投稿日:2015年05月22日 (金) 21時49分
 |
みなさん、こんばんは。
先日、『あまちゃん』の再放送を観てびっくり。 春子がアキに、屋根裏部屋で、自分がアイドルになりたかったことを話し、百恵ちゃんからのアイドル史を語る場面、があるんですけどね。 そこで、聖子ちゃんについて、ブリっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね、みたいなことを春子が語ったのを覚えていませんか。 なんと、その部分が、再放送では、そんぐりカットされちゃってるのよ。 こんなことが、あるんですね。 何らかの大人の事情が、働いたということなのね。
さて、今週の『まれ』は、横浜での修行開始、というわけで、本当ならおもしろくなるところなんですけど、あまりにも現実味がなくて、つまらなくなる一方。 前作もそうでしたけど、何より、脚本家に主役への愛情が感じられないところが、残念でなりません。
それでは、気を取り直して、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 野宿した希が、そのまんま、制服に着替えちゃいましたよ。(笑) そもそも、その制服というのは、やめたアダチさんの?それとも、予備で置いてあったやつかな、美南ちゃんのではないよね。(笑) いずれにしても、サイズピッタリすぎ、純愛の再生したサザンアイランドホテルのことを思い出しちゃいましたよ。(笑)
アダチといえば、ロールケーキ甲子園で、優勝した、あのお姉ちゃんが、確か安達さんでしたけど、原則、姓が被らないのが朝ドラなので、もしかしたら、そうなのかも。(笑) 希は、当然のことながら、フロア担当として、掃除雑用一般、そして、ケーキ販売を任されることになりました。 なんか、そういう仕事を一段低く見下すような表現が気になるなぁ、NHKとしては、それで大丈夫なのか。
輪島の桶作家には、高志からサクラサクの電報が、届きました。 電報の日付は、11月16日になっていましたね。 幸枝を巻き込んだ徹と藍子さんの結婚20周年記念パーティーが、11月10日でしたから、わずか1週間の出来事だったんですね。 逆算すると、ミシマの面接が15日、壮行会が14日、ミシマに電話したのが13日、役場に退職願を出したのが12日、藍子さんにパティシエになる決意を伝えたのが11日ってとこですかね。 しかし、希は、見習いになれたことに夢中になって、実家に電話することを忘れちゃったのね。 希の就職が決まって、徹さん、さみしそうでしたね。
陶子さん、いい味を出してきましたね。 希みたいな、ただ威勢のいいだけの小娘に、何度も煮え湯を飲まされてきたのね。(笑) でも、ケーキを作ったあとのボウルとかを洗わせるのは、甘いなぁ。 希だからと油断したのかもしれないけど、普通は、その残った材料から味を盗むのよね。 そういうチャンスに恵まれているなんて、希は、思いもしないんだろうな。
マキは、やっぱり歌手になりたくて、上京したんですね。 役者志望の男と一緒に暮らすって、ありがちな展開だけど、朝ドラじゃ、あまり描かれないですよね、なんてったって、ヘビーすぎるもんね。(笑) このエピソードは、気に入りました。(笑)
仕事を終えたあと、天中殺で、激辛サンラータン麺をおいしそうに食べる希、無邪気だね。 でも、ホントおいしそうな笑顔でした。 天中殺の上の階が、寮になっていると説明するりょうさん、これってやっぱり、狙いだよね。(笑) 浅井さんや陶子さんも、住んでいるのかな。 高志は、別のところみたいね、よく分からんけど。(笑) で、結局、大悟と輪子が夫婦だということを、希もようやく知りました。 輪子さんの姓を全く隠していないから、視聴者としては、今さら感が、否めません。(笑)
