投稿日:2015年05月01日 (金) 18時36分
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みなさん、こんばんは。 いよいよ、GWが始まりましたね。 私は、明日、輪島に行ってきます。 5月6日、水曜日だけど『土曜スタジオパーク』、お見逃しなく。
さて、今週の『まれ』は、なんといってもマッキーにつきますね。 あまりにもあざといタイアップ企画?でしたけど、最高でした。(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 ついに、文さんクイズが、出題されました。 正式名称は、『アメリカ横断 決戦!文さんクイズ大会 行きたいかーい』 長すぎでしょ、っていうか、アメリカ横断してないし。(笑) 横断したのは、スコットランドから日本に戻ったエリーと政春だからね。(笑) ロールケーキ甲子園北陸予選の、司会者へのエールなのか。(笑) あんな早押しボタンも、桶作家にあったのかな。(笑)
家族対抗なら、友美と麻美も出してほしかったなぁ。 第1問、という文さんの声の後に効果音、と思いきや、はるさんの隣にいる影の薄い浩一が、太鼓を叩いていたのね。(笑) 文さんは、妖怪砂かけばばあ、がこの世で一番怖かったんだね。(笑) 一徹が答えた三年寝太郎、この時の問題は、文さんが、この世で一番大物だと思っているものは何、だったのかな、気になります。(笑)
そしてクイズバトルは白熱、ついに15対15の同点、って、どんだけクイズ出しとんねん。(笑) ここで、哲也の妻のしおりさんが、志願して、クイズを出しました。 文さんの桜もちの隠し味は、って、しおりさんまで知っている公然の秘密だったのね。 あたしゃ、哲也も知らないと思っていましたよ。
答えを知っている希が、知らないと言い張り、そこから両家族の舌戦、そして、ついには哲也が、1年前にリストラされたことを文さんに、告白するに至りました。 しかし、1年間も無職で、よく親子4人、東京で生活できたなぁ。 でも、哲也は、文さんの、自分の生きる場所は自分で守る、という言葉を胸に、もう一度、東京で頑張る決意を固めました。 てぇー、てっきり、こっちで塩田を継ぐと思ったのになぁ。 ということは、友美や麻美とも、これでお別れ、ということなのね、ショック。(笑)
徹は、希に、自分が市役所で清掃していることを伝えました。 希は、トイレの神様、と呼んでいましたね。(笑) お客さんのために、規則の抜け道を探すのが、本当の仕事だと教えられた、と希は、ありがたがっていますけど、それは徹さん、違うでしょ。(笑)
そして、ついに春祭りが、行われました。 ミズハのステージは、無料なんですね。 彼女としては、それでも構わないのね。 とにかく、彼女にとっては、発表の場が欲しかった、ということなのかな。 『Hello hello I'm here so flying(こんにちは こんにちは 私はここにいます)』 それにしても、まさか、歌うとは、、、てっきり、演奏だけだと思っていました。 so flyingだから、飛ぶように、といったニュアンスが、ありそうですね。
場外でCDを売ってくれている希に、ミズハが、ありがとう、といったところは、よかったです。 シャイで、斜に構えているけど、本当は、いい娘なのよね。 これをきっかけに、輪島のコミュニティの中に、入って行けたらいいね。 そういえば、このCD販売のシーンも、よくロケ情報の中で、流されていました。 なので、こういうことだったんだ、とようやく、希とCD販売が、繋がりました。(笑)
この場面で、鬼の面を被った人々が、太鼓を叩くところが、大きく映し出されました。 特に劇中では触れられませんでしたが、これは、御陣乗太鼓という、この地方に伝わる有名な伝統芸能なのよ。 上杉謙信の軍勢に攻め込まれた村人たちが、海藻を乗せて頭髪に擬せ、お面を被り、太鼓を打ち鳴らしながら夜襲を仕掛けて、追い払った、という話が、由来なのよ。
