投稿日:2014年05月09日 (金) 19時15分
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みなさん、グッド・イブニング。 こちらは初夏とはいいながら、朝は一桁台の気温で、肌寒く感じることがあります。 もっとも真冬なら、汗が出そうな気温なんですけどね。
レッツゴー三匹のじゅんさんが、亡くなりましたね。 5日間絶食しため以子が、うまいうまいと食べる姿を、嬉しそうに見つめていた姿が忘れられません。 渡辺淳一さんも鬼籍に入られました。 日経に連載している頃は、朝からこんなものを読んでいいのか、と自問しつつ貪り読んでいました。(笑)
さて、『花子とアン』、早くもはなと蓮子様に別れの時がやってきそうです。 『ロミオとジュリエット』のお芝居は、はながこけたのもお愛敬、無事に終わりました。 特に、舞台では、ジュリエットの台詞を借りて、思いを伝えただけでした。 最初、ロミオ役に立候補したときには、何をするつもりだったんでしょ。 やっぱり、華族や財閥の前に自分の存在をさらすことだけが、復讐だったんでしょうね。 白鳥様が、自分の練習した場面で、思わずモンテギューと叫ぶところがよかったです。 その白鳥様、拍手の合間に、一度だけ両手でカモンのポーズをしたんですけど、何の意味があったんでしょ。(笑) 村岡さんを投げ飛ばしたり、柔道の心得がありそうなので、闘争心が発露したのかな。
それにしても、兄は、自分が何のために呼び出されたか分からないままだったんじゃないでしょうか。(笑) 伯爵家は、数ある華族や財閥のPTAよりランクが上の、VIPな家柄のような設定で始まったのに、一般席での観劇でしたね。 先生方が、その存在にあわてふためいて、VIP席を作るのかと思ったのに。(笑) 演劇後の模擬店会場では、ポツンと夫婦だけ取り残され、学校側は、誰も相手をしませんでした。 まあ、いやいや来た割に、まさか模擬店会場にまで立ち寄るとは、学校側も予想外だったのかも。(笑)
あんな張り紙で復讐なんて、16歳のはならしいですね。(笑) 伯爵妻も2枚目の張り紙は、見つめるだけで、はがしませんでしたね。(笑) とにかく、この日の出来事がきっかけで、腹心の友になることができました。 亜矢子ちゃんも後輩からモテモテ、宝塚のようでしたね。 確かに、凜々しかったです。
そして今週、明治42年11月、大文学会から半年が過ぎました。 『はなさん、蓮子さん』と呼び合っていたのが、くだけて『はなちゃん、蓮様』の間柄に接近、はなはテニスンの詩集を訳してあげています。 詩を訳すの難しいと思うけど、大丈夫かな。
亜矢子ちゃんは自宅生になって、毎週末お見合い三昧。 それだけやって決まらないって、高望みをしすぎなのかも。(笑) はなは、蓮様から今後の進路を聞かれ、勉強は続けたいが兄妹のことを思うとためらいが生ずるとため息。
そんなはなに、なんと校長がアルバイトの斡旋。 これまた厳格な校風で、男子生徒に送られてきただけで罰が重くなるような勉学一途の校風だったのに、これでいいのか。(笑) ちっぽけな出版社だけど、寄附をしてくれているのかな。
放課後だけなので、初日、会社に着いたのが午後2時、最終日、仕事を終えたのが午後4時55分、ということはたった3時間の勤務でやめた事務員の代わりが務まるのかな。 大文学会の劇を観に来ていた梶原編集長が、はなに気付き、さっそく小間使いさんと呼ばれるようになりました。 これもひどい話ですけど、はなも舞台でこけそうになったと指摘されれば、まずは観劇していたと思い至らなきゃね。(笑)