弥太郎の塗師屋では、オーディションに落ちたグチをいう一子が、煮え切らない態度の圭太に、塗り箸を希にあげたことを責めました。 いきなり、抱きついて、一子にキスをする圭太、なんか男らしくないね。
で、天中殺の希の部屋には、なぜか息子の大輔が入ってきて、いきなりキス。 酔っ払っているとはいえ、初対面の女性にこんなことするのは、申し訳ないけど、人間のクズだね。 ファーストキスか慣れているかは問題じゃなく、行為そのものが、立派な犯罪だからね
希も、隣に座った男の雰囲気を察しないとね。 なんで、唯々諾々と、なされるがままになるかな、おぼこじゃないんだから。 とはいえ、これは、100%大輔の責任だね。 こういう男は、何度でも同じことしでかすから、他の被害者を出さないためにも、被害届を出さなきゃ。 でも、警察を呼んだのは、誰だったんだろうね。(笑)
そんなごたごたがあって、ようやく希の修行が、始まりました。 希の仕事を手伝ってくれるのが、大悟の娘、つまりは大輔の妹でがんすな、美南ちゃんということで、クリスマスの忙しい時期だけのバイトのようです。
朝の6時から仕事って、高校生時代は、もっと早く起きて、野菜の収穫をしていたから、平気だよね。(笑) あの頃は、いくつもの仕事をこなし、学校にも行っていたよね。 子供の頃も、家族で一番しっかりしていたもんね。 それが、どうしてケーキを落としまくるドジッ子になっちゃうのか、訳が分かりません。 主役のキャラがブレたら、ドラマそのものまでが、揺らいじゃうのよね。
おまけに、渡し忘れがあって、家までケーキを届けました。 ケーキを買ったのが岸川節子さん、普通は、お会計の前に、購入したケーキを並べて見せてくれるからね、彼女も確認漏れしたってことだよね。
ガーン、みのりと高志は、てっきりメールだと思ったのに、電話で意思の疎通を図っていたのね。(笑) 珍さんならまだ視覚があるけど、みのりは聴覚だけで、高志の意思を察しているのね、すごい。(笑) で、キス騒動のことを、みのりは、テレパシーで高志から引き出したのね。笑) でも、それをべらべら他人にしゃべるって、みのりらしくないよね。 ここでも、キャラ変なんだよね。 高志は、ごめんと希に伝言を残しました。
そのキス騒動が、伝言ゲームでゆがめられ、結婚し、出産することになっちゃいました。 でも、これって、結構、まともなゆがみ方ですよね。 普通は、もっと、とんでもない話になるもんだけどね。(笑) 計算が合わん、という一徹の冷静さが、目立ちました。(笑) 陶子さんがぼそりとつぶやいた、キスしたの何年前だっけ、もよかったですね。 このキャラは、いい感じですね、期待できそう。
美南のおかげで、圭太のことを思い出した希は、地道にこつこつ、修行に励みます。 で、大悟の今年のオリジナル・クリスマスケーキが完成しました。 大悟が、ルセットを早口で説明します。 これは、どういう意図なんでしょ。 その材料を揃えろ、ということなのか、陶子と浅井にも作らせるということなのか。 大悟が、他人に任せるとは思えないし、単に、材料の購入だけを指示すればいいだけじゃないの。 もっとも、それじゃ、盗作騒動にならないから、仕方ないのよね。(笑)
フロア見習いの希にも、ルセットを聞かせる、ということも、後の展開に必要なのよね。(笑) それを、道を歩きながら、呪文のように唱え続ける希、カカオが60%になってますけど、ここは、突っ込むところなのか、本当に間違えたのかがビミョー。(笑)
浅井さんは、希と同じくノートにいろいろ書きためて、勉強してるのね。 でも、上手にならないと、美南ちゃんに突っ込まれてました。(笑) 陶子さんにも、抜かれちゃったのね。 でも、希のよき相談相手になってくれそうですね。
天中殺に戻った希は、入り口のドアに泥棒センサーを取り付け、希の部屋を訪ねようとした大輔に、防犯スプレーを浴びせかけました。 みのりと一子の差し入れが、こんなふうに役立ったという展開なのね。 でも、役立たない方が、よかったね。(笑)
