単に「うわ、面倒くさいんだな」と思ってもらえれば、それでいいです。
アインシュタイン(男 ??歳): 本当に面倒くさい。
ガイガー管理官(男 25歳): じゃあ次ー。 あ、ゼルク君をアストン君の部屋まで案内した職員は、えっと、何とかという係の係長さんです。
アインシュタイン(男 ??歳): お前、隣課の係名くらい覚えとけよ。
ガイガー管理官(男 25歳): アストン君に関わることには、僕、できるだけ関わりたくないから。
アインシュタイン(男 ??歳): ほんっと仲悪いよな。
ガイガー管理官(男 25歳): うん。僕とアストン君のホウレンソウ?は、それぞれの部下さん達によって、成り立ってます。 ホウレンソウって、ここで使っていいんだっけか。まあどうでもいいや。
アインシュタイン(男 ??歳): はいはい。 さてと、ゼルクはアストンに会えたわけだな。ようやく。 二人の会話は静かで、交わす言葉が少なくても、心はしっかりと通じ合える感じだな。 こういうの、心の友と書いて心友っていうんじゃないのか? ガイガー。
ガイガー管理官(男 25歳): なんで、何話も前の「のぞき見D.M.B.」で僕が言ったことを持ち出すの? ちょっと理解できない。全くわからない。 それよか、茉莉花茶おいしそー。いい仕事してるねえアインシュタイン君。
アインシュタイン(男 ??歳): はいはい。もういいから。 シヤドの件か。 ほんっとーにゼルクは頑張ってたよなあ。炎の中で、おっもい特殊装備で。
ガイガー管理官(男 25歳): なーんで作者は書けないんだろうねえ。メタ発言ごめんねえ。
アインシュタイン(男 ??歳): なんでだろうなあ? とにかくゼルクは頑張ってた。 ミスリルマインみたいな「ぬるい紛争」は、ごく少数なんだが。
ガイガー管理官(男 25歳): でも、ゼルク君、そこで出会っちゃったんだよねえ。ロイエルちゃんに。 運命ってやつ?
アインシュタイン(男 ??歳): お前が言うとなんか印象が違うんだよなあ。まあいいか。
ガイガー管理官(男 25歳): えー何その言い方。まあいいか。 アストン君って、ほんとう面倒な人だよねえ。 僕の部下さんが送り付けた「ゼルク君の凌辱動画」は見たってか、見ざるを得なかったけど、それ以外のミスリスマイン事件については、ゼルク君の許可を得てから見ようだなんて思っていたとは。本当に面倒臭い人。
アインシュタイン(男 ??歳): お前は知らないだろうけど、そういうの友情っていうんだよな。
ガイガー管理官(男 25歳): え? 僕ほど友情に厚い男っていないよね?
アインシュタイン(男 ??歳): あーはいはい。 ミスリルマイン事件ファイルと、その後のゼルクについて、それにはほとんどロイエルが関わってるけど、全部見たんだな。もちろん編集されてるけど。
ガイガー管理官(男 25歳): うん。ユリちゃんからの試練の件だとか、媚薬の件とか性教育の件とか、世界あっちこっち巡りだとか、色々と、上手に編集してあるよ? 僕の部下さん達、勤勉で有能だから。
アインシュタイン(男 ??歳): 見ながら、アストンは自分の「毒親から養育された過去」を思い出してたと。
ガイガー管理官(男 25歳): 僕の家は明るい「鉄拳制裁型」だけど。 アストン君の両親は陰湿だよねえ。 外では神様で、家では悪魔。 その点ではアストン君のこと気の毒だなって思うけど。
アインシュタイン(男 ??歳): けど?
