投稿日:2014年06月06日 (金) 19時07分
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みなさん、グッド・イブニング。 名古屋は今日、すごい雨だったみたいですね。 こちらも、1日遅れで、昨日梅雨入りしました。 日頃、関東中心の放送体制をけなしてますが、いざ関東と一緒だと、なんか誇らしい。(笑)
今朝の中スポ芸能欄によると、昨日の歌舞伎の記者発表で、演出担当の和さんのお父さんが、関係ないことを聞く記者に激怒して退席したそうです。 あんな優しい、素敵なお父さんが激怒するなんて信じられませんが、ちょっと見てみたかったです。(笑) 昔、瀬戸山文部大臣が『おしん』の子役小林綾子ちゃんと面会して、やっぱり今の子と違って目が澄んでいる、と俳優と役柄を混同した発言が話題になりましたが、その気持ちがよく分かります。 桐谷さんも、だしのように控えめだけど芯の強い魅力的な女性に決まってますもんね。(笑)
さて、『花子とアン』、今週は、ももちゃんと蓮様が主役でした。(笑) 今回のお見合い騒動で、徳丸さんが怒っていると、早耳のリンが、あおりに来ました。(笑) 吉太郎が、続いて周造が、はなの代わりに謝罪に行くと申し出、それを聞いた吉平が、ここは父親の出番じゃ、こぴっと話しつけてくるから心配するじゃねえ、と立候補。 もー、ダチョウ倶楽部のパクリのような展開でした。(笑)
で、吉平は徳丸さんに、うちのでぇじな娘の縁談断るような男は、こっちから願い下げじゃ、と予想通りの逆ギレでした。 借金くれぇ俺が全国回って耳そろえて稼いで払ってやらあ、ってこれこそ傲慢発言。 興奮のせいか、「稼いで」と「耳そろえて」の順番が逆でしたね。(笑) そんな、吉平に生糸を持って行かせる徳丸さん、本当にいい人だぁ。 その生糸を何のためらいもなく、嬉しそうに持ち帰る吉平、どのツラ下げてって感じです。
そして、吉太郎の入営日、一人見送りを拒んで行商に出掛けた吉平が、陰から見守っていました。 吉太郎も、どこかで見送ってくれているのでは、と期待していたのかも。 振り向いた時、ほこら?の横に立つ吉平を視認しました。 振り向いた場所は、父親に連れられて親戚の家に向かうたえと同じところでしたね。(笑) 今日、嫁に行くももが振り向いたのも、ここでしたね。(笑) 夏ばっぱと春子のように、すれ違いになることはありませんでした。 「吉太郎、頑張ってくるだぞ」 あの距離であの声量じゃ、まず、吉太郎には届きませんよね。 吉太郎は、きっと何か励ましの言葉をいってくれていると思って、頭を下げたんでしょうね。 おまんなんか、おらの子供じゃねぇ、とか悪口いわれてたらどうするだ。(笑)
蓮様は、伝助とのやりとりの中で、歌集を出版することになりました。 金に糸目は付けないって、どんな製本かと思いきや、なんと竹久夢二が装丁を施したんですね。 サロンで、黒沢が蓮様に夢二の挿絵が載った本をプレゼントして、是非、蓮様を彼に描かせたい、といっていましたもんね。 その時のことが、印象に残っていて、自分の歌集には夢二の挿絵を、と思ったんでしょうね。 この歌集で儲けて、すっぽんぽんでの逆立ち歩きが見られたら、朝ドラ史上に残りますね。(笑)
大正3年3月、はなのクラスも卒業式を迎えました。 ようやく、校長からも一人前の教師として、認められました。 最後に、みんなの前で、たえからの手紙を披露しました。 あの親戚は、たえを学校に通わせていないのね。 陽子先生なら、きっと、そこに怒ったぞ。 でも、はなは、脳天気に手紙を読み上げるだけ。 『児童の友』も、親戚じゃなくて、お父さんが買って送ってくれたのね。 これじゃ、ごはんも満足に食べさせてもらっていないかも。
この手紙も、ちゃんと切手を貼った郵便物として届いたのかな。 たえも、学校に通っていない割には想像の翼とか、一緒とか、難しい漢字を使っていましたよ。(笑) さすがに、あの短時間で全部は読み切れませんでしたが、結構、漢字が並んでいたように思います。 甲府時代に学んだ知識なんでしょうね。(笑) それにしても、あれだけ貧乏貧乏嘘つき嘘つきと、たえをいたぶり続けた悪ガキどもが、しれーっと親友ヅラしていましたね。(笑)