輪島では、圭太とのキスに浮かれた一子が、UAの『甘い運命』を口ずさみながら、上機嫌で、『まいもん』にやってきました。 そして、みのり、洋一郎に、能登かってお盛ん、と圭太とのキスをほのめかす一子。 みのりも、キスの経験を告白しました。 高志とそんなことするとは思えんし、洋一郎も消えたとなると、やっぱ、みのりの彼氏は、一徹しかいないね。(笑)
『はる』では、とと楽メンバーが会合、酔っ払った慎一郎から、希のキスを忘れるために、夢を見ろ、といわれ、つい、徹は、能登フレンチレストラン計画を読み返してしまいました。 考えるだけ、考えるだけ、といいながら、夢は、再び、膨れていきます。 魔女姫人形の、はい、こういう展開もう飽きましたね、というナレは、ドラマに対する自虐ネタということなのかな。 そのとおりだし、全然笑えないところが、悲し過ぎる。
クリスマスケーキの予約日、一番にやってきたのは、岸川節子さんでした。 毎年、家族で食べるのを楽しみにしている、といってましたけど、本当は、一人暮らしってパターンだと、ドラマ好きな人なら思いますよね。 渡しは、てっきり、希が、家族との橋渡し役を買って出る、なんて展開だと思ったんですけどね。 多分、今日のクリスマスケーキ受け取りで、このエピソードは終わりだよね。 これも、必要なかったんじゃないの。 途中で、大悟親子にシフトしちゃったのかな。
ところが、駅近くのミニョン・ミニョンが、そっくりのブッシュドノエルを、500円安く販売していることが、来店したお客が持っていたチラシで判明しました。 怒った大悟は、予約をキャンセルし、閉店してしまいました。
天中殺では、陶子が犯人捜し、というか、完全に希を疑っています。 ルセットだけでは意匠までは分からないから、デザインというか外観まで真似ることはできないのよね。 従って、ケーキを描いた浅井のノートから漏れた、と考えるのが自然なのよね。
ただ、このドラマ、そういう論理的思考では理解できないことばかり起こるので、今回も、とんでもない犯人がいるのかと思っちゃいましたよ。(笑) 例えば、希がカカオ60%を口ずさみながら歩いていたときに、すれ違ったお坊さんとか。 坊主にクリスマスケーキというオチもありうるかと思いましたが、さすがにそれは、勘ぐりすぎでした。(笑)
疑われて落ち込んだ希を、高志は、臨港パークに連れて行き、ギターをかき鳴らして励ましてくれました。 でも歌わないのね。(笑) なんか、高志が敏三郎に見えてきて、希まで文かと思うようになってきましたよ、あっ、もちろん能登の文さんじゃなくて萩の文ね。(笑) このまま、無口キャラで、通すつもりなのかな。
それから、天中殺に戻って、公衆電話からみのりのケータイに電話を掛けました。 みのりは、みんなと年忘れパーティーの準備中。 とても、東京には及ばない、センスの悪い飾り付けの看板。(笑) うみねこ座は、合唱の練習に余念がありません。 藍子さんも文さんも、希からの電話嬉しそうでしたね。
みのりは、圭太に濡れ衣事件のことを話しましたけど、これも、高志からの情報だよね。 結局、ミシマを断ったときに連絡してから、一度も電話していないということよね、ひどすぎる。 クリスマスに戻って来いという文さんに、希は、クリスマスは無理だけど正月に、といってましたけど、クリスマス前にお試し期間が、終わっちゃうんですけどね。(笑)
美南は、希に、家族でクリスマスを過ごしたことがないと語ります。 希のおせっかいに、火を点けちゃいましたね。(笑) でも、中途半端でしたよね。 これについては、後で、また触れるかもしれません。
美南は、大悟に新しいクリスマスケーキを考えるように頼みますが、命削って考えてんだ、そんな簡単にポンポン浮かぶか、と、にべもありません。 これは、一流のパティシエの台詞じゃないよね。 一流なら、多くの引き出しを持っていて、何パターンでも考えられるんじゃないかな。 一流は、常に己の最高傑作を乗り越えるべく、挑んでいくものなのよ。
