投稿日:2014年09月12日 (金) 14時55分
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みなさん、グッド・アフタヌーン。 9日(火)から次々回の朝ドラ『まれ』の輪島ロケが、スタートしました。 やっぱり、大安の日を選びましたね。(笑) ショートカットになった太鳳、頑張ってますよ。 母親役が常盤貴子さん、これが嬉しいのよ。 あと、最近気になっている清水富美加も楽しみです。 久栄こと門脇麦さんも、出るみたいですね。
とにかく、この段階から早くも、新聞やNHKから発信される情報が、桁違いなのよ。 もう、人物相関図まで掲載されています。 今なら、読んでも放送日までに忘れるだろうな、とは思いつつも、自重しました。(笑) こんな状態じゃ、放送中、ネタバレの嵐に翻弄されることになりそうです。
さて、『花子とアン』、今週は何といっても、ぶどう酒が、潜水艦を探査する機械の一部に利用されていた、という衝撃の事実ですね。 そんな、凄いことになっていたのね。 あのはなの泥酔も、このための伏線だったとは。 前作の防空法といい、朝ドラ勉強になるなぁ。(笑)
昭和16年12月8日、ついに日本は太平洋戦争に突入しました。 その歴史的な放送を伝えたのが、有馬さんでしたね。(笑) この日、教師になっていた陽子は、倉田さんじゃなくて校長から、校庭での全校集会で、日本大勝利を聞かされたんでしたよね。 万歳をしながら、青空を見上げて、みんなに会いたい、と暢気に思っていたのが、印象的でした。 糸子は、まだ洋服作りができないことを嘆き、男どもの将棋と一緒、面子のためだけや、と吠えていました。 め以子は、段階式カツ制度で泰介たちの甲子園を応援したり、食べ物が死体に見える源ちゃんにミルクを飲ませて立ち直らせた、その少し後のことになりますかね。 梅ちゃんは、12歳でがす。
しかし、わざわざ『こどもの新聞』は休止という電話をもらったのに、あえて出掛けていくはなには、ただただ、あきれるばかりですね。(笑) はっきりいって迷惑、邪魔でしかないもんね。
そこへ情報局情報課長が、乗り込んできました。 あいかわらず、ペコペコする漆原、サラリーマンの鏡ですよね。(笑) なんと、そんなお偉い役人さんが、自らマイクの前に座りましたよ。 こんなこと、ありえるのかなぁ。
しかも、馬鹿丁寧な言葉で、国民に語りかけます。 有馬の開戦を告げる放送とのあまりもの落差に、違和感を覚えます。 当時の役人が、自ら、あんなにへりくだって国民に話しかけるなんて、想像できません。 特に、政府と国民が、がっちりと一つになり、なんていってたけど、がっちりはないんじゃないの。(笑) そんな俗的な言葉を使うなんて、考えられません。(笑)
この放送を、甲府のみんなも徳丸家で聞いていました。 武は、いっちょまえに、ひげを生やしていましたね。 なんか、はなのラジオ放送と同じ時に撮影したって感じがしました。(笑) 朝市の妻を期待していたのですが、もものところの直子のように、映りませんでした。 はなが美里と直子を疎開させるため帰省したときも、いなかったよね。 まさか、もう、離婚したなんてことないよね。(笑) 武の横にも女性はいなかったけど、未だに独身なのかな。 あれだけの家なら、簡単に嫁が見つかりそうですけど、武はまだ、醍醐さんを引きずっているのかも。(笑)
ここにきて有馬さんは、プロ意識に徹した男として、いい印象を与えようとしていますね。 もう、姿は見せないってことなのかな。(笑)
情報課長から、放送を通じて、子供たちをよき少国民へと導くことを期待する、といわれたはなは、ラジオ番組を降りる決心をし、それを漆原と黒沢に告げました。 黒沢から、番組あての手紙などを受け取り、はなは昭和7年から9年間通い続けた放送局を後にしました。