「みんながどこにいても、家族が見守っててくれてることを忘れんように」 修和女学校で、自分が感じたことを生徒に伝えました。 生徒は、みんな、花を摘んで、はなに感謝の気持ちを表しました。 野外授業の時も、みんな花を持って帰ってきてましたもんね。 あの時のことが、みんなにとって一番の思い出だったんでしょうね。
そして、時は流れ、大正7年、はなは3年生の担任になっていました。 てぇー、子供たちは、グッドモーニングと英語で普通にあいさつしてるじゃんね。(笑) 教室の黒板には、じぇじぇ、緑川先生との相合い傘。 けんかをするほど仲がいいって、どんなませガキやねん。(笑)
この緑川先生、全く魅力を感じないのよね。 ピエールさんには、お国のために少国民を育て上げるという使命感が感じられました。 緑川先生は、何をしたいのかさっぱり分かりません。 後々、本筋に絡んでくるのかな。 このままじゃ、相島さんが可哀想。
ふじのために平仮名の手紙を送ってきた心優しい吉太郎は、志願して憲兵になっていました。 そっか、憲兵は、警察的な民間人じゃなくて、れっきとした軍人なのね。 この心優しさがあだになって、落命したり、心を病んだりしなきゃいいんですけど。
そこへタイミングよく戻ってきた吉平は、ももの縁談を持ってきました。 お相手は、旅先で知り合った、北海道に一家で移住する森田くん。 もう、はな以外の子供に淡泊すぎるのよね。 はなには、好きな人と一緒になれ、と縁談に反対したくせに、ももの幸せはどうでもいいのか。 4年振りに戻った吉平を優しく迎えてくれたもものことを、もう忘れたのかし。
ももは、好きな人と一緒になりたいと、はなに思いを伝えました。 ひょっとして好きな人でもいるのけ、と聞かれてうなずくももが、可愛かったなぁ。 名前を聞かれて、朝市の「あ」だけいって、照れて蒲団に潜り込むところもよかったです。
漬け物を持ってきた朝市の袖がほつれているのを見つけ、直してやると偉そうなはな。 茂木先生からはダメ出しされ、校長からは裁縫丙の通信簿をもらったはなには荷が重かったようで。 お姉やん貸して、と嬉しそうに朝市の袖を直すももを見て、さすがの恋愛鈍感ガールはなも、その気持ちに気付きました、って遅すぎじゃんね。(笑) 北海道に行くことを朝市が寂しがっていたといって、ももの反応を確かめたはなは、確信しました。
なんとか二人をくっつけようとしますが、よりによって校長や徳丸さんに相談するって、無謀にもほどがあるじゃんね。(笑) 徳丸さんの頭の中は、芸者遊びでいっぱい、あたしゃ、ますます好きになっちまいましたよ。(笑)
で、とうとう武プレゼンツの合コンに参加するというから楽しみにしてたのに、単なる幼なじみの茶話会でした。(笑) いわれてみれば、全員が、石盤事件の時の当事者だったんですね。 私が朝市なら、はなへの恨みは忘れませんけどね。(笑) 会の趣旨に何となく感づいたのか、硬い表情のももにカステラを勧める武、ここはご指摘のとおり、なかなか気が利くじゃんね。
途中で武を誘ってご不浄に行き、二人っきりにさせるはな。 これなら安東家に朝市を呼んで、二人にさせる方が、よっぽど簡単。(笑) でも、カステラは出せないか。(笑) 勘違いした武が、地主と小作じゃ身分が違いすぎて結婚はできんら、って強がっても、あの電車で見初めた気持ちに嘘はつけませんよね。(笑)
朝市に送ってもらったももを陰から見守るというより、のぞき見する吉平とはな。 ももの気持ちを知っても、まだ、吉平は森田くんがいいのね。(笑) でも、ふじはももの気持ちが届かないことが分かっているのね。 二人とも、もものことはそぉーっとしてやれし、と忠告しましたが、この二人にはふじの気持ちは通じないんでしょうね。(笑)
そんなある日、学校に蓮様から、歌集が送られてきました。 何で、阿母尋常小学校の教師になったことを知ってるんでしょ。 二人が絶交したのは、はなが本科に上がる前ですからね。 ここは、自宅に送るのが、普通でしょ。 早く安東花子の名前で本を出さないと、おばあさんになってしまう、と挑発する手紙が同封されていました。