で、それじゃ、自分がルセットを考える、と地雷を力一杯踏んづける希。(笑) ほんと、何様って感じだよね。 そして、もちろん、できるものならやってみろ、できなかったら全員クビ、というお定まりのパターンでがんすな。 陶子と浅井からも、なんでそんな約束をした、と責められる希、これまた定番の展開ですね。(笑)
輪子は、占いで、浅井がミニョン・ミニョンにノートを忘れたことを突き止めました。 あんなリアルな映像が、水晶玉に浮かび上がったのかな。(笑)
希は、市内で訛りフェチだということが判明した大輔と遭遇。 訛りを聞いて、キスのことを思い出すって、どんな記憶やねん。 そして、嫌よ嫌よも好きのうち、なんと、二人して象の鼻パークを歩いてるじゃんね。 希の神経、全く理解できません。 最悪の出会いから互いに惹かれ合う、という展開は、ドラマの王道だからね、この二人もそうなるのかな。
天中殺に戻ると、圭太から希に電報が届いていました。 負けるな、目指せパティシエ世界一。 負けるな、は、みのりから聞いた濡れ衣のことだね。 これを読んで元気が出た希は、力強く立ち上がります。 この時、猫が、天中殺の床に足を滑らせて、こけそうになったところが、かわいかったです。(笑)
新作ケーキのルセットづくりを始めた希は、おとろしいほどアイデアが湧いて止まらん、となぜか自信満々。 で、最初の作品が、サンタの顔って、あんた、大悟じゃなくても、ふざけるな、といいたくなりますよね。(笑) 浅井さんは、やさしいから、やんわりと否定してくれました。 その浅井さんによると、スポンジ生地に生クリームというケーキは、フランスにはない日本人仕様のものだったんですね、びっくり。 で、アイデアは思いつくけど、基本的なことを何も知らない、と否定されても、相変わらずおめでたい希は、浅井に一緒に伝統的なフランス菓子を考えようと持ちかけました。
能登では、年忘れパーティーの準備中。 浩一が、徹が夢を見始めたことを藍子さんに告げますが、彼女は、なぜか嬉しそう。(笑) 自室で、その話をする藍子さんに、徹は、畑とかワカメとかをこつこつやって、暮らしていく、といいました。 能登でワカメって、ピンと来ないのよね。 夏ばっぱと被せたかっただけなんじゃないの。(笑) それより、最近、毎晩遅い一徹、やっぱ、みのりとできてるね。(笑)
あれだけ大輔に痛い目に遭わされたのに、簡単に浅井を部屋に入れる希、もう、つける薬がないね。(笑) ありがちですね、大したアイデア出ませんね、って浅井さん、よくぞいってくれました。 視聴者としては、この台詞を陶子に吐かせたかったなぁ。(笑) で、浅井から、大悟が、世界的に有名なフランス帰りの巨匠と聞かされ、急に自信喪失、そんなことも知らんと弟子入りしとったんかい。(笑) 浅井も、パティシエをあきらめ、故郷に帰る決意をして、希の部屋でふて寝状態。
大悟は、働かざる者食うべからず、と輪子に店員をやらされています。 あんな横柄な店員、嫌だけど、やったということは、輪子には、頭が上がらないということなのね。(笑) 私としては、輪子に、おまえも働け、といいたいところだけど、占い専門なのかな。
ショックを受けて外出した希は、夜釣り帰りの大輔とばったり。 で、彼の言葉を受けて、希は、能登のケーキを作ることにしました。 しつこいけど、もう一度いわせて、ばかなのか、希は、本当にばかなのか。 フランスの伝統的なお菓子、というのが、絶対条件じゃん、それを能登のケーキって、正真正銘のばかなのか。(笑) 部屋に戻って、リュックをひっくり返し、小豆を取り出しました。 浅井が、まだ部屋でふて寝しているところは、やっぱり、突っ込んであげた方がいいんでしょうね。(笑)