そうか、漆原は、9年間も放送部長を続けているのね。(笑) 有馬の後任も育っていないし、黒沢なんて本来なら放送部長になっていてもおかしくないんじゃないでしょうか。 戦争で、若い人材を採用できないのかな。 人材育成や新陳代謝を図れなかったからこそ、今、JOAKは存在していないのね。(笑)
こうして、はなの声が流れなくなったラジオを寂しがる美里は、辞めた理由を尋ねました。 戦争のニュースを子供たちに伝えたくなかったから、と答えました。 どうして、と重ねて問う美里に、敵方の国には、お母様の大切な先生や、お友達がたくさんいるの、と説明しました。 ちょっと、待ったぁー。 海外に友達、全然いないじゃんね。(笑) 大切な先生はブラックバーン校長として、友達というか知り合いは、スコットさんしかいないじゃんね。 他に、しいていえば、日曜学校で、初恋の人北澤さんと一緒に親指姫の紙芝居を見せた、ミニーちゃんくらいじゃんね。 想像の翼を広げるのはいいけど、子供に嘘はだめよーん。(笑)
そして、時は流れ、昭和17年秋を迎えました。 糸子の夫、勝さんが出征した頃ですね。 直前に二人で歌舞伎を観に行って、浮気相手と遭遇したあたりですかね。 そうとも知らず、帰りに百貨店でストールを買ってもらった糸子、嬉しそうでしたよね。 陽子は、この翌年、徳子さんと閉店した村上堂の前で再会し、とんとん拍子に見合い、結婚へと進んで行くんですよね。 め以子の場合は、開戦したと思ったら、すぐ昭和19年の日本苦戦中にワープしちゃったので、この当たりの描写はなかったはず。 梅ちゃんは、13歳でがす。
はなが帰宅すると、家の前で、出征兵士を見送る場所取りを巡って、大日本国防婦人会同士がもめていました。 山の手の奥様たちグループと、水商売の女の人たちグループの諍いでした。(笑) 『カーネーション』でも『ごちそうさん』でも、婦人会関係で、こんな人間味溢れる場面は、なかったですよね。 これが、東京と大阪の違いなのかな。
で、かよも壇蜜も水商売Gなのね。(笑) 壇蜜は、私たちだって日本の女、お国のために尽くしたい、命を捧げて戦う兵隊を思う気持ちは、奥様たちには負けませんわ、って、いいこというじゃんね。 その彼女、蓮様宅はおそらく出たんでしょうけど、その後も、水商売で身を立てているのね。 小料理屋の女将だったら、もう、常連になっちゃう。(笑) あのかよも、女性の怖さの片鱗を見せつけましたよね、お見事。 しかし、はなも、まさかこの水商売Gに家に踏み込まれるとは、夢にも思わなかったでしょうね。(笑)
かよがこちらの活動に参加したおかげで、ももがタイムの給仕を務めることになりました。 もう、姉たちから、いいようにこき使われているよね。(笑) 姉妹ってことで、給金、もらえないんだろうな。(笑) 醍醐さんとの待ち合わせで来たはなも、店の手伝いをさせられました。 これは、日頃、ももの労働力を搾取しているんだから、当然だよね。(笑) で、結局、かよだけが、おいしい目にあう訳ね。(笑) 客は、連戦連勝の戦況に興奮して、昼間からお銚子を空にしているけど、そんなこと、この当時はまだ許されたのかな。
客が帰った後、ようやくはなと醍醐さんは、話をすることができました。 醍醐さんはなんと、シンガポールへ戦況取材に行くことになりました。 しかも、長谷部先生のペン部隊じゃなく、貿易会社をやっている父のつてで。 まだ、社長をやってるんだ。 吉平なんか、完全なお年寄りですけどね。(笑) ちなみに、見えませんけど、はなも醍醐さんも48歳、醍醐さんが20歳のときの子としても、68歳ですか。 まあ、伝助が蓮様と最後に屋台で別れたときが64歳ですから、まだ現役で頑張れる歳かもしれません。
