投稿日:2014年02月28日 (金) 21時46分
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みなさん、こんばんは。 こちらは、春の訪れとともに、PM2.5の襲来を受けました。 黄砂と違って、大気が白く濁って、見通しが悪くなりました。 中国の人って、あんな中で恒常的に生活しているんですね、信じられません。(笑)
『雨の狩人』終わりましたね。 個人的には長かったぁー。(笑) もっとコンパクトで、もっとテンポよくできると思うんですけど、残念でした。 ただ、新宿の占いで始まって、新宿の占いで終わったんですけど、最後は、もっともっと二人について、きっちり描いてほしかったなぁ。 でもホント、次は楽しみですね。
さて『ごちそうさん』、時は昭和19年秋、終戦まで1年を切りました。 そんな中、め以子は、相変わらず、ごちそうさんを続けています。 でも子供は、4人に減っちゃいました。 みんな、疎開で、まちなかを離れていったんでしょうね。
猫娘は、無事に実験成功、しっかり妊娠していました。 さすがはエース諸岡くん、見事なコントロールでした。(笑) それにしても、お静さん、腹ぼてって、もうちょっといい表現をしてあげて。(笑) その腹ぼてちゃんの疎開先を思案するめ以子。 で、キタキタキタキタキターーーッ!和枝さん、ついでに有働さん&イノッチ。 くぅー、この三人が揃った朝は、無敵です。
和枝さんの目論見どおり!?舅・姑・旦那みんな逝ってしまい、残された財産を使い放題、悠々自適な農家ライフを満喫しています。 予想どおり、全く年齢を感じさせない、ツルツルお肌でした。(笑) 「買い出しの足元みて、またえらいこと集めはったなぁ。よっぽどごうつくなことしてはんのやろなぁ。相変わらず、考えが透けてみえまんなぁ」 お口の方も全くの衰え知らず、安心しました。 さすがは西門家200年の伝統を支えただけあって、目利きも完璧のようです。 江戸家猫八もびっくりの猫の鳴き真似も可愛かったです。(笑)
そして、お静さんとのバトルも健在、懐かしくて涙が出そうになりました。 「かいらして、よう似おうてる、和枝ちゃんに」 「皆さん、そういわはりましてなぁ。寂しい婆さんに、猫はよう似合いますなぁて」 「寂しいやなんて失礼やなぁ。ご両親看取って、旦さん看取って、子供一人前にして、和枝ちゃんは寂しいんやのうて立派」 「うまいことうち乗っ取ったっていわはる人も、いはりますけどな」
「ええんちゃう。こんなぎょうさん持ってはるみたいやし」 「ああ〜いらんわ、そんなボロ」 「こんなかいらしい色、どないしたかて似合わへんもんなぁ」 この二人の丁々発止のやりとりに、視聴率、うなぎ上りだったんじゃないでしょうか。
和枝さんが、猫娘の疎開を引き受ける条件が、西門家の権利譲渡。 しかし、分家とはいえ西門家200年の歴史の象徴ともいうべき書画骨董の類いがすべて食材に変わって、蔵の中が空っぽだということは、さすがの和枝さんも夢にも思っていないでしょう。(笑) め以子にとっては、西門家はしょせん他人の家、蔵の中身なんて興味ありませんよね。 とはいえ、自分の食い意地やポリシーを貫き通すために、要は自分のエゴのために、西門家を食い潰したに等しい所業、恐れ入りました。 和枝さんの最初の見立ては、見事に当たっていましたよ。 恐るべき悪妻でした。 泉下の捨蔵さんも、調子に乗せすぎたと悔やんでいるんじゃないでしょうか。(笑) め以子の夢枕にも立ってあげて。(笑)
通天閣は、疎開の鬼、という異名を取っていたんですね。(笑) 既に、40歳を過ぎて課長なんですけど、全然貫禄がないというか、20代の頃と全く変わっていないですね。(笑) これは彼の演技力ではなく、演出のせいですよね。(笑) とにかく、とてもとても鬼には見えません。(笑)
おまけに、学徒動員の中学生の子が、忍び込んだ台所で引き倒しによる圧死、という事故が発生し、母親に謝罪。 父親と重ね合わせたかったんでしょうけど、ここで謝っては、とても鬼とは呼べません。 理由はどうあれ、中学生に非があるので、当時なら、歯牙にも掛けなかったはずです。 というわけで、鬼として描くこと自体に無理があったといわざるをえません。
その彼に、民間の防空指導を命じたり、むりやり疎開区域の変更を命ずる上司の恩田総務局長。 この人、『てっぱん』では真知子さんが倒れたときの医師、『カーネーション』では泉州の繊維組合のメンバーの一人でしたね。
空襲、恐るるに足らず、本当に当時はそういわれていたんでしょうね。 八重の時代なら布で押さえて消せましたけど、技術の進歩は、めざましいですからね。 こんな根拠レスの楽観的な放送や回覧板を信じて、ひどい目に遭った人も大勢いたんでしょう。