天中殺の厨房を勝手に使って、ケーキづくりを始める希。 希がスポンジ生地に塗ったクリームをなめ、大輔が、芋とキウイフルーツは合わない、と指摘しました。 希も、なめてみて顔をしかめ、それを取り除いて、今度は、小豆ベースのクリームを塗り始めました。 味見もせずに、生地にクリームを塗っていたということだよね、考えられん。(笑) 顔中に生クリームを塗りたくってケーキづくりに集中する希、もう、こういう、ベタすぎる、しかも、あまりにも嘘っぽい演出、もうやめませんか。
で、できたケーキが、マジパンで作った家族がクリスマスを祝うという、美南ちゃんのためのものでした。 幼稚園か、と激怒する大悟の口に無理矢理押し込む希。 さすがは、巨匠、一瞬にして、素材の違いに気づきましたね。 素材の味を殺している、ということは、ケーキとしては全然ダメ、その材料が気に入られただけだからね。 パティシエとして、評価されたところはゼロなのに、喜ぶ希の気持ちが理解できん。(笑)
能登大納言という小豆と元治さんの塩を使って、大悟が、クリスマスケーキを完成させました。 オーダーメイドで、クッキーを使ってそれぞれの家族を表現、希のアイデアだけは、かろうじて採用されました。 でも、私は、クッキーがないほうが、好きだなぁ。(笑)
おかげで、どさくさに紛れて、希は、厨房でクッキー作りを手伝いました。 マスクくらいしてほしかったなぁ。 さらに、お試し期間も過ぎて、クリスマスイヴまで採用され続けたから、本採用ということでいいのかな。(笑) 最後は、池畑家のクリスマスケーキを作って、みんなでお祝いしてハッピーエンドってことでいいのかな。(笑) 美南ちゃん嬉しそうだったし、大悟さんも笑ってましたね。(笑) 輪子さんや珍さんたちも手伝ってたけど、天中殺は、休業なんでしょうね。(笑)
来週は、正式採用されて、パティシエへの道を歩き始めるのかな。 もう少し、地道にこつこつ、脚本を書いてほしいな。
さて、第7週の関東地区の最高視聴率は、横浜編がスタート、ミシマの採用を断った希が、高志のバイト先、天中殺で目指すケーキと出会った13日(水)の21.3%で第1位でした。
月曜から土曜までの詳細は、18.2%、18.8%、21.3%、19.3%、19.9%、19.1%で、第7週の週平均は19.43%、『ごちそうさん』の第7週の平均は21.72%、『花子とアン』の第7週の平均は21.90%、『マッサン』の第7週の平均は20.38%でした。 第7週までの全平均は19.74%、『ごちそうさん』は21.49%、『花子とアン』は22.00%、『マッサン』は20.57%でした。
関西地区の最高視聴率は、横浜に旅立つ希に、文さんが、いつでも帰ってくればいい、私らは、いつでもここにおるさけな、という言葉を贈ってくれた12日(火)の22.2%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、希が、村のみんなに壮行会を開いてもらい、藍子さんたち家族に見送られながら、バスで横浜に向かった12日(火)の21.0%で第1位でした。
『花燃ゆ』の第20回は、関東地区が9.4%でした。 ちなみに、八重の第20回は13.7%、官兵衛の第20回は15.0%でした。 第20回までの全平均は、花燃ゆ12.53%、官兵衛15.54%、八重15.55%です。 関西地区は12.6%でした。
今回は、私の好きな宮村さんの脚本でしたが、正直、おもしろくありませんでした。 ちょっと、話をはしょりすぎていて、大河初心者の方には、幕末の動きが、まったく見えてこなかったんじゃないでしょうか。 権謀術数を凝らした駆け引きが見られる、おもしろい時代なのに、残念です。 主役の文にフォーカスを当てようとするあまり、こういう悲惨な結果を招いちゃうんですよね。