長谷部先生は、やっぱりお嬢様育ちの醍醐さんじゃ無理だと思ったんでしょうね。(笑) それにしても、吉太郎に相談して、無理矢理認めさせちゃったんですね。 この二人、いったい何してんだろ、じれったい。(笑) 吉太郎の襟章から星が取れ、金筋になりましたよね。 階級は分かりませんが、随分偉くなったでしょうし、もう、上官をいいくるめられる地位にまで、上り詰めたんじゃないでしょうか。 だって、軍の印刷物を青凜社に回せるだけの権限を持っているわけですしね。 はなのサイン本と引き替えに、上司に結婚を認めてもらえば、よかったのに。(笑) ともかく、醍醐さんは、その夜、神戸に向かい、そこから船で渡ることになりました。
一方、宮本家でも、宮本が、おそらくは大陸に渡ることになりました。 タケオ母、いい人になったと思ったら、亡くなっちゃいましたね。 葉山伯爵と漆原に改心する機会は、訪れるんでしょうか。(笑) 自らの手で繕った靴下を渡した蓮様の、待ってあなた、転ばないように気をつけて、はよかったですね。 軍属として満州に渡る通天閣にめ以子がいった、悠太郎さんの手料理が食べたい、より余程気が利いていました。(笑) 昭和18年12月の学徒出陣が、ナレーションで語られていましたけど、純平も行ったのかな。
村岡家では、絵描きさんが、軍需工場に働きに行くことになりました。 受注が、全くないので、仕方ありませんね。 英治も、吉太郎が斡旋した軍の仕事を断り、軍需工場に自らの意志で、働きに行くことになりました。 丸庵を閉め、工場に働きに出た丸山父を思い出すなぁ。 はなも、青凛社は、女性と子供たちのために作ったものだから、と英治の判断を支持しました。 はなは、蓮様には、家族のために時代の波に逆らうな、と決別を覚悟してまでいさめたのに、自分は抗うって、どうなんでしょ。
英治も、軍需工場で働くくらいなら、軍の印刷物を受注した方が、戦争が終わってすぐに、子供向けの本が印刷できるから、夢に近いんじゃないかな。 工場を閉めたら、工作機械を供出させられるんじゃないでしょうか。 糸子も、勝さんのミシンを供出させられそうになり、隣の木岡のおっちゃんの弟から軍服の縫製を受注して、難を逃れたことがありました。 こっちの方が、よっぽど現実的だし、意地を張るところが、違っていると思うな。 とにかく、この夫婦の考えていることは、分かりません。
そういえばこの前、英治さんが『ぴったんこカンカン』に出ていたんですけど、東京外語大卒で英検1級、英語がペラペラなのよ。 あたしゃ準1級ですら、あまりのレベルの高さに受検する気すら起きなかったくらいなのよ。 今思うと、ブラックバーン校長相手のカタコト英語は、ものすごい嫌みだった訳ね。(笑)
それはともかく、村岡家に、男児2人から非国民と石を投げ込まれました。 タイムで愚痴るはなに、かよは現実を見ろと諭しました。 村岡家を外国人が訪ねたのは3回だけなのですが、当時は珍しいから印象的でしょうし、翻訳の仕事をしていることは知られていますから、そんな目で見られますよね。 おまけに、ラジオも降板しちゃったので、政府の広告塔としてのポジションも失いましたからね。 でも、はなにかよの忠告は、響いていないようですね。 せっかくいいことをいったかよですが、どさくさに紛れてももを働かせてるじゃんね。(笑) ももが、かわいそう。(笑)
