投稿日:2014年12月05日 (金) 22時06分
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みなさん、こんばんは。 こちらは、初雪も降って、いよいよ冬本番です。 明日は、名古屋も積雪ってホントかな。 それにしても、健さんに続いて文太さんも、一つの時代が終わった感じがしますね。
さて、『マッサン』、ようやく、大渋滞のようなのろのろ運転ながら、話が進み始めました。 では、今回も、先週の土曜日から振り返っていきましょう。 鴨居商店でウイスキー造りをすることになったエリーと政春は、広島の亀山家に、その旨を伝えにいきました。 このあたり、妙に律儀なのよね。 それとも、ウイスキーなんか造れないと思っていた早苗さんを見返したかったのかな。(笑)
二人の来訪を喜ぶ早苗さん、笑顔でエリーを招き入れます。 てっきりスコットランドに帰るものだと思っていた、という素振りを見せましたけど、これは照れ隠しだよね。 二人で、広島に住んでくれると思って、ぬか喜びしちゃったんだよね。 成金の道楽じゃ、ウイスキーなんか造ったら潰れるわ、この吐き捨てるような台詞に、そんな感情が垣間見えました。 早う、大坂去(い)ね、この言葉がすべてですね。
誰も、鴨居商店のことも太陽ワインのことも知らなくて、政春は大ショック。(笑) そこに、なんというタイミングのよさ、欣次郎から政志と早苗さんあてに、ご子息を預かるあいさつの手紙と、紀州みかんが10箱、届けられました。
紀州みかんは、高級品という設定なんですね。 みかんの産地もいろいろあるけど、愛媛とか他の産地からクレーム来ないのかな。(笑) 大阪放送局制作だから、仕方ない面はありますけどね。 しかし、10箱って、豪勢だけど、保存しにくいものだし、もらった方は困るよね。 ご近所に、お裾分けするしかないよね。
あんた、何で外国人に生まれたんじゃ、日本に生まれなかったんじゃ、早苗さんのエリーへの態度は、大きく変わりましたね。 政春の母親としては、嫁として、本当はもう認めているんだよね。 ただ、老舗の女将として、外国人の女性を自分の後継ぎにはできない、と最後の一線で踏ん張っている姿が、なんか健気です。
亀山家を去るエリーと政春を、俊夫が追いかけてきました。 自分が初めて杜氏を任されて、広島の米で造った、しぼりたての新酒を一升瓶に入れて持ってきました。 政春じゃなくて、エリーに飲んでほしかったのね。(笑) エリーにハグされた俊夫の表情が、最高でした。(笑)
お母さんのいうとおり、どんなに頑張っても私は日本人にはなれない、だけど、私、日本人の心を持ったスコットランド人になりたい、このエリーの言葉には、ぐっときました。 なんで、あんな男に、こんないい嫁さんが来るんでしょうね。(笑) エリーは、『The water is wide』の歌詞になぞらえて、やっとボートが持てたね、といいました。 二人で漕いでいきます、愛する人と私で、この台詞のために、この歌を選んだのね。 アンを観てて、パクった、なんてことはないよね。(笑)
そして、大正10年5月を迎えました。 エリーと政春は、山の奥に分け入ったところで、霧の中の滝を見つけました。 見つけたどぉー、と政春は、濱口くんのように叫びました。 北海道とミスリードさせて、実は、山崎の山中でしたね。 でも、北海道じゃないと見抜いた視聴者、多かったんじゃないでしょうか。 サブタイトルが、灯台下暗し、だもんね。(笑) 山崎は、京都だとばかり思っていたけど、大阪だったんだね、知らんかった。(笑)
その一か月前、政春は、ウイスキーを造る適地として、北海道を見つけ出しました。 船場の昆布問屋に行って、何べんも北海道に行ったことのある仲買人に会って、話を聞いて、決断しました。 これだけじゃ、あんなに北海道に固執する動機としては、弱いですね。 北海道に行ったことがない、というのも説得力に欠けます。
大阪名物塩昆布の昆布は、全部、北海道から取り寄せてるんだそうです。 大坂で昆布といえば、天満天神市場の定吉さんですよね。(笑) この方は、大坂局制作の朝ドラには欠かせません、是非、今回も登場してほしいなぁ。