冒頭から、いきなり破約攘夷ですもんね。 視聴者は、玄瑞が、周布に決断を迫ったら、こうなったとしか分かりませんしね。 どうやって、周布たちが、藩是を覆したのか、その過程こそが、ドラマなのに残念です。
雅も、完全にキャラ変、文にすっかりなついちゃいました。(笑) 晋様も、上海から戻ってきましたが、このドラマを見る限り、観光旅行に行って、これみよがしにお土産を買ってきた、としか見えません。(笑) せめて、ナレーションで、彼がなにをしてきたのか、説明してくれても、バチは当たらないと思うけどなぁ。
その土産物の一つ、スワトウのハンカチーフが、今回のキーアイテムでした。 雅は、ピストルに興味を持ちます。 晋様、弾もちゃんと買ってきたんでしょうね。(笑) そういえば、勝手に軍艦を買ってきた、と小忠太は怒ってましたけど、多分、史実なんでしょうね。 今の世の中じゃ、こんなこと、とてもできないでしょうけど、当時なら、藩を代表している、といって、そんな買い物ができたのかも。
そして、遅ればせながら、文は、小忠太に追い出されちゃいました。(笑) ハンカチーフは、なぜか文がもらったようです。 杉家では、雅が、組紐の内職、ってありえないっしょ。(笑) そもそも、あれほど杉家を忌み嫌う小忠太が、その杉家への雅の出入りを許すとは思えませんけどね。(笑) そういえば、もう、かまぼこの内職はやめた、ってことなのよね。(笑)
勉強に興味を持ち、寅次郎の本を漁る篤太郎、この勉強好きなキャラは、将来への伏線なんだろうな。 その篤太郎を探しに、杉家にやってきたヒステリー全開の寿さん。 この人、このドラマにいる? 少なくとも、優香さんのような有名な女優が演じる必要は、ないんじゃないかな。 だいたい、三田尻の越氏塾にいっているはずなのに、こんなに簡単に杉家に来られる? 伊之助も、相変わらず、重臣顔で、萩のお城に出入りしているけど、何の説明もないまま、城下に戻ってきた、ということなのかな。 このあたりも、説明がないので、全く分からないのよね。
稔麿は、いつの間にか、復活していました。 でも、松陰先生が死んで、と弟子とは思えない口ぶり、やっぱりわだかまりがあるんだろうな。 普通は、やっぱり、亡くなって、というところだよね。 それとも、当時は、死が身近で、こうした使い分けは、なされていなかったのかな。
その稔麿もいる京の料亭で、玄瑞と晋様が口論。 亀太郎が死んだのは、おまえのせいだ、といわれ、鴨居を叩いて泣く玄瑞、ちょっと子供じゃないんだから。(笑) それを見ていた辰路さん、色気というか艶っぽさがなくて、なんかいまいちだね。(笑) でも彼女、今のところ、二重スパイなんですね。
そして、玄瑞たちは、三条実美と謁見しますが、これも、どんなツテを頼ったのか、その経緯は、全く語られないまま、口の中のおできだけが、視聴者の頭の中に、印象強く、すり込まれていきます。 この二人の出会いも、今後の大きな鍵となるんですけど、そんなことはおかまいなし、といった感じです。(笑) あれだけ毛嫌いしていた医者坊主を、玄瑞は、自らネタにしました。 ようやく、コンプレックスを克服できたみたいですね。(笑)
その頃、伊之助は支藩の助力を得ることを敬親から許され、奔走します。 当時の長州には、長府、徳山、清末、岩国、の4つの支藩があったとのこと。 岩国は、藩主が、吉川経幹、吉川元春さんの系譜なんでしょうな、家格が一番下なのは、勘兵衛を観た方には、なんとなく察しがつくんじゃないでしょうか。(笑)
椋梨さん、伊之助の動きに不快を示しました。 椋梨にとって、雅楽は、自分の敵である周布の敵だからね、そちらにつくよね。(笑) そんなことより、しつこいけど、美鶴さんを出してあげて。(笑) 椋梨の妨害を乗り越え、伊之助は、その家格を引き上げることを条件に、破約攘夷への協力を取り付けました。 そりゃ、岩国はいいよ、岩国は、家格が上がるんだからね、でも、それを聞いた他の支藩は、反発するんと違うかなぁ。(笑)
