投稿日:2015年04月17日 (金) 18時51分
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みなさん、こんばんは。 4月も半ばを過ぎ、ようやく世間は、落ち着きを取り戻してきました。 桜前線は、青森まで到達しましたが、もう、東北・北海道以外の人は、ほとんど興味がなさそうです。 半月前は、あれほど大騒ぎしていたのにね。
さて、今週の『まれ』、どうやら学生編の最後のようです。 私は、希の卒業後の進路を知ってしまいましたが、もちろん書き込みませんよ、ご安心ください。 悲しいけど、他人の知らない情報を知っていることで優越感に浸り、そのことをひけらかす、そんな人間になってしまいました。(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 藍子が、希の夢を否定し、公務員を勧めるところから始まりました。 元治は希に、藍子がいうように、本当にほかに夢があるのか、聞きました。 徹のいうでっかい夢は、夢じゃない、夢に失礼と一刀両断、もやもやしていた視聴者の溜飲を下げてくれました。(笑)
元治の問いに答えられなかった希は、お祭りが終わるまで、先送りにしました。 手芸クラブの部室で、30人分の法被づくりに励みます。 ここでも、その費用や材料をどう工面するのか、といった経済的な観点からの検証は、なされないままに、作業は続きます。(笑)
一方、圭太は、徹夜でキリコの修復作業中。 様子を見に来た希に、金沢にいるときも、ずっと希のことを思っていたと、愛の告白。 てぇー、いいところだったのにね、徳丸武や宮本タケオくんのような役回りの洋一郎くんが、目覚めてしまい、中断を余儀なくされました。 圭太も、希を外に連れ出して、勝負つけちゃえば、よかったのに。(笑)
で、特に法被づくりをめぐる青春グラフティもなく、輪島大祭の当日を迎えました。 法被、めちゃくちゃ、きれいに仕上がっていましたね。 みんなは、染めただけなのかな。 それとも、布から法被を作り上げる作業もやったのかな。 いずれにしても、玄人はだしのできばえでしたね、すばらしい。 でも、やっぱり、費用が気になる。(笑)
紺谷家のキリコには、不退転の文字が、書かれていました。 弥太郎は、希たちに、どんだけ困難に遭うても、いっぺん決めたことをちゃ最後まで貫き通せ、そんな思いを込めた文字だと、説明しました。 さすがは弥太郎さん、いいこといいますね。 徹にとっては、耳の痛い話ですね。(笑) 不退転の魂で自分のゴールを目指せ、希も、将来に向けて、この言葉を胸に刻みつけることになるのかな。
このお祭りのロケシーンは、もう何度も、こちらでは放送されていたので、あまり感慨は、ありませんでした。 元治さん、ライバルである弥太郎さんのキリコを担いでいたけど、プライドよりも、祭りの血の方が、優先しちゃうのね。(笑) そんななか、明らかに恋に落ちた表情の圭太は、希を翌日、橋に呼び出しました。
翌日、文は、藍子が希に、わざと夢を見るな、と反対のことをいって挑発したんだろ、その決意のほどをためしたんだろ、と看破していました。 一方、塩田で徹は、腰を押さえています。 これは明らかに、病気の伏線だと思ったのに、東京行きの伏線だったようです。
そして、橋の上では、圭太が希に、高校を中退し、輪島塗の職人になると、その決意を語りました。 まさかの肩すかし、と思わせておいての愛の告白、付き合ってくれ宣言。 てぇー、返事も聞かずに抱きしめちゃいましたよ。 落とせる自信があったんだろうね。 希が携えてきたお菓子にも、気づいていたでしょうしね。
でもね、漆さえあれば何もいらん、は、いただけませんね。 希なんか必要ない、といっているようなもんだからね。 ここは、ベタでも希さえいれば、にしないとだめじゃんね。(笑) 希もね、あそこは、素直に身を任せてもよかったんじゃないの。 そんな二人の横を、我が道を行くという感じで、のこのこ歩いていた野良犬が、印象的な場面でした。(笑)