それはともかく、哲也は、藍子たちに桶作家に戻ってほしい、と頼んで、能登を後にしました。 お約束の、バスが出る寸前に駆け寄って、桜もちを哲也に渡す文さん。(笑) 嫁さんと子供は自分で守れ、ほんでも、もし駄目やったら、帰ってこい、ここはお前の家やさけ、という文さんの言葉に、あたしゃホロリとさせられましたよ。 でも、行かんかね、バスに迷惑や、はないよね。 バスの発車直前に引き留めた文さん、あんたこそ迷惑じゃんね。(笑)
そして、また、桶作家での共同生活が、始まりました。 あんたらちも、まんでかわいい、なんて文さんたら、照れずに正直にいっちゃって。(笑) 津村家との出会いが、少しずつ、文さんたちを変えていっているんですね。 希に、風呂沸かしを頼む元治さんも、よかったですね。 どうでもいいけど、風呂を沸かす、とか、風呂の湯を沸かす、って言葉、よく見ると、日本語として変だよね。 浴槽に入れた水を温める、沸かす、といった感じが、実体に合っているよね。(笑)
敷金、礼金ももらう、という文さんの発言も、理にかなっているよね。 それより、家賃収入を当てにしていた高田のばあさんが、かわいそう。(笑)
そして、半年後の2002年秋、成長した希は、自ら企画した能登体験ツアーが注目を浴びていました。 向いてない、という博之の人物評価は、完全にはずれた、ということですよね。 本当は、こうなる過程を、成長物語をみたいんだけどなぁ。
それはともかく、なんと、そのツアーの様子が、テレビで紹介されることになりました。 『WAJIMA まんでMonday』のレポーターは、マッキーこと、篠山巻信。(笑) もう、完全に『あさイチ』の世界でがんすな。(笑) この放送中のドタバタの様子は、『海女cafe』が、『5時だべ!わんこチャンネル』で紹介された時のことを思い出しちゃいますよね。(笑) これは、絶対、意識しているよね。
はるさんなんて店の宣伝をしてるし、真人は、うちの嫁さん、村一番の美人、と、のろけちゃうし、徹の夜逃げ発言なんて、完全にNGでしよ。(笑) 『サロンはる』が、年中無休なのには、びっくり。(笑) でも、さすがに、一子が小さい頃、東京に連れて行ったときは、休んだんでしょうね。(笑)
緊張している文さんと元治さん、かわいかったです。 文さんの、人類は、助け合いですさけ、のコメントもよかったです。(笑) 二人にとっては、取るに足らない演技かもしれないけど、やっぱり、うまいなぁ、と思っちゃいます。
希の能登体験ツアーは、@間垣見学 A塩田見学 B能登料理を味わう夕べ ということで、結局、能登の魅力紹介コーナーみたいになっちゃいましたね。 で、なぜか、その料理を味わうのが、桶作家。 経費は、光熱水費に、建物使用料、もちろん文さんたちの人件費も含めて、ちゃんとすべてを役場が負担してくれるんだよね。(笑)
能登料理を味わいながら、茶の間で、みんなが出演した番組を観てましたけど、当然、録画だよね。 当時だと、まだ、VHSかもしれないね。(笑) 「だめんず」が今、流行っていると聞いた徹が、天然パーマのこと、とボケたのは、きっとアドリブだね。(笑)
能登の人は、よそ者に対する警戒心があまりない、というコメントがありましたけど、そんなことないっしょ。 ミズハなんて、よそ者扱いだったし、津村家も、最初は、警戒されてたもんね。(笑) 能登にいろんなものが流れ着く、というのは本当なのよね。 外国のゴミが、よく流れ着いてくるのよ。
