投稿日:2014年01月25日 (土) 23時52分
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自分は2009年2月7日の日本武道館がひとつの区切りではありました。 甲斐バンドを武道館で観るとゆうのが10代の頃からの夢であり、一曲目から「きんぽうげ」と選曲的にもベタベタの甲斐バンドを観られたとゆう満足感。その一週間後のバレンタインデーに子どもができたコトがわかり、自分の中で一区切りかなぁとゆう思いになりました。 と言っても甲斐離れとゆうワケではなくライヴには行かなくなりましたが、CDやDVDがリリースされれば購入はしています。ただ以前ほど熱心に聴き込まなくなってきているのは事実です。まぁ、それ以前からよく聴くアルバムもあれば、ほとんど聴かないアルバムもありましたが・・・。
甲斐バンドはストーンズタイプと言われますが、両バンドともロック、ロックンロールだけを演ってきたワケではなく、フォーク、ブルース、ジャズ、スカ、レゲエ、パンク、ディスコetc…、なんでもアリのごちゃ混ぜバンドですよね。 10代の頃から甲斐バンドを聴いてきたコトでその後いろんなジャンルの音楽もすんなり聴いてこられたと思います。 これも共通して言えるコトだと思いますがメンバー以外の人間の血(演奏、アイデア等)を注ぎ込みながらもしっかりそのバンドの音になっている。 還暦ライヴで演った「特効薬」は土屋公平の血を注いだごちゃ混ぜバンドのブギって感じ。
両バンド共メンバーが辞めても、死んでも、周りの人間がバタバタ倒れてもそれでもやめない。 大森さんがいなかったら甲斐バンドではないとゆう方もみえます。自分もはじめはそう思いましたが、2009年の武道館や「ROCKS」を聴き、薬師寺、還暦ライヴのDVDを観ていると永六輔の本に度々出てくる般若心経の「色即是空」「空即是色」(あるようでない、ないようである)の話を思い出しました。 「大森さんはこうしてた、大森さんならこうする。」とゆうコトをメンバーみんなが考えているように思います。ドーナツの穴のようにないけどある。 大森さんはいない。でもいる。それが今の甲斐バンドだと思います。
ライヴでのセットリストでは毎ツアー同じ曲目が並んでますね。 自分も毎ツアーライヴに行っていた時は不満に思っていましたが、バンドも長く続けば続くほどコンサートに足を運ぶ人も常連さんだけでなく、数年ぶりにライヴに来た人、「HERO」、「安奈」しか知らない人などいるでしょう。そうした中でやはりライヴで演らなければいけない曲、演るべき曲は代表曲になってくるんだと思います。 逆に言えば近年の曲はライヴで繰り返し演るほどのクオリティーがないとゆうコトを本人達わかっているのかもしれないですね。自分も次にライヴに行ったらまた、ベタな選曲で観たいと思います(笑)。
歌詞のパクリに関してはストーズのパクリ、スプリングスティーンのパクリとゆうより訳詩からのパクリですね。その訳詩も訳詩者によって随分違います。
たとえば山本安見さんによるストーンズの「ギミー・シェルター」の訳では・・・
I tell you Love, sister, it’s just a kiss away, it’s just a kiss away・・・・は いいかい お嬢さん 愛だって キスみたいに はかないものなのさ
別の訳では・・・ 俺はお前を愛しそう キスするぜ
てな感じです。山本さんの訳詩はカッコええ(笑)。別の訳はスギちゃんみたい。 甲斐よしひろがパクってるのは山本安見さんの訳したモノが多いように思います。 自分はパクリで幻滅するコトはありません。元ネタを見つけたりすると逆にうれしかったりします。訳詩文化のロック。
甲斐離れとはかけ離れた話になりましたが、自分にとって10代の頃受けた影響は絶対的なモノで変えられません。これからも着かず、離れず文句を言いながら聴き続けて行くでしょう。
追伸 佐久間正英さんが亡くなられて最近クルマの中でエレカシのアルバム「明日に向かって走れ‐月夜の歌」を聴いています。スライダーズの「天使たち」やエレカシの「ココロに花を」、ソウル・フラワーのシングル「向い風」、佐久間さんのプロデュース作からもかなり影響受けました。合掌。
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