希のじんましん発言は、照れなのかな、と思いきや、夢アレルギーだった、というオチなのね。 夢の話なら、これまでも一子とか、さんざんしているのに、一度も、じんましん出ていないよね。 ちょっと、無理がある展開でした。
そして2学期の始業日、希のけだるい声が、スピーカーから流れました。 あれから、圭太とは、会っていなかったのね。 もう、この時点で、本当なら、圭太は、あきらめているところだよね。 でも、まだ、期待値は、高いようです。(笑)
圭太が告白したという情報は、すでに外浦村の中を駆け回っているようです。 確かに田舎は、世間が狭いけど、ここまでひどくはないよね。(笑) でも、大概どこかと繋がっている能登のネットワークは、確かに侮れません。(笑) みんなで、その成り行きについて、賭けをするなんて、しかも胴元が魔性の女、こんなこと、NHKで放送してもええんかいな。(笑)
ちなみに、胴元は、集めた賭け金の中から、一定の割合のお金を、今風にいえば、手数料として頭はね、手元に置けるわけよね。 残額を、みんなに配分するので、胴元は必ず得するし、参加者のうち誰かは、必ず、その手数料分を損するようにできているわけよね。 競馬の場合、25%を農水省が、はねていくわけでがんすな。 宝くじは、もっと大きいだろうな。 というわけで、文さんのおっしゃるとおり、やるなら胴元だね、だって必ずもうかるんだもん。(笑)
そういえば、文さん、胴元が一番儲かるといってましたよね。 胴元が、必ず一番儲かるためには、手数料、俗にテラ銭なんて呼ばれていますが、それを50%超に設定しないといけないのよ。 でも、そんなこと知られたら、みんな怒るから、内緒にしているんでしょうね。(笑) マキちゃんは、負けたらキノコの場所を教えるって、お金じゃないんかい。(笑)
でも、文さん、希にいいこといいましたよね。 夢っちゃもともと、コツコツ頑張るもんやがいね、そのとおり。 夢と地道は、決して対義語じゃないんだよね。 徹が、地道に夢を追い続けていたら、きっと、希も応援していたんじゃないかな。
その頃、圭太たちが、たむろしていた海岸の自販機の横に座った慎一郎さん、バナナを食べている姿に大ウケ。 やっぱり、スタッフは、狙ったんだろうな。 それとも、差し入れのバナナに手を出してしまい、そのままやめられなくなって、こっそり、持ち込んだのかな。
そこへ、文と希のやりとりが、スピーカーから、流れてきました。 夢はさておき、一人の男として好きかどうか、レポーターのように迫る文さん、ナイスです。 しかも、希が答えようとしたところで寸止め、お見事でした。 同じ頃、徹は、藍子を呼び出し、今の自分への気持ちを問いただそうとしましたが、やはり、その放送に邪魔されちゃいました。
その晩、昼間のことを怒る希に、文は、今頃圭太は、電話しようかどうか、迷っていると挑発している、まさにその最中に電話が。 電話の主は、圭太ではなく、洋一郎でした。 その洋一郎にいわれ、4チャンネルに合わせると、カリスマ・スカウトマン、勝浦マコトが詐欺で逮捕された、というニュースをやっていました。
やっぱり、うさんくさかったね。 一子は、毎日、ダンベル300回もやっていたのに、かわいそう。 そうそう、地デジになる前、石川県のNHKは、4チャンネルだったのよね。(笑) でも、そこでめげないのが、一子のいいところ。 あんなケチのついた事務所は、こちらから断って、もっといい事務所のオーディションを受ける、と宣言しました。
そっと、オーディション雑誌を差し出す高志、健気だねぇ。 一子は、一言の礼もいわなかったけど、結局、その雑誌から、事務所を選んじゃいました。(笑) その事務所の名前、なんとオフィスハートフルになっていましたね。(笑) 一子、太巻Pのお眼鏡にかなうといいですね。(笑) GMTのセンターを張っていたりしてね。(笑)