ガイガー管理官(男 25歳): 戦場では面倒くさいことこの上ない。
アインシュタイン(男 ??歳): アストンを止める役目を、早々にゼルクに押し付けた奴が言う言葉じゃないな。
ガイガー管理官(男 25歳): だって面倒くさいんだもの。あーゼルク君てば、本当に親切さん。僕、ゼルク君にはなれないや。
アインシュタイン(男 ??歳): 無理だろうなあ絶対。 で、話を元に戻すけど、 アストンに嫉妬の気持ちは湧かないんだよな。あいつ、強いから。誰かに助けてもらいたい、とか、依存の心はないみたいだから。 自分が「こんなの間違ってる」って強く思ってきたことが、ゼルクと関わっていくことで、次々に肯定されるのが、嬉しくて仕方がないみたいだな。愛情と信頼とが、たしかにこの世に存在するってこと。
ガイガー管理官(男 25歳): 僕、そこんとこよくわかんないんだけど。ふーん、って感じ。
アインシュタイン(男 ??歳): お前も、いい家庭で育ってるからなあ。
ガイガー管理官(男 25歳): まあね。尻叩かれまくって2つに割れたけどね。
アインシュタイン(男 ??歳): 尻は元から割れてるんだよ。そして、お前ら兄妹、なんで、嬉々として「他人様に迷惑」を掛けまくるんだよ。 尻叩かれたくなかったら、行動を改めろよ。
ガイガー管理官(男 25歳): 僕達兄妹、自分の行動を改めるくらいだったら、尻が割れることを選ぶね!
アインシュタイン(男 ??歳): 威張るなよ……。 まあいいや。 ロイエルの生い立ちを見たアストンは、自分の境遇と重なるものを感じたんだな。 でも、封印された自分と違って、彼女はゼルクに救われた。愛された。 これから、ゼルクに愛されていく中で、本当の愛情と信頼とを理解して言って欲しい、と。 まあその辺を彼なりに応援したくなって、渡したのが、ルビーの首飾り。
ガイガー管理官(男 25歳): 僕、アストン君の心の機微、まったくわからないんだけど。 高いんじゃないの!? そのルビー。とは思ったね。
アインシュタイン(男 ??歳): お前、最悪だな。
ガイガー管理官(男 25歳): えーだって、輝きが違うもの。
アインシュタイン(男 ??歳): 大事なのは気持ちだ。
ガイガー管理官(男 25歳): ハーイスミマセン
アインシュタイン(男 ??歳): ぜんっぜん気持ちがこもってない謝罪だな。 無視しよ。 鬼将を護ってきた石かあ、めっちゃ効果ありそうだな。
ガイガー管理官(男 25歳): ロイエルちゃんの性格に悪影響を与えないか心配だなあ。
アインシュタイン(男 ??歳): アストンの性格は、戦場にさえ出なければ、静かで控えめで穏やかなんだよ。
ガイガー管理官(男 25歳): さえ、ね。……ハア……。 そして、えーと、ここからは加筆修正みたいになるのかな? 「キノクシ鉱山村の惨劇」ですー。前は「北コレルの惨劇」だったのを改めましたー。 えぐいねえ。この事件。
アインシュタイン(男 ??歳): 惨い話だよな。ここから、軍はディープメタルに関わり始めたんだな。
ガイガー管理官(男 25歳): 200年前からだねえ。 そして、名前。 ゼルク君、気づいたねえ。
アインシュタイン(男 ??歳): 逆にしてあるんだよなあ。
ガイガー管理官(男 25歳): アインシュタイン君、次回あたりで、ゼルク君から聞かれるんじゃないの? オウバイ婆ちゃんの名づけ意図。
アインシュタイン(男 ??歳): そんな感じだな。
ガイガー管理官(男 25歳): 今、僕に、こっそり教えてよ?
アインシュタイン(男 ??歳): お前に教える必要性を全く感じない。 じゃあこれで、今回の話は終わりだな。
ガイガー管理官(男 25歳): えーーー。僕達、お友達じゃないのさー。 ちぇーーー。 それでは皆さん、また会いましょう!
アインシュタイン(男 ??歳): またな! |
(609)投稿日:2019年10月03日 (木) 18時52分
|
|