そうそう、電話が普及していないこの時代に、来たばかりの小娘に電話を取らせる非常識、これはありえないっしょ。 おまけに、百科事典の翻訳が仕上がったとの知らせを受けて、大の大人が5人全員して、はな一人を残し受け取りに行くって、もうご都合主義なんだから。(笑) おまけに帰ってきてからラクダの訳の意味が通じないって、あんたら5人して黙って原稿を受け取ってきただけかって感じです。(笑)
それはともかく、残されたはなは、書棚に並ぶ英英辞典を見つけました。 高くて手が届かないところに、村岡印刷の2代目がやってきて取ってくれました。 名前からして、この人が、旦那になりそうですね。 戦時中、bosomの意味を調べていた英英辞典が、この思い出の辞書なのかも。
結局、その訳をはなが任され、それを読んだ村岡が馬鹿でも分かると絶賛。 でも、分かりやすさより何より、まず原文と比べないとね。 いくら分かりやすくても原文とかけ離れていたんじゃ、訳じゃなくて作文ですからね。 仮に、原文に沿った分かりやすい訳だとしても、そんなのに差し替えたら、監修の教授の逆鱗に触れるっしょ。 しかも、ラクダの項だけ子供っぽい訳になってちゃ、もっと変だしね。 監修を頼んだ以上、その教授に相談して、もう少し分かりやすい訳をお願いするのが筋でしょ。 まあ、プライドの高い教授が首肯することはないでしょうし、小娘の訳した百科事典を買う人はいないでしょうから、別の教授に頼むしかないでしょうが、結局、似たり寄ったりでしょうね。(笑) 百科事典のように正確性の高いものじゃなく、読み物の下訳ならいいんじゃないでしょうか。
村岡からはなは、ナマケモノに似ているといわれました。 図鑑のナマケモノの絵、白塗りした白鳥様とそっくりでしたわ。(笑) 最初に相手に悪感情を抱く、というのはドラマの定番ですね。(笑)
バイト最終日の11月19日、都合良く原稿が燃えて、はなが翻訳することになりました。 辞書がなく、村岡が学校に取りに行ったということは、すぐ近くなんでしょうね。 そうじゃないと、午後4時55分まで出版社にいて、きんつばを買って門限の午後5時までに寄宿舎に戻るなんてできませんよね。(笑) 「もっと離れて、男女七歳にして席同じゅうせず」 てぇー、白鳥様が一番最初に、本人たちより先に、二人の気持ちに気付いてたりして。(笑) さっと離れる二人が、微笑ましかったです。 そういえば、1点しか取れなかっため以子が、通天閣に勉強を教えてもらうときも、最初、部屋で二人っきりになって、この言葉を発していました。(笑)
一方、蓮様は、兄に呼ばれ自宅を訪ねました。 あれだけ家に近づくな、学校から出るなといっておきながら自宅に呼ぶって、これまたあり得ない展開ですな。 ここも、兄が蓮様を訪ねるという筋立てにすべきだったのでは、なんてね。 おまけに、見合いの日は、宿泊までみとめちゃいました。
話は、九州の石炭王との縁談でした。 嘉納伝助さん、生年月日が、万延元年11月26日になっていました。 大江健三郎さんの本に『万延元年のフットボール』というのがありましたけど、西暦でいうと1860年です。 つまり、お相手は49歳、24歳の蓮子様とお似合いって、義姉もいい加減な女ですよね。(笑)
一度は断りましたが、今度は学校を訪ねた兄が、葉山家を助けてくれ、と頭を下げました。 半年前は、軽々と千円の小切手を切っていたのに、投資した貿易会社が潰れ、家屋敷も手放さなければならない状態って本当かな。 義姉のふてぶてしい表情を見る限り、とても藁にもすがる思いには見えませんけど。 芝居の借りは芝居で返す、てな訳で、ていよく九州に追い払うための口実なんじゃないでしょうか。 それとも、義姉には台所事情が伏せられているだけなのかな。