政春から北海道の写真を見せられたエリーは、スコットランドに似ていると即答しました。 政春は、そこにウイスキー工場を建てたいという夢を語りました。 ようやく、夫婦の夢が、形になりかけてきました。
そして、鴨居商店への出社初日、エリーは、政春に背広を新調してあげました。 4,000円も、もらっちゃったもんね。 ちゃんと、家賃やみんなから借りた旅費は、返したのかな。(笑) 政春も、エリーに欲しいものを尋ねました。 宝石やナイトガウン、というのは冗談でした。
答えは、もちろん、二人の可愛いベイビー。 さすがに、これに気付かなかった視聴者は、皆無とまではいいませんが、それに近いんじゃないでしょうか。 それほど、火を見るよりあきらかなのに、政春は気付かないのよね、鈍感すぎるぞ。 志村けんの背後に化け物が迫っているのに彼が気付かないので、客席が、うしろー、うしろー、と叫んでいる、きっと多くの視聴者も、そんなイライラを感じているんでしょうね。(笑)
とにかく、ばかっちょ政春は、エリーがほしいものとして、ガスやミシンと答えてしまいました。 ガスといえば、お静さんですよね。 古今東西、古今東西、高くても低くても困るもの、という名調子でガスを使っての調理を実演する代わりに、ただで引いてもらったんでしたよね。 もっとも、調理はめ以子さんの担当、お静さんはしゃべるだけでしたけどね。(笑)
ミシンといえば、糸子、そして陽子ですよね。 特に陽子は、終戦後まもなくの頃、1等が100万円の宝くじを買って、当たったら何がほしいか、という問いにミシンと答えていました。 それほど、高価な物なのよね。 そういえば、どうでもいい話ですけど、今でもミシンは踏む、といっちゃいますよね。(笑)
そんなやりとりをべっぴん同盟にしたところ、ガスの話題から話が広がり、ついにキャサリンは、家主の了解を取るから改築しよう、といいだしました。 そこに、すかさず、夫の信ちゃんを推薦する梅子さん、ちゃっかりしているね。(笑)
その頃、政春は、鴨居商店でウイスキー事業を任され、工場ができたあかつきには、そこのトップとなる内示をもらいました。 そんな政春の書いた事業計画書は、一発で、欣次郎から合格をもらえました。 ウイスキーに関する実力だけは、本物なんですね。(笑) 酒の味が分かる舌、匂いを嗅ぎ分けられる鼻を持った蔵人を広島から連れてきたいと語る政春。 やはり、俊夫の鼻は、ウイスキー造りの伏線でした。 手紙で呼び寄せられましたけど、最後は、エリーのハグで落ちちゃうのかな。(笑)
事業計画が承認された政春は、調子に乗って、北海道まで下見に行きたい、と申し出ますが、欣次郎は却下。 輸送コストがかかり、安全な輸送体制も築けないから、ってもっともですね。 さすが経営者、締めるべきところは、ちゃんと締めます。 政春は、大阪近郊で、乾燥しすぎない風土とおいしい水のあるところを探すことになりました。
とりあえず、5か所について調査しますが、気持ちは北海道なので、最初からそこありき、という思いがあるので、どうしても、ほかは劣る、という結論になってしまいます。 この気持ちは、よく分かるなぁ。 最初から自分が導きたい結論があると、結局、そうなるように持っていっちゃうんですよね。 あとで、冷静に読むと、ものすごく強引な展開になっちゃってるんですよね。 政春の心情が理解できる私って、何か嫌。(笑) 本当なら、偉大な業績を残した人と似通った感性なんだから、喜ばなきゃいけないんですけどね。(笑)
北海道はだめ、という結論を持っている欣次郎は、5つの地点から山崎を選び、検討を指示しました。 「利久も驚く鴨居のウイスキー」、政春以外は、早くもキャッチフレーズで盛り上がっています。 政春は、山崎じゃピートが採れない、ピート層から湧き出す水と、その土地の空気、環境がウイスキー造りには大切だ、と訴えました。 でも、欣次郎も、こうと決めたら、ぶれませんからね。
北海道行きを断られた政春は、こひのぼりでやけ酒です。 春さんに、足軽と例えられた政春は、自分は工場長だと大激怒。 このあたりが、ちっちゃいのよね。(笑)