杉家では、学ぶ子供の数が増え、文は、雅に手伝いを頼みました。 雅は、江戸の晋様の元に行く、と断りました。 文は、江戸に行っても、あるのは晋様の夢で、雅とは関わりない、と引き留めました。 で、雅は、翻意して、手伝うことになりました。 ちょいちょい、男の夢を手伝うのが、文の夢じゃなかったの。 夫の夢は、妻の夢じゃないって切り捨てるなんて、自己否定とちゃう。(笑) まあ、引き留めるための方便、ということにしておきましょ。(笑) 雅が、子供は、わがまま、自分勝手、あまのじゃく、何一つこちらの思うようにならない、といってましたけど、あそこは、視聴者に、それはおまえのことだ、と突っ込んでほしかった場面なのかな。(笑)
杉家にやってきた小田村は、文から、ハンケチーフを見せられます。 異国の技術を自ら高め、異国人もまねできないほどのものに改良した、と文は、伊之助にいいました。 村の女が異人に勝った、ということだな、と感心する伊之助。 これまた、ひどい展開。 だって、この上海の話は、開国して、異国の技術を取り入れて、国力を引き上げよう、ということだからね。 破約攘夷を目指す長州藩の動きと正反対なんだから、伊之助が、感心しちゃだめじゃんね。(笑)
伊之助の尽力で、岩国と長府が、破約攘夷を受け入れたことから、そのほうびに、殿から寅次郎の復権を認めてもらいました。 大喜びする杉家。 泣くな、新しい門出だ、と抑さえつつ、喜びを隠せない百合之助。 で、そのあとにナレーションが。 その後、正式に松陰の復権が認められた、と。 ということは、あの喜びは、伊之助から、もたらされた速報だったわけね。 そん不確かな状況で、あんな大喜びして、アンチ松陰派の巻き返しで、ひっくり返ったら、どうするつもりなんだろ。 口の軽い伊之助は論外として、杉家も、ちょっと喜びすぎだったんじゃないの。 結果オーライで、よかったですけどね。(笑)
そうそう、玄瑞から文に届いた手紙には、一言、「無事」とだけ書かれていました。 昔、『おひさま』で、陽子から便せん2枚以上書けといわれた育子が、大きな文字で、1枚目に「元気」、2枚目に、「です 育子」と書いて送ってきたのを思い出しました。(笑)
晋様と玄瑞は、塾生と英国公使館の焼き討ちに向かいました。 完全に、火付け盗賊集団ですね。 利助さん、なんで用意したのこぎりを、あんなとこに入れておいたのかな。 大工たちに見つかって、どこかにやられるかもしれないのにね。(笑) 紀行によると、犯人は、捕まらないまま、うやむやになったみたいね。 ということは、次回の本編では、もうこの焼き討ちには触れない、ということよね。 あっさりしているなぁ。(笑)
予告編には、幾島が映っていましたね。 何の役なんだろ、楽しみです。
それでは来週も、男は夢という言葉に弱いことを肝に銘じ、もはや一刻の猶予もないと急ぎ、決然と立ち上がり、学問は人たる所以を学ぶものと知り、足下を固めてから、というありきたりなやり方を捨てて思惑を遙かに超えたものに挑み、民のためを最優先し、すべての支藩から強く助力を仰ぎ、寅次郎の言葉は、それを求める人に触れてもらいたいと願い、やぶさかでないといってもらうためには、例え高くついても、梅干しと焼いた茄子のへたで口の中のおできを癒やし、一人ひとりと話し合い、相手を説得して仲間を増やし、霧に覆われようと、その上に青空があると信じ、恨まれてこそ、惜しみなくお役を生きたかいがあろうというもの、悔いはない、そういえるよう、こぴっと仕事がんばれば、活路を開き、新しい門出を迎え、さすがはおまえじゃ、そういってもらい、一世一代の誉れを得ることができるじゃんね。
「分からん奴だな。やらんとゆうたら、やらんのじゃ」 「分からんそか」 「分からん」 「日本をひっくり返すんぞ。おまえなしで、できるか」 CATCH A DREAM!! |
|