学校を休んだ圭太は、弥太郎の元を訪ね、弟子入りを志願しました。 なんと、その弥太郎、スナック崖っぷちのママ、かなえちゃんを連れ込んでいました。(笑) だから、圭太に、人間的魅力のない漆職人が、人の心を器を作れる訳がない、おやじも説得できない、女にもモテん男を弟子にはできん、と立派なことをいっても、説得力ゼロ。(笑) 別に、高校を卒業してからでも十分に間に合うし、せっかく高校に行かせてもらっているんだから、感謝して、三年間の高校生活を全うすべきだと思うなぁ。
徹は、藍子に、お金が貯まったら、ここを出て行く、と告げました。 とっさに寝たふりをする藍子。 頭を撫でようと手を伸ばし、髪の毛に微かに触れるくらいのところで、その手を止めた徹。 なかなか、いい場面でした。
元治さんは、とっさに機転を利かせて、圭太の電話を一子からだといって取り次ぎました。 でも、文さんは、お見通しのようでしたね。 元治さんのアシストもあって、圭太は、再び、希と橋の上で落ち合いました。 圭太は、日本一の漆職人になると宣言しますが、希は、桃太郎か、というトンチンカンなツッコミ。
思い出したんですけど、今は、まずは日本一、次は世界一というのが、目標ですよね。 昔は、その間に、東洋一という目標があったのよね。 いつからだろう、東洋一なんて、いわなくなったのは。 それだけ、日本のステイタスが上がった、といえば喜ばしいんですけど、不遜になった、アジアを見下すようになった、となったんなら、反省すべきかも。 それはともかく、桃太郎の絵本の所在から始まった口げんか、なかなかいい雰囲気でしたね。
そして、9月半ば、輪島市役所の一次試験が、行われました。 そして、一子が高志からもらったオーディション雑誌に、なぜか、ロールケーキ甲子園の広告が載っていました。 その出場を決意した希、でも本選は、10月7日になってたぞ、9月半ばのこの時期、まだ募集しているのか、こぴっと締め切りを確認しろし。(笑)
当日は、慎一郎の車で、親に内緒、こっそりと金沢に向かうことになりました。 発案者は一子、彼女も希をだしにして、密かに金沢経由で上京する心づもりでした。 そうそう、この密談をしていた朝市内の食堂は、『まいもん』という名前だということが、分かりましたね。 うまいもの、の略でがんすな。(笑)
所持金が684円しかない希は、布でロールケーキを作りました。 こちらも、それなりの経費は掛かりそうですが、家にあった端切れなどを使って、うまくこしらえた、ということにしておきましょうね。(笑) 辞書を借りに来た一徹を捉まえ、エア試食させました。 どろ団子のトラウマを抱えつつも協力する一徹くん、いい子だね。 でも、この試食、意味あるん。(笑)
しかし、一徹くんの言葉をヒントに、安価にできるロールケーキを作ることにしました。 タイトルは、『貧乏家族』、、、ありえん。(笑) で、結局、試しに作って、一子たちに食べさせちゃったのよね。 でも、あんまりおいしそうじゃなかったね。(笑)
その頃、弥太郎の家に住み込んだ圭太を連れ戻しに、父親の博之がやってきました。 急に、能登弁を多用するようになったね。(笑) 敷居をまたがないのが、こだわりなんだね。 博之は、輪島塗は斜陽産業だと、はっきりと断言しました。 弥太郎は、バブルの頃は、輪島のゴッドファーザーと呼ばれ、やりたい放題だったみたいね。 弥太郎は、塗師屋だけあって、外浦村じゃなくて最初から輪島に住んでいたのね。 今は、合併されて一緒だけどね。
徹は、藍子を思って、浩一に抱きついています。(笑) 家を出る、といっても、上京せず、輪島で働いて、藍子を見守るようです。(笑) その藍子は、『うみねこ座』という女性の集まりに参加して、コーラスの練習です。 リーダーは、マキちゃんなのね。 なるほど、だから、美容室でも、いつも歌っていたというわけね。 なんか、キャサリンを思い出しちゃいましたよ。