帰りに、かよははなに砂糖を渡しました。 軍人さんのご用が多いから、いろいろ都合してもらってるの、ってなるほど、そういうことだったのね。 おかしいと思ったのよ。 前作では、源ちゃんが出征する昭和15年にはもう、うま介でのコーヒーは、代用品のたんぽぽコーヒーになってたもんね。 防火訓練で、防空本部の通達と正反対の指示をした通天閣が逮捕され、藤井の知人の軍関係者のところに寛大な処分を陳情したときも、め以子は、一晩中ドーナッツなどを作りながら、あるところにはあると、砂糖をこっそり失敬してきたんでしたよね。 三姉妹の中では、かよが一番の世渡り上手ですね。(笑)
そして、昭和19年7月になりました。 勘助が、再度、出征して、帰らぬ人となった頃ですね。 猫娘が、諸岡くんの複製がほしいといって、結婚した年でもありますね。 陽子と結婚した和さんが出征した翌年にあたり、この9か月後には、育子が東京大空襲に遭い、恋人を失うことになりますね。 そして、さらにその後、真知子さんが春樹兄さんの戦死を伝えるハガキを配達することになります。 梅ちゃんは15歳、もうすぐ登場でがす。
村岡家を、昭南市から帰国した醍醐さんが、訪ねてきました。 いつの間にか、若返っているじゃんね。(笑) これって、通天閣のときと同じですね。(笑) 戦闘が終わっており、戦地は見なかったが、死が隣にあると感じたとのこと。 梶原の話では、帰りの船団が、米国の潜水艦の魚雷攻撃を受け、海上に投げ出された多くの人を見捨てて帰国した罪悪感に襲われているようでした。 表情を失った顔は、勘助や茂樹兄ちゃん、源ちゃんたちと同じですね。
勘助だけは、その悩みから解放されなかったのよね。 醍醐さん、早く立ち直ってほしいなぁ。 そういえば、今週の文春の『悩むが花』おもしろかったです。 伊集院さんが、弾けていました。(笑) 奥さんが、変身しないことを願うばかりです。(笑)
さて、そんなある日、吉平が白米、味噌、自家製のぶどう酒を携えて、村岡家にやってきました。 こちらは、一段と老けましたね。(笑) ついに、作り始めたのね。 いくらなんでも、ぶどう畑から醸造所まで、生産ラインすべてに携わっているわけじゃないよね。(笑) その一部としても、若い者に手伝ってもらわないと、老夫婦だけじゃ無理ですよね。 これまでの展開からして、必要なのはぶどう酒を作ったという結果だけで、そこに至る過程は、この作者にとっては、どうでもいいんでしょうね。(笑)
吉平は、甲府への疎開を勧めました。 で、結局、はなが美里と直子を連れて、安東家を訪れました。 英治との結婚式以来ですかね。 すでに安東家で迎撃態勢を整えていた木場母子、早耳のリンは、健在でしたね。 朝市も、なんか中途半端に老けましたね。(笑)
そこへ、ぶどう酒を全部供出しろと、徳丸親子がやってきました。 それを拒否し、これみよがしに二人の前でラッパ飲みする吉平。 武が出てくるだけで、場がなごむのよね。
9月に入り、国民学校に編入した美里と直子は、朝市に送られて帰宅しました。 出征で男手のなくなった農家の手伝いを、していたとのこと。 陽子のクラスも、そうでしたよね。 お見合いを断られ、落ち込みながらでしたけど、和さんが、そばまんじゅうを農家まで持ってきてくれたんですよね。 陽子は、そこで和さんへの思いを再認識し、和さんは、後々まで生徒たちから、おそばの兵隊さんと呼ばれ親しまれた、そんな重要な場面でした。
直子は、早速、学校に馴染み、お友達を作りました。 美里は、クラスにうまくとけ込めません。 『王子と乞食』じゃないけど、姉妹でありながら、暮らし向きが違いましたからね。 何不自由なく、甘やかされて育ってきた美里には、田舎暮らしは、耐えられませんよね。 放任主義で、そんなに恵まれたわけじゃない家で育った直子には、生活力があったということですね。