余談ですけど、平時忠が流されたのも、能登なのよ。 平家にあらずんば人にあらず、といった人でがんすな。 最近、『花燃ゆ』の引き合いに出される『平清盛』(笑)では、森田剛くんが演じていた、といえば思い出す人も、いらっしゃると思います。 前者は、くだけすぎて大河ファンが離れましたけど、後者は、難解だったので、コアな大河ファン以外が、逃げちゃったのよね。(笑) ドラマのクオリティは、圧倒的に後者の方が上だし、私としては、比較されるのは不本意なのよ。(笑)
みのりと一子も、お手伝いにきていたけど、ボランティアかな。 でも、みのりちゃん、朝ドラなんだから、もう、したけ?は禁句よ。(笑) プリクラも、商品名だけど、NHKでも解禁されてるよね。 でもプリント倶楽部なら、アウトっぽいね。(笑) セロテープとか、マジックインキとか、もはや一般用語化しているものも、以前は、商品名としてNGだったんだけど、今は、いいのかな。 写メは、もう解禁されていそう。
洋一郎は、圭太に、一子が好きになった理由を話しました。 漁師のせがれなのに、魚の目が怖かった洋一郎のために、一子も特訓に付き合ってくれたから、とのこと。 このエピソードは失敗、いらなかったんじゃないかな。(笑)
ツアー参加者の安西さん、オハラ洋装店の経理、というより春太郎の熱烈なファンの松田恵さんでがんすな。 その彼は、漆塗りの見学をして、自分もこんな仕事がしたいと、圭太に、もっと詳しい説明を求めました。
その安西が落とした、高額のレシートを見て、希は、驚きました。 実は、経営コンサルで、輪島塗の新興勢力、八島とタッグを組んで、革命を起こそうとしていました。 あの年齢で、漆塗りの修行は、ちょっとね。 身分を騙っていましたけど、でも、道を歩いていて、子供にキモイと指をさされたり、話し相手が、インコのシロだけだった、という話は、本当かもね。(笑) 何も知らない圭太は、一所懸命、輪島塗のことを教えてあげました。
津村家では、高槻のデイトレードの話に影響された一徹が、中古のPCを買ってきました。 徹も、触発されていたし、血は争えないね。(笑) でも、肝心の高槻は、結局、沖縄に移住しちゃったのよね。 でも、ショックを受けているのは希だけ、徹も一徹も、高槻がどこに住もうと、関係ないのよね。(笑)
『サロンはる』では、高志の凱旋ミニライブが、行われました。 福井での大会に出るようです。 東京じゃ、ファンもついてきているのね。 でも、相変わらず、しゃべらないんだ。(笑) MCは、他のメンバーが、担当しているのね、きっと。
その帰り道、希とみのりは、二人で歩いています。 希は、洋一郎が一子を好きだったことを知らなかったってか。(笑) これは、恋愛にうとい朝ドラヒロインのお約束ごと。(笑) ここまでわざとらしいと、恋愛に積極的だった純愛の純ちゃんが、なつかしい。(笑) 希は、あのとき圭太に、告白した、という認識だったのね。(笑) で、フラれモードだったわけね。 圭太には、希のその時の思いは、届いていないけどね。(笑) あの二人、まだキスしとらんよ、って、みのりちゃん、もう女子高生じゃないんだからね。(笑)
はるでは、洋一郎もマキも、一子の異変に気づいていました。 一子は嘘をつくとき、手がグーになるなんて、洋一郎の恋心、切ないねぇ。 マキは、オーディションを受けた一子が、東京に怖じ気づいたことを見抜いていました。 東京は、半端な気持ちじゃ流されて終わるよ、覚悟がないなら、やめときな、って、マキちゃんいいこというね。 マキちゃんにも、そんなトラウマがあるのかな。 このマキちゃんの言葉を聞いたら、頭の中を『新宿』が流れ出しちゃいましたよ。(笑)
八島のために、安西が、給料を倍出す、といって職人を引き抜いている、それで塗師屋たちが怒っている、という噂を聞きつけて、弥太郎のところに駆けつける希。 ちょうど、中谷が引き抜かれて、弥太郎のところをやめようとしていました。