はるさんは、一子の東京行きに反対していたわけじゃなかったのね。 東京に目が眩んで、本当の目標を持てなくなるのが、心配だったのね。 いいお母さんだ。 文さんの、ジタバタした分だけ前や見えるようになる、どんだけでも、もがけばいいげんわいね、という言葉も、味わいがありました。 それに比べて、お父さんたちは、みんな、娘を嫁にやりたくない、と口々に話すだけ、母親とは、肝の据わり方が違うんだね。
そんなこんなで、10月のとある日曜日、7日だよね、本選決勝って、あれだけ何度も広告を見せておいて、これはないんじゃないの、魔女姫さんよぉ。(笑) その、とある日曜日、希は、大会の会場に到着しました。 金沢の香林坊交差点が映ったあと、会場の場面に転換したので、そこも金沢の建物だと思った人、多いんでしょうね。 実際は、横浜の建物なのでがんす。
希のエントリーナンバーは、10番でした。 しかも、12人が参加、あの希より遅く申し込んだ人が、二人もいたっていうことなのかな、それとも、申し込み順じゃないのかな。 参加者全員が女性だったけど、男性でも、ケーキ職人をめざしている人がたくさんいるでしょうに、少し混ぜた方がよかったんじゃないかな。 ケーキ・イコール・女子、みたいな先入観が垣間見えました。
ロールケーキ甲子園の司会は、なんと、ジャストミートじゃないですか。(笑) 全国大会に行きたいかぁ〜、とやってほしかったな。(笑) それにしても、クレジットは、初日は6人、二日目は3人の名前が並ぶ中にありました。 あれほどの知名度なのに、こんなにも扱いが小さいとは、民放出身だからかな。 単純には比較できないけど、アンのときのアナウンス指導だったNHKのOBの明石勇さん、けっこう大きく取り扱われていましたもんね。
そういえば、フジ出身の八木亜希子さんは、結構、大きかったけど、ちゃんとした役がありましたしね。 それはともかく、こんな仕事も受けなきゃならないほど、家計が苦しいのかな、と思っちゃいました。 1億7000万円を無利子で融資してくれる人、いないのかな。(笑)
制限時間は2時間、そんなに短時間でできるものなんですね、そういう方面の知識がないので、短いなぁ、と思ってしまいました。 結局、タイトルは、幸せ貧乏家族、、、やっぱりありえん。 イチジク、能登芋、栗、柿、能登ではただで手に入るって、少なくとも芋は、ちゃんと人が畑で作るものだからね。 物々交換はしているかもしれないけど、本来、ただじゃないんだから。 もしかすると藍子だけは、みてくれを武器に、ただで入手しているかもしれないけどね。(笑)
それにしても、まずそうだったね。 わざと、そんなふうに作るのも、大変だろうな。 11番の安達ゆかり、余裕しゃくしゃく、上から目線で褒めてるのに、真に受けちゃう希、もうすっかり能登の純朴な土の人になってるよ。
惨敗した希は、審査員の池畑大悟に感想を聞きますが、まずいケーキばかりたべさせられた、とご機嫌斜め。 なら、審査員引き受けなきゃいいじゃん。(笑) 池畑さんは、ケーキは、見込みや才能といった得体のしれないものじゃなく、とにかく修行だ、といってくれました。 修行次第で、努力次第で、おいしいケーキを作れるようになる、という、希への励ましの言葉だったんですけど、まだ、それを受け止める余裕は、ありません。 池畑さん、いずれ、希の師匠になるのかな。
輪島に戻った希は、高校で一子と待ち合わせ。 だから、この前、能登のネットワークをなめるな、といわれてたじゃんね。 輪島まで来ちゃったら、一人だとばれちゃうじゃんね。 金沢で、落ち合わなきゃ。
そこへ圭太がやってきて、なぐさめてもらいました。 焼き物は嘘をつかないけど、漆は嘘をつく、と弥太郎から教わったとのこと。 漆は、表面だけを取り繕ってごまかせる、ということのようです。 だからこそ、だましたらいかん、嘘をついたらいかんと。 その言葉に、触発されたみたいです。 いいこといっているような気もするけど、どんなことでも、手を抜こうと思えば抜ける、それをしないのが、プライド、矜持だよね。 漆に限らない話だし、私の胸には響きませんでした。