結局、耐え切れずに東京に戻ってきてしまいました。 空襲のとき、美里は大森にいたから、この展開は、ほとんどの方が読んでいましたよね。(笑) 直子は、一人で大丈夫なのかな。 もものビンタ、よかったですね。 美里は、実の母親を知らなかったんですね。 ついに、はなと英治は、真実を伝えました。
話が前後しましたが、美里たちを編入させた数日後、帰宅したはなは、夕食時に高熱を発し、倒れてしまいました。 あたしゃてっきり、顔が赤いのは、おとうに持たされたぶどう酒が重すぎて、途中で3杯以上、飲んじゃったからなのかと思いましたよ。(笑)
病名は、ジフテリアでした。 どこで感染したんでしょうね。 潜伏期間もあるだろうし、帰りの汽車ということはないですよね。 甲府でも、そんな気配はなかったし、行きの車内で保菌者か、保菌者を刺した蚊に移されたのかな。 あんなにも献身的な英治さん、なんていい夫なんでしょう。(笑) 村岡家も安東家も、感染者が出なくてよかったですね。
そんなはなの病も癒えかけた11月、ついに東京が空襲されました。 青空を埋めるように飛ぶB29、『カーネーション』の機影と数が圧倒的に違いましたね。(笑) いつの間にか、庭に防空壕を掘っていたのね。(笑) 防空壕を出たはなとももは、立ち上る黒煙を呆然と見上げました。 『ごちそうさん』でも、お静さんが確かめ以子に話していました。 11月についに東京で空襲があった、襲われたのは武蔵野の飛行機工場だったので、宇野の家は大丈夫だろうと。 でも、今日の放送によると、杉並とかもっと広範囲に爆弾が落とされていたのね。 宇野家、本当に無事でよかったですね。 この空襲を経験したはなも、醍醐さん同様、死を隣に感じたようで、翻訳に邁進しはじめました。
ついに、昭和20年になりましたね。 ここにきて順平くんが蓮様を訪ねるって、嫌な展開ですね。 そろそろ、終戦になってもらわないと、翻訳がいつまでたっても、終わりませんよね。 そんなことより、はなは、いつ老けメイクになるんだろう、ということが気になって、ストーリーが頭に入りません。(笑)
さて、第23週の関東地区の最高視聴率は、宇田川のペン部隊参加の壮行式を、醍醐さんが結婚発表のための会だと勘違いした1日(月)の23.7%でした。 そうそう、中園さんがゲスト出演した5日(金)の『あさイチ』は、14.3%で第18位でした。
関西地区の最高視聴率は、宇田川がラジオ局に来たとき、はなが、84歳のおばあさんが大阪から飛行機に乗って東京に行った、と生ぬるい話をしていた4日(木)の23.48%でした。 名古屋地区の最高視聴率は、はなが少女時代に耳コピで覚えた歌の詩を、いつの間にか完璧に覚えていて、スコット先生と見事に合唱した5日(金)の22.9%でした。 三地区とも、首位奪還です。
『軍師官兵衛』の第36回は、関東地区が15.1%で第13位でした。 ちなみに八重の第36回は、関東地区で15.4%でした。 第36回までの全平均は、官兵衛15.85%、八重15.07%です。 名古屋地区は、19.5%と回復し、第5位と躍進しました。 関西地区は17.4%で第4位と、こちらも以前の水準に近づいてきました。
正直、今週はイマイチでした。 お福との別れのシーンにうるうるしていたのに、よもやのどんでん返しでした。 あんなにあっさり、翻意します!?(笑) おそらく、引き止めた光自身が、一番びっくりしたんじゃないでしょうか。(笑)
あれだけ長年奉公してきて、誰からも引き止められない、おゆうも気の毒でした。 官兵衛も、おゆうがいないことに、全く言及しませんでしたもんね。 一向宗の門徒として、一度は黒田家を離れたことを、まだ根に持っていたのかな。(笑) 逆に、官兵衛がキリシタン大名になったことが、おゆう夫妻には不満だったのかも。(笑)