どんな高価なものも、手にとってもらえなければすたれる、安西の言葉にも、一理あるのよね。 かといって、あまりにもの粗悪品だと、ブランドイメージが、傷つくしね。 『ちりとてちん』での、若狭塗り箸をめぐって、従来の職人技と機械化による大量生産という、路線対立を思い出させます。 正論じゃ食っていけない、という安西と、正論を守らないと、世界に売り出す前に輪島塗は終わる、という弥太郎、両立させていくしか、ないんでしょうね。
この騒動を受け、『サロンはる』では、男連中が集まっています。 テレビで、年中無休だ、とやってたけど、休憩時間なのかな。(笑) 葉っぱビジネスに対抗して、貝殻ビジネスを思いつく徹。 貝殻を、何に使うつもりなんでしょうね。(笑) 葉っぱビジネスといえば、なんといっても、徳島県の上勝町ですよね。 今は、ものすごく有名ですけど、2002年当時から、もう、その名が知られていたのかな。
この騒動に責任を感じる希に、博之は、抜け道を考えるのはやめろ、感情で動くな、と注意を喚起しました。 これは、珍しく、まともなアドバイスでしたね。(笑)
希が、家に戻ると、12個入り5千円の高級ミルフィーユが、テーブルにありました。 安西の手土産ということで、その彼も、まだ桶作家に残っていました。 もしかすると、横浜の、あのロールケーキ甲子園で審査員だった、池畑さんのお店のものなのかも。(笑)
その安西は、元治に取り入って、塩田ビジネスへの参画も、目論んだようです。 あんなの、商売になるわけないのにね。(笑) 輪島塗と違って、塩は、廉価品が、全国津々浦々まで、出回っているからね。 今さら需要はないし、元治さんも商売というより、伝統の継承に主眼を置いているはずだよね。
希が、弥太郎のところに行くと、圭太が、弥太郎から破門を言い渡されていました。 そもそも、圭太が知っている情報を、八島が仕入れたとしても、それでどうこうなるわけじゃないことは、弥太郎も、分かっていましたね。 それでも、破門にした答えは、2階にある輪島塗漆器の収蔵室にありました。
そこには、100年以上前のものが、詰まっていました。 これは江戸時代のもの、これなんか天保年間のもの、と天保十五年と箱書きされた漆器を、希に渡しました。 なんか、年代物という感じがして、本物ぽかったなぁ。 でも、希は、素手で触っていたからね。(笑) いくら漆器でも、本物なら、手袋しないとまずいんじゃないのかな。 そんなことより、やたらと天保年間を重々しく強調していたけど、それも江戸時代、しかも後期だからね。 最初から、江戸時代のもの、とか、200年以上前のものとか、そんな紹介でよかったんちゃう。(笑)
で、結局、破門の答えが、輪島塗は分業制度で成り立っており、いわば輪島の街そのものが、輪島塗の工場となっている、その結束にヒビを入れたから、ということでした。 ヒビを入れたのは、安西たちだからね。 それに給料を倍に、という甘言を弄されたくらいで、あっさり見限られるのは、ただただ、弥太郎たちの不徳のいたすところじゃんね。 その責任を弟子にかぶせて、自分は頬被りって、師匠失格だね。
ただ、圭太にも、八島を説得して、いいところを見せようという功名心があったのは、否めないよね。 仕事の上達に、向上心は必要不可欠だけど、功名心は、時として邪魔者になっちゃうのよね。 圭太も、いい勉強させてもらったと、謙虚に反省しろし。
役所では、博之が輪島塗を避ける理由が、あきらかになりました。 漆にかぶれるから、って、こんなエピソードいらないっしょ。(笑) 窓近くの壁に、親子の絆を大切に、という紙が貼られていましたね。(笑) 産業振興課と、ほとんど関係ないじゃん。(笑) それより、前回も触れたけど、節電の紙が貼られているのに、昼休みも、すべての電気が点けっぱなしって、ありえないっしょ、こぴっとしろし。(笑) ついでに、課の入り口の監視カメラ、あれほど無駄なものはないね。(笑)