そこへ一子が、戻ってきました。 てぇー、まだ夕焼け空じゃんね。 いくらなんでも、そんなに早く輪島まで戻って来られません。 金沢から、車で2時間は掛かるからね。 出発するとき、もうお日様が出ていたから、どんなに早くても午前6時出発の午前8時金沢着。 9時頃の電車に乗ると、東京駅13時着。 そのまま、帰りの電車に乗っても、金沢で17時だからね。
金沢から小松空港まで、高速バスで1時間、9:30頃の飛行機に乗れれば、羽田に10:30頃に到着し、都心まで、さらに1時間。 17時に輪島に着くには、15時に金沢だから、13時羽田発の飛行機に乗らないと、間に合いません。 ちなみに能登空港は、この2年後にオープン、まだ使えません。 都心を12時に出るとすると、わずか30分の勝負になっちゃうのよね。 一子なら、やってのけるかもしれないなぁ。(笑) 希は、落ち込んでいたけど、一子は、やるだけやった満足感に浸っていました。
希が、家に帰ると、いきなり、藍子のビンタを見舞われました。 どんな理由があっても、問答無用の暴力はだめ。 本屋には、子供や部下の叱り方の本が並んでいるから、一冊買って、こぴっと勉強しろし。
一子のスカウト雑誌が、見つかっちゃったのね。 というか、はるさん、娘の部屋を調べたんだね。 エマの日記を読むエリーを思い出しちゃいましたよ。 筋がよくないね。
藍子が怒っているのは、徹が東京から中途半端に戻ってきたからでした。 藍子の力持ちは、引越しの仕事によるものだったのね。 そして、ボクシングジムでの、二人の出会いも描かれました。 昭和55年のデートのときの、二人の髪型や服装が、懐かしかったですね。 さあ、一次試験に合格した希は、どんな決断をしたのか、明日をお楽しみに。
さて、第2週の関東地区の最高視聴率は、圭太の祖父、弥太郎さんが登場、彼と元治が、魔性の女、文を奪い合ったことが判明した7日(火)の22.7%でした。
月曜から土曜までの詳細は、20.8%、22.7%、21.7%、22.3%、19.3%、20.5%とすべて20%超えで、第2週の週平均は21.02%、『ごちそうさん』の第2週の平均は21.22%、『花子とアン』の第2週の平均は21.47%、『マッサン』の第2週の平均は20.57%でした。 第2週までの全平均は20.78%、『ごちそうさん』は21.14%、『花子とアン』は21.53%、『マッサン』は20.93%でした。
関西地区の最高視聴率は、平成13年夏、ついにデカまれちゃんが登場、朝から晩まで働く様子が紹介され、輪島の朝市にある漆器屋で圭太と再会した6日(月)の21.2%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、一徹くんが、なぜか野球部の軍師ならぬ作戦参謀となっていることが判明した6日(月)の21.5%で第1位でした。
『花燃ゆ』の第15回は、関東地区が9.8%と一桁でがんす。 ちなみに、八重の第15回は14.2%、官兵衛の第15回は14.9%でした。 第15回までの全平均は、花燃ゆ13.10%、官兵衛15.87%、八重15.94%です。 関西地区は11.6%と、二桁をキープしました。
今回のタイトルは、『塾を守れ!』でしたが、内容と合っていませんでしたね。(笑) 塾生を守れ、の方が、まだ、近いような気がします。 文が、塾生の命を守るべく奔走する、といっても、彼女には、何もできないんでしょうけどね。(笑) テロリスト寅次郎から、事実上の自爆テロの指令を受けた塾生たちの葛藤に、主人公の文を、強引に割り込ませた、そんなストーリーでした。
