投稿日:2014年05月02日 (金) 19時11分
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みなさん、グッド・イブニング。 明日から4連休、GW本番ですね。 素敵な休日をお過ごしください。
少し早いですが、5月5日で少年トッパ15周年おめでとうございます。 今後ともよろしくお願いします。
さて、『花子とアン』、今週は、『ロミオとジュリエット』のお芝居を巡るドタバタ劇でしたね。 退学の危機にあるはなと蓮子様を、大方の予想どおり校長は許しました。 やはり、校長は、すべてをお見通しで、はなを餌にして蓮子様の告白を引き出そうとしていたようです。
「神様は、どんなに罪深い人間でも、悔い改めればお許しくださる、とおっしゃっています」 「そして、彼女のような生徒を救うのが、修和女学校の使命だからです」 これじゃ、ブラックバーン校長の間は、誰も退学になりませんね。(笑) ただし、英語では1つ条件があるといっていましたが、実際にはいくつもありました。(笑) これまでの習慣を全て捨てて、新しい自分に生まれ変われると信じている、こういわれちゃ、さすがの蓮子様も、ぐっときちゃいますよね。 家族からは、おそらく信用されたことなかったでしょうし。
結局、蓮子様の話ばかりで、最初からはなには何の条件もつけられず、無罪放免でした。 でもねぇ、普通、あれだけ飲めば、酒と認知していたとみられても反論できないでしょう。 深夜の放吟の罪も、酒が原因ということでか、許されたようです。 蓮子様は、特別扱いしないといいながら、個室は取り上げられませんでしたね。(笑) 個室の料金を払っているからなのかな。
はなの無罪放免を喜ぶ亜矢子ちゃんとクラスメイト。 でも、亜矢子ちゃん以外は、そんなに喜んでいなかったような気が。 絶対、何人かは、心の中で舌打ちしていると思いますよ。(笑) その亜矢子ちゃんから、蓮子様は出戻りという衝撃的な情報がもたらされました。 はなの帰省といい、かなりの情報網を持っていますね。 あの国語の先生からかな。
その、自分と違う感想を一切否定するファッショな国語の先生、学内で蓮子様の噂話をするなんて、やっぱり教師失格ですね。 でも、彼女にこの情報をもたらしたのが誰なのか、気になります。 もしかしたら、聞こえよがしに噂を広めることを頼まれたのかもしれません。
普通は、勝手に席を決められ、配膳されていると思いますが、この学校では、食堂でも蓮子様は、孤高を貫きました。 でも、はなの教えに従って、給仕をしてくれた白鳥様に「ありがとう」といいました。 これは、蓮子様からすれば、大きな変化です。 白鳥様も、この奇襲を言葉遣いの矯正でごまかしました。 年上といっていましたけど、違っても1つくらいですよね。 しかし、蓮子様だけ、スープしかあたらないのね。(笑)
明治42年4月、今でいう文化祭、大文学会の開催が発表になりました。 開催日は、5月16日、蓮子様の登場から、あまり時間は流れていないようです。 今の感覚からすると、開催時期が早すぎますよね。 当時は4月から新学年というわけではなかったのか、ずっと同じメンバーのクラスなので、いきなり文化祭をやっても問題ないのか、判断がつきません。
大文学会の案内をしたのが、富山先生。 ということは、クラス担任ということなのでしょうか。 みんな大張り切りなのは、昨年主役を演じた先輩が、舞台で見初められ、財閥の御曹司に嫁いだからなのね。 おまけに、本科の最終年度の生徒だけが、演劇をすることができるようです。