その頃、いつもの夫婦げんかで、改築を勝手にしろ、といわれたエリーは、キャサリンの指導のもと、モダン・アンド・ゴージャスをコンセプトにして、そのプラン作成に取りかかりました。 キャサリンは、ふすまと畳を取っ払い、ドアとフローリングへの変更を主張しました。 それに反論するミナミの信ちゃん、西洋風の家は、寒暖の差が大きい日本の風土には合わへん、日本の家は生きとんねん、と説明しました。 さすがは日本の大工、日本家屋に誇りを持っているところが、好印象です。
ウイスキー造りも、そうだよね。 樽の木が生きているからこそ、芳醇なウイスキーが、熟成されるんですよね。 そんなことと、関係してくるのかな。
生きているという言葉が引っかかったエリーは、翌日、信ちゃんに、その意味を尋ねました。 軒、縁側、雨戸、柱と柱の間を障子や襖で塞ぐこと、それらには、全部訳がある、と信ちゃんは教えてくれました。 襖も障子も、みんな和紙でできており、湿気も匂いも吸い取り、さらに、寒いとき部屋の暖かさを外に逃がさない、さすがは世界遺産、すごいねぇ。 木の柱も、畳も一緒、日本の家、呼吸してる、日本家屋はその土地に合わせ工夫しながら、その土地の自然とともに生きてきた、とエリーは、政春に信ちゃんから教わったことを、自分の口から説明しました。
その頃、鴨居商店では、採用面接が行われていました。 その方針を巡っても全くかみ合わない政春と欣次郎、やっぱり水と油だね。 でも、そんな二人がタッグを組むからこそ、ものすごい力を発揮するんだよね。
その面接は、一芸入試、今でいうAO入試のような形になりました。 欣次郎は、今の時代には欠かせない経営戦略、ダイバーシティ・マネジメントを実践しているんですね。 あの当時にしては、ものすごい先進性ですね。 進取の気性に富む欣次郎、ならではですね。
結局、暗算と腕相撲とありがたい名前の3人が採用されました。 腕相撲といえば和さんと米兵をいつもなら思い出しますが、今回は八重を想起しました。 捨松との結婚を賭けて、八重と大山が勝負したんですよね。 あの時、政春が演じていた山川大蔵、ものすごい表情で、気合いの入った応援をしていたんでしたよね。(笑) もう1年経つのか、懐かしいなぁ。
政春は、催促されて工場の模型を見せますが、欣次郎からダメ出しを受けてしまいます。 さすがは、風水にこだわっている欣次郎、ポットスチルのある蒸留塔の位置が気にくわなかったようです。 通路も広くとって、ポットちゃんがよく見えるように、と模型を壊しちゃいました。(笑) 見学コースを整備して、ウイスキーを知ってもらうという発想が、素晴らしいですね。 そのポットちゃんの上部が、佐渡さんのところで、完璧にできあがっていました。
欣次郎と意見が合わないことが気にくわない政春は、佐渡さん相手に愚痴るだけじゃ飽き足らず、春さんにも、ぶつけました。 待ちくたびれたエリーが、こひのぼりまで迎えに来て、ご相伴に預かりました。 酔っ払ったエリー、可愛らしかったですね。(笑)
でも、二日酔いになったのは、なぜか政春の方でした。(笑) 翌朝、二人で山崎に行きました。 政春の革靴も問題だけど、スカートに靴って、エリーの格好は、とても山に入るときのものじゃないでしょう。(笑) いくらなんでも、ハイキングコースの横に、ウイスキーに適した場所は、ないよね。 こういう、山の恐ろしさに思い至らない人が、自然環境と同化したウイスキーを造れるとは、思いませんけどね。(笑) とにかく、無邪気に川の水の掛け合いなんか、してる場合じゃないよね。(笑)
山崎は、三本の川の温度が違うから、霧が出るんですね。 現場を見て、山崎でのウイスキー造りを政春は、決断しました。 欣次郎がこの地に決めた理由は、近くを鉄道が通っているからでした。 政春もそうでしたけど、輸送の利便性のことを考えちゃいますよね。 まさか、広告のため、だなんて、やっぱり、すごいなぁ。 確かに、サンダーバードで大阪に行くと、サントリーの山崎工場が、車窓から見えるもんね。
亀山家は、和紙の襖など、日本家屋のよさを取り入れた改築がなされました。 確かに、シャンデリアはいらないよね。 キャサリン、あんたの家じゃないんだから。(笑)