寅次郎が、投獄された直後のお正月、てぇー、厄介払いができた、といわんばかり、杉家一同は、お座敷で食事してるじゃんね。(笑) 取り外された松下村塾の看板を、背中を丸めて見入る敏三郎、そりゃそうだよね、自分が書いたものだもんね。(笑)
久しぶりの野山獄には、まだいましたよ、福川犀之助さんが。(笑) もういい加減、出世させてあげて、もっと楽なところに配属してもらえばいいのになぁ、と思っていたら、すぐに理由が分かりました。 高須久子さんが、まだ、入獄していたからなのね。(笑) 獄囚が久子だけなんて、やりたい放題じゃんね。(笑) 寅次郎の存在が、邪魔だったでしょうね。(笑)
ていうか、本来なら、久子を出獄させるか、転獄、こんな言葉あるのかな、とにかく他に移すかして、いったん、閉じるのが、経費節減になるし、いいんじゃないかと思うんですけど、当時は、そんな行革的発想は、ないよね。(笑) 犀之助が、強行に反対したのかな。(笑) その野山獄、相変わらずの、ゆるゆるな感じが、いいですね。 硯と筆を取り上げる犀之助さん、めちゃめちゃ低姿勢でしたね。 どちらが、獄囚か分からない感じでした。(笑)
その頃、江戸城内では、井伊直弼と間部詮勝が、寅次郎のことを話していました。 てぇー、もう全国区級の知名度があったんですね。(笑) 直弼は詮勝に、幕府批判の噂だけではだめだ、確たる証拠を探せ、と指示しました。 もう、これも現代目線ですね、残念。 当時、そんな厳格な証拠主義なんて採っているわけないじゃんね。 でっちあげ、それが当時の常識なんだから。(笑) さすがに、高橋英樹様に、そんな卑怯な振る舞いはさせられなかったのかな。(笑)
塾生たちは、寅次郎を投獄させた伊之助の元を訪れ、抗議をしました。 しかし、あっさり、返り討ちにあってしまいました。 もう、大人と赤子、全く勝負になりませんでしたね。 伊之助をよく見せたい場面だということはよく分かりますが、天下にその名を轟かせた松下村塾の塾生が、この程度の議論で、しっぽを巻くなんて、考えられないけどなぁ。
例えば、前原一誠には、守るべきは目出村ではなかったのか、老中を暗殺することで、目出村の民はどう救われる、と問いかけましたが、天下をよくすることが、村を民を家族を守ることに繋がるわけで、そのために伊之助も、天下国家を論じているんだからね。 こんな底の浅いロジックくらい、塾生なら、なんなく論破できるばずだよね。 ところで、抗議に来た塾生たちに、寿が、やっと寝た子が起きる、と怒って水を掛けていましたけど、こんなシーンいらないんじゃないの。 むりやり、出番をこしらえたという感じが、否めませんでした。
寅次郎は、玄瑞と晋作に手紙を送り、間部詮勝を討つ決意を告げ、江戸にいる二人にも手伝いを頼みました。 そりゃそうだよね、自分は囚われの身なんだから、誰かに実行犯になってもらわないといけないもんね。 で、ドライな二人から、自重してくれという血判状が届き、大激怒。(笑) 二人に絶交を宣告しました。 本当に小さい男だね。(笑) だから、弟子たちが、伊之助に、軽くひねり潰されちゃうのよ。(笑)
それにしても、寅次郎を批判する晋作、このドラマでの彼らしいというか、すごかったね。(笑) 心酔していなかった、という設定が、またすごい。(笑)
このドラマでは、全く存在感のない桂小五郎は、寅次郎の幕府批判の証拠が見つからぬよう、彼の手紙を塾生に見せるな、という手紙を梅太郎に送りました。 なんで、梅太郎にだったんでしょうね。(笑) 一度江戸に行って、黒船乗り込みの計画を立てる寅次郎の下宿に踏み込んだことがありましたけど、あの時に、知り合ったのかな、それとも旧知の仲だったのかな。 普通なら、周布か伊之助あてに送る手紙の内容だよね。
そういえば、文が戻ってくると、家族が座敷に集まり、寅次郎に宛てて、手紙を書いていました。 寅次郎を励まそうと、家族で話し合って、手紙を書くことに決めたとのこと。 てぇー、そのことを知らなかったということは、文は、仲間はずれにされちゃってたのね。(笑) 滝さん、野山屋敷は、ないと思うぞ。(笑)