その頃、嘉納家では、蓮様が記者の黒沢から、炭鉱がガス爆発したことを知らされました。 この話を聞くと、捨蔵師匠を思い出さない訳にはいきませんね。 しかし、新聞も読ませてもらえないって、金はあるんだから自分で買ってくればいいのに。 伝助も仕事のことは知らんでもいい、と素っ気なかったですが、本心は、蓮様に心配を掛けさせないように、情報を遮断したんでしょうね。 ところで、黒沢は、まだ出入りしてるってことは、何年経っても取材に応じてもらえないのかな。(笑)
嘉納鉱業の社屋を取り囲んでいた労働者の一部が、嘉納家にもやってきました。 ちなみに、着ている半纏に書かれた嘉納鉱業の鉱は、石偏になっていましたが、文字化けしそうなのであしからず。 なんで簡単に家の中に上がれるの、という疑問はさておき、蓮様を道楽呼ばわり。(笑) 伝助を吊し上げにきたのかと思いきや、お金で手懐けられちゃいました。 伝助としては、会社寄りに労働者をまとめさせるための軍資金だったんでしょうね。
蓮様は、自分に相談することもなく勝手にお金を渡したタミに激怒。 「妻である私に、そんな口を利いていいと思っているの」 「妻らしいことやら何一つしよらん人は、人形らしゅう黙っちょきゃあいいとたい」 てぇー、ここは見せ場でしたね。 タミさんの啖呵、すごかったと。 ビンタ合戦も、タミの方が強烈でしたね。 所詮お嬢様と、人生の修羅場をくぐり抜けてきたであろう苦労人とは、肝の据わり方というか、覚悟が違いますからね。 それでも、伝助にとっては、そんな蓮様が、とんでもねえ伯爵家の娘ばい、って思えたんですね。 お人形が泥棒猫(笑)に殴りかかったんですから、肝を冷やしたんじゃないでしょうか。
そんな伝助は、事故処理の心労から倒れてしまいました。 誕生日がくれば57歳ですからね、当時じゃもう隠居していてもおかしくない年齢ですもんね。 「主人に触らないでください。主人の看病は私が致します」 ここぞとばかりにタミを部屋から追い出し、かいがいしく看病にいそしむ蓮様。(笑) こういうのを、取って付けたように、というんでしょうね。 心の中じゃ、遺産のことを考えているのかな。(笑)
で、おかゆを食べさせるシーンでは、プチ家出した布美枝さんのことを思い出しましたよ。 蓮様の歌集のタイトルも、『踏絵』(ふみえ)なのよね。(笑) 家に戻ってきて、過労で倒れた茂におかゆを食べさせるところは、ゲゲゲ屈指の名場面だったじゃんね。 貧乏よりお父ちゃんが笑ってくれんことの方が辛い、と枕元で家出の理由を話す布美枝さんの言葉が、脳裏に蘇ってきます。 持っとれ、持っとれよ、とかいいながら、茂さんが片手でおかゆを食べるんですよね。 この愛情あふれる共同作業が、たまりませんでした。 こういう、心温まるシーンを、この番組でも、こぴっと演出しろし。(笑)
その頃、はなは、教会の図書室で原稿用紙に向かいますが、何も書けません。 どうやら、受賞後、一作も書いていないみたいですね。 普通は、受賞後第一作目のオファーは来るでしょうが、教師に専念すると断ったんでしょうね。 職業作家を目指すなら、習作は続けないとね。 結局、中途半端なんですよね。(笑) 自分を選んだことを後悔させない、売れっ子の小説家にすぐなってみせる、と豪語した宇田川満代さんは、きっと職業作家として活躍しているんでしょうね。
で、なんで教会の図書室で我が物顔に執筆を、と思えば、朝市とももと三人を集めるためだったのね。(笑) 居眠りしているはなを見守る朝市と、それを眺めるもも。 残酷なシーンでしたね。 朝市は、こっそりキスくらいしたのかな。(笑)
失意のももが家に帰ると、何事もなかったかのようにはなが囲炉裏端に。 学校まで行ったといっていたけど、どこかで泣いてきたんだろうな。 ももちゃんを泣かせる奴は、おらが許さんだに。(笑)
でも、朝市とお姉やんが似合いだと悟ったももちゃんは、松田くんとの縁談を受ける決心をしました。 速攻賛成するふじには、幻滅しました。 そんなん、自暴自棄に決まってるじゃんね。 ももが幸せになれると確信できる縁談ならいいけど、松田くんのことを何も知らないで、あっさり同意するなんて。
はなは、朝市を本の部屋に呼び出し、ももに自分の気持ちを打ち明けるように諭しました。 お姉やんは仕事があるから学校に戻るけどって、一人で行かせちゃうのね。 でも、ももはちゃんと自分の気持ちを伝え、朝市の気持ちを聞き出しました。 家の前に立っていたふじに泣きながら抱きつくももちゃん、可哀想じゃんね。 縁談に賛成しなければ、感動したんですけどね。 わざわざもものために準備してくれた伝家のほうとうも、心には響きませんでした。