俊夫を迎えて、いよいよウイスキー造りが始まりそうですね。 来週が、楽しみです。
さて、第9週の関東地区の最高視聴率は、アンドリュースの通訳を頼まれたエリーが、日本を馬鹿にする彼の発言に激怒した25日(火)の21.6%で第2位、第1位は『Doctor-X』の21.8%と、わずかに及びませんでした。 船越さんのドラマは、4.9%と激減、最低視聴率を更新してしまいました。 羽生くんに食われちゃいましたね。
月曜から土曜までの詳細は、19.1%、21.6%、20.7%、20.1%、19.1%、18.7%で、第9週の週平均は19.88%、『ごちそうさん』の第9週の平均は23.18%、『花子とアン』の第9週の平均は23.02%でした。 第9週までの全平均は20.35%、『ごちそうさん』は21.77%、『花子とアン』は22.18%でした。
関西地区の最高視聴率は、政春と欣次郎の料亭対談がピート臭を巡って決裂、野々村さんが住吉学院の化学の教師の口を紹介してくれた27日(木)の22.4%と、22.7%の『Doctor-X』に惜敗でした。 名古屋地区の最高視聴率は、エリーが、欣次郎への接待のため料亭を予約し、政春に頭を下げる練習をさせた26日(水)の23.2%で、『Doctor-X』の23.0%を振り切り第1位を獲得しました、パチパチ。
『軍師官兵衛』の第48回は、関東地区が16.6%で第10位でした。 ちなみに八重の第48回は、関東地区で13.7%でした。 第48回までの全平均は、官兵衛15.78%、八重14.54%です。 名古屋地区は、19.4%で第6位でした。 関西地区は20.3%で第3位でした。 関西の人は、大河の楽しみ方を分かってるねぇ。
今回も含め、あと3回の放送だったのよね。 その割に、光と栄姫の脱出劇、長すぎましたよね。(笑) 個人的には、もっともっと、関ヶ原を巡る男たちの駆け引きを観たかったなぁ。
その脱出劇、米俵に入るというのは、なかなかいいんじゃないでしょうか。 息が、できますしね。(笑) でも、担ぐ太兵衛は当然ながら、俵の中で揺られる女性陣も、たまったもんじゃありませんね。 その後、港の船まで逃げ出したみたいに、木箱に横たわって、大八車に乗せて移動するほうが、お互いに楽ですよね。(笑)
そうそう、光の声が、本当に俵の中からのように聞こえてきましたね。 大したことないのかもしれませんが、すごい技術だ、と感心しちゃいました。(笑) 実は、本当に、俵の中に入って、担ぎあげられていたりしてね。(笑)
しかし、栄姫は、まだ信用されていないのか、脱出方法を教えてもらってませんでしたね、かわいそう。 米俵に詰めるときと、そこから引っ張り出すとき、二回も彼女を抱きかかえる太兵衛、嬉しそうでしたね。(笑) そういえば、こんなところに入るのは初めて、とお茶目なこといったりして、長政の嫁は、天然ばかりだね。(笑)
あんまり、下世話な話ばかりもあれなので、少しはアカデミックな話題にも触れておきますね。 光と栄姫が脱出する契機となった細川家から上がった火の手、これは明智光秀の娘、玉子こと細川ガラシャが引き起こしたものなのよね。 三成の手勢が、人質として大坂城に連れて行こうとしたときに、これに抗ったガラシャが、屋敷に火を放ち、家臣に自らを斬らせたのよ。 自害説もあるんだけど、キリシタンは、それを禁じられていますからね、それはないと思います。 そんなことがあったということだけ、背景として頭の片隅に入れといてもらうだけで、物語に深みが増すと思いますよ。
とにかく、このドラマでは、光と栄姫は、この火災に紛れて、港まで逃げるんですよね。 奉行所の役人の真後ろを通っているときには誰も気付かないのに、木の枝を一つ踏んだ音に反応するのもイマイチですけど、それには目をつむりましょう。 でも、積み荷の検査をされそうになり、槍を振り回す太兵衛は、ちょっとありえないでしょう。(笑) 武士だ、と名乗っているようなものですからね。(笑) ところが、画面が黒くなった次の瞬間、お気楽なBGMが流れる中、女性陣は、二人とも中津にいたのよね。(笑) 全員、斬り殺したのかな。(笑)