昔の人は、火除けのために柿の木を植えたんですよね。 これは、柿の木は耐火性が強かったから、なんて理由じゃないんですよ。 ただ単に、柿本人麻呂からのシャレなんですよね。 柿の元では火が止まる、てな具合でがす。 こんなおちゃめな信仰なら罪はないんでしょうけど、今回の空襲軽視は、こうした言葉遊びほどの根拠すらない希望的観測ですから、いただけません。
通天閣の母親は、通天閣が12歳のときに、出掛けた先で火事に遭って、逃げ遅れた子供を助けようとして、倒れてきた家に逃げ道をふさがれたんでしたよね。 もちろん、通天閣が一緒だったわけではありません。 ですから、当時の通天閣と希子が、母親の死体を覗き込んでいたのは、その火災が鎮火して、身元が判明して、西門家に連絡があったあとということになります。 そのとき、捨蔵さんは鉱山にいたので、当然、和枝さんが家族を代表して、二人あるいはさらに他の姉妹たちも連れて現場にきた、というのが普通ですよね。 和枝さんの少女時代も見たかったなぁ。(笑) 今後、母親の死の真相が明かされるのか、取って付けたただの回想シーンなのか、なんとも判然としませんが、後者っぽいなぁ。(笑)
「まちは人を守るためにあるんです。まちを守るために人がおるんやないんです。まちを守るために命なんか懸けるんは、道理が通らんのや」 これこそ、母親の死に直面した通天閣の信念ですよね。 よくぞいった、とは思いますが、火事の恐ろしさを知らしめるためにガソリン撒くってやり過ぎでしょ。(笑) いつもながらの、目的と手段のアンバランス現象でしたね。(笑) おまけに、猫娘からダメだしされるし。(笑) でも逮捕されたのは、この行為のせいじゃなくて、通天閣の発言が、通達に反したからなんですね。
その危機をとりあえず救ったのが、通天閣とは別の意味で課長にみえなかった藤井さんでした。 藤井工務店というのをやっていたんですね。 しかも、幼なじみが軍の司令部にいて、きっと、会社を経営していくために、うまく利用しているんでしょうね。 TKOの揃い踏み、よかったです。 カルメラとドーナッツで幼なじみを籠絡、無事、釈放されました。 陽子がお祖母さまにお願いして、育子を釈放してもらうのと同じような感じでしたね。 でも、あの陽子が権力を頼り、裏から手を回したときには驚きましたが、どさくさに紛れ砂糖を持ち帰る腹黒め以子の場合は、さもありなん、と思ってしまいました。(笑) そういえば、和さんも、米兵相手にそばを打つときに、そば粉をちょろまかしていましたね。(笑)
もっとも、藤井さんのおかげで、最悪の事態は免れましたが、結局は、陸軍の軍属として満州へいくことになりました。 この時期の満州は、やばいですよね。 シベリアに抑留されて、戻ってきて、め以子と感動の再会で終わるパターンもありかも。
藤井さんは、母親を亡くし、妻と娘は孫を連れて疎開のため一人暮らし。 その寂しさを紛らわせるために、紅子をもらいにきたんでしょうね。 「何や、えらい小さなってしもて」 「もう、私もいい年ですからね」 「ちゃんと食べるもん食べとるか」 「自然と食も細くなりますから、大丈夫ですよ」 もう、この二人?のやりとりには、心が温まります。 藤井さんの方が、絶対に、め以子よりも愛情を持っていますよ。 「この時局に、僕は守り切れるんでしょうか、紅子さんを」 なんか空襲で、藤井さんが紅子をかばって、亡くなりそうな気がします。
活男は、大五直伝によるめ以子の特訓の成果が出たのか、無事に主計兵になれ、料理の腕をふるっているようです。 この活男からの軍事郵便を届けてくれた女性を見たら、嫌でも郵便配達員になった真知子が、春樹兄さんの訃報を配達したシーンを思い出しますよね。 何かよくない知らせかと思って、どきどきしてしまいました。 でも、実戦部隊に配属されたので、嫌な予感を禁じ得ません。
うま介では、『よしだ汁』が人気メニューに。 要するに、青汁ですよね。(笑) 私、結構好きなんですよ、肌がツルツルにはなりませんけどね。(笑) 一方、室井文士の『おでんの歌』のサイン入り初版本は、見向きもされませんでしたね。(笑) 桜子は、父親の威光で、疎開先が決まりました。 もしかすると、東京の父親に猫娘の疎開を頼みに行った桜子が、空襲でやられちゃうっていう布石かも。 みんな、無事に切り抜けられますように。
ところで、逮捕されたときにめ以子の元に行き、自重を促した節子さんの夫や、ラヂオ局に行って希子夫婦の無事を確認してくれた源ちゃん、どっちもいい人ですね。
さらに、今日のラヂオ局のシーン、よかったですよね。 泣き出しそうになる希子を放送室に引き戻す川久保さんと、そんな彼に希子を託す通天閣。 急遽変更した『蘇州夜曲』には、川久保夫妻の通天閣への思いが込められていましたね。 さあ、明日はまたもや、もったいぶったタイトル絡みの卵料理が登場しますね。 オムレットライスではないでしょうね。 スコッチエッグかな?