そこへ岡野亜美が、何層にも重ねるミルフィーユの意味が分からない、と再度訪ねてきました。(笑) 本当に、こんなことだけで、輪島くんだりまで来ないっしょ。 安西を更正させるための、キーパーソンなのかな。 まさか、ミルフィーユに納得しないまま、これで終わりということはないよね。
海岸で、一人たそがれる圭太に、一子が声を掛けました。 一子に東京行きを誘う圭太、圭太に抱きつく一子、愛の逃避行飛行だね。 抱きついたときに、ちょうど高波があがったのが、印象的でした。 一子は、また、洋一郎をたぶらかして、慎一郎の車で金沢まで行くつもりみたいね。 でも、マキちゃんに、ビシッと、男と東京、両方は無理、といわれてたね。(笑) そういえば、慎一郎さん、今日もバナナ食べまくっていましたね。(笑)
一方、大きな夢を見つけた徹は、プールで、安西と接触しました。 貝殻ビジネスに、邁進していますね。 でも、実印を捺す寸前に、邪魔が入るんでしょうね。 やっぱり、藍子さんかな。 ところで、今日は、水着ギャルがたくさん映っていましたね。(笑) 視聴率、上がったかな。(笑)
弥太郎さんは、フラれても、文さんのことが好きなんだね、いじらしいなぁ。 文さんは、どんな説得を試みるのか、楽しみですね。
さて、第4週の関東地区の最高視聴率は、娘を手伝って京極ミズハのCDを売る徹が、裏市長キミ子から、バナナの叩き売りかい、とツッコミを入れられた25日(土)の20.3%でした。
月曜から土曜までの詳細は、19.5%、20.2%、19.7%、20.2%、19.3%、20.3%で、第4週の週平均は19.87%と2週続けて20%を下回る惨状、『ごちそうさん』の第4週の平均は21.85%、『花子とアン』の第4週の平均は21.93%、『マッサン』の第4週の平均は20.87%でした。 第4週までの全平均は20.28%、『ごちそうさん』は21.45%、『花子とアン』は21.76%、『マッサン』は20.83%でした。
関西地区の最高視聴率は、津村家が、8年目のチェックアウトをして出て行ったあと、元治さんが、お風呂の湯加減を希が自分好みにしてくれていたことを知った23日(木)の20.7%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、希とみのりの河川敷での昼食タイムに洋一郎が乱入し、希と圭太が、堤防で、カモメ〜、タイヤ〜と叫び合った24日(金)の21.0%で第1位でした。
『花燃ゆ』の第17回は、関東地区が12.6%と、復調の兆しが見えてきました。 ちなみに、八重の第17回は13.7%、官兵衛の第17回は15.6%でした。 第17回までの全平均は、花燃ゆ12.93%、官兵衛15.87%、八重15.68%です。 関西地区は12.2%でした。
今回は、ついに、寅次郎が、最後を迎えちゃいました。 私は、思わせぶりなタイトルで、てっきり、もう1週、引っ張るものだ、と思い込んでいました。(笑)
ドラマの展開は、処刑前日の伝馬町の牢から始まった後、その4か月前に遡り、その過程を説明、その後、一旦、処刑後の萩を描き、最後に、斬首の瞬間を描くという、凝った展開でした。 私、こういう流れは大好きなので、とても楽しく視聴できました。 宮村さん、グッジョブでがんす。
安政6年10月26日、処刑前日、寅次郎は、小伝馬町の牢に入れられています。 その4か月前に、牢に入れられました。 黒船に乗り込もうとして捕らえられ、入れられた時の牢名主も、平六、昇太兄さんでがんすな、彼の姿も見えません。 だから、今回は、何で暗殺を企んだ、とか、平六からの質問攻めに遭わなくてすみました。(笑) 新しい牢名主は、沼崎吉五郎さん、蔓(つる)という名の金子(きんす)が、大好物、こんな人間は、御しやすいよね。