そして、何のドラマもなく、森田くんのところに嫁ぐことになりました。 森田家はもう、北海道に移住したという設定のようですね。 広大な面積ですけど、北海道のどこなんでしょうね。(笑) 吉太郎は、甲府の軍隊でしょうし、こんな日くらい休みをもらって、帰ってくればいいのにね。 かよとは、東京で会うのかな。
ももに、はなの小説が読みたいといわれ、気合が入りました。 教会ばかりじゃなく、雨の日は、教室で書いていましたね。 夏、ついに『たんぽぽの目』が完成し、梶原のところに売り込みに行きました。 村岡と再会するんでしょうね。 来週も楽しみです。
今週の踊るヒット賞は、ももの縁談話を受け流す朝市にいったはなの一言、「朝市の鈍感」しかありません。 日本中のお茶の間から、ツッコミが入ったことでしょうね。(笑)
さて、第9週の関東地区の最高視聴率は、朝市が、はなはこっち戻ってきたばっかで、学校だって忙しいし、童話だって書かんきゃいけんし、見合いなんかしてる暇ねえら、と必死に見合い話をやめさせようとした26日(月)の24.8%と、これまでのトップタイの数字で第1位でした。 第9週の平均視聴率も、23.0%と第6週の23.1%に肉薄する高視聴率でした。 みんな、こういう話が好きなのね、勉強になるなぁ。
関西地区の最高視聴率は、伝助が蓮様に、こげな高い芸者がおるか、と言い放った29日(木) の22.4%で、もちろん第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、はなの学校に現れた吉平を見た緑川先生が、こういう父親だから、ああいう娘になったでごいすね校長、とあきれた27日(火)の21.8%で第1位と、定位置を守りました。
『軍師官兵衛』の第22回は、関東地区で16.6%で第5位と大躍進です。 ちなみに八重の第22回は、関東地区で13.3%でした。 第22回までの全平均は、官兵衛15.59%、八重15.50%と逆転でがす。 名古屋地区は、20.0%で第3位と、上昇してきました。 関西地区は18.8%で第3位をキープしました。 いよいよ、視聴率的にも、盛り上がってきました。
ようやく、土牢から助け出されました。 このエピソードは、大河ファンの間では、よく描かれているので有名なのよ。 でも、前にも書いたとおり、織田方からの視線のみで描かれ、単に助け出されるだけで、有岡城内の様子が描かれることはなかったのよ。 もっとも、村重がこれほど重要な役として描かれたことがなかったので、当然といえば当然なんですけどね。 そんな意味で、後々まで語られる画期的な大河になったんじゃないでしょうか。
これで足を痛めることになるわけですが、ご指摘のとおり、よく疫病に罹らなかったと思いますよね。 それが、官兵衛の持って生まれたものだったんでしょうね。 しかし、厳重な警戒の割に、子供と犬があっさり入り込めるってどうなのよ。(笑) ついでに、藤の花を2週にわたってこれだけ意味深に描いておいて、これから先何もなかったら、おじさん、怒っちゃいますからね。(笑) それにしても、九郎右衛門、見事なタイミングで開門しましたよね。(笑) ヒルや蛇などがいるであろう堀を泳ぎ渡った善助も、見事でした。
直家があっさり寝返って、拍子抜けしました。 村重ばかりじゃなく、別所や政職も描いてほしいな。
それでは来週も、回りすぎる知恵に頼りすぎることなく、もっと人の心中を察して、軍師のように死ぬのは戦場と決め天下を取る気概で、こぴっと仕事がんばれし。 「あの時、上様には松寿を殺すと申し上げるほかありませなんだ。松寿を殺さず生かすということは、上様の命に逆らうということ。そして、上様の命に逆らってまで松寿を生かしたのは、官兵衛を失わぬため。隠し立てしたこと、お許しください」 「半兵衛、おぬしは、まこと天晴れな軍師じゃ」 ごきげんよう さようなら |
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