高山右近は、信長のために自分自身を裏切ったことを後悔して、二度と再び過ちは繰り返しませぬ、と叫びました。 二度と、再び、繰り返す、って、馬から落馬どころじゃないよね。(笑) プロの作家が書く文章やおまへんで。(笑)
その高山右近、秀吉に追放され、キリシタンとして生き抜き、ついにはその信仰ゆえに日本を追放され、ルソン島マニラでその生涯を閉じた、とナレーションで軽く片付けられてしまいました。 これって、もう、出てこないってことですよね。 なので、その後について触れさせてください。
実は、この後、前田利家に拾われ、30年近くにわたって、加賀藩で暮らしました。 最初は、たいした身分ではなかったようですが、ドラマでは全く触れられませんでしたが、築城の名手らしく、その才能を買われ、ブレーンとして、最終的には家老並みの待遇を得ました。 ちなみに前田利家軍の一員として、小田原征伐にも同行しているのよ。 このドラマの冒頭が、小田原征伐でしたよね。 矢玉が全部、官兵衛を避けたのよね。(笑) でも、ここではもう、官兵衛と右近との再会は、描かれないのね。 利家も、このドラマでは描かれないまま終わりそうですね。
金沢城の修築や、富山県の高岡城の建築を行ったのも、彼なのよ。 てなわけで、こちらのほうでは、キリシタン大名としてよりも、城づくりなどに才を発揮した優秀な土木技師として知られています。 最後は、家康のキリスト教禁止の処置を受け、やむなく海外に逃亡するのよね。 それらをすっ飛ばして、一言で片付けられると、このあと、ただ信仰に生きて亡くなったように受け取られちゃいますよね。 加賀藩の恩人にこの仕打ち、失礼しちゃうわ。(笑)
ついでに、佐々成政は、信長の元、前田利家のライバルとして競い、越中(富山県)を与えられていたのよ。 でも、小牧・長久手で家康側に付き、前田利家と戦って破れたのよ。 最後は、秀吉軍に滅ぼされたんですけど、命だけは助けてもらったのよね。 なので、なんで、肥後が与えられるまでに復活したのか、不思議でならないのよ。(笑) ドラマでは、いくさ上手だから、となっていますけど、北陸では負けてばかりのイメージしかないのよね。(笑) とにかく、石川県人は、富山県人を富山もん、と侮蔑して嫌っている人が多いんですが(笑)、その根源の一つが、佐々成政なんじゃないかと思っています。
それにしても、このドラマ、徹底的に長政をだめ人間として描く気なのね。(笑) あの、盛りのついた猫みたいな側近二人も、悲惨な描かれ方ですね。 どちらかが、有岡城の牢番の息子、竹松なのかな。 そういえば、熊之助といつも遊んでいる吉太夫、若と呼びながら後について走っていたので、家臣の子供ですよね。 太兵衛が、吉太夫静かにしろ、といいながら抱き留めていたので、彼の子供なのかな。 太の字が、共通しますしね。
宇都宮鎮守は、伊予への国替えを命じられましたね。 なるほど、それじゃ、センチメンタル・ジャーニーになっちゃいますもんね。 簡単には、従えませんよね。 あさっての官兵衛との対決が、楽しみですね。
それでは来週も、急ぐがよいときと、時をかけるがよいときを見極め、信心のためにすべてを捨てられなくても、人にはそれぞれにデウスから与えられた使命があると心得、殿下の命であっても従えぬものは従えぬとの気概で、時をかけ、条理を尽くして、こぴっと仕事がんばれし。
「その茶碗、一度は割れてしまったものですが、こうして継いだら、かえって趣が出て、よい景色になりました。以前にも増して、立派に役に立っておりまする」 「何よりの餞別でございました」 ごきげんよう さようなら |
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