その頃、文は、すみと岩倉獄へ、九一と靖に会いに行きました。 金子のころから比べると、数段、こぎれいになりましたね。(笑) 九一と靖は、公儀は、老中暗殺計画をどこまで知っているんだ、と大声で会話しています。 前回、伊之助の脇の甘さを指摘したけど、この二人も、同じだね。 周りに人がいる中で、そんな話しないっしょ。 もし、上昇志向の強い獄吏がいたら、チクられて、自分たちどころか、下手したら、長州藩のお取りつぶしにまで、発展しかけねないほどの大事だからね。
そこへ、一誠がやってきます。 彼は、自分が、伏見要駕策を伊之助に漏らしたから、二人が岩倉獄に入れられた、と反省しています。 兄は、もう怒っていませんよ、と完全に人ごと状態の文。 あのね、元はといえば、暗殺計画を文之進たちにチクったのは、文だからね。 こうした事態を招いた張本人としての自覚に、欠けすぎじゃんね。(笑)
伝馬町に寅次郎を訪ねた晋作、あれだけ突き放したようなドライな発言を繰り返していたのに、急に師匠として敬うなんて、なんかぶれすぎて、感情移入ができません。
利助は、姿を見ないと思ったら、長崎に行ってたのね。 そういえば、『龍馬伝』の中で、龍馬が井上多聞と伊藤俊輔に長崎で会っていたけど、そのことをいっているのかな。 ただ、名前は、利助から俊輔になっていたはずだよね、『龍馬伝』では。 でも、きっと、この時のことなんでしょう。(笑) この後、利助は、桂と江戸に行く、といってましたけど、寅次郎には会えたのかな。 当然のことながら、このエピソードは文とのここまで、この後は、完全スルーなんでしょうね。(笑)
久しぶりに、高杉小忠太が、登場しました。 小田村、周布、長井が、寅次郎の取り調べの様子を、江戸にいる晋作が、知らせてくれるから安心だ、と話し合っているところに、割り込みます。 縁談があるので、萩に戻して欲しい、と動揺しながら、訴えました。
あれれ、この前、最後に小忠太が登場したときは、寅次郎の塾に通おうとする晋作を勘当する、みたいな話をしていたんじゃなかったでしたっけ。 それが、いつの間にか、大事な跡取り息子になってるじゃんね。(笑)
その晋作の妻が、井上雅です。 なんと、朝ドラに続いて、黒島結菜ちゃん、大河も制しちゃいましたよ。 やるね、今、乗りに乗っている感じがします。 こぴっと頑張って、朝ドラのヒロインになれし。
7月9日、寅次郎は、牢名主、沼崎のアドバイスを思い出しつつも、自ら進んで、間部を待ち伏せし、諫める計画を立てていたことを、告白しちゃいました。 せっかく、雲浜さんが、一命をなげうって、守ってくれたのにね。 なんか、雲浜さんの最後は、あっけなかったなぁ。
その取り調べの様子は、晋作から、ただちに伊之助の元に報告されました。 ここが、無理がありすぎるのよね。 いったい、どうやって、その情報を手に入れられたのか、って話ですよね。 普通は、そんな取り調べの様子を、入手できる術はないよね。 いくら金を使っても、核心部分は、聞こえてこないと思うけどなぁ。
それはともかく、伊之助は、寅次郎の真意を確かめるべく、江戸に向かうことになりました。 寿が、ちゃんと旅支度を調えてくれました。 この二人も、夫婦になったんだねぇ。 結婚した当初、寿は、いきなり今から江戸に行く、と伊之助にいわれるなど、意思の疎通が、はかられていませんでしたもんね。
寅次郎は、伊之助に、井伊直弼と直接対決するために、あえて自らの罪を認め、奉行所に呼び込もうとした、と答えました。 相手は、大老だよ、大老、そんな寅次郎ごときに、自ら対峙するわけないじゃんね。
てぇー、ところが、10月5日の取り調べに、大老自ら、乗り込んできたじゃんね。(笑) 寅次郎は、顔は知らないはずだけど、彼が、井伊直弼だ、と確信していましたね。 熱く持論を語っていましたけど、実は、大老じゃなくて、奉行所のお役人が相手だった、なんてことがなくて、よかったね。(笑) でも、議論をふっかける前に、相手を確認するのは、基本中の基本、寅次郎、こぴっとしろし。(笑) でも、相手方も、天下の大老ともあろう者が、同じ土俵で熱くなって、悔しさのあまり扇子を折り曲げちゃって、どっちもどっち、子供のけかんだね。(笑) 直弼ちゃん、怒りにまかせて、遠島の上から紙を貼って、死罪と書き換えちゃいましたよ。(笑) 紀行によると、死罪は、評定所で告げられたそうですね。