衣装は自前のようで、はなはあきらめました。 そんなはなに、家族を呼ばないのかって、亜矢子ちゃんも残酷なんだから。 結局、はなが持っていた本に目をとめた亜矢子ちゃんの発案で、『ロミオとジュリエット』に決まりました。 この演目に反対した富山先生は、一切の手助けを拒否、自分たちの力だけでやるよう、捨て台詞を残して教室を去りました。 家族の反対に遭い、結ばれなかった過去か、ジュリエットを演じて失敗したトラウマがありそうです。 そんなに拒絶反応を示すんなら、例え途中までといい、授業の教材に採用しなければよかったのに。(笑)
はなは、英語力を認められ、脚本を書くことになりました。 これはやっぱり、梅ちゃんを思い出さないわけにはいきません。 みかみで松岡さんと『ロミオとジュリエット』の脚本を書いていた梅ちゃんの幸せそうな顔が、脳裏に浮かびます。 梅ちゃん一座は、舞台のセットが倒れてきて、大失敗に終わりました。(笑)
蓮子様は、兄を学校に呼びつけ、短歌を習う許可を求めますが、学校から一歩も出るな、と命令されました。 その兄の口から衝撃の事実、蓮子様は父親が芸者に産ました子供で、それを認知して葉山家の籍に入れたとのこと。 少しずつ、蓮子様の背景が明らかになっていきます。
そこで蓮子様は、復讐を決意し、ロミオ役に立候補。 ここにきて、同室の畠山さんがリーダーシップを発揮、まとめ役として存在感を示し始めました。 いつの間にか、座長というか舞台監督の座をしっかり占めました。(笑) これまで、ほとんど見せ場がなかったので、よかったです。
「こんな芝居じみた台詞、恥ずかしくていえませんわ。こんな陳腐な台詞に感情を込めろ、という方が無理です」 「私、あの方の相手役なんかできません。葉山様がロミオをやるなら、私降ろさせていただくわ」 練習に出てきてもやる気のない態度で周囲を怒らせ、亜矢子ちゃんも切れました。 シェークスピアに失礼、と蓮子様に切れたはなが、可愛かったです。 これが、いざ稽古を始めると、シェークスピアがこんなにおもしろいとは思わなかったという蓮子様に対して、バラは例えどんな名前であっても香りは同じという表現に納得いかないはな。 このあたりの描き方は、よかったんじゃないでしょうか。
ロミオ役でもめるクラスに、はかったように現れる校長。(笑) 亜矢子をロミオに、蓮子様をジュリエットに抜擢しました。 こういうもめ事を自分たちの力で解決させるのが教育なのに、あっさり介入しちゃいましたよ。(笑) しかも、校長の話を通訳するのがはなで、その訳を聞いてから反応するクラスメイトたち。 はな以外は、誰ひとり校長の話を聞き取れないって、ありえないっしょ。 毎週金曜日のEnglish Speaking Dayを5年間もやって、あれくらいの英語が聞き取れないなら、英語の試験で落第してるんとちゃう。(笑) とはいえ、校長のご威光は大したもので、はなにおだてられた亜矢子ちゃんも、生き生きとロミオ役を演じはじめました。 茂木先生が、担任のように付き添っているのは、富山先生への意趣返しかな。(笑) 彼女の過去も、知っていますが、はなにはいいませんでした。 ここが、国語の先生と違うところなんですよね。
ただ一人、台本を置きっ放しで、マイペースを貫き、部屋に籠もる蓮子様。 やっぱり蓮子様は、こうこなくっちゃね。(笑) 台本を届けて稽古場へ来るよう促すはなに、復讐心を打ち明けました。 私は、危険な香りに惹かれるはなよりも、お世話係がいなくてもきれいに片付いている部屋にびっくりしちゃいましたよ。(笑)
「あの人達が一番大事にしてる世間体を、ぶち壊してやりたいの」 はなのいうとおり、稽古しなきゃ舞台に立てないし、復讐できないのにね。 ついに、蓮子様に、ひねくれている、といってしまいました。 しっかり聞き取ったくせに、今なんて?、とすっとぼけて聞き返したところがよかったです。 生まれてこの方、人からこんな言葉をいわれたことがなかったんでしょうね。 このあたりも、はなに心を開くきっかけの一つになりそうですね。