いずれにしても、蓮様は、伝助との見合いの席には着きました。 蓮様に鋭い視線を投げかけ続けたのは、一目惚れだからでした。 ひたすらワインを飲み、肉をほおばったのは、口をきくと筑豊弁が出てしまうからだったんですね。 東大生が下宿するというので上品ぶっているめ以子に、一緒に暮らすんだから恥をかくだけと諭したイクを思い出しました。 結婚するためには、自分の話し方を含め、ありのままを見てもらわないと、と頭では分かってても、なかなかできないですよね。 どうせ断ってくるに決まっているから福岡に帰るばい、と退席する姿をみると、悪い人ではなさそうですね。
でも、蓮様にとっては、とても燃えるような本物の恋、という訳にはいきそうにありませんね。 新しくできる女学校の経営に関わるという言葉に反応していましたが、打算に走る決意をしたんでしょうか。 何らかの思いを胸に秘め、はなの故郷甲府を訪ねる意思を示しました。
富山先生は、梶原編集長と二人でいるところをよりによって、亜矢子に見られてしまいました。 なんと、亜矢子のいとこが富山先生と同級生だったとのこと。 おそるべき人脈を誇っていますね。 これなら、あの情報収集能力の高さも肯けます。
なんと、富山先生を捨てて、親が決めた裕福な財閥のお嬢様と結婚してしまったとのことですが、そもそもこの学校がそんな人の集まりだったはず。 富山先生も、給費生だったのかな。 はなの空想の世界は、猫娘の吹き替えを思い出しますよね。(笑) 猫娘といえば、この前、め以子の主演ドラマにゲスト出演していました。
亜矢子のすごいのは、情報収集能力に加えてその分析力、そして推理力。 当時の相手が文学青年だったという情報から、梶原編集長がそのお相手だと、見事に見抜いちゃいましたよ。 私は、てっきり大文学会で出会ったのかと思っていましたが、梶原編集長は、富山先生に逢うためにわざわざ学校を訪れたんですね。 でも、その時は、すれ違ったのかな。 それからの5か月間、梶原編集長が、いつ、どのように富山先生に声を掛けたのかが、興味があります。
ともかく5か月間の時を経て、梶原編集長は、勤務時間にもかかわらず、富山先生に求婚。 でも、断られちゃったんですね。 しかしそんなこと、普通小間使いさんにはいわないでしょ。(笑) また、はなも、つい、富山先生にしゃべっちゃいましたよ。 「梶原編集長、元気なかったです。あの、これでいいんですか?」 「つかみ損ねた幸せは、もう取り戻せないんです。教職という仕事が、今の私の幸せです」 富山先生も、ここはじぇじぇでしょ!(笑) なんでこんな小娘が知っているんだ、とか、梶原の野郎、腹いせにしゃべりやがったな、とか動転しそうなものですが、さらりと深みのある素晴らしい言葉が出てきましたね。(笑) でも本心は、蓮様に愛を貫け、といわれて反発したのかも。(笑) 「あなたは失礼なことしか、いわないじゃありませんか」 蓮様へのこの一言は、見事でした。(笑)
おとうは、労民新聞社が摘発され、大ピンチ。 久し振りに、ガス燈の下で、はなと逢瀬の時を過ごしました。 でも、それはしばらくの別れを告げにきたものでした。 まんじゅう屋さんと、田舎に逃亡するんでしょうか。 スコット先生は、5年も経って、故郷の彼に未練がなくなったのか、もう歌いませんでしたね。(笑)
おとうがそんな事態に陥っているとは露とも知らず、安東家は、はなからの電報を受け、大わらわ。(笑) 昨日のエンディングを観て、まさか、汽車の中で、乗り合わせた武が蓮様に一目惚れ、という展開はないよな、と思いきや、てぇー、こんな予想だけ当たっちゃいました。(笑)
またまた、早耳のリンが、徳丸に葉山情報を速報、早速、安藤家にやってきました。 わざわざ連れて来て、追い返した蓮様の姿を見てスッキリしたって、リンとだけは友達にならんぞ。(笑) 蓮様も、一泊だけと分かっているから、泊まれるんですよね。 一生住めといわれたら、徳丸家に行くでしょうね。(笑)