さて、第20週の関東地区の最高視聴率は、活男が作った豆腐の杉玉と玉子の粕漬けによる猫娘の内祝いを、西門家+諸岡くんという不自然な形で行った21日(金)の23.5%と、『サザエさん』の20.3%に3ポイントの差をつけ、ぶっちぎりの第1位でした。 第20週の平均は22.6%と前週より微減、全話平均は22.38%と前週より微増でした。
関西地区の最高視聴率は、活男が海軍志願を決意した19日(水)の23.5%と、第2位の『サザエさん』の18.9%に5ポイント近くの差を付け、ぶっちぎりの第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、猫娘が夜這いを敢行して通天閣に結婚を認めさせた19日(水)の21.9%と第2位、今週も国民的アニメの24.5%には歯が立ちませんでした。 この二つ、対極に位置するような内容ですよね、名古屋の人って複雑。(笑) 結局、いずこも『ごちそうさん』と『サザエさん』で1・2位を分け合いました。
『軍師官兵衛』の第8回は、関東地区で16.1%と前週とほぼ同率、順位は第21位と11ランクもにダウンです。 ちなみに八重の第8回は、関東地区で15.6%と、とうとう逆転しました。 ただ、『龍馬伝』・『篤姫』の第8回は、関東地区で22.3%・22.4%と、この両者は、やっぱり強かったですね。 名古屋地区は、17.8%で第8位と巡航速度に入ったようです。 関西地区は、16.8%と前週より3ポイント近く下がり、順位も第11位と二桁になりました。
今週は、コミカルな要素も入って、話も分かりやすく、観やすかったです。 これまで、笑いの要素があまりなかったのが、視聴率が伸びない一因だったと思います。 私は、ひりひりしたスリリングな展開の方が好きですけど。
太兵衛たちは、黒田家を離れるときは死ぬときと、秀吉の誘いを断りました。 でも同じメンバーで、その前、岐阜城で官兵衛を待っているときに、信長は気にくわない奴はすぐ斬るという噂が話題に。 それを聞いた善助が、もし官兵衛がそんなことになったら、自分たちもどんな仕打ちを受けるかしれない、と怯えていました。 これって、自分たちの身だけを案じていて、官兵衛のことは考えていませんよね。(笑) 百万石積まれても動じない、というなら、もし官兵衛が斬られたときには、自分たちも信長に斬り込み、後を追う覚悟を固めてなきゃね。(笑) というわけで、長浜城での主従の絆を確かめる重要なシーンが、そらぞらしく見えてしまいました。(笑)
それでは来週も、競い合いを忘れず、問われたことには余計なことは申さず要を得た答えをし、ここをこう押せばこうなるというツボをちゃんと心得、損して得取れ、目先の金より先を見据えて仕事がんばれば、しん・ぱい・ごむ・よう。 「私も戦で多くの家臣を失いました。それ以来、祖父の言葉を噛みしめ、戦において、いかに味方の兵を減らすことなく勝利を収めるか、それが肝心だと常々考えております」 「わしも同じ思いじゃ。人は宝。戦わずして勝つ、それが一番じゃ」 CATCH A DREAM!! |
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