投稿日:2015年03月13日 (金) 19時04分
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みなさん、こんばんは。 いよいよ、明日、念願の北陸新幹線が開業します。 駅周辺は、すごいことになるんだろうな。
朝ドラの次々回作『あさが来た』のヒロインが、波瑠さんに決まりました。 オーディションを勝ち抜いたんですね、すごい。 『てっぱん』、『純と愛』、『あまちゃん』に続く4度目の正直とのこと。 後ろ2作では、最終選考まで勝ち残っていたそうなので、ヒロインの座を射止めるのは、時間の問題だったのかもしれません。 個人的には、線が細くておとなしいような印象があるんですけど、今回の決め手は、相撲を取る演技でのかわいらしさ、だったそうなので、意外にお茶目なのかもしれません。 こちらも、楽しみです。
さて、『マッサン』、今週は、一馬があっさり戦死しちゃいましたね。 出征するまで延々と引っ張った、無駄とも思える時間を費やしたこととのギャップに、呆然としちゃいましたよ。(笑)
私もね、戦死すると信じてはいたのよ。 でもね、月曜日のスタパのゲストが、一馬役の堀井くんだったってことが、不安材料だったのよね。 観てはいませんが、普通、戦死するんなら、出征後にゲスト出演なんてしないですよね。 てなわけで、意表をついて、復員してくるという可能性も、少しは、考慮してしまいました。(笑) いらぬ情報に惑わされず、もう少し、自分の考えに自信を持たないと、だめですね。(笑) まさか、実は生きていた、なんてオチじゃないでしょうね。(笑)
それでは、今回も、先週の土曜日から振り返っていきましょう。 壮行会が無事に終わり、一馬は、ついに遺書を書きました。 まさか、まだ書いていなかったとは。(笑) てぇー、それを前夜のうちに熊さんに渡しちゃいましたよ。 出征してから読め、といわれても、封もしていないし、普通、読んじゃうよね。(笑) 一馬も、本当はそうしてほしかったから、あえて前日に渡したんでしょう。
じぇじぇじぇ、一馬は、31歳だったのね。 18歳のエマと、13歳も差があるじゃんね。 そんなおっさんを、エマが好きになるかなぁ、納得いきまへん。(笑) そうだ、今週の番組のエンディング、『わたしたち国際結婚です!』の写真に写っていた女の子の名前、漢字表記も含め、みんなエマちゃんでしたね。 夫婦の頭文字を並べただけの、こんないいかげんな名前、本当にあるんですね。(笑)
エマは、恋に恋していただけなのね。 だから、あっさり、一馬のことを吹っ切れたわけね。 こちらの方は、納得です。(笑)
出征の朝、熊さんは、器用に一馬の頭をバリカンで刈りました。 床屋さんの素質あり、三郎さんの有力なライバルになりそう。(笑) そして、別れの時、熊さんは、会津に連れて行ってやるから、必ず生きて帰ってこい、と本心を吐露しました。 特高が、聞いていなくてよかったね。(笑) 一馬も、この言葉で、自分の期待どおり、遺書を読んだうえで見送ってくれたことが分かり、安心したことでしょう。
エマは、お守り袋を一馬に渡しました。 その中には、アザミの花の髪飾りが、と思いきや、今週も髪に付けていたので、その可能性は、なくなりました。 というわけで、私の予想は、大ハズレに終わりました。(笑) お守りの中身は、「オールド・ラング・ザイン」の日本語訳が入っているとのこと。
これが、いずれ遺品として、戻ってくることになるのかな。 アンでは、ばかっちょ郁弥の時計が、震災での遺品になりました。 ごちでは、活男の手帳が、『カーネーション』では、家族写真が、それぞれ遺品になりました。 やっぱりドラマだと、こういうアイテムが必要ですよね。(笑) 骨壺に紙切れだけじゃ、視聴者の印象にも残りませんしね。 それはともかく、熊さんと一馬の最後の抱擁は、あざといと思いつつも、ウルっときちゃいました。