はなは、徹夜をして、自分なりの脚色を加えた脚本を書き上げました。 てっきり、蓮子様のための復讐劇に仕立て上げたのかと思いましたが、そうではなかったようです。 でも、このとき蓮子様に翻訳力を誉められたことが、翻訳家への道を歩き出すきっかけになるんでしょうね。
台本を蓮子様に渡す様子を見ていた亜矢子が嫉妬して、蓮子様と自分のどちらを選ぶか迫りました。 おまけにはなのジュリエット役を望むわがままお嬢様の話を聞いて、白鳥様が登場。 生徒による文化祭だっちゅうのに、分をわきまえずジュリエット役に立候補。(笑) 白塗りは引きましたけど、ナイトキャップ姿は、可愛らしかったです。(笑) きっと学生時代、『リア王』のコーディリア役に立候補したけど選ばれなかったトラウマがあるんでしょうね。(笑)
ところで、最初に配役を決めるとき、ジュリエット役に二人立候補しましたよね。 亜矢子の出馬で断念しましたけど、蓮子様を引きずり下ろすなら、まず、その両名の意向を確認するのが筋ですよね。(笑) 結局、白鳥様だけは許せないとばかりに蓮子様が登場、ようやくやる気になりました。 アドリブではなの意向を取り入れた台詞をいう蓮子様に、亜矢子様は、ますますおもしろくありません。 はなの両親の恋愛事情を確認したり、少しずつ蓮子様の心がほぐれていきます。 蓮子様が望まない結婚を強いられた、と推測したはなは、妄想の中で自分をその立場に置き換えました。 それにしても、あんなにも武のことが嫌いだったのね。(笑) 用務員のおじさんまでが掃除の手を止める大絶叫、GO to bedものですよね。(笑)
大文学会の前日、はなと蓮子様の様子に嫉妬した亜矢子は、相手役の大倉さんの衣装を破ってしまいました。 大倉さん、許婚が来るから、目立って破談になりたくないので、とロミオ役を断ったのに、えらい気合が入ってるじゃん。(笑)
はなは、蓮子様の復讐の手伝いを申し出ました。 「どうして私の復讐に付き合ってくれるの」 「それは、友達だから」 この友達という言葉も嬉しかったでしょうね。
一方、甲府では、教師を目指す朝市、兵役を志願する吉太郎、それぞれが目標に向かって動き出しました。 朝市の父親は、赤ん坊の時に日清戦争でなくなっていたんですね。 兵隊になると決心した吉太郎との河原での会話、切なかったなぁ。 それにしても、これまで、かよやももちゃんばかりに目がいっていて気にも留めなかったんですが、吉太郎、めっちゃ男前ですね。 これは、世のお母様方のハートを鷲づかみじゃないでしょうか。(笑) 私の心は、ももちゃんの笑顔にとろとろです。(笑)
吉太郎は、朝市の父親の話を聞いても志を曲げず、料亭で徳丸の接待を受ける連隊長に直訴しました。 武から、ここにいることを聞いての乱入でした。 これまでの筋立てからみると、吉太郎と武が、そんな話をする仲とはとても思えないので、ちょっと違和感がありました。(笑)
この連隊長、接待を受けている割には、考え方のしっかりした人でした。 17歳にして、お国へご奉公を願い出るとは実に見上げた心掛けだと、まずは誉め、今は長男として家を守り、両親に尽くすのが第一の務めだ、二十歳の徴兵検査を待っても決して遅くはないから、まずは親孝行に励むよう、噛んで含めて諭してくれました。
一方、労民新聞社の手先となり、社会主義の伝道に燃える吉平は、息子と正反対の道を進んでいます。 ずっと、この二人を対立させてきたのも、このためだったのかもしれません。 タケオ父は、新潟出身だったのね。 単に吉平の口車に乗せられただけみたいで可哀想、まんじゅう屋は廃業したのかな。(笑) 吉平も、伝道ばかりしてたら、甲府に仕送りができないぞ。(笑)