蓮様が吉太郎に与えた与謝野晶子の詩は、おしんが初めて覚えたものでした。 このエピソード、吉太郎戦死の伏線かもしれませんね。
蓮様は、わざわざ小鳥を運んできたんですね。 結婚を決意した蓮様が、小鳥に、家の束縛から逃れ、自由な人生を送るという自らのかなわない夢を託したんでしょうね。
それを見たふじは、蓮様の胸のうちを悟りました。 「蓮子さん 今一人じゃ抱えきれねえようなこん抱えてるじゃねえだけ」 「蓮子さんは、もううちの家族じゃん。こんなすすけたおかあでよければ、いつでも、ほうとう作って待ってるだよ」 こんなこといわれたら、素直になっちゃいますよね。 「おかあと呼んでもいいですか?」 「おかあと呼べし」 ふじにすがって泣く蓮様、予告編で観た場面なのに、涙腺が崩壊しました。 これまでの放送で、文句なしのベストシーンです。
現在の修和女学校のマウンティングは、蓮様がぶっちぎりの1位、はなが最下位ですが、来週はどうなるか、楽しみですね。(笑) これからも、目が離せません。
さて、第5週の関東地区の最高視聴率は、衣装を縫うはなに相変わらず裁縫が下手だという茂木先生が、陽子をしかる望月先生に見えた2日(金)の23.5%で、第2位の29日の『ニュース7』に5.2ポイントもの差をつけ、圧勝でした。 月曜から土曜まで紹介しますと、21.6%、21.3%、22.4%、22.5%、23.5%、20.2%で、第5週の週平均は21.92%、『ごちそうさん』の第5週の平均も21.92%と全く同じでした。 ついでに第5週までの全平均は花子21.79%、ごち21.54%です。
関西地区の最高視聴率は、蓮子様がはなの翻訳した台本に率直に感動し、はなの両親の恋愛事情に興味を示した1日(木)の21.9%と若干下がりましたが、さんま御殿に3ポイント近くの差をつけ第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、蓮子様がロミオ役に立候補したと聞いた富山先生が、私はとても信じられません、彼女が、本当に心を入れ替えたなら話は別ですが、と隠し立てすることなく彼女への悪感情を吐露した29日(火)の23.2%と第2位の29日の『ニュース7』に3.6ポイントの差をつけました。
『軍師官兵衛』の第18回は、関東地区で12.3%と最低記録を更新してしまいました。 ちなみに八重の第18回は、関東地区で15.7%でした。 第18回までの全平均は、官兵衛15.72%、八重15.83%です。 名古屋地区の官兵衛は、15.6%で第12位と沈みました。 関西地区は14.9%で第12位と、こちらも激落です。
「信長様は上月城を見捨てた。黙って従っているだけでは、いずれ我らも使い捨てにされる。わしは信長を信じることはできぬ。天下布武などまやかしだ。わしは信長の作る世など見とうない。これより我らは、織田信長を討つ」 てぇー、反旗を翻した村重、格好良かったです。 これまで、村重をこんなふうに描いたドラマはほとんどないんじゃないでしょうか。 官兵衛の幽閉も外部からの描写がほとんどでしたが、今度は内部からじっくり描かれるでしょうし、楽しみです。
それでは来週も、サルの風下に立つことを厭わず、追い詰められた時こそ強く、臆することなく堂々と申し開きを行う胆の座り方を見せつけるように、こぴっと仕事をがんばれば、戦場でも恥ずかしくない働きができるじゃんね。 「新しき世は、わしにしか作れん。村重はそれゆえ、わしに付いてきた。わしの新しき世に奴は欠かせん」 ごきげんよう さようなら |
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