それから2年の時が流れ、昭和20年7月を迎えました。 工場でも、中島理髪店でも、窓という窓には、爆風による飛散防止のための、ユニオンジャックのような形の目張りが、貼られるようになりました。 すべて、同じ素材のもので、定規で測ったように、きっちりと貼られています。 これは、どのドラマでも、最近の朝ドラの例でも、アンやごちでもそうだったんですけど、いかにも美術スタッフが、きっちりと貼りました、という感じがして、違和感があるんですよね。 確かに、背景としては、その方が美しいんですけど、もう少し、手作り感を出してもいいんじゃないかな。
さて、昭和20年といえば、エマは、20歳ですか、成人になったんだね、ちょっと見えないけど。(笑) もっとも、美青ちゃんは、民放の連ドラで女子大生役を経験済みなんですよね。(笑) エリーは、体調がよくないようです。 ドラマの冒頭の場面では、もうエリーは亡くなっていましたよね。 その、伏線なのかな。
中島理髪店では、東京や大阪といった主要都市への空襲が、話題になっています。 進さん、こんな戦況でも、まだ将棋にうつつをぬかしていますよ。(笑) ところで政春は、鴨居商店や住吉酒造、梅子さんや桃子さんの安否をちゃんと確かめたんでしょうかね。 どーも、このあたりのことに、無頓着というか冷たいような気がするのよね。 自分は、みんなから、あれだけ心配してもらったのにね。 結果的に、終戦後に、春さんが、みんなの無事を知らせてくれました。
政春は、岩崎先生から、北海道にも空襲が始まるかもしれないという情報を仕入れました。 ところが、秘密といいながら、表情に出てしまい、ハナにも立ち聞きされちゃいました。(笑) 政春さん、こういうところは、人がいいからね。 そういえば、三郎さんは、空襲は余市なんかに来ない、リンゴしかない田舎だから、といってしまい、リンゴのことを馬鹿にしたと、進さんの怒りを買っていましたね。(笑)
空襲されるかもしれないと聞いた俊夫が、防空壕を掘ろうといいますが、政春は、川沿いの土地なので、穴を掘るとすぐに水がたまる、と否定的です。 へぇー、そんな軟弱な地面のところに、工場を建てたんだ。 てことは、地震がきたら、ひとたまりもないということね。 建物の基礎も、地下の粘土層まで打ち込まないといけないだろうしね、これは、想像以上に難工事となったでしょうし、建築費も、高ついたんじゃないのかな。(笑)
政春は、工場で一番危ないのが、貯蔵庫と蒸留棟のポットスチルだといいました。 爆撃されたら、アルコールで、一気に火が回ってしまうとのこと。 なるほど、これは納得です。 そこで、それらの建物から一番離れた乾燥棟を待機場所とすることにしました。 熊さんによると、そこは、スコットランド式石造りの要塞とのこと。 でも、地盤が軟弱じゃねぇ。(笑)
さらに、政春は、ウイスキーの樽を、進さんのリンゴ園の山裾にある倉庫へと避難させることを決めました。 翌日から、早速、樽の避難と、乾燥棟を防空壕代わりにする補強工事が始まりました。 熊さんは、そのための人足を連れてきてくれました。 そして、進さんは、体調の悪いエリーのために、猪の肉を持ってきてくれました。 大阪以来の、情けは人の為ならず、が出ましたね。(笑)
折角のいい話に水を差しちゃいますけど、猪って北海道にはいないんじゃないの。 北海道でジビエといえば、やっぱり熊か鹿でしょ。 熊さんとかぶるので、熊は敬遠したのかな。 それにしても、お粗末な脚本だなぁ。
お粗末といえば、空襲警報が鳴ったとき、政春は、福田に、皆を蒸留棟に案内するように、と指示を出しました。 蒸留棟って、あたしゃ耳を疑いましたよ。 だって、そうでがんしょ、蒸留棟のポットスチルが、アルコールに火が付いて一番危ない、といったばかりじゃんけ。 そんなとこに、みんなを案内してどないするねん。 これは、明らかに乾燥棟の間違いですよね。 それを臆面もなく、月・火と2度も放送するとは、信じられません。(笑) 脚本の間違いか、政春の言い間違いかは、分かりませんけど、これくらい、誰か、こぴっとチェックしろし。
結局、熊さんによると爆弾は2発だけ、俊夫情報では、水産試験所のあたりに落ちたそうです。 ヘルメット?を被って、猟銃を構える熊さん、さすがは会津の末裔でしたね。 スペンサー銃を手に、官軍の銃弾をかいくぐって、若松城内を駆け回る八重を、ほうふつとさせてくれましたよ。(笑) でも、敵をアメ公呼ばわりしていたけど、大丈夫かな。(笑) 熊さん、自分の銃を恐れて攻撃してこなかった、と豪語していましたね。(笑) この親にして、この子あり、ハナも防空壕代わりの乾燥棟に、お菓子やお手玉、カルタを持ち込もうなんて、緊張感ゼロ。(笑)
エリーも、自分も銃を持とうかな、と熊さんに触発されていました。 アメ公ならいいけど、スコットランド人が攻めてきても、銃を向けられるかな。 命の危険にさらされれば、誰にでも向けられるものだし、大丈夫だよね。
次は、ウイスキー工場が危ないと、俊夫と政春は、敵から見つかりにくいように、工場を草色に塗る作戦を立てます。 そんな大量の塗料もないだろうし、塗り終わる前に、攻撃されちゃうよね。(笑) しかし、連絡船も炭鉱からの鉄道もやられちゃ、もう、身動きできないし、内心は、あきらめているんだろうな。 でも、結果的には、終戦後の占領政策を視野に、ウイスキー工場は、空爆しなかったんだね。
そこへ、一馬の戦死公報が、届きました。 確か、2月20日、中部太平洋沖と書かれていました。 やっぱり、北海道だと、時間がかかるもんなんですね。 みんな、覚悟していたとはいえ、やっぱりショックですよね。 熊さんやハナの演技は、さすがですけど、亀山家はイマイチだなぁ。(笑)
20日後、白い布にくるまれた木箱を胸に掲げた熊さんとハナが、帰ってきました。 ちゃんと、紋付きを持っていたんですね。(笑) 骨壺の中には、紙切れが1枚入っているだけでした。 蓮様の息子、純平の場合と同じですね。 いや、あの時は、カラカラと小石が入っているような音がしていましたね。 その方が、まだ紙切れよりは、ましだったかも。
そこで、エリーが、一馬のお帰りなさいの会の開催を提案し、政春と俊夫が同意、一気に流れをつくりました。 三人とも、血が繋がっていないから、そんなこといえるんだよね。 でも、結局、この流れには逆らえず、会は開かれることとなりました。 戦死を知らされてから、20日くらい経っていたから、落ち着きを取り戻していたのかもしれませんね。
ごちで、活男が亡くなったときも、なかなか、それを受け入れられなかっため以子ですが、戦友が持ち帰ってくれた手帳を読んで吹っ切ることができました。 そこで、お葬式という名の、蔵座敷でのお食事会を開いたんでしたよね。 活男が手帳に書き付けていた、夢に見たけど、実際には食べられなかった料理を、倉田さんたちの協力を得て、すべて食卓に並べたんでした。 メインは、オムライスでしたね、幽霊の活男も、階段に座って食べていました。
一馬の場合は、じゃがいも餅でしたね。 あれはおいしいよね、私も大好きです。(笑) その席で、政春は、一馬が残した大麦の種で、その意志を継いだウイスキーを造ると宣言しました。 ここは、私の予想どおりでしたけど、多くの視聴者もそう思ったでしょうし、胸は張れませんね。(笑)
活男の葬式という名のお食事会のことを、懐かしく思い出していたら、子供時代の源ちゃんが登場。 子供時代のめ以子から、苺ジャムを取り上げようとして、池に落としてだいなしにしたり、病床のめ以子の祖母、トラさんのために、苺を持ってきてくれた、あの源ちゃんでがんすな。 台所に忍び込んで、見つけたエリーに包丁を突きつけ、外国人への恨みを口にして、逃げていきました。 エリーをアメリカ人と間違えていましたけどね。(笑) よく分からないエピソードでしたけど、これがエリーが倒れる遠因となったという設定でした。 そんなにショックなら、このときに倒れてそうだけど。(笑)
そして、8月に、広島・長崎と原爆が落とされ、あっという間に終戦を迎えました。 さすがに、身内は心配なのか、冷たい政春も、広島の実家と連絡を取ろうとしていましたね。(笑) 玉音放送を聞いて、みんな涙を流していましたけど、内容を理解できた人は、ほとんどいないんじゃないかな。 『カーネーション』では木岡のおやじさんが、アンでは、ももちゃんの再婚相手の絵描きさんが、それぞれ、日本が負けたことを周りに教えてくれましたよね。 今回は、そういう人、現れませんでしたね。(笑)
敗戦を知った政春は、いきなりエリーに、もう自由じゃ、どこに行ってもいい、大きな声で英語で話したり、歌ったりしてもいい、といいました。 確かに、今なら、終戦とともに自由になれる、ということを歴史的事実として知っていますけど、当時は、そうじゃないでしょ。
敗戦国ですからね、戦勝国の奴隷にさせられる、蹂躙される、てなことを思ったりするのが普通じゃないかな。 もう、戦々恐々として、自由だ、なんてこれっぽっちも思えなかったんじゃないかな。 『カーネーション』では、商店街に絵はがきを買いに来た米兵を見かけて、みんな家の中に隠れて、息を潜めていましたけど、それが本当じゃないかな。 もっとも、これに限らず、多くのドラマで、そんな描かれ方をしていますよね。
そうだ、エリーは、これまでも自由に、大声で英語で話し、歌ってきたじゃん、というツッコミが、全国から入ったんじゃないでしょうか。(笑) おまけに、西洋人となれば、今度は、自分たちを支配する立場として、これまでとは逆の警戒をされたり、夫や息子を殺された復讐の対象にされちゃうんじゃないかな。 とにかく、情勢を見定めるまでは、外出したり、目立ったりしないよう、夫として忠告すべきなんじゃないかな。
そんな矢先、これから自由だと聞かされたエリーが、倒れてしまいました。 終戦の日に倒れたのは、知恵熱を出した陽子以来ですね。(笑) エリーが倒れたのは、風邪で倒れた梅子さんの息子、健太くんのために、ウイスキーとマーマレードでホットトディーを作ってあげたりして、看病疲れが出たときに次いで、二度目ですね。 悪夢を見て、目を覚まし、政春から戦争は終わったと聞かされたら、元気になっちゃいましたよ。 これは、ただの心労だったってことなのかな。(笑)
政春は、工員を前に、ウイスキー工場の操業を休止し、畑として解放する、といいました。 工員は、ざぁーっと数えて、亀山家関係を除き、20人くらいでした。 全盛期の半分弱になっちゃったんですね。 みんなは、これからも大事な社員だと、わずかずつでも給料を払っていく、と約束しちゃいましたよ。 ただ、聞き流すなら、本当にいい話ですし、みんな、政春に感謝しますよね。 でも、予想どおり行き詰まりそうです。 わずかずつとはいえ、毎月20人の工員に給料を支払い続けるって、かなりの負担になるもんね。 もともと、ウイスキー事業の計画案なんかみてても、基本、政春は、どんぶりですからね。(笑) ただのリップサービスで、期待させるのは、罪だと思うなぁ。 もっとも、あの豪華な家財とかを売り払えば、少しは繋げるんじゃないかな。
なにはともあれ、みんなでの畑作業が、始まりました。 熊さんは、黒豚を3匹入手してきました。 全部メスみたいだけど、それじゃ、繁殖させられないじゃんね。(笑) 俊夫が、豚のタマヨを追いかける場面は、通天閣の復員の場面を思い出しちゃいますよね。 『どんど晴れ』で、主人公の夏美が、にわとりを追いかける場面を思い出した方も、いるでしょうね。 最近は、世知辛い世の中だから、動物を虐待するな、という投書が来ちゃいそう。
その頃、広島の千加子さんから、みんな無事という電報が届きました。 電報って、左から右に書いてあったような気がするけど、時代考証、大丈夫かな。(笑) 久し振りの明るいニュースに湧く亀山家では、エリーのおしゃれ姿をみたいと、政春とエマがおねだり、最初はモンペを脱げなかったエリーも、脱ぐ決心をしたようです。 糸子も、最初は、モンペを頑なに拒んでいましたが、その着心地に、あっという間にファンになっちゃいましたよね。
おしゃれといえば、糸子の友達のサエを思い出します。 おしゃれできるなら、食事はいらない、とまで豪語していましたもんね。 おしゃれに気が回るようになれば、少しは、復興が進んだ、ということで、めでたい限りです。
そして、昭和20年10月、終戦から2月が経ちました。 エマは、小樽のタイピストの学校へ、優子さんがやりたかった仕事だね。 エリーは、対人恐怖症で、外出できません。
そんななか、占領軍がやってきて、ウイスキーを売るよう、求めました。 これが、神風となるのかな。 あと2週間、どうやって、まとめるんだろ、心配だなぁ。
さて、第22週の関東地区の最高視聴率は、一馬の出征に際し、みんなで撮った記念写真で、エマだけが笑わなかった4日(水)と、遺書が書けない一馬のもとを訪ねた俊夫が、死んでも生きて帰ってこいと声を掛けた5日(木)の22.8%で第1位、第2位のイッテQ!19.9%に大差をつけ、首位返り咲きです。
月曜から土曜までの詳細は、22.0%、21.8%、22.8%、22.8%、22.2%、21.3%で、第22週の週平均は22.15%、『ごちそうさん』の第22週の平均は21.85%、『花子とアン』の第22週の平均は23.40%でした。 第22週までの全平均は20.79%、『ごちそうさん』は22.34%、『花子とアン』は22.61%でした。
関西地区の最高視聴率は、一馬の壮行会で、みんなが馬鹿でかい声で、「オールド・ラング・ザイン」を英語で熱唱した6日(金)の24.8%で第1位、第2位は行列の18.7%と、全くこれを寄せ付けない横綱相撲でした。 名古屋地区の最高視聴率は、エリーが、エマに、辛いのはみんな同じ、それぞれが我慢をしていると諭し、一馬のために千人針をさせた5日(木)の22.8%で第1位、第2位は行列の19.7%でした。
『花燃ゆ』の第10回は、関東地区が12.7%でした。 ちなみに、八重の第10回は12.6%、官兵衛の第10回は15.7%でした。 第10回までの全平均は、花燃ゆ13.66%、官兵衛16.37%、八重17.07%です。 関西地区は14.1%でした。
今回の『花燃ゆ』は、宮村さんの脚本、前回からの大島さんの志ネタを、しっかりと引き継いで、うまくまとめていましたね、お見事。 というわけで、今回のキーワードも、「志」でしたね。
キーアイテムは、ふぐでした。 さすがは長州、下関といえば、ふぐですもんね。 しかし、ふぐの毒も、熱すればさわりない、と誤った情報を流していましたね。 テレビ、特にNHKといえば、信頼度が高いので、この情報を信じる人もいるかもしれないので、ドラマとはいえ、人命に関わる情報は、慎重のうえにも慎重に取り扱ってほしいなぁ。 制作者にとっての常識が、視聴者の常識であるとは限らないことを肝に銘ずるべし。
寅次郎は、なんやかや屁理屈をつけていましたけど、結局、毒に当たって死ぬのが怖いだけでしたね。(笑) 立身出世を望む利助のほうが、よっぽど、素直でしたよ。(笑) そうそう、せっかく、利助がふぐ問答の真意を寅次郎から引き出そうとした瞬間に登場した、空気が読めない滝さんには、イラつきました。(笑)
現代の感覚かもしれないけど、まだ、ふぐを食べ始めたときに、お口直しのお月見のだんごはないよね。 文のアイデアで里芋をすり込んだって、そんな情報いらないし。(笑) でも、結局、この邪魔のおかげで、ドラマの最終盤まで、寅次郎が恐れるものを引っ張れたわけだから、功労賞ものでしたね。(笑)
今回は、吉田稔麿の江戸遊学を巡る椋梨派と寅次郎派のせめぎ合いが、本筋でしたね。 ただ、何かをなしたいという思いを持っているだけなのに、江戸に行きたいの、と勝手に流れをつくる文、真央ファンの私ですら鼻に付く展開でしたので、そうじゃない人は、許せなかったんじゃないでしょうか。(笑) もっとも、今回で10話目ですからね、文のおせっかいが許せない視聴者は、とっくにドロップアウトしていますよね。(笑)
しかし、とうとう、あの気難しい文之進まで、キャラ変しちゃいましたね。(笑) 文に乗せられて、塾からお家のために役に立つ人材が出ると名誉、といわれ、寅次郎が許されての吉田家再興まで、夢見ちゃいましたよ。(笑) そこで、稔麿の江戸行きに向けて、動き始めちゃいました。 おかげで、落選通知を受け取って落胆した文之進は、明倫館の学生たちとけんかした晋作や玄瑞に八つ当たりしちゃいましたね。(笑) そういえば、このときのけんかで、晋作は、ゲタを握りしめ、それで相手を殴りつけていましたね。 相撲のときの跳び蹴りといい、卑怯なやっちゃ。(笑)
晋作といえば、父親の小忠太から、付き合う連中を考えろ、といわれたのに、それに従わず、塾に通っていますけど、許してもらったのかな。 普通なら、勘当同然の扱いを受けると思うんですけどね。 少なくとも、色街で遊ぶほどの小遣いは、もらえないんじゃないかな。 それなのに、昼間っから4人の塾生を引き連れ、豪遊って、ありえないよね。 それだけでも違和感があるのに、明倫館のお坊ちゃまたちまで、昼間っから遊んで、晋作らと通路で鉢合わせって、こいつら、学校にも行かず、いったい何時から女遊びしてたんだ、って話ですよね。(笑)
とどめは、晋作の三味線を聞きつけた、酔っ払いの周布様と長井雅楽が、塾生たちの座敷にやってきたことですね。(笑) 長州藩は、重役から、明日を担う学生まで、昼間っから、女遊びにうつつをぬかす、そんな風土なのか。(笑)
この雅楽さんが、敵役となっていくわけね。 最近のドラマでは、羽場さんは、悪役が多いのよね。 今回も、主役と対立するってことは、前作の三成のように、悪役として描かれるんだろうな。
ところで、晋作の三味線は下手だったし、様にもなっていませんでしたね。 それに比べて、『龍馬伝』の伊勢谷さんの三味線姿、格好よかったですね。 惚れ惚れしましたよ。 『龍馬伝』といえば、広末さんが妊娠して、『花燃ゆ』の出演を辞退するそうですね。 何の役だったんだろ、観たかったなぁ。
おっと、話を本筋に戻して、そんなこんながあって、結局、稔麿のために塾生が徒党を組んで、明倫館に押しかけ、椋梨に彼の遊学を直訴。 そこへ、タイミングよく、視察中の敬親が現れ、なんと晋作が直談判しちゃいましたよ。 この時代、直答は許されないっしょ、普通は。(笑) しかも、殿と家臣の息子ではなく、寅次郎門下生の弟弟子の立場で、兄弟子としての敬親に、お願いしちゃいましたよ。(笑) 小忠太殿の首は、大丈夫なのか。(笑)
ちなみに、利助だけは、このとき明倫館に向かう途中でこけてリタイアしたんですね。(笑) そういえば、晋作が色街に誘ったのは、玄瑞、稔麿、彦介の3人だけで、利助は、文に頼まれて後を付けただけなのに、いつの間にか、自分も、ちゃっかりお座敷に座っていましたね。(笑) こういうキャラで、これからも通していくつもりなんでしょうね。(笑) 最後に、寅次郎が、利助に、偉(えろ)うなりんしゃい、といってましたけど、エロうなりんしゃい、と聞こえちゃいましたよ。(笑)
話はそれましたが、そんなわけで、塾生たちの尽力の結果、稔麿さんの江戸遊学が決まりましたけど、大河や朝ドラの常として、それはすべて主人公のおかげになっちゃうのよね。(笑) でも、この一連の話、史実は、きっと稔麿さんが江戸に遊学したことだけで、あとは、完全なフィクションなんだろうな。(笑) おまけに、てぇー、稔麿さんも、文に恋心を抱いちゃいましたよ。 モテモテですね。(笑)
伊之助も、特に、役に立っていなかったような気がするんですけど。 一応、殿と塾生をタイミングよく出会わせる役回りを演じたのかな。 どうも、どちらにも、いい顔をしているコウモリのような感じに描かれているような気が、私にはします。(笑)
でも、自宅に押しかけた晋作と玄瑞に、文句をいうだけじゃなく、何かをなしてみろ、と諭した場面は、素晴らしかったですね。 これは、今でも十分に通用する戒めですよね。 とにかく、政策を批判したり、否定したりすること自体は簡単、誰でもできるもんね。 でも、政(まつりごと)を行っていかなきゃいけないんだから、代わりに何をなせるか、どうやって、この長州(国)を導いていくか、それらを具体的に示してもらわないとね。 晋作も玄瑞も、いい勉強になったんじゃないかな。
ところで、富永有隣さんの扱いが中途半端ですよね。 野山獄での様子からすると、塾生になるはずなんですけどね。 でも、そういう史実がないので、入塾させるわけにはいかないのね。 単に、厨房の片隅で、握り飯を盗み食いするだけじゃ、もったいないなぁ。 そういえば、ほとんどの人が感じていると思うけど、高須久子さんをはじめ、野山獄から出された獄囚が、寅次郎を訪ねないのは、不自然すぎるよね。 久子と文の、あの獄中での仲は、一体なんだったんでしょうね。(笑)
2週間振りに寿さんが、登場してくれました。 次回は、活躍してくれそうですね。 モテモテの文さんの恋バナ、嫌な予感がしますけど、うまくまとめてほしいなぁ。
それでは来週も、江戸には江戸の毒があり、おせっかいは人のためにならないと知り、近くにいなくとも遠くから見守り、昼夜を問わず、己の知恵と力を生かし、端におってもいたしかたないと、早く世に出て人の役に立つため、ここでこうしちゃおられんという気持ちと、自分の志は何かをつきつめて考え、誠に何かを成し遂げようとし、何事か極めんという気迫を持ち、我こそはと胸を張るため専心し、人が誠に恐れるべきは何かを問い続け、よりよい日本をつくるための助けとなり、何事も為さず、為そうとしないことを恐れ、思い上がることなくひたすら精進し、至誠を重ね日本を変革する、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、議論だけでは見えぬ景色を見ることができるじゃんね。
「吉田くんの志、しかと受け取った。身分の上下、くだらん建前、すべて、この志の前では、一文の価値もない。古い考えに縛られてはならん。思うように抗え。諸君、狂いたまえ」 CATCH A DREAM!! |
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