何度もいいますが、東京の亜矢子、甲府のリン、この二人の情報網は、ほんとすごい。 吉太郎の直談判情報を早速入手し、ふじにご注進。 早耳の人の共通点は、仕入れた情報を誰かにいわずにはいられないところですよね。(笑) その後に、夫を亡くした悲しい思いをするのは自分だけでたくさん、なんていわれても、心は動きません。(笑)
さあ、大文学会当日、舞台の幕は上がりました。 あの舞台セットを、いつ、誰が作ったかなんて、野暮なことは聞きません。 14歳で結婚し、16歳で出産した過去をはなに明かした蓮子様が舞台に上がりました。 どんな復讐劇が展開するのか、明日からも目が離せません。
さて、第4週の関東地区の最高視聴率は、朝市が、師範学校を受験して教師になるとリンさんに宣言した22日(火)の24.2%とまたまた24%超えで、第2位のオバマさんが来日した日の『ニュース7』に5.4ポイントもの大差をつけ、ぶっちぎりの第1位でした。 月曜から土曜まで紹介しますと、20.3%、24.2%、21.8%、21.9%、22.9%、20.5%で、第4週の週平均は21.93%、『ごちそうさん』の第4週の平均は21.85%でした。 ついでに第4週までの全平均は花子21.76%、ごち21.45%です。
関西地区の最高視聴率は、はなが、離れていても家族はいつも私のここにいる、と自分の胸を手で押さえた25日(金)の22.3%と1ポイントアップし、第2位の『報道ステーション』に3.6ポイント差をつけ圧勝、楽々第1位を守りました。 名古屋地区の最高視聴率は、富山先生がはなの通訳を、完璧からは程遠いですが まあ意味はつかめていたんではないでしょうか、と評した26日(土)の22.2%と第2位の『サザエさん』に3ポイント近くの差をつけ、第1位と横綱相撲を見せつけました。
『軍師官兵衛』の第17回は、関東地区で15.6%と微減、ただ第9位と2ランク順位を上げました。 ちなみに八重の第17回は、関東地区で13.7%でした。 第17回までの全平均は、官兵衛15.92%、八重15.84%です。 名古屋地区の官兵衛は、17.9%で第5位と、いずれも微増です。 関西地区は、17.7%と率はほぼ同じでしたが、第5位に後退しました。
今週は、たくさんの人が亡くなりました。 特に左京進があっけなかったですね。 鹿助は、尼子勝久の命で生き延びることを選びましたが、毛利の裏切りで殺されました。 そういえば、奇策を用いて上月城に忍び込んだ官兵衛たちでしたが、帰りはより警戒される中、どうやって脱出したんでしょうね。(笑) お紺の死亡により、政職を押さえられる人間がいなくなりましたね。 やっぱり、裏切るのかな。
「働いておれば、上様は認めてくださるお方じゃ」 「目立った働きがなければ、どうなる」 「その働きを、これからすればよいではないか。わしも力になる」 今週、一番の見どころは光秀と村重、後に織田家を裏切る二人の会話でした。 このドラマでは、村重の心の移り変わりを丁寧に描いてくれるので、見応えがあります。 あの人のよかった気さくな村重が、だんだん人間不信に陥っていく姿を、見事に演じきっています。 来週は、反旗を翻しそうですね。 だしとお腹の子の運命やいかに。
それでは来週も、仲間を捨ててまで得る勝利に何の意味があるのか、などと情けに溺れたり泣き言はいわず、今やれることをする、ただ最良の策を考え実行するという気概で、連休明けも仕事こぴっと頑張るじゃんね。 「失うのは兵ではございません。播磨での織田の信用にございます」 ごきげんよう さようなら |
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