二人は無事だったとしても、お福とお道の身は危険ですよね。 三日後が、入城の期限でしたから、そこでばれちゃいますよね。 ふつうなら、みんな、斬殺されるところなんでしょうけど、黒田を敵に回したくない、という思いがあれば、人質として生き延びられるかも。 ただ、脚本家は、光と栄姫が脱出したあとの天満黒田屋敷のことなんて、何も考えていないような気もするけど。(笑)
そうそう、遠目なので年齢はごまかせたでしょうけど、お福さん、よく光の着物、着られたなぁ。(笑) 太兵衛も重そうだったし、光さん、意外に太っちょのフト子さんなのかも。(笑)
長政は、急に気働きのある立派な武将になりましたね。(笑) 家康に命じられる前に、正則を口説いちゃいましたよ。(笑) やれば、できるじゃんね。(笑) その正則が、家康と行動をともにすることを一番に宣言しました。 長政も、それに続き、流れを一気に作り上げました。 二人でアイコンタクトをとっていたので、打ち合わせ済みだったんでしょうけど、家康の意向が反映されたものか、二人の独断なのかまでは、このドラマでは描かれず、分かりませんでした。
この場面、『功名が辻』では、真っ先に山内一豊が、自分の居城、掛川城を、家康のために提供することを、申し出たんでしたよね。 それで家康の覚えが、めでたくなったんでした。 三成との決戦に向かう経路となる、東海道沿いの城を家康に使わせることは、重要なことですしね。 一豊の意見に乗っかかって、街道沿いの大名が、こぞって城を使わせることを申し出ることになったのよね。 このくだりは、脱出劇に時間を取られたせいか(笑)、描かれませんでした。
ところで、家康が肉を差し出しても、鷹は全く見向きもしませんでしたね。(笑) 鷹匠からしか食べないよう、厳しく訓練されているんだろうな。
小早川くん、早くも勝つ方に付く、と軟弱宣言。(笑) それにしても、北政所が最も信用している武将は、官兵衛じゃなくて長政だったのね。(笑) 長政に、小早川くんを寝返らせたという手柄を、立てさせるんだね。
官兵衛も、天下を狙うと宣言するし、大友をたたきつぶすというし、草葉の陰で秀吉さん、ぶったまげてるよね。(笑) その割に、家臣に策をすべて読まれていましたけど、これって、焼きが回った、ともいえるんじゃないでしょうか。(笑) 策の内容も、九州全土を掌握する、とか、毛利領を手に入れる、とか、それによって兵力が何倍になるとか、その前提条件が、現実味のない希望的観測って感じが強いですよね。 官兵衛の致命的な読み違いは、大きな戦だから、決着までに時がかかる、という前提条件ですけどね。 とにかく、老いは、隠せませんね。 そういえば、お椀の水の中に落ちた官兵衛の一滴の汗は、何を意味したんでしょうね。 これが、上善は水の如し、という老子の言葉に繋がっていったのかな。
そうだ、村重に続き官兵衛も、重用を「じゅうよう」と発音しましたね。 このドラマでは、意図的に、そう読ませているみたいですね。 『官兵衛紀行』によると、福岡市博物館には、結構、いい収蔵品があるのよね。 今度、機会があれば、行ってみようっと。 さぁ、泣いても笑ってもあと2話、みんなそれぞれの視点で、思い思いに楽しみましょう。
それでは来週も、噂は噂に過ぎぬと捨て置き、できぬものはできぬと突っぱね、後顧の憂いをなくし、ここぞというときに銭を使って二倍働く者には二倍の報酬で報い、上善は水の如し、老兵として、したたかに働き、こうと決めた道を真っ直ぐに進む、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、得がたき宝に恵まれるじゃんね。
「わしは、お主たちとともに天下を狙う。黒田の礎となったお主たちは、天下の礎となりえるかどうか見てみたい。そして、天下という器が、わしにふさわしいのかどうか、試してみたい」 「我ら黒田武士、大殿の天下、見とうございます」 CATCH A DREAM!! |
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