そして、10月27日、処刑当日、松蔭は留魂録の最後の1冊を、長州の者に渡してと沼崎に託しました。 その日、杉家の人々は、それぞれに寅次郎の亡霊と対面していました。 庭から、腕相撲に興じる利助たちと、それを楽しそうに見ている文を眺める寅次郎の姿は、最終回、藤の花の下、優しく光を見つめる勘兵衛の亡霊を思い出しちゃいます。
その後、江戸から戻った伊之助は、寅次郎の遺髪と遺品を持ち帰りました。 ボタオに硯に筆、そして、留魂録と寅次郎の手紙が、並べられました。
「親思う こころにまさる 親ごころ 今日の音づれ 何と聞くらん」 寅次郎の手紙、紀行によると『永訣の書』でがんすな、それ書かれたこれが、辞世の歌になりました。 『マッサン』でも中途半端に描かれていたけど、子供が先に亡くなることを超える悲しみは、ありません。 親を思う気持ちより、子を思う親の気持ちが勝るのは、いつの世も、同じなのよね。 胸に響く歌ですね。
ちなみに、寅次郎の有名な辞世の歌は、「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」ですね。 こちらは、ドラマでは触れられませんでしたが、留魂録の冒頭に記されていましたね。 どうやら、これは、弟子に向けられたもののようですね。 家族あての方が、悲しみが深いものになっています。
処刑場に運ばれる寅次郎を背景に、彼の言葉で、手紙が朗読されていきました。 「もし同志の中で私の心を継いでくれる人がいたら、私の実は空ではない。どうか一粒の籾として、次の春の種となれますよう」 前回、寅次郎が、一晩だけ野山獄から杉家に帰されたとき、水浸しになった畑で、百合之助が一粒の種を見つけていましたけど、それとうまく結びつけましたね。 そして、ここまでいったところで斬首、一瞬ブラックアウトとなり、赤い紅葉の葉が1枚漂い落ち、続いて首に掛けられていたボタオが、地面に落下しました。
この場面で、『新選組!』の最終回を、思い出した大河ファンは、多かったんじゃないでしょうか。 斬首されるときに、近藤勇に何といわせるか、三谷さんが、渾身の力を振り絞って考えた結果が「トシ」、幼なじみの土方歳三の名前だったんですよね。
正直、ここで、終わってほしかったなぁ。 しかし、残念ながらこの後、このドラマの主役は私よ、そう主張するように、縁側に座った文が、留魂録を読み、ボタオを胸に抱きました。(笑)
次回は、龍馬が登場します。 えらい年をくっているなぁ。(笑) どんな力業で、文に絡めていくのか、楽しみです。
それでは来週も、どねえな道に迷っても、思い出して戻ってくるような笑顔で、牢の中では蔓(つる)がすべてと知り、褒め言葉に乗らず、己の行いに何一つ恥じることなく、無頼を装っても殿を敬う気持ちはいつも揺るがず、魂が不朽となる望みをあきらめず、己の幸せを信じて懸命に生き、言葉を交わし顔を見るのことが力となり、徳をなくした政(まつりごと)の果ては亡国と肝に銘じ、尽し、動かざればなお尽し、武士たる者、常に死は覚悟の上、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、二度と離れたくない、美しく気立てのよい、城下一の美人と名高き女性との縁談が、舞い込むじゃんね。
「萩に帰りなさい。愚直に己を貫くとき、君は、君と笑い、君と泣き、君を慕い、そうした者たちの中に必ず輝く。萩には君の友がいます」 CATCH A DREAM!! |
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