杉家の書棚に隠していた寅次郎からの手紙を、なんと敏三郎が持ち出し、塾生に見せちゃいました。 そこには、伏見要駕策が、書かれていました。 ドラマでは、参勤交代で江戸に向かう敬親を御所にお連れし、天子様に攘夷の実行を約束させる、というものでした。 本当は、公卿に待ち伏せさせる計画だったんだけど、分かりにくいから、こうしたんでしょうね。
こんなことを行えば、死罪ですから、さっきも書きましたが、自爆テロと同じようなものなのよね。 みんなが、嫌がるなか、敏三郎が行うと、その決意を獄中の寅次郎に伝えました。 このときの様子が、もう、支離滅裂でした。 最初は、筆談といったらいいんでしょうか、それも、わずかな言葉を書くだけで、ただ手を動かすだけ。 「塾生 味方」「背 信」これだけで、あれだけの中身を読み解く寅次郎が、すごすぎる。(笑) 普通、背信と書いてあれば、裏切りとしか読めませんよね。 みんなが背いても自分だけは信じる、なんていうふうに読み取るのは、神業だわ。(笑) 後半は、急に手話になっちゃいました。 この敏三郎の取り扱いが、中途半端なんですよね。
そんな彼を、寅次郎は、必死に止めました。 そりゃそうだよね、申し訳ないけど、耳が聞こえない人間が、そんな大それた計画を、やってのける、と思う人は、まずいないよね。 ただ、理由は、それだけじゃないかも。 血を分けた肉親だからね、それを守ろうとした、とも考えられるんだよね。 そうだとしたら、赤の他人には、平気で死を促す、自己中心的な人間になっちゃいますね。
入江一九と野村靖は、晋作と違って寅次郎に心酔しているため、寅次郎の策を実行に移す決意を固めました。 それを立ち聞きしていたのか、妹のすみが駆け込んできて、二人の兄を止めようとしました。 だいたい、こんな重要な話を神社でするってことが、そもそも間違っていますよね。 ドラマの最初の方のように、山中の廃屋で話し合えばいいのにね。(笑)
結局、野村靖は、脱藩し、京に向かいますが、藩からの追っ手に追われ、一九は自首、二人とも岩倉獄に入れられることになりました。 そして、紀行では、この兄弟の行く末を、しっかりネタバレしていました。 一九は、この前も、若い命を散らすこととなると、いっていましたが、禁門の変で、と具体的な時期まで、言及されちゃいました。 そのあたりは、ドラマでは、描かないということなんでしょうね。
寅次郎は、動かない玄瑞や晋作たちに業を煮やし、自らが大義のために死することによって、彼らの心を揺り動かし、奮い立たせ、目的を果たそうと決意しました。 いよいよ、死のにおいが、してきましたね。 きなくさい展開が続く中、チビ文ちゃんが、回想シーンに登場、一服の清涼剤になりました。 また、登場してほしいなぁ。
それでは来週も、まっすぐで、あったこうて、やさしゅうて、前を向く勇気を与え、身分に関係なく学びたい者が学べる場をつくり、人を知りたい、世界を知りたいという熱意を持ち、今日という日は今日限りで、消えていく貴重な1日を無駄に費やすことはできないと悟り、真心を尽くせば必ず伝わると信じ、己の本心で動き、事の是非は自分の頭で考えて判断し、命を狙われても一歩も引かず、ここでやらんでいつやる、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、ほおぺたがとろける、つるし柿を差し入れてもらえるじゃんね。
「時が来る、今ではない、そう言い続けて何をなすこともなく人生が終わるんじゃ。声をあげん者に、声が届かん者の気持ちは分からん。ことをなさん者に、失敗した者の気持ちは分からん」 CATCH A DREAM!! |
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