投稿日:2015年04月10日 (金) 18時45分
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みなさん、こんばんは。 『あまちゃん』が、BSで始まりました。 今観ても、めちゃくちゃおもしろいですね。 正直、レベルが違う感じがします。 よりによって、『まれ』にぶつけんでも。(笑) あの完璧に聞こえる方言も、やっぱり地元の方たちからすると、違和感があるんだろうな。
さて、今週の『まれ』、とうとうヒロインが登場しました。 視聴率も、20%台に回復し、一安心です。
それでは、先週の土曜日、子役の最終回から、ドラマを振り返っていきましょう。 この日、衝撃的だったことは、能登行きを決めたのは、藍子さんのダーツの旅でだったのね。(笑)
それはともかく、昨夜、酔っ払って藍子に抱きつき、希が作ったケーキを壊してしまった翌朝から始まりました。 「もういい、私たち、もう終わりだね」 「恋人か」 昨夜のことを謝罪する徹に対する、この姉弟のやりとり、よかったですね。 それに、徹も、曳山に二人を乗せるために、走り回っていたんですね。 なんとなくちぐはぐですけど、底では、家族として繋がっていたんですね。
集会所では、村民が集まって、祭りの続行の賛否を問う投票が行われました。 挙手したら、すぐに判明するんだけど、各自の考えが明らかになり、今後の付き合いに影響があるから、匿名にしたのかな。 反対が5票になったところで、タイミングよく、一子が希をよそ者呼ばわり。 反論する希、一応、能登弁になっていました。 でもね、方言は一日にしてならず、あんなノート読んだだけで、あのげんげろの希が、急にしゃべられるようになるわけないがいね。(笑)
でも、その反論を聞いた元治さんが、 ないもんを数えんと、ここで生きるちゅうて、腹くくらんけ、祭りをやらんけ、とみんなを説得しました。 この言葉は、よかったね。 おかげで、あの投票はいったいなんだったのか、 いつの間にか祭りが行われるようになりました。
津村家は、家族で、村の中を歩きました。 徹が、肩に担いでいたクーラーボックスには、彼が壊した希が作ったケーキが、入っていました。 床に落ちちゃったけど、まあいいか。(笑) みんな、おいしそうに食べていましたね。 希も徹のことが好きだといい、家族の気持ちが一つになりました。
桶作家に戻った藍子に、文は、光熱費込みで9,500円という格安の値段で、家に置いてやることを伝えました。 いやぁ、めちゃくちゃ安いじゃんね。 でも、さすがに食事は、別なんでしょうね。 だって、藍子にも野菜を分けていたもんね。
藍子が、ダーツを能登に当てて、役場に電話したとき、すごく感じが悪かった応対者が、文だったのね。(笑) いくら田舎でも、役場以外の人が、電話に出るかなぁ。 ちょっと、違和感はありつつも、でも、本気で住むなら逃げ場がない、という文の言葉は、よかったです。
そして、ついにお祭りが開かれましたけど、意外にショボかったのよね。 てっきり、ロケしたキリコまつりだと思っていただけに拍子抜け。(笑) 試写会でのみんなの反応も、そんな感じだったなぁ。 こんな祭りにかける元治さんの命、安すぎです。(笑) 一方、圭太は、ようやく希に金沢に転校することを伝えられました。
そして、7年後、平成13年を迎え、希は、高校生になりました。 まちなかを走り回っている姿を見て思ったけど、意外に巨乳なんだね。(笑) ロケで見たときは、そんな印象、なかったんですけどね。
なぜか、役場で朝のお知らせを放送する希、これもバイトかな。(笑) 海女クラブの、めがね会計ばばぁを思い出します。(笑) 最後は、鈴鹿ひろ美が、やってくれたのよね。
時の流れは侮れないもので、なんと7年間の間に家賃が3,500円アップして、13,000円になりました。(笑) 相変わらず、食費は別だろうけど、両家族が一緒に食べているので、食材等を出し合っているんでしょうね。 これなら効率的なので、賃上げ分は、吸収できそう。(笑)
希は、朝から野菜を収穫して、朝市でバイト、いったい何時からやっとんねん。(笑) 藍子さんは、塩田で働いています。 身体をひねりながら海水を撒く姿が、かっこいかったぁー。 室伏選手かと思いましたよ。(笑) 二人とも言葉は、もちろん能登弁、ネイティブスピーカー並みとはいきませんけど、その努力に拍手です。
一子も、みのりも、洋一郎も、一徹も大きくなりました。 おっと、高志くんもね、存在感がないから、忘れるところだったじゃん。(笑) 一徹は、勘兵衛のような野球部の軍師になっているのね。(笑) みんな同じ高校です。 不自然に思わないでね、能登は高校が少ないから、こういうことになっちゃうのよ。 徹は、6年前の冬に出稼ぎに行ったまま戻ってきません。 手紙の差し出し住所は、大田区になっていました。 希は、死んだものとあきらめていますが、藍子は、毎日、神社で帰りを祈っています。 それを見守る徹、あんな狭いまちで、誰にも見つからずにいられるはずがないよね。(笑)
希は、放課後も、朝市の中の食堂でバイト。 時代は違うけど、梅ちゃんたちが集まった闇市内の食堂みたい。(笑) 将来の進路志望の話題で、盛り上がっています。 希は、公務員一本、地道にこつこつだからね。 希が作るクッキーも、生地が無駄にならないように四角が中心みたいね。(笑)
洋一郎は家業の漁師、みのりも地元志望です。 一子はもちろん東京、大学でも就職でも結婚でもオッケー。 洋一郎は、一子狙いなのね。(笑) 希が、進路で母親とけんかした一子を、朝市の中を連れ回すのがちょっと不自然だね。 2時間ドラマで、観光地ばかりを転々とするイメージです。(笑) のどぐろさえ映しときゃ、東京の人が喜ぶ、そんな感じでしたね。(笑) のどぐろは、地元の魚ってイメージがないなぁ。 でも、新幹線に乗って、多くの人が食べにきているのよね。
そして、輪島塗のお店で、圭太と再会しました。 父親は、県庁の職員なんだね、希のあこがれの職業じゃんね。 圭太のいうとおり、輪島塗は、100年以上は使えるからね。 私の箸も輪島塗だけど、もう何十年も使っています。
それにしても、みんな住所は変わっていないんだから、圭太も、戻ってくるんなら、連絡くらいよこすはずっしょ。 転校してから、没交渉ってことなのかな。 それなら、全然なかよしじゃないじゃん。 夏休み期間中じゃあるまいし、希たちと再会した後に転校してくるっていうのもね、ちょっと不自然。
大学志望の圭太に、東京の大学なら結婚しようという一子、これまた種市先輩に恋したユイちゃんの動機とおんなじじゃん。(笑) 高校を卒業したらバラバラになるみんなの最後の思い出に、希の発案でキリコを担ぐことになりました。 祭りという言葉を耳にしてしまった祭りばかの元治さん、呼ばれもしないのに、ついてきちゃいましたよ。(笑) キリコは、圭太の祖父、弥太郎さんの家にありました。 弥太郎さんと元治さんは、魔性の女、文さんを取り合ったのね。(笑) その結果、破れた弥太郎さんが、金沢一の芸妓さんとやらを連れていましたけど、その関係が、気になるなぁ。(笑) かつて破れた元治さんに、見せつけたかったんだね、かわいいね。(笑)
その弥太郎さんは、輪島塗の塗師屋さんでした。 輪島市の前市長だったと思うけど、その方も塗師屋さんだったのよね。 輪島じゃ、庄屋みたいなもので、ステイタスなのよ、この職業は。 地元の名士ってやつだね。 だから、弥太郎さんも、ひとかどの人物だと思うぞ。 その割に、親しみやすい感じがして、よかったです。
圭太に輪島塗の工程を教えてもらった希は、100工程くらいあり、完成までに3年間もかかるという、その地道にこつこつを地でいくような作業に、思わず感涙しちゃいました。 ちょっとおおげさだけど、でも本当、気の遠くなるような作業なのよ。
同級生の集まりで、希がふるまったシュークリームが大好評、みんなケーキ職人になるよう勧めますが、そんな危ない橋は渡れない、地道でこつこつ、げんげろな希でした。 そこへ、金沢でモデルにスカウトされたと、一子が、駆け込んできました。 分かる分かる、田舎者はね、そういうキラキラした世界にあこがれるものなのよ。 なんせ、冬は、毎日毎日、鉛色した空の下での生活だからね。
でも、賢明な同級生たちは、明らかにだまされていると感じているよう。 おっと、高志だけは、意見が保留だったね。 私も、みんなの意見に同意、金沢に東京から、わざわざスカウトに来ないっしょ。 あのカリスマスカウト、胡散臭いよね。(笑) アイコンタクトのリレーの結果、希が、そのことを告げました。 これを見る限りだと、希も、すっかり仲間として溶け込んでいるようでしたけどね。
所属もレッスンも、別にお金請求されん、ていうのは、某アイドル集団のアンチテーゼかな。(笑) 希に反論する一子、いつの間にか、能登と東京、どちらに住みたいか、という話に、論点がすり替わりました。 子供の頃は、集会所で、よそ者と罵倒した一子は、今度は、希は風の者だから、土の者である自分たちのことは分からん、と突き放しました。 能登に限らず、地元民の最終兵器ですね。 これをいわれたら、転入者は、ぐうの音もでませんね。 少なくとも、徹は、デラシネ、根無し草だしね。(笑) ただ、一子のキャラと、この風と土という例えが、どうもうまくかみ合わないのよね。(笑)
神社では、藍子が、お賽銭の額で悩んでいます。 1円、5円、100円、毎日なんだし、貧乏なんだから1円で十分だと思うよ。(笑) ところが、希に声を掛けられて、100円を落としてしまいました。 木の枝を突っ込んで、拾い上げようとしたところで、窃盗未遂だよね。 まぁ、ネタということで、目くじらを立てる人は少ないと思うけど、子供の教育に悪い、とかいったクレームがきそう。(笑) 神社にいえば、藍子たちも氏子だろうし、錯誤ということで、返してもらえないかな。 だめなら、今度、何かいいことがあったときに、その100円の御利益だと思うしかないね。 ていうか、その御利益で、再会できたんだから、それでチャラだよね。(笑)
徹は、真人や伸一郎たちに、その神社にかくまわれていました。 このやりとりも、聞いていたのかな。 そこへ、はるにゲロさせられた浩一が、彼女と藍子、そして希を連れてやってきて、所在がばれてしまいました。
そして、取り調べは、桶作家で行われることになりました。 このときに気付いたんですけど、ものすごく立派な、テーブルですよね。 巨木の輪切りなのかな、それも大きすぎるからか、途中で半分に切ってあるところがすごい。 いったい、どこから持ってきたんだろ。 その直線に切断した部分に、文と元治が、傍聴人として着座しました。 特等席だったのね。 へぇー、映画の最初を見逃すのが嫌いなんだ魔性の女は、って、そんなん、ほとんどの人がそうじゃん。(笑)
徹が6年間、地道にこつこつ?送ってきた手紙は、未開封のままゴミ箱に、いや空いた缶の中に、放置されていました。(笑) 徹は、最初、場の空気を暖めようと、大きくなったな、と世間話からスタートしますが、受け入れられずに断念。
第2ラウンドでは、素直に土下座をしました。 最初は、缶詰工場で働いていたのね、安全靴を履いて。(笑) そこから、友人の口車に乗せられて、IT企業にトラバーユ、連帯保証人になって借金を背負ったけど、完済して戻ってきたようです。 どうやって、借金を返したか、ということが一番大事な情報なのに、そこは、作者も特に考えていないみたいね。 例の経済観念喪失現象の一環でがんす。
結局、同じ屋根の下で、徹は、藍子たちと別所帯として、暮らすことになりました。 徹は、一人で廊下で寝てるのに、津村家3人と同じ13,000円て、文さんボッタクリすぎ。(笑) さすがに文さんも悪いと思ったのか、夏になって、徹が滞納したころには、4,000円に値下げしてました。(笑) 徹は、朝食も別で、一食300円といわれ、断りました。 もう、真人さんたちは、助けてくれないのね。(笑)
そんな徹に、希は、にぎりめしを差し入れしました。 大河の文ちゃんかと思いましたよ。(笑) 助けて、よくなるならダメ人間じゃない、希ちゃん、いいこというねぇ。(笑) 希は、藍子の思いを代弁しました。 手紙の封を切らなかったのは、期待が失望に変わるのに耐えられなかったからだと。
一徹は、ドライなふりをしていましたね。 甲子園には、全く未練がないようにいいながら、来年の作戦を練っていたしね。 父親も、何か冷めた目で、見つめていましたけど、本心はどうなんだろ。
輪島市役所に採用試験の願書を取りに行った希は、圭太とその父に会いました。 この前は、石川県庁だといっていたのに、いつの間にか、輪島市役所勤務になっていましたね。(笑) 輪島市役所の職員なら、金沢に転勤なんてありえないから、やっぱり県庁の職員なんだろうね。 県から輪島市に出向して、一時的にそこの職員として働いている、ということにしないと、話が繋がらないもんね。 なんで、私が、脚本のフォローをせな、あかんねん。(笑)
圭太は、どうやら、塗師屋として、弥太郎の跡を継ぎたいんだね。 でも、父親には、公務員にでもなれ、といわれているのかな。 弥太郎と博之、ここにも親子の確執が存在しそうですね。
その弥太郎は、漆の剥げたキリコを見て、これじゃ祭りに出せない、といいました。 塗師屋としての矜持ってやつだね。 そんなプライドがあるなら、剥げさせないよう、しっかりと管理しとけ、と弥太郎にいいたくなりました。(笑) 元治さんに、代弁してほしかったけど、残念ながら、その場には、いなかったもんね。 でも、圭太が、その修復を行うことになりました。 これも、夢への一歩なんだろうね。
そして、夏休み、こちらも夢に向かって突き進む一子は、家出をしてきました。 でも、この頃なら、もう、親の同意の取れない子は、プロダクションサイドも、危なくて、採用していないんじゃないかな。 一子は、結局、ずっと桶作家に居座って、ごはんも食べていたけど、家賃は、払っているのかな。(笑)
そして、8月10日に、シュークリームで誕生会と壮行会を開きました。 シュークリームは、東京での家族での思い出だったんだね。 ユイちゃんと違って、東京に行ったことがあるんだ。 そこに、藍子さんに招待されたはるさん達がやってきて、一子と鉢合わせ。 希が、一子を応援すると宣言したため、はるさんも、東京行きを考えることになりました。
周りが、少しずつ、夢をめざしてがんばるなか、希は、地道にこつこつ、公務員をめざします。 藍子さんも、勧めていたけど、本心は分からないね。 残念ながら、私は、このまま公務員試験を受けるのか、夢に向かって進むのか、その答えを知ってしまっているんですよね。 とはいえ、自分や家族、友人たちの夢に翻弄されていくであろう希を、応援していきます。
さて、第1週の関東地区の最高視聴率は、元治さんが、祭りに命を賭ける男だということが判明した2日(木)の22.3%でした。
月曜から土曜までの詳細は、21.2%、21.3%、20.7%、22.3%、18.9%、18.9%で、第1週の週平均は20.55%で、『ごちそうさん』の第1週の平均は21.07%、『花子とアン』の第1週の平均は21.58%、『マッサン』の第1週の平均は21.30%でした。 さっきも書いたとおり、先週末に連続して10%台に落ち、どうなることかと思いましたが、今週は、20.8%、22.7%と回復し、一安心です。
関西地区の最高視聴率は、徹が、元治の塩田で働くことを許され、藍子が文に、野良猫でも置くと思って、と間借りを願い出たところ、犬派だから、と一蹴された2日(木)の21.5%で、もちろん第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、希が一徹に能登弁を教えてもらい、登場人物があれこれ紹介された2日(木)の21.5%で第1位でした。 てぇー、どこもかしこも、2日が最高視聴率だったじゃんね。(笑)
『花燃ゆ』の第14回は、関東地区が11.2%でした。 最低記録を更新でがんす。 ちなみに、八重の第14回は11.7%、官兵衛の第14回は14.9%でした。 第14回までの全平均は、花燃ゆ13.34%、官兵衛15.94%、八重16.04%です。 関西地区は12.8%と、少し回復しました。
一週間経つと、いつの間にか、ころり騒動は、終わりを告げていましたね。 取って付けたように、寿が、縁側にいる篤太郎に、ころりに罹るぞ、といっただけで、うやむやにしちゃいました、すごすぎる。(笑) もう、荼毘に付した煙も上がっていませんでしたね。(笑) それはともかく、ようやく、江戸や京の動きも、描かれるようになり、緊張感が出てきました。
でも、今回の主役は、意外にも、吉田稔麿でしたね。 彼の揺れる心が、血判状を使って、うまく描かれました。
朝廷の意に背き、条約を締結した幕府に対し、孝明天皇は、水戸藩に勅諚を下し、幕府を批判しました。 これに伴い、尊皇派や攘夷派も幕府への反感を募らせていきました。 それに対し、井伊直弼は、間部詮勝に、ご政道に異議を唱える者を、一人残らず捕らえよ、と下命、世にいう安政の大獄が、始まりました。
京の梅田雲浜は、あっさり捕縛されてしまいましたね。 あれだけの手勢に完璧に囲まれて、踏み込まれるなんて、油断しすぎ。(笑) 見張りは立てていなかったのかな、それともあっさりやられちゃったのかな。 その点、玄瑞と晋作は、逃げ足が、早かったですね。
一九からの手紙で、江戸の現状、幕府の行状を知った寅次郎は、いくつもの建白書を提出しますが、周布は、殿に見せず、自分のところで留め置きました。 当然だよね、謹慎蟄居の立場で、ずうずうしいにもほどがあります。 重役の周布に見せた部下も、だめですね。 もっと下の方で止めなきゃ。(笑)
しかし、伊之助も、建白書を書いたかと思うと、幕府の犬として寅次郎を野山獄に入れたり、本当によく分からないキャラです。 二枚舌というか、こうもりみたいな奴ですね。(笑) どうも、このキャラ、好きになれないんですよね。
そういえば、一九は、江戸の務めを終えて帰ってきたといってましたけど、初耳ですよね。 いつの間にか江戸にいた設定でしたけど、ちゃんとお役目を担って行ったんなら、ちゃんと説明してほしかったなぁ。
玄瑞が、京で幕府方に襲撃されたと聞いて、不安になっている文のもとに、主役の稔麿くんが、江戸から戻ってきました。 すぐに、無事だったよ、といってあげればいいのに、妙に、もったい付けていましたよね、いやらしい。 あれじゃ、何か災難に遭ったんじゃないかと、思わず耳を塞ぐ文の気持ちが、よく分かります。 あの場面は、いじらしかったなぁ。 それにしても、稔麿くんは、罪作りな奴なんだから。(笑)
伊之助は、寅次郎に建白書は、殿に届いていないと告げました。 それを知った寅次郎は、大激怒、塾生たちも憤りました。 井伊直弼を暗殺しようというと、地雷火の用意はできていると得意げにいう為八。 寅次郎が、井伊は難しいので、間部詮勝を暗殺しようと提案。 地雷火の準備はできていると、再びアピールする為八。 二度とも、完全に無視されちゃいましたね。(笑)
そもそも、地雷火をセットする場所がないじゃん。 井伊が登城する道に埋めようとしても、すぐにばれるじゃんね。 大砲とかを、ぶっ放すのなら分かるけどね。
それはともかく、ついに寅次郎は、テロリストとしての本性をむき出しにしましたね。 彼の思想は、かなり過激なので、NHKなら、オブラートに包むんだろうな。 明治維新になってからも、政敵を暗殺するのが、当然の発想だったからね。 大久保利通なんて、ひどいものだったからね、何人殺したことやら。
テロリスト寅次郎は、間部暗殺の血判状を、したためました。 この血判状、現物が残っていれば、紀行で紹介されたんじゃないかな。 というわけで、おそらくは、フィクションだね。 第一、 野村靖の署名が、でかすぎ。 師匠寅次郎の倍は、あったじゃん。(笑) 武市半平太の道場で、龍馬が、土佐勤王党に加盟する血判状に、署名したことを思い出しましたよ。 署名の最後が、稔麿でしたね。 これが、彼が離反する伏線になりましたね。
ちなみに、血判状の日付は、11月6日でした。 その頃、百合之助は、楠木正成や赤穂浪士を例に、忠義を尽くす人となるよう教えたことを、滝に悔やんでいました。 そのとき、箪笥の上に、いつぞやの、お内裏様とお雛様の雛飾りが、置かれていました。 明らかに季節はずれでしたね。 以前、春の場面と一緒に撮って、片付けるのを忘れたのかな。 撮影が輻輳すると、室内のシーンでは、今がいったい、いつの季節の設定だったかなんて、頭から吹き飛んじゃうでしょうしね。
血判状は、稔麿が、周布の元に持参することになりましたが、逆にお役を御免になってしまいました。 これから、どうやって、母親と妹を養うか、途方に暮れる稔麿でしたが、これは現代の目線ですよね。 今のような貨幣社会じゃないからね、生計を立てる、という概念は、今日とは、大きく違っているはずですよね。 そんな稔麿くんは、寅次郎のラジカルなやり方じゃ、今の世の中を変えることはできないと、周布に洗脳されちゃいました。 兵糧攻めを用いた周布の、見事な勝利でした。
杉家では、文が、寅次郎の考え方が納得できず、間部暗殺をチクっちゃいました。 でも、こんな小娘の戯言を、真に受けるとは思えないけどなぁ。(笑) しかし、血相を変えた文之進が、塾へダッシュし、寅次郎を問い詰めます。 久しぶりの存在感でしたね。(笑) 寅次郎を殴り、父の言葉は一言も届かん、父を殺せと、白刃を首に当てる百合之助。 その白刃を素手で掴んで払い、寅次郎がいなくなれば、と思わせるな、と語る梅太郎。 いやぁ、この場面は、魅せてくれました。 名優が揃うと、こんなにいい場面が、撮影できるんですね。
梅太郎と亀の子供の泣き声で、場の緊張が解けました。 勘兵衛で、離縁された糸が立ち去るとき、ようやく授かった、お菊の、別室で泣く声が、邸内に響きわたったことを思い出しました。
先ほども書きましたが、寅次郎は、伊之助の発案で、12月に松下村塾は閉鎖、野山獄に再び送られることになりました。 敏三郎が書いた看板も、外されちゃいましたね。 獄へ直行かと思いきや、稔麿の家まで行くことが、許されちゃったのよね。(笑) 小雪が舞う中、文をはじめ、みんなが襟巻きをしていたのが、奇異でした。(笑)
次回も、緊迫した展開を期待します。
それでは来週も、正義を語ろうとする口を閉ざすことなく、むしろ一大事は国を滅ぼしかねん幕府の政(まつりごと)であると知り、この国を正しい道に戻し、世の動きを見間違えず、首を引っ込めてやりすごすことなく、身分が低くても志を持てば国の役に立てると知り、命をかけて大義を尽くし、ものごとの通し方をわきまえ、自ら動き、渦に巻き込み、しなやかながらしっかり根を張る柳に理想の生き方を見いだし、親に背いても、主君に背いてもやらなければならないことはやる、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、自らの境遇にめげることなく、茶の湯や居合いなどに打ち込み、自らの流派を立ち上げることができるじゃんね。
「事を為す時が、来たということじゃ」 CATCH